ロリストーカー 【百合】

74 2日目 委員長に見られた

ミサトさんを連れ、ドアへ向かった。
「じゃあ戻る…っと」
「キー子、ちゃんと下着返しときなさいよ？」

キー子が「えっ」と言い私を見たあと佐々木さんを見て「委員長知ってた…」
と言った。

「え？」
佐々木さんは理解出来ていない様子だ。
「履いてないの？」
佐々木さんはスカートの中に手を入れ、ゴソゴソとしている内に青ざめた。
「は、履いてない！」

「あー、そっかいっつも…」
キー子は何か察した様子で、ポケットの中からパンツを取り出して渡した。

「ポケットに入れてたの！？あんたほんといい加減にしなさいよ」
というか脱がしたままというのもどうにかしてる。キー子ったら…。

「タイミングが無かったんだって…、ごめんって」
パンツを渡し、キー子はたたっと部屋を出ていこうとする。

「そうだキー子、放課後」
私が呼び止めると、キー子は「お手柔らかに…」と言ってドアを開けた。

「ごめんなさい、おんぶする時少し見えちゃって」「ああ、スカートがずれただけだから見てないよ」
胸の前で手を振る。

「えっ、おんぶ…？」
青い顔が今度は赤くなった。
「なんかごめんなさい…」

「大丈夫大丈夫、私が勝手にしただけだから」
「じゃあ佐々木さん、また」
手を振って、「ごめん待たせて」とミサトさんに言ってから部屋を出る。

ごめんなさいね佐々木さん…
ほんとは運ぶ途中に触っちゃってて。