51 / 79
第3章 聴講生になったので、自由にします!
何で、こんな羽目に
しおりを挟む6階層に降りる陣に乗れば、付いて来た御一行様。
6階層で、召喚獣たちを呼べば……
召喚獣たちは怪訝な言動で、エイドリアン公爵様はレイトルを見て、爆笑して。
爆笑してる公爵様に、騎士達は驚いている。
何処か笑う処あった!?
とりあえず、気にしない様にしよう!と決め、レイトルたちを連れ、歩き始めたんだけど……
ほぼ5階層までと同じ、ほぼ真っ直ぐの道だった。
まあ、そうだよねえ、召喚獣たちが公爵様だと分かる筈ないし、分かったとしても忖度する筈もない。
好きに、気になる場所に向かって行くよねえ。
人間は魔石以外の鉱物、気になるけど、レイトルたちにしたら、転がってるただの石だもんねえ。
だけど、自分にしたら、魔道具作りに使うんだよね、魔石以外に宝石も。
なので、魔石じゃないからと、レイトルは狩ってドロップした宝石を放置するけど……
ちょっと待って~!倒しちゃダメ~!
そう、ラノベで有名な蟻・アントが現れたんだ!
軍隊蟻と言われるキラーアントじゃないだけマシだったけど、そのアリのドロップって、鉱物と宝石なの!?
ただ、倒し方によってか、落ちてる鉱物と宝石の種類が変わってるみたいで!
是非とも検証したいのに、いやいや、倒しちゃダメだって!
レイトルが先制して蹴りを入れてやっつけちゃうから、出来ない……じゃなくて!
まあ、アリが柔らかすぎなんだろう、レイトルには。
キラーアントは赤黒い体躯で、単体でBランク、群れでAランク。
だけど、目の前に居るアリは、違う意味合いでAランクなの!
黒とか茶黒の体躯が多いアリだけど、灰色の体躯のハンマーアントは希少で!
口から出す分泌物が、石と石を繋ぐ糊の効果があるそうで……そう、コンクリートみたいなの!
だから、ダンジョン外ではあまり見掛けないのよ!
落ちてる鉱物も、火打ち石とか銅とかだし。じゃなく!
だけど、宝石は透明度の低いジェイド・翡翠とかラピスラズリと、翠青系の色合いの物が出てる。
サイズは拳大の大きいものから爪先くらいの物まで、様々だけど。
そう思いながら、ドロップ品を集めながら、公爵様御一行に、あのアリの有効性を訴えれば、目の色を変えた。
今、レイトル以外のフレスベルグ夫婦とイベルダは、崖の上の方にある花や実を取って来てる。
ので、レイトルを押さえたら良いだけだし。
と思ったら、レイトルの好きな琥珀糖に見えなくない物が、崖にちらほら。
連れて行けば、レイトルもアリに見向きもしなくなった。
崖の上に欲しい物があれば、自分も浮いて、採りに向かうんだけどね。
そう思いながら、目には見えない位置にある何かを探れば……
ええっ!満月の夜にしか咲いてない筈の月光袋が、咲いてる!?
なるほど!垂れる蜜に、甘いものに集まるアリが居たのか!
今、公爵様御一行は、このアリの分泌物が領にとって、水晶の次に重要になるので、何人かを外に戻し……
アリを捕獲して飼って、分泌物を貰うのか、アリの分泌物を採りに入らせるのか、検討中だと思うんだ。
顔を付き合わせて、話し合ってるから。
ならば、今のうちに、飛ぶ魔道具の箒がまだないので、飛行魔法の方で月光袋自体を根こそぎ掘って、小屋の中の崖に移植させるよ!
と言っても、見張りの様に居る公爵様一同に見付からない様にするのは、至難の業だったけど。
まあ、下から見えない位置に1つだけ居た状態なので、分かってないだろう。
と思ってるんだけど……大丈夫だよね。
アリの事もあって、付いてくるとは思わなかったんだけど、10階層の中ボス手前まで、環境はさほども変わり映えしなかった。
まあ、深さは変わってると思うけど。
微かに見えてた梢の影からの陽の光も見えなくなったし。
そう思いながら、ボス部屋に入って行けば……
何やら後ろで、「!?休憩しないのか!?」とか、「一緒だと判断されなかっただと!?」とか、喧しい声がしてた。
その時には、中ボス部屋の扉は閉まっていて……
公爵様の弁じゃないけど、ギルドでパーティ設定されてないとダメなのかな?
そんな事を考え、前を向いた時には戦闘が始まっていて、灰色ではない黒いアリの部隊が……
召喚獣の魔法と物理で、ボロボロになってた。
特に、レイトル容赦なくやったみたい。
溜息をつきながら、ドロップを拾い、宝箱の処に行けば、銀色で。
中には召喚獣にとっては、どうでもいいトンファーだった。
いや、女性向けだといっても、トンファーは要らないね。
売り一択として、インベントリになおした後、11階層に向かった。
公爵様御一行を待つ必要もないし、もうすぐ夜なので、開けてる場所があれば、小屋を出したいし。
召喚獣たちも、始終見て来てるのが落ち着かなかったみたいで、足も軽かった。
0
あなたにおすすめの小説
初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結】
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。
だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。
しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。
王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。
そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。
地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。
⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。
とっていただく責任などありません
まめきち
恋愛
騎士団で働くヘイゼルは魔物の討伐の際に、
団長のセルフイスを庇い、魔法陣を踏んでしまう。
この魔法陣は男性が踏むと女性に転換するもので、女性のヘイゼルにはほとんど影響のない物だった。だか国からは保証金が出たので、騎士を辞め、念願の田舎暮らしをしようとしたが!?
ヘイゼルの事をずっと男性だと思っていたセルフイスは自分のせいでヘイゼルが職を失っただと思って来まい。
責任を取らなければとセルフイスから、
追いかけられる羽目に。
大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!
古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。
その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。
『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』
昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。
領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。
一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――
我儘令嬢なんて無理だったので小心者令嬢になったらみんなに甘やかされました。
たぬきち25番
恋愛
「ここはどこですか?私はだれですか?」目を覚ましたら全く知らない場所にいました。
しかも以前の私は、かなり我儘令嬢だったそうです。
そんなマイナスからのスタートですが、文句はいえません。
ずっと冷たかった周りの目が、なんだか最近優しい気がします。
というか、甘やかされてません?
これって、どういうことでしょう?
※後日談は激甘です。
激甘が苦手な方は後日談以外をお楽しみ下さい。
※小説家になろう様にも公開させて頂いております。
ただあちらは、マルチエンディングではございませんので、その関係でこちらとは、内容が大幅に異なります。ご了承下さい。
タイトルも違います。タイトル:異世界、訳アリ令嬢の恋の行方は?!~あの時、もしあなたを選ばなければ~
【本編完結】伯爵令嬢に転生して命拾いしたけどお嬢様に興味ありません!
ななのん
恋愛
早川梅乃、享年25才。お祭りの日に通り魔に刺されて死亡…したはずだった。死後の世界と思いしや目が覚めたらシルキア伯爵の一人娘、クリスティナに転生!きらきら~もふわふわ~もまったく興味がなく本ばかり読んでいるクリスティナだが幼い頃のお茶会での暴走で王子に気に入られ婚約者候補にされてしまう。つまらない生活ということ以外は伯爵令嬢として不自由ない毎日を送っていたが、シルキア家に養女が来た時からクリスティナの知らぬところで運命が動き出す。気がついた時には退学処分、伯爵家追放、婚約者候補からの除外…―― それでもクリスティナはやっと人生が楽しくなってきた!と前を向いて生きていく。
※本編完結してます。たまに番外編などを更新してます。
「わざわざ始まるまでまたないで、今のうちに手を打ったってよくない?」
イチイ アキラ
恋愛
アスター公爵令嬢エステルは、夢をみる。それは先を映す夢。
ある日、夢をみた。
この国の未来を。
それをアルフレッド王太子に相談する。彼女を愛して止まない婚約者に。
彼は言う。
愛する君とぼくの国のためなら、未来を変えるのも仕方なくない?
「婚約破棄された転生令嬢ですが、王城のメイド五百人に慕われるメイド長になりました。なお元婚約者は私のメイドに土下座中です」
まさき
恋愛
社畜OLとして過労死した私は、異世界の令嬢・アリア・ヴェルナーに転生した。
目が覚めたら、婚約破棄されていた。
理由は「地味で面白みがない」から。
泣く暇もなかった。翌朝、王城のメイド採用面接に向かった。
最初は鼻で笑われた。雑用係からのスタートだった。
でも——前世で叩き込まれた仕事術と、一人ひとりの話を聞く姿勢で、少しずつメイドたちが集まってきた。
厨房が変わった。リネンが変わった。王城全体が変わっていった。
そして就任スピーチで宣言した。
「500人全員の名前を、覚えます」
冷酷と噂される王太子は、静かに見ていた。
悪役令嬢は妨害を仕掛けてきた。
元婚約者は——後悔し始めていた。
婚約破棄された令嬢が、500人に慕われるメイド長になるまでの物語。
なお元婚約者は、私のメイドたちの前で土下座中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる