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72 2日目 委員長に見られた
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頬に風が当たり、周りの音が聞こえる。
…少し寝ちゃってたかしら。
頬杖をついていたからか、膝が痛い。
ぐっと伸びをしてから息を吸い、周りを見渡す。
時計を見ると、もう給食時間が終わろうとしていた。
やば、早く行かないと…。
そういえば佐々木さんは?
もう帰ったのかな…、と思い立ち上がろうとすると、肩が重いのに気が付いた。
ここにいたのか、気付かなかった。
私の肩、と言うより腕にもたれかかるように座っている。
目を閉じているので、寝ているのだろうか。
傍らには弁当箱が置いてある。
食べ終わって休憩してたら眠くなったのだろうか、確かにここは心地いい。
「佐々木さん、起きて」
佐々木さんの肩を支え、膝の上に頭を乗せる。重かったので完全に寝てる。
「佐々木さん、佐々木さん」
なかなか起きない。
キー子に手伝って貰って運ぶか。
そう思ったが、携帯がない。
もう時間もないし…、1人で運べるかな?
「ちょっとごめん」
佐々木さんの腕を掴み、私の肩にかける。
佐々木さんの向きを変え、背中に乗せると足を掴んでおぶった。
バランスが悪いので更に力を使う。
そうだ、弁当箱…
弁当箱を片手に持ち、植木から出る。
首に寝息がかかって少しくすぐったい。
歩いている時も何度か呼び掛けたが起きない。ノンレム睡眠状態に入ってしまったかな。
掃除時間も少しやる事がある。
連れて帰ったらなんとかして起こさないとな…。
時々そっと姿勢を整えながら廊下を進む。
給食中の1年生がドアの前を通る度に見てくる。先生もドアを開け、「大丈夫?」と聞いてくるので「寝ちゃってるだけなので大丈夫です」と返す。
両手が塞がっているので、足でノックする。「委員長?」と声がしてドアが開き、水筒を片手に持ったキー子が出てくる。
奥には佐川さんもいた。
「委員長何したの?」
まずキー子が聞いてきた。
少し躊躇しているようだ。怒ったからか?
「何って…、弁当食べるのを待ってただけでしょ」
キー子の横を通って奥へ入り、ベンチに佐々木さんを寝かせる。
佐川さんは場所をあけ、「寝てんのか」と呟いてから別の椅子に座った。
「大胆な事するねー、委員長」
佐々木さんの元へキー子が寄る。
「仕方ないでしょ、時間無かったんだから」
佐々木さんの服装を直しながら、ベンチの横に膝をついて肩をつかみ、揺らす。
少し「ん…」と言うが、まだ起きてはいなさそう。
「委員長、それじゃ起きないよ?」
キー子が私の背中をつつきながら言う。
…少し寝ちゃってたかしら。
頬杖をついていたからか、膝が痛い。
ぐっと伸びをしてから息を吸い、周りを見渡す。
時計を見ると、もう給食時間が終わろうとしていた。
やば、早く行かないと…。
そういえば佐々木さんは?
もう帰ったのかな…、と思い立ち上がろうとすると、肩が重いのに気が付いた。
ここにいたのか、気付かなかった。
私の肩、と言うより腕にもたれかかるように座っている。
目を閉じているので、寝ているのだろうか。
傍らには弁当箱が置いてある。
食べ終わって休憩してたら眠くなったのだろうか、確かにここは心地いい。
「佐々木さん、起きて」
佐々木さんの肩を支え、膝の上に頭を乗せる。重かったので完全に寝てる。
「佐々木さん、佐々木さん」
なかなか起きない。
キー子に手伝って貰って運ぶか。
そう思ったが、携帯がない。
もう時間もないし…、1人で運べるかな?
「ちょっとごめん」
佐々木さんの腕を掴み、私の肩にかける。
佐々木さんの向きを変え、背中に乗せると足を掴んでおぶった。
バランスが悪いので更に力を使う。
そうだ、弁当箱…
弁当箱を片手に持ち、植木から出る。
首に寝息がかかって少しくすぐったい。
歩いている時も何度か呼び掛けたが起きない。ノンレム睡眠状態に入ってしまったかな。
掃除時間も少しやる事がある。
連れて帰ったらなんとかして起こさないとな…。
時々そっと姿勢を整えながら廊下を進む。
給食中の1年生がドアの前を通る度に見てくる。先生もドアを開け、「大丈夫?」と聞いてくるので「寝ちゃってるだけなので大丈夫です」と返す。
両手が塞がっているので、足でノックする。「委員長?」と声がしてドアが開き、水筒を片手に持ったキー子が出てくる。
奥には佐川さんもいた。
「委員長何したの?」
まずキー子が聞いてきた。
少し躊躇しているようだ。怒ったからか?
「何って…、弁当食べるのを待ってただけでしょ」
キー子の横を通って奥へ入り、ベンチに佐々木さんを寝かせる。
佐川さんは場所をあけ、「寝てんのか」と呟いてから別の椅子に座った。
「大胆な事するねー、委員長」
佐々木さんの元へキー子が寄る。
「仕方ないでしょ、時間無かったんだから」
佐々木さんの服装を直しながら、ベンチの横に膝をついて肩をつかみ、揺らす。
少し「ん…」と言うが、まだ起きてはいなさそう。
「委員長、それじゃ起きないよ?」
キー子が私の背中をつつきながら言う。
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