49 / 79
第3章 聴講生になったので、自由にします!
フロリバンダの谷
しおりを挟むフロリバンダの谷という名が着いたエイドリアン公爵家領内の上級ダンジョン、辺境伯領の上級ダンジョンほど、1階層に時間は掛かってないけど……
それでも、トリュフ探しでそこそこ時間を費やした。
手持ち無沙汰にしてたレイトルやフレスベルグの夫婦は、フロアを好き勝手して、ディアとラビを狩っただけでなく、採集品も見付けて来た。
桜桃、さくらんぼの木並に大きいグミっぽい木で……
キラキラと実が輝いていて、自分が知ってるグミの実は赤一択なのに、この木の実は色とりどりのキャンディみたいだった。
フレスベルグの夫婦も、レイトルも、好きな様だったけど、イベルダも気に入ったみたい。
なので、小屋の中にも種から植えれば……
羽虫の1人に、奥の空間にも欲しいと言われて、設けたんだけど、花畑の空間、羽虫たちの楽園の様な状態になってるんだよねえ。
それも、人数増えてない?気のせい?
2階層に降りると言うか、このダンジョンが谷と言う名が付いてるのは、多少のカーブはあるけど、ほぼ真っ直ぐな道で下って行くからだと思う。
と勝手に想像してるけど、本当の処はどうなんだろ?
それに、まあ、まだ2階層だしねえ。
でも、一応、フィールド系なので、谷に降りて行ってる雰囲気満載なのよ。
なので、崖の際に、あれは!という花が咲いてたり、実が生ってたり……
イベルダに採って貰ったり、フレスベルグ夫婦に背中に乗せて貰って採ったりしてるんだ。
けど、どうにか、1人で飛べる箒か絨毯が欲しいなあ。
それだけじゃなく、鉱石が採れるという話、分からなくはない。
地層を見てたら、化石が出そうな層があるんだもん!
まあ、化石を見付けたい訳じゃなく、琥珀出ないかな?
ちなみに、ダイアモンドもそうだけど、ルビーやサファイアは大地の圧縮によって出来るんだよ。
圧縮の過程に、熱が加わるとサファイアがルビーになるって聞いた覚えが……
そう思いながら、土の中って、中々、探査出来ないのに、魔力を流し込んでたんだ。
まあ、2階層では大した物は出ないか。
ゆっくりと行こうとする自分の服を引っ張るレイトルに促されて、足を進めた。
たまに、道の横の壁から、いきなり巨大ワームが現れる他は、魔物らしい魔物と言えば、モグラ?
明らかに、土特化のダンジョンだねえ。
そういう印象を覚えながら、4階層を歩いてたら……
巨大ワームの開けた道?
いや、モンスタールームの隠し部屋?
そういう感覚がする壁が、右手にある。
でも、一応、洞窟じゃないよ!
遥か崖上に、木の梢に隠されてるけど、空があるから。
でも、この隠し部屋?に入れば、洞窟に入る可能性が高いけど。
うーん、婆ちゃんが言う様に、運は持ってるんだね。
悪運なのか、良い運なのかは分からないけど。
「よーし!レイトル蹴って!」
そういえば、突進して特大な蹴りをレイトルが入れた途端、ガラガラと音を立てて、崖の表層が崩れた。
ポカリと開いた道だったんだけど……
レイトルは頭を少し下げないと入れない高さで、ドヤ顔してたレイトルがもっかい蹴り入れたけど、さすがに大きくはならない。
レイトル、送り返される可能性を感じ取ったのか、頭を低くして、スタスタと中に入って行った。
隠し部屋と言うより、隠しルート?
いや、ワームの通り道っぽくない?
だって、土壁は加工された様に、つるんとしてて、崩れない様に固定化されてるんだもん。
あ、洞窟って言うより、トンネルか!
そう思ってたら、奥に微かな光源を感じて、足を早めた。
ら……開けた場所に出た。
洞窟で言うなら、何とかの間って名前が付きそうな。
ここでなら、水晶の間かな?
それも、透明だけじゃなく、色とりどりで……
緑に青に、ピンク色にオレンジ、紫もアメジストから青紫ぽい物まで。
更に、希少な虹色水晶がある!
40階層もある上級ダンジョンで、4階層と低い場所にあったら、低ランクの冒険者達にとって、良い依頼になるよ!
それも、ここから、下の階層に行く道はなく、行き止まりの様だし、5階層のボスを倒したら、ギルドに報告に行かなきゃ!
そう思いながら、がっさり虹色水晶を始め、水晶を採集してたんだけど……
召喚獣たちは食べ物じゃないので、面白くなさそうだった。
5階層のボスは、やっぱり?と思った、フンコロガシだった。
巨大な糞を蹴ったら、自分に怒られたので、レイトルは後ろで控えてた。
転がって来る糞は、インベントリに収納で良いのよ。
干からびた畑があるなら、そこに出してあげれば良いんだもん。
ギルドに報告するのに、転移陣に乗って、ギルドに向かったんだけど……
めんどくさい事になると思わなかった。
0
あなたにおすすめの小説
初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結】
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。
だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。
しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。
王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。
そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。
地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。
⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。
とっていただく責任などありません
まめきち
恋愛
騎士団で働くヘイゼルは魔物の討伐の際に、
団長のセルフイスを庇い、魔法陣を踏んでしまう。
この魔法陣は男性が踏むと女性に転換するもので、女性のヘイゼルにはほとんど影響のない物だった。だか国からは保証金が出たので、騎士を辞め、念願の田舎暮らしをしようとしたが!?
ヘイゼルの事をずっと男性だと思っていたセルフイスは自分のせいでヘイゼルが職を失っただと思って来まい。
責任を取らなければとセルフイスから、
追いかけられる羽目に。
大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!
古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。
その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。
『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』
昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。
領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。
一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――
我儘令嬢なんて無理だったので小心者令嬢になったらみんなに甘やかされました。
たぬきち25番
恋愛
「ここはどこですか?私はだれですか?」目を覚ましたら全く知らない場所にいました。
しかも以前の私は、かなり我儘令嬢だったそうです。
そんなマイナスからのスタートですが、文句はいえません。
ずっと冷たかった周りの目が、なんだか最近優しい気がします。
というか、甘やかされてません?
これって、どういうことでしょう?
※後日談は激甘です。
激甘が苦手な方は後日談以外をお楽しみ下さい。
※小説家になろう様にも公開させて頂いております。
ただあちらは、マルチエンディングではございませんので、その関係でこちらとは、内容が大幅に異なります。ご了承下さい。
タイトルも違います。タイトル:異世界、訳アリ令嬢の恋の行方は?!~あの時、もしあなたを選ばなければ~
【本編完結】伯爵令嬢に転生して命拾いしたけどお嬢様に興味ありません!
ななのん
恋愛
早川梅乃、享年25才。お祭りの日に通り魔に刺されて死亡…したはずだった。死後の世界と思いしや目が覚めたらシルキア伯爵の一人娘、クリスティナに転生!きらきら~もふわふわ~もまったく興味がなく本ばかり読んでいるクリスティナだが幼い頃のお茶会での暴走で王子に気に入られ婚約者候補にされてしまう。つまらない生活ということ以外は伯爵令嬢として不自由ない毎日を送っていたが、シルキア家に養女が来た時からクリスティナの知らぬところで運命が動き出す。気がついた時には退学処分、伯爵家追放、婚約者候補からの除外…―― それでもクリスティナはやっと人生が楽しくなってきた!と前を向いて生きていく。
※本編完結してます。たまに番外編などを更新してます。
「わざわざ始まるまでまたないで、今のうちに手を打ったってよくない?」
イチイ アキラ
恋愛
アスター公爵令嬢エステルは、夢をみる。それは先を映す夢。
ある日、夢をみた。
この国の未来を。
それをアルフレッド王太子に相談する。彼女を愛して止まない婚約者に。
彼は言う。
愛する君とぼくの国のためなら、未来を変えるのも仕方なくない?
「婚約破棄された転生令嬢ですが、王城のメイド五百人に慕われるメイド長になりました。なお元婚約者は私のメイドに土下座中です」
まさき
恋愛
社畜OLとして過労死した私は、異世界の令嬢・アリア・ヴェルナーに転生した。
目が覚めたら、婚約破棄されていた。
理由は「地味で面白みがない」から。
泣く暇もなかった。翌朝、王城のメイド採用面接に向かった。
最初は鼻で笑われた。雑用係からのスタートだった。
でも——前世で叩き込まれた仕事術と、一人ひとりの話を聞く姿勢で、少しずつメイドたちが集まってきた。
厨房が変わった。リネンが変わった。王城全体が変わっていった。
そして就任スピーチで宣言した。
「500人全員の名前を、覚えます」
冷酷と噂される王太子は、静かに見ていた。
悪役令嬢は妨害を仕掛けてきた。
元婚約者は——後悔し始めていた。
婚約破棄された令嬢が、500人に慕われるメイド長になるまでの物語。
なお元婚約者は、私のメイドたちの前で土下座中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる