【R18】君に届くまで〜カタギの俺には資格がないの?〜

keco

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〚20〛ウチの姐さんは…

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*.゜。:+*.゜。:+*.゜。:+*.゜



「ホントにごめん…」

「ヌナは謝らなくていいって
 さっきから言ってるよね?!」

「私のせいだ」

「違うって!!
 いい加減にしないと 俺も怒るよ?」

「…じゃあ 看病する」

「仕事に行ってっ!!」



 朝起きてから ずっと 
 このやり取りが続いている

 寝るに寝れない…



 昨日、ヌナのお供をして
 海へ行って 高熱が出た俺に
 謝り続け 仕舞いには
 仕事を休んで看病するという…


 ウチの姐さんは ホントに頑固だ…


「クソっ…なんでこういう日に
 仕事なんだ?腹立つわぁ~ヽ(`Д´)ノ」

「腹立つことないって!
 大人しく寝てれば治るから大丈夫!」


 ヌナは冷たい手で
 ベッドに横たわる俺の頬や額を触ると

「まだ熱いな…( -  - `)シュン…」

 そんな顔しなくていいのに…

 あぁ…ひんやりして
 すごく気持ちいい…( -ω- ) 


「お昼休みに帰ってくるから……」

( ゚∀ ゚)ハッ!
「帰ってこなくていいって!」


 *・゚・*:.。.*.。.:*・゚・*:.。.*.。.:


 バタン…


 玄関ドアが閉まる音が聞こえた


「はぁ~(。´-д-)
 やっと仕事に行ったか…」

 あんなに責任感じることないのに…


「………」

 無理やり仕事に行かせちゃったけど
 ここは心を鬼に…

「体、ダルっ~」


 そのままベッドで深い眠りに落ちた


 *・゚・*:.。.*.。.:*・゚・*:.。.*.。.:


 → 早く昼休みにならないかと
 ソワソワしながら仕事をする姐さん


「湊先輩、どうしました?
 さっきから時計ばかり見てますね」

 後輩ちゃんからご指摘…


「今日 休みたかった~!」

「昨日 お休みだったのに(*´艸`*)」

「昼に行くところあるから
 ちょっと抜けるね!師長には話してある」

「はい、分かりました」




 仁が心配…結構高い熱だったから…

 問診すると 喉は痛くないと言った
 熱のせいで体はダルいと言いながら
 朝御飯も食べてたから食欲はある…


「……気づけなかった」


 今は仁との生活が 楽しくなっていて
 私のペースに付き合わせてばかりで

 仁のメンタル…
 限界突破したんじゃないか?


「………」


 姐さんは ある人へ電話を入れる…


 *.゜。:+*.゜。:+*.゜。:+*.゜


 → 〚Suga Real estate agent〛


「あれ?姉ちゃん、今仕事じゃないの?」

 ──「ゆう、実は…」


 。゜⋆。゜⋆。゜⋆。゜⋆。゜⋆。゜⋆


 → 爆睡から 目覚めた 仁

 サイドテーブルにあるスマホを覗く

「もう夕方か……」


 昼飯も食わずに熟睡…体が軽い…


 ピピピッ♬*°…
「お!平熱だ!」


 そういえば ヌナ…
 昼に帰ってくるとか言ってたけど
 来たのかなぁ…


「夕飯作ろっ…」


 ゆっくり ベッドから体を起こし
 リビングへ向かう


「熱出たんだって?」

「うわぁ、ゆうさん!」

「姉ちゃんから
 様子見てくれって頼まれた」

「ご心配おかけしてすみません!
 爆睡したので熱は下がりました!」

「昼休み、来てたけど 病院に戻ったから…」

「やっぱり帰ってきたんですね…」

「悪かったな…」

「はい?」

「慣れない生活で
 ストレス溜まってたんだろ?」

「いえ!そんなことないですっ!」

「俺もそこまで気づけなくて…すまん」

「ちょ、ちょっと待ってください!
 どうして 謝るんですか?
 俺は全然…っ…」

「姉ちゃんは しばらく
 ココに帰らないってよ…」

「……え?」

「仁も 少しの間 のんびりしてくれ…
 …まぁ、この部屋じゃ
 落ち着かないかもだけど…(´▽`*)アハハ」


 優さんは
 まだ仕事が残ってるからと言って
 部屋を出ていった


 *・゚・*:.。.*.。.:*・゚・*:.。.*.。.:


 → ポツンと仁


「………」


 いつもより静けさが増す部屋


 ヌナが…帰ってこないって…?


「はぁ…俺が一緒に海に行かなきゃ
 こんなことにならなかったのか?…」


 なんとも複雑…
 ただ家にヌナが帰ってこないってだけで

 想像以上に 落ち込んで項垂れる


「……はぁ…」


 .・*’’*・.♬.・*’’*・.♬


 インターホンが鳴った


「ヌナか!?」


 急いでディスプレイを覗くと
 そこには キョロキョロと視点の合わない
 男が映っていた


「て、てつ?!?!」



 *.゜。:+*.゜。:+*.゜。:+*.゜


 俺の好物が どっさり入った袋を受け取り
 哲を リビングに通す


「よくここがわかったな!明日は仕事行k…」

「おいっ!!」

「はい…」

「どういうことか 説明しろ!」

「何を?」

「"何を?"じゃないだろ!?
 こっちは2日間も高熱出て
 休みだって聞いたから
 心配して昼休みに電話してみたら
 オンナが出るしっ!!
 こんな立派なマンションに
 一緒に住んでるって言うしっ!
 お前の好物、何でも良いから
 たくさん買って来いって言うしっっ!」

「(*°∀°)・∴ブハッ!!w」

「笑い事じゃねぇよっ!!」

「ごめん!!悪かったってぇ!」


 *.゜。:+*.゜。:+*.゜。:+*.゜


 説明しても 難しい顔をして
 あまり納得いってない哲の様子に
 ちょっと笑えてきた


「俺も最初は戸惑ったけど
 同居してバイト代貰えるんだから
 悪くないだろ?(´▽`*)アハハ」

「…大丈夫なのか?
 お前、別れたばかりなのに
 オンナと同棲って!!」

「同棲じゃないって!大丈夫、大丈夫…」


 ヌナの素性は伏せてある

 これ言っちゃうと
 さすがに 腰抜かすだろうなぁ…


「今は大丈夫でも!!
 お前に カノジョでも出来たらどうすんの?
 そのお姉さんに彼氏とか居ないのか?…」

「か、カノジョ?…彼氏……」


 突拍子も無い哲の言葉に
 ヌナの顔が頭にチラつく


 "ヌナに…彼氏……"

 そっか… ココに帰らなくても
 男の家があるってことね…


「その時は…っ…」



 .・*’’*・.♬.・*’’*・.♬


 またインターホンが鳴った

 今度は誰だ?


 ディスプレイを覗くと
 そこには…


「うわぁ!!ジミン?!」

 ── 「こんばんはアンニョン、仁しぃ~!
 ヌナから聞いたよ~大丈夫ケンチャナ?」




 ウチの姐さんは…
 何を考えてるんだ…


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