異世界物語 ~転生チート王子と愉快なスローライフ?~

星鹿カナン

文字の大きさ
29 / 196
1.フィルシールド誕生

1—005

しおりを挟む

 各地で命名宣言を巡る、小さな騒ぎが起き続ける中、ベイルマート王国王城では、王族を集めた会議が開かれていました。

 会場の広間には、

・現国王ソルトラルド、
・王弟リズベルト伯爵、
・王弟コーナウド子爵、
・王妹セルシェーダ公爵夫人、
・王妹エルネイン女侯爵、
・ソルトラルドとコーナウドの母の出身家であ
 るゼンタール公爵家当主のロナウド、
・トレイズ公爵家当主でありアンリエッタの兄
 でもあるオルフェリオス、
・シーゼルン大公家の当主でありサーシャの兄
 であるシェルネオン

 の8人が集まりました。

 余談だが、この8人が所属する家が、今現在の当代の王族家とされている。


 会議は、ソルトラルドが出した通達についての話から始まりました。

リ:「兄さん、昨夜の通達について説明して頂いてもよろしいですか?」

ソ:「あぁ、そうだな。昨夜の通達についてだが、あれは、昨夜に大聖堂で神託があったことに由来する。取り敢えずこれを見ろ。」

『王家ニ新シク生マレシ男児、神ノ祝福ヲ受ケシ者ナリ。ソノ者、望マズシテ王位ニ就クコト無カレ。ソノ男児、新タナル英雄成リ得ル器ナリト。強キ力ヲ、世界ノ為ニ貸スコト有レド、滅ボス為ニアラズ。』

セ:「なっ!こ、これは!」

コ:「そう言うことでしたか。ですが、通達の取り消しが有りましたよね?あれは、どういった意味があるのですか?」

エ:「そう言えばソルト兄様、命名宣言についての追及をしたいのですが。宜しいですか?」

ソ:「ま、待て、エルネイン。コーナウドの疑問にも掛かるが、俺の口で説明するのは、難しい。だから、今朝早くにサーシャから届いた手紙の内容もとい、息子のステータスを見て欲しい。・・・・・・・・・・・・・・・ここだ。」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

名前 : ————
称号 : 
職業ジョブ : ベイルマート王国第一王子
年齢 : 0
種族 : ?人族?

○ステータス

 レベル 1

・生命力 : 1200
・魔力  : 2300
・体力  : 1800
・攻撃力 : 540
・知力  : 2500
・器用  : 1600
・耐久力 : 860
・筋力  : 1100

○スキル

・《剛健》 レベル 1

・《剣術》 レベル 1

・《赤魔法》 レベル 1
・《青魔法》 レベル 1
・《黄魔法》 レベル 1
・《緑魔法》 レベル 1
・《白魔法》 レベル 1
・《黒魔法》 レベル 1

・《加工》 レベル 1

・《魔法知識》 レベル 1
・《薬草知識》 レベル 1

・《鑑定》 レベル 1

・《全属性魔法適性》レベル 1
・《友好》 レベル 1

・《調理》 レベル 1
・《栽培》 レベル 1

・《解体》 レベル 1
・《錬金術》 レベル 1
・《飼育》 レベル 1


○固有スキル

完全記憶パーフェクトコンプリータ
・記憶復元

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


コ:「こ、これは。まさか!」

ソ:「俺は、このステータスを見て、神託にあった “神の祝福を受けし者” はこの子だと判断したまでだ。間違っていると思う奴は、意見をくれないか?」

リ:「間違っては、いないでしょう。」

オ:「アンリエッタの笑顔は、そういう意味だったか。はぁ。」

シ:「ハハハ、サーシャの叫び声が聞こえて来そうだよ♪」

ロ:「あぁ、確かに。間違ってはいないだろう。このステータスは、一般的なレベル80と大差無しとみえる。」

ソ:「だから、良いだろう?初代陛下の名なぞ、継げるものはそうそういないからな。」

セ:「まぁ、そうですが。」

エ:「確かに、我が国の貴族の多くは、初代陛下は “神々の祝福を受けた勇者である” という説を信じていますからね。その名を継ぐに相応しい人物が存在するとすればそれは、 “神々の祝福を受けし者” と考えることでしょう。」

シ:「僕の所の派閥では、第一王子の名前を受け入れる姿勢が整っているはずだよ。けど、他の派閥はそう簡単には行かないかもね。」

リ:「僕の派閥でも、通達を出しておく。でも、何処まで抑えられるかは分からないよ?」

エ:「私の所は、シェルネオンさんと同じく、問題無いでしょう。」

コ:「私の所は、少々難しい事態になる可能性が高いかと。」

ロ:「コーナウドと同じく。俺の所も厳しいだろうな。」

セ:「それに、私たちが所属していない、研究・開発派閥と国際化派閥、学院派閥がどの様に動くかが疑問です。」

オ:「僕の所は多分、どうにかなると思うから、関わりの深い、研究・開発派閥に釘を刺しておくよ。」

シ:「そうだね。僕も国際化派閥とは、交流が深いし、釘を刺しておこう。」

ソ:「助かる。学院派閥は、全体的に圧を掛ければ、大人しくしているだろう。監視も楽だからな。」


 この後は、無駄話や近況報告などの雑談を挟みながら、賑やかに喋り続けることになりました・・・・・・・・・



※ソ:ソルトラルド   内政派閥
 リ:リズベルト    財務派閥
 コ:コーナウド    魔法師派閥
 セ:セルシェーダ   司法派閥
 エ:エルネイン    宗教派閥
 ロ:ロナウド     騎士団派閥
 オ:オルフェリオス  商業派閥
 シ:シェルネオン   外交派閥
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

異世界転生したので森の中で静かに暮らしたい

ボナペティ鈴木
ファンタジー
異世界に転生することになったが勇者や賢者、チート能力なんて必要ない。 強靭な肉体さえあれば生きていくことができるはず。 ただただ森の中で静かに暮らしていきたい。

【完結】憧れのスローライフを異世界で?

さくらもち
ファンタジー
アラフォー独身女子 雪菜は最近ではネット小説しか楽しみが無い寂しく会社と自宅を往復するだけの生活をしていたが、仕事中に突然目眩がして気がつくと転生したようで幼女だった。 日々成長しつつネット小説テンプレキターと転生先でのんびりスローライフをするための地盤堅めに邁進する。

転生能無し少女のゆるっとチートな異世界交流

犬社護
ファンタジー
10歳の祝福の儀で、イリア・ランスロット伯爵令嬢は、神様からギフトを貰えなかった。その日以降、家族から【能無し・役立たず】と罵られる日々が続くも、彼女はめげることなく、3年間懸命に努力し続ける。 しかし、13歳の誕生日を迎えても、取得魔法は1個、スキルに至ってはゼロという始末。 遂に我慢の限界を超えた家族から、王都追放処分を受けてしまう。 彼女は悲しみに暮れるも一念発起し、家族から最後の餞別として貰ったお金を使い、隣国行きの列車に乗るも、今度は山間部での落雷による脱線事故が起きてしまい、その衝撃で車外へ放り出され、列車もろとも崖下へと転落していく。 転落中、彼女は前世日本人-七瀬彩奈で、12歳で水難事故に巻き込まれ死んでしまったことを思い出し、現世13歳までの記憶が走馬灯として駆け巡りながら、絶望の淵に達したところで気絶してしまう。 そんな窮地のところをランクS冒険者ベイツに助けられると、神様からギフト《異世界交流》とスキル《アニマルセラピー》を貰っていることに気づかされ、そこから神鳥ルウリと知り合い、日本の家族とも交流できたことで、人生の転機を迎えることとなる。 人は、娯楽で癒されます。 動物や従魔たちには、何もありません。 私が異世界にいる家族と交流して、動物や従魔たちに癒しを与えましょう!

【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです

yun.
ファンタジー
~タイトル変更しました~ 旧タイトルに、もどしました。 日本に生まれ、直後に捨てられた。養護施設に暮らし、中学卒業後働く。 まともな職もなく、日雇いでしのぐ毎日。 劣悪な環境。上司にののしられ、仲のいい友人はいない。 日々の衣食住にも困る。 幸せ?生まれてこのかた一度もない。 ついに、死んだ。現場で鉄パイプの下敷きに・・・ 目覚めると、真っ白な世界。 目の前には神々しい人。 地球の神がサボった?だから幸せが1度もなかったと・・・ 短編→長編に変更しました。 R4.6.20 完結しました。 長らくお読みいただき、ありがとうございました。

不倫されて離婚した社畜OLが幼女転生して聖女になりましたが、王国が揉めてて大事にしてもらえないので好きに生きます

天田れおぽん
ファンタジー
 ブラック企業に勤める社畜OL沙羅(サラ)は、結婚したものの不倫されて離婚した。スッキリした気分で明るい未来に期待を馳せるも、公園から飛び出てきた子どもを助けたことで、弱っていた心臓が止まってしまい死亡。同情した女神が、黒髪黒目中肉中背バツイチの沙羅を、銀髪碧眼3歳児の聖女として異世界へと転生させてくれた。  ところが王国内で聖女の処遇で揉めていて、転生先は草原だった。  サラは女神がくれた山盛りてんこ盛りのスキルを使い、異世界で知り合ったモフモフたちと暮らし始める―――― ※第16話 あつまれ聖獣の森 6 が抜けていましたので2025/07/30に追加しました。

積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!

ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。 悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。

神様の忘れ物

mizuno sei
ファンタジー
 仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。  わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。

最底辺の転生者──2匹の捨て子を育む赤ん坊!?の異世界修行の旅

散歩道 猫ノ子
ファンタジー
捨てられてしまった2匹の神獣と育む異世界育成ファンタジー 2匹のねこのこを育む、ほのぼの育成異世界生活です。 人間の汚さを知る主人公が、動物のように純粋で無垢な女の子2人に振り回されつつ、振り回すそんな物語です。 主人公は最強ですが、基本的に最強しませんのでご了承くださいm(*_ _)m

処理中です...