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第六夜 愛しい兄を守る方法
おまけ 本当の理由 ※R15
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伯爵家の皆に結婚報告を済ませ、俺達はまた兄さんの部屋に戻ってきた。
「兄さん、皆喜んでくれたね」
「うん、僕まだ信じられないよ⋯。アレン、夢じゃないよね?」
「夢なんかじゃない!もしこれが夢なら、俺このまま目を覚ましたくない!」
俺の子供じみた願いを聞いて、目をぱちくりしている兄さんを、俺は力いっぱい抱き締めた。
「ア、アレン!?きょ、今日はもう、自分の部屋に戻った方がいいと思う⋯けど。ほ、ほら、もう遅いし」
「嫌だ⋯」
「アレン⋯、でも、閨係の話もなくなったし、急いでする必要もないよ⋯ね?」
「い、や、だ」
「⋯ぷふっ」
「兄さん、何で笑うの?」
「だって、小さい時のアレンを思い出したから」
「むぅ、兄さんには、俺がまだ小さい子供に見えてるみたいだね」
「ふふっ、そんな事ないよ。アレンはもう、立派な大人だよ」
「へぇ、じゃあ、兄さん、大人しかできない事、今からしようよ」
「へっ?」
「兄さん、俺、さっきの続きがしたい」
俺は熱の籠った目で、兄さんを見つめた。
兄さんなら、俺のお願いを聞いてくれるはず。
ぽっ
うわっ!兄さんが真っ赤になった!
「兄さん、可愛い」
俺は兄さんを抱き寄せて、額に口付けをした。
兄さんの体温を感じながら、横抱きに抱き上げ、今度は柔らかな唇に口付けをした。
「兄さんの裸、綺麗だよ」
「アレン、あんまり見ないで」
「嫌だ。兄さん、もうずっと俺に裸を見せてくれなかったよね?」
「あ、当たり前だよ」
「⋯ねえ兄さん、俺が小さい頃、兄さんとお風呂に入りたがっていた本当の理由を教えようか?」
「う、うん」
「俺、兄さんの綺麗な裸が見たかったんだ。まだ小さかったけど、兄さんの裸を見ると、何か体がぞわぞわして、気持ちよかったんだ」
「も、もう、そんな事言わなくていいよ」
「兄さん」
「な、何?」
「俺ずっと、兄さんの柔らかそうな肌に触れたかった。やっと願いが叶う」
「アレン⋯」
「兄さん、今日は、あの頃ちゃんと見せてくれなかった所も全部、見、せ、て、ね」
「うぅぅ、恥ずかしいよ、もう」
「ふっ、兄さん、可愛い。兄さん、愛してるよ。俺を受け入れてくれてありがとう」
「アレン、僕も愛してる。アレンこそ、僕を好きになってくれてありがとう。ふふっ、アレン、本当の意味で受け入れるのは、これからだよ」
「に、兄さん!!」
がばっ
「わわっ」
一糸まとわぬ兄さんの体を目の前にして、もう我慢の限界だったし、初めての経験で舞い上がっていたし、兄さんは最高にいやらしかったし⋯、だから仕方ないんだ。
俺が兄さんを朝まで抱き潰してしまったのは、俺のせいじゃない⋯よね?
兄さんが起きたら、きっといつものように笑って許してくれる⋯よね?
俺が一人でごちゃごちゃと悩んでいると、兄さんの手がぴくりと動いた。
「兄さん、起きた⋯?」
「アレン⋯、痛いの痛いの、飛んでい、けぇ⋯、むにゃ、ふふっ、もう、だい、じょぶ、だ、よ、むにゃむにゃ」
「兄さん⋯」
幼い頃、やんちゃで怪我ばかりしていた俺に、兄さんはいつも優しく手当てをしてくれた。
兄さんを守っていたつもりが、きっと俺は兄さんに守られてたんだな。
こんなに細くて柔らかい体で、俺の全てを受け入れてくれた兄さん。
兄さん、早く目を覚まして。
真っ赤になって恥ずかしがる兄さんを、早く俺に抱き締めさせて。
「兄さん、皆喜んでくれたね」
「うん、僕まだ信じられないよ⋯。アレン、夢じゃないよね?」
「夢なんかじゃない!もしこれが夢なら、俺このまま目を覚ましたくない!」
俺の子供じみた願いを聞いて、目をぱちくりしている兄さんを、俺は力いっぱい抱き締めた。
「ア、アレン!?きょ、今日はもう、自分の部屋に戻った方がいいと思う⋯けど。ほ、ほら、もう遅いし」
「嫌だ⋯」
「アレン⋯、でも、閨係の話もなくなったし、急いでする必要もないよ⋯ね?」
「い、や、だ」
「⋯ぷふっ」
「兄さん、何で笑うの?」
「だって、小さい時のアレンを思い出したから」
「むぅ、兄さんには、俺がまだ小さい子供に見えてるみたいだね」
「ふふっ、そんな事ないよ。アレンはもう、立派な大人だよ」
「へぇ、じゃあ、兄さん、大人しかできない事、今からしようよ」
「へっ?」
「兄さん、俺、さっきの続きがしたい」
俺は熱の籠った目で、兄さんを見つめた。
兄さんなら、俺のお願いを聞いてくれるはず。
ぽっ
うわっ!兄さんが真っ赤になった!
「兄さん、可愛い」
俺は兄さんを抱き寄せて、額に口付けをした。
兄さんの体温を感じながら、横抱きに抱き上げ、今度は柔らかな唇に口付けをした。
「兄さんの裸、綺麗だよ」
「アレン、あんまり見ないで」
「嫌だ。兄さん、もうずっと俺に裸を見せてくれなかったよね?」
「あ、当たり前だよ」
「⋯ねえ兄さん、俺が小さい頃、兄さんとお風呂に入りたがっていた本当の理由を教えようか?」
「う、うん」
「俺、兄さんの綺麗な裸が見たかったんだ。まだ小さかったけど、兄さんの裸を見ると、何か体がぞわぞわして、気持ちよかったんだ」
「も、もう、そんな事言わなくていいよ」
「兄さん」
「な、何?」
「俺ずっと、兄さんの柔らかそうな肌に触れたかった。やっと願いが叶う」
「アレン⋯」
「兄さん、今日は、あの頃ちゃんと見せてくれなかった所も全部、見、せ、て、ね」
「うぅぅ、恥ずかしいよ、もう」
「ふっ、兄さん、可愛い。兄さん、愛してるよ。俺を受け入れてくれてありがとう」
「アレン、僕も愛してる。アレンこそ、僕を好きになってくれてありがとう。ふふっ、アレン、本当の意味で受け入れるのは、これからだよ」
「に、兄さん!!」
がばっ
「わわっ」
一糸まとわぬ兄さんの体を目の前にして、もう我慢の限界だったし、初めての経験で舞い上がっていたし、兄さんは最高にいやらしかったし⋯、だから仕方ないんだ。
俺が兄さんを朝まで抱き潰してしまったのは、俺のせいじゃない⋯よね?
兄さんが起きたら、きっといつものように笑って許してくれる⋯よね?
俺が一人でごちゃごちゃと悩んでいると、兄さんの手がぴくりと動いた。
「兄さん、起きた⋯?」
「アレン⋯、痛いの痛いの、飛んでい、けぇ⋯、むにゃ、ふふっ、もう、だい、じょぶ、だ、よ、むにゃむにゃ」
「兄さん⋯」
幼い頃、やんちゃで怪我ばかりしていた俺に、兄さんはいつも優しく手当てをしてくれた。
兄さんを守っていたつもりが、きっと俺は兄さんに守られてたんだな。
こんなに細くて柔らかい体で、俺の全てを受け入れてくれた兄さん。
兄さん、早く目を覚まして。
真っ赤になって恥ずかしがる兄さんを、早く俺に抱き締めさせて。
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