【R18】超女尊男卑社会〜性欲逆転した未来で俺だけ前世の記憶を取り戻す〜

広東封建

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四章

65-噂

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 それから更に数日が経ち、林間学校は来週に迫っていた。
 俺は相変わらず家でも学校でもセックス漬けの日々を満喫していたが、クラスでは何やら不穏な動きが起ころうとしていた。


「ねーねー実羽~、最近面白いことあり気ー?」

「なーんもあらへんわー。
 Sランもんもあんだけぎょーさん出とったら、流石に飽きるわー。
 正味あのバイブもただぶっといだけやし、やっぱほんまモンのチンポには敵わんわー」

 朝―――皆が学校に登校する時間、一つのクラスメイトの集団が俺を源流とするSランク奴隷の話題を語り合っていた。
 とはいえ花が咲く程に盛り上がってもおらず、皆ブームにも飽き気味の様子だ。

 それも致し方なのないことなのだが。
 俺が人前に姿を現したのは最初の一回のみで、その後は凛や礼子、そして比奈が余計な情報については口を閉ざしてくれているお陰で、殆ど表に出ていない。
 最初こそこの世に初めて現れたSランク奴隷として世間を賑わせたが、世間の流行り廃りは著しく回転が早い。
 特に新たな刺激を求め続ける若者にとっては尚更のことだった。

 だが、一体何処からどう巡るのか―――
 人の噂というジャーナリズムは、飽きられつつある状況においても、謎の嗅覚によって新たな刺激を人の元へ届けるのが世の常だ。

「例のSランクの奴……今普通の学校に通ってるって噂なんだよな」

「優希それマ!? どこの学校!?」

「ふふ、聞いて驚くなよ……なんと! うちの学校って話なんだよ!」

 その衝撃的な言葉に、話を聞いていた2人の少女は顔を固まらせた。

「んな訳ないやん。麻央~、優希の今のボケどう思うー?」

「流石に幾らなんでも無理あり気」

 どうやら2人はその話を全く信じていない様子だ。だが―――

「いや本当なんだって!
 あーしのかーちゃんの知り合いが性務省で働いてんだけどさあ、あの奴隷が居た調教場の責任者を通して、うちの学校に編入したんだってさ!」

 話し手の優希は真実だと疑わない様子で捲し立てている。

「そんなん誰が信じるねん」

「Sラン奴隷が麻央達の学校に編入してくるとか~
 そんなアニメみたいに都合の良いこと起こる訳なさ気~」

 対する実羽と麻央はほぼ呆れ気味に、話を笑い飛ばす。

「あーしも最初はそう思ったけどさ、でも居るじゃん!
 ほら、あーしらのクラスに編入生!」

 すると優希は後ろの席へと視線を送った。
 そこには乙音と談笑する俺の姿があった。
 ちなみに茜はいつも朝が遅く、まだ席にその姿はない。

「はぁ……せやから比留川ちゃんがそのSラン奴隷言うんか?」

「どう見ても女の子じゃ~ん」

「でもほら―――見ろよ!
 例のSラン奴隷の顔!」

 優希は空間に手をかざし、ホロを映し出した。
 するとそこには精通式の日の俺が映っていた。

「確かに言われて見れば……似てるような~」

「ほんとだ~。こうやって見比べるとソックリ気~」

 麻央と実羽が真剣な顔でホロと俺の顔を見比べる。
 すると2人はやや納得気味の表情を浮かべた。

「せやけど比留川ちゃんって、最近灰原ちゃんと仲ええみたいやで?」

「そーそー。パイ乙ってアレまだなんしょー?
 比留川さんもまだらしいし、本当にあのSラン奴隷なら性欲バリバリじゃん?
 あのパイ乙が仲良くする訳なさ気じゃー?」

 2人は性欲旺盛と噂されるSランク奴隷が、潔癖少女の乙音と仲良くしていることに疑問を浮かべる。

「でもさ、あの比留川って子、茜とも親しそうじゃん!?
 茜といったら暇さえあればオナニーかセックスしてるクラスいちのスケベ女だろ!?」

「そういや茜ちゃんとも仲良よさそうやなぁ。
 あの左右の極端な女に挟まれて、両方と仲良よ~出来るとかタダもんやないなー思てたけど」

「皆似たようなもんだしー、茜っちが一番かは分かんないけどー。
 でもあの2人と仲良さ気なのは確かに謎ー」

 実羽と麻央も同様に、後ろの2人を不思議そうに眺めた。

「だろ!? そんでさ、あーしも不思議に思って3人のことよく見てたら、あの比留川って子と茜、休み時間の度にちょくちょく2人でコソコソとどっか行ってんのよ!」

「えーホンマかー?
 トイレ行っとるだけちゃう?」

「2人が何処行ったかまでは分かんなかったんだけど、少なくともトイレじゃないのは確かだわ。
 あーしも最初はトイレかと思って見に行ったけど、2人共居なかったんだよ。
 そんでふと思ったんだけど―――実羽、麻央……最近茜トイレで見掛けた?」

「そういえば最近、トイレで茜っち見てなさ気ー!」

「……ホンマや。前は昼休みのたんびにウチらとバッティングしとった筈やのに……最近見ぃひんわ」

 3人の言う通り、茜はここ暫くトイレには行かず、休み時間の度に例の空き教室でセックスしていたため、トイレで見掛けなくて当然だった。

「あの茜がトイレでセックスせずに我慢出来ると思うか?
 きっと茜は比留川が例のSラン奴隷って気付いて、正体を隠してる比留川を脅して一人だけセックスしてんだよ!」

「確かに無理やな……! 絶対なんかあるわ!
 うわーもしホンマやったらそんなんズルいわー。
 うちもあのSラン奴隷使ってセックスしたいわー」

「えー! もしそれが本当なら麻央もSランチンポハメたーい!」

 3人は思わず股に手が伸び、恨めしそうに後ろを見つめた。

「そんでさ、提案があるんだけど……
 昼休みに2人の後を付けてみて、もし本当だったらあーしらも2人を脅してそん中に混ざらねー?」

「一見の価値有りやな……」

「さんせー!」

 優希、実羽、麻央の3人が怪しい計画を立てる中、そんなこととは露知らず、俺は暢気に乙音と談笑し続けていた―――

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