【R18】君に届くまで〜カタギの俺には資格がないの?〜

keco

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〚43〛1番好きな人に…

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*.゜。:+*.゜。:+*.゜。:+*.゜



 病室には 毎日のように
 麗香が来てくれる


「決まったんだね!」

「うん、もっと早く
 退院出来ると思ったけどね」

「退院の日、迎えに来るよ!
 …そういえば 入院中は
 下着とか どうしてたの?」

「それが…誰かが届けてくれたみたいで」

「ふーん(-ω-)」

「そんな顔するなよ(ノ∀`笑)」

「あの看護師は?良くここに来る?」

「いや、しばらく来てない…」

「そう!(*´꒳`*)」


 湊さんには 世話になったから
 退院決まったことを話したかったけど…

 見舞いに来たてつ
 一緒にいるところを良く見るから
 アイツから聞いてるかもな…


「………」


 *.゜。:+*.゜。:+*.゜。:+*.゜



 お見舞いに来た哲くんに
 話しかけられた


「お姉さん!」

「その、お姉さんっていうの…やめない?
 もうお姉さんじゃないし…」

「え?…どういうこと?」


 哲くんにも 言わないと…


「この後、時間ある?
 向かいの喫茶店で待ってて…」

「わかった!今日はジミンしぃも
 見舞いに来ることになってるから
 一緒に待ってるよ」


 退院するまで 病院では
 仁の視野に入らないようにしている


 もう少しで お別れだ…



 *.゜。:+*.゜。:+*.゜。:+*.゜



 仕事が終わり
 哲くんとジミンくんが待つ喫茶店へ


「仁氏、退院決まって喜んでたね!」

「リハビリには通うみたいだから
 まだ落ち着かないよな…」

「2人には これまで
 仁のことで たくさん協力してもらって
 お礼が言いたかったの…
 本当にありがとうございます!」

 頭を下げると


「いや、そんな かしこまらないでよ!
 俺達 お姉さんも含めて友達なんだし!
 なぁ!ジミンしぃ!」

「そうだよ、ヌナ!お礼なんて良いの!
 友達なんだから!」


 ホント…良い人すぎるな、この2人!
 良い友人に恵まれて、仁は幸せ者…

 これ以上
 2人に伏せておくことは出来ないよ


 カバンから出した名刺を
 哲くんとジミンくんに渡す


「私の正体…」

「龍美会…須賀組…って」

「うちの家系は 代々 ヤクザなの…」

「……っや!…ヤクザ(ボソッ)」

「仁氏は 知ってるの?」

「うん、知ってて一緒に暮らしてた…
 お世話係のバイトとしてね…」

「そうなんだ…」

「退院が決まっても尚、私のことは
 忘れたままだから…同居も解消する」

「えっ…!仁と別れるってこと?」

「ダメだよ!ヌナっ!!仁氏は思い出すよ!
 だから結論出すのは まだ待って!」


 私も待ちたかった…


「仁の荷物は
 前に住んでたところに運び終えてる…
 家具の配置も 全部元通りにしたよ」

「「………」」


 2人とも 複雑な表情を浮かべていた


「仁のスマホ、パスコードは0613…
 "いつでも俺のスマホ覗いていいよ"って 
 わざわざ 私の誕生日に変えたんだよ…
 仁のことは 信じてるから
 疑うことなんかないのにね…」

「「・・・・・・」」

「きっと今…スマホが開けなくて
 不便な思いをしてるだろうから
 サクッと解除してあげて」

「わかった…」

「あ、夜勤の時に こっそり証拠隠滅!
 私との通話履歴とLIMEのやり取りも…
 あと写真とかも消去したから
 大丈夫だよ!」

「ヌナっ!そこまでする必要ある??
 僕は悔しいよ!やりきれないっ!」


 本当は 私だって…


「仕方ないよ!
 私の事、覚えてないのに
 一緒に住むなんて…」

「はぁ…どうすりゃいいんだ…」

「どうするも何も!2人は いつも通り
 仁と接してくれたら それでいいんだよ!
 私のことは 必ず伏せてね!約束!」

「わかってるけど…」

「あとね…
 哲くんとジミンくんのスマホからも
 私の連絡先、消して欲しい…」

「「えっ…!」」

「2人には ホントにお世話になったのに
 勝手な事ばかりお願いして…
 ごめんなさい…」


 私に出会う前の"みんな"に
 戻らないとね…


「…もう会わないと思うから」

 「「・・・・・・・・・」」


 頭を下げて 喫茶店を後にした



 *・゚・*:.。.*.。.:*・゚・*:.。.*.。.:



 → ポツンと 哲 and ジミン


「お姉さん、行っちゃった…」

「…ね」

「なんか…肝据わってるな」

「き、きも?何それ…」

「おねえさんじゃなくて
 おねえさんだったんだ…」

「どっちもヌナだよ!変わらない(*´艸`)」

「ジミンしぃ…どう思う?」

「悔しいけど…
 僕は お姉さんの"覚悟"を尊重したい!
 きっと今日まで すごく悩んだよね…」

「ツラかっただろうな…
 確かに 誰だかわからない女と
 一緒に暮らすのは ちょっとなぁ…
 あの事故さえなかったら…(。´-д-)ハァ-
 …お姉さんの連絡先もどうする?消す?」

「いや、友達チングだから消さない…」

「だよな~?俺も消さない!」



 *.゜。:+*.゜。:+*.゜。:+*.゜



 → あずま組の屋敷へ足を運んだアミ


とし…」

「アミねえ、どうした?」

「あの話…引き受けようと思う」

「えっ…」



 1番好きな人に
 サヨナラすることを決めた 私の覚悟

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