仮 参

淀川 乱歩

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其の九 淫獄転生 其の参 稚児愛玩 其の鹿

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 ……そして、そんな島の地下に、拡張された空間の、広大な神社の建物群の輪郭だけが直線的に、点々と地下の真っ暗闇の中に、伸びていたのです。
 ……其れは、夜空の星の様に、無数の提灯(ちょうちん)や行燈(あんどん)の中の、地下空間全体を濃密に覆う催淫呪術の為の、紅い蝋燭の焔の光点達が迷宮の様に、無数に並んでいたのでした。
 ……其の、妖怪の神社と云う依りも、花街の様な桃色の雰囲気の建物群の、常に桜の花弁が空から無数に舞い落ち続ける、無数の長い渡り廊下を、全裸の少女巫女達の白い裸身が、白い影の様に妖しく、忙しそうに往復していたのです。
 ……そして、そんな神社の中央に有る、広大な交合殿の板張りの床の上では、無数の少女達が全裸で、性的絶頂を繰り返していたのでした。

 ……畳千畳敷分の広さの、巨大な交合殿の中で、少女達は、仲の良い数人が集まって、互いの裸身を愛撫し合い、乙女の白い柔肌に指や舌を、蛞蝓(なめくじ)の様に淫らに這わせながら、一人の少女を残りの少女達が取り囲んで、一斉に其の全身の性感帯を同時に、性的絶頂させるまで責め苛み続けていたのです。
 ……また、そんな全裸の巫女少女達に取り囲まれた、中央の全裸少女は稚児と呼ばれ、其の稚児少女の周囲で全身の性感帯を同時に愛撫している全裸の少女達は、念者と呼ばれていたのでした。
 ……全裸の念者達は、素裸の稚児の全身の性感帯に、一斉に指や舌先で微かに触れては、軽く擽(くすぐ)る様に優しく、時間を掛けて丹念に、然(しか)し執拗に愛撫し続けては、可愛(あい)らしく性的絶頂させる迄、責め苛み続けたのです。
 ……念者の少女達は、床の上に仰向けに寝かせた全裸の稚児の手足を大きく大の字に開かせると、左右の稚児の腕を夫々の腋に抱き抱えた念者達が、稚児の両乳首を左右から吸い、優しく噛んで嬲り続け、左右の稚児の足首を夫々に両手で掴んだ二人の念者達は、稚児の足の指を吸い足裏を仔猫の様に舐め続け、稚児の頭の横に四つん這いに為った念者少女は、稚児少女の微かに甘い香りのする柔らかな唇を吸いながら舌を挿入し、稚児少女の無防備に大きく開かせた両足の間に四つん這いに為った念者少女は、眼前の乙女の肛門から会陰部、そして女陰から陰核へと舌先で愛撫し続けて、稚児少女の白い柔肌や、淡い桜色の幼い粘膜を、優しく愛撫し続けていたのでした。

 ……そして、そんな交合殿の真っ暗な室内の黒い天井や壁には一面に、幻術の得意な蛤姫の無数の幻影が、総天然色の無音の動画で、万華鏡の様に幾つも現れては消え続けていたのです。
 ……其の、無数の幻影は、性別や年齢や人種も様々な全裸の人間達が愛し合い、犯し犯され続けている無数の動画で、全裸の老人が孫の様な全裸の子供達を愛撫し続け、全裸の美青年が弟や妹の様な全裸の子供達を淫らに愛玩し、性的絶頂させ続けていたのでした。

 ……また、蛤姫が人間の少女達を人魚に変身する様に改造した様に、少女達の膣と直腸の中に寄生した姫芽貝は、少女が願うと其の陰核(クリトリス)を、見る見る少年の陰茎(ペニス)に、瞬間的に変身させたのです。
 ……そして、そんな少女達の陰核を、姫芽貝が変身させた陰茎は、本物の人間の少年の男根(おちんちん)の様に感覚が有り、普段は萎え縮んでおり、其の少女が性的刺激に反応して、固く勃起し、少女の性的絶頂後に萎え縮んで、元の少女の陰核に戻ったのでした。
 ……交合殿の少女達は、相手の少女の陰核を舐めて、少年の陰茎の様に大きく固く勃起させ続けては、まるで少女と少年、或(あるい)は少年と少年、そして念者と少年の様に、淫らに愛し合っていたのです。
 ……そんな、少年の様に股間に陰茎(ペニス)を固く勃起させた、全裸の巫女少女達は、友達の少女の白い指で陰茎(それ)を激しく扱かれ続け、先端の包皮を剥かれては、鋭敏な亀頭粘膜を舐め回され続けたのでした。

 ……そして、其の少女は、やがて友達の少女の指と舌とで性的絶頂させられては、固く勃起させた陰茎(おちんちん)の先端の尿道口から、催淫核の乙女汁を、まるで少年が射精するかの様に、勢い良く、繰り返し噴き出し続けたのです。
 ……そして、そんな少女の陰茎からの、乙女汁の噴出を、蛤姫は恥児の潮吹きと呼んで、全裸の巫女少女達に命じて自分の目の前で繰り替えさせては、全裸の巫女少女達の恥部から勃起した、少年の陰茎の先端から水鉄砲の様に噴き出す、乙女汁を楽しんでいたのでした。
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