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1.サイドストーリー
1-005.8
しおりを挟むソ:「それじゃあ、次。は、リアの王都帰還日、について話しておくか。」
セ:「ラティは、今月中に帰ってくるのですよね?でしたら、祝日に・・・・・・・・・いえ、月末辺りに帰ってくるように言っておいてください。どうせ、帰還日はパレードのように賑やかになるのが目に見えていますから。」
オ:「でしたら、フィルの婚約の申し込みについての話を詳しく聞きたいので、どこかで面会の時間を設けていただけませんか?」
ソ:「ああ、いいぞ。それは、俺も気になっているからな。リアが帰ってきたら、どこかで必ず会合の時間を設けよう。」
セ:「まぁ、それが妥当でしょう。リーナも言いたことがあると言っていましたので、少なくとも兄様の誕生日辺りまでは、強制的にナイトパレスに留まらせられるでしょうが。」
ソ:「お、おう。そうか。まあ、それならいいか。」
エ:「月末、ですね?そう言えば、そろそろ、ニアが帰ってくる時期でしたよね。・・・・・・・・・でしたら、月末からのラス姉様が城にいる期間は、私の屋敷の方でニアを預かりますね。」
セ:「ええ、それが一番良いでしょう。」
ソ:「あぁー、そう言えば、そうだったな。ティファニアは、リアがダメなんだったっけ。シェーダとは仲が良さげだったから、すっかり忘れてた。」
エ:「ですが、ニアもかなり成長しました。今では、ラス姉様の名前を見たり、聞いたりしても体調を崩したり、好戦的な人格が出てきたりしなくなっています。」
セ:「そ、そうですか。それは、良かったです。」
ソ:「えっ、そんな酷い症状出てたのか?あまり、そういった反応を見たことがないから、てっきり、顔合わせたり、接近したりすることだけが、心理的にダメなのかと思っていた。」
リ:「兄さん・・・・・・・・・」
エ:「ソルト兄様?」
ソ:「し、仕方がないだろう!?俺なんて、ティファニアが歌劇団に入団した時に、テオドールのやつが主催していた会合で、テオドールに「うちの可愛い新人ちゃんだよ」って紹介されて、それで初めて会ったんだぞ!」
セ:「はァー。兄様は今、国王なんですから、間違っても国民の前で、こんな不甲斐ない姿を、晒さないでくださいよ?」
ロ:「うむぅ。世論調査の結果的には、もう既に手遅れな気もしているんだけどなぁ。」
ソ:「そんなに言うなら、お前が国王になれば良かっただろうが。そうすりゃ、俺は・・・」
セ:「何か言いましたか?」
ソ、ロ:「い、いえ。なんでもありません。」
_____________________
ソ:ソルトラルド 内政派閥
リ:リズベルト 財務派閥
コ:コーナウド 魔法師派閥
セ:セルシェーダ 司法派閥
エ:エルネイン 宗教派閥
ロ:ロナウド 騎士団派閥
オ:オルフェリオス 商業派閥
シ:シェルネオン 外交派閥
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