ヒロインだと言われたって知るか!

ふにゃー

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第4章 学園卒業しました!同時に結婚しました

王宮に訪れるのも3度目

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  3日の休暇と言え、蜜月になるのに、それを中止にされ、不機嫌なヴィルジーク様。

  依頼内容は王宮にて。との事って……

  それって、はい、yes以外の選択肢ないじゃないですか!

  自分も眉間に皺になるよ!

  「俺も一緒に行く」というヴィルジーク様。

  「うん。行っておいで。私もまだ隠居した訳じゃないから」

  ギルバート様も、後押ししてくれた。

  ので……

  ヴィルジーク様の準備が済み次第、王都に向かう事に。

  使者より先に行くと、痛い腹を探られかねないので、転移陣は使わず、辺境伯軍所有の召喚獣のワイバーンに乗って行く事に。

  レイトル達がヤキモチ妬きませんように。


  王都に向け、ワイバーンに、ヴィルジーク様と経ったのは、使者が来た次の日の朝。

  昨日あれから、ヴィルジーク様が準備を始めれば、意外と早く終わったけど、夕刻だったの。

  それで1泊してから出たんだけど……

  蜜月をお預け状態だけに、ヴィルジーク様には抱き潰された~!

  まあ、ヒールを掛ければ良いんだけどね。

  それで、初めてワイバーンに乗ったんだけど……

  討伐はしてるので、大きさは把握してたけど、何か大きくない?

  もしかして、辺境伯領軍の餌、上級ダンジョンで出る魔物肉?

  魔素たっぷりだから、大きくなったのかな?

  そんな事を考えながら、背中にある籠の中に乗り込めば……

  籠に拡張魔法が掛かってるのか、意外と広くて、詰め込めば10人くらい乗れそうだけど……

  重量の負荷に、さすがのワイバーンも無理かな?

  あ、軽量魔法って、生物はダメだった。

  となると、多くて8名が限度かなあ。

  まあ、今はワイバーンの運行者とヴィルジーク様と自分だけっていう3名だけ。

  飛行時間は、ワイバーンの休憩も入れて、約8時間。

  ほぼ1日掛かってるけど、早い方なんだよ。

  だって、馬車でなら2週間、レイトルでなら6日。

  使者が馬車で帰ったのか、早馬なのかは分からないけど、早馬ならレイトルと同程度で着くかな?

  と言うのも、早馬って用意されてる馬を乗り継いで行く仕様になってるんでね。


  籠の中、何もする事ないので、ヴィルジーク様が構って来るので、運行者さんが涙目になってた。

  今度から、こういう事あるなら、イベルダをクッション代わりに連れ出しておこう。

  癒しとして。

  まあ、途中で、お昼とトイレ休憩で、ワイバーンを下ろしたので、ベッタリではなかったんだけどね。

  ただ、その場所が……

  以前、学園の遠征実習の帰りに、お粗末な盗賊が出た地域だったので、あれ?と違和感を覚えた。

  だって、村みたいな場所で、寂れてるんだろうと思ったのに、意外と、賑わってた。

  「あの後、王太子殿下に報告して、横領罪を摘発したんだ。それで、ここは王家の直轄地になったんだ」

  不思議そうな顔をしてたのであろう自分に、ヴィルジーク様が教えてくれた。

  「その時、ワイバーンを下ろして休憩出来る様にお願いした」

  自分、ワイバーンを召喚しての運航を提案はしたけど、後の事は放り投げたもんね。

  召喚の事も、王都までの経路とか諸々……

  王太子殿下を味方に付けてなければ、賛成しては頂けなかった可能性もあっただろうから。

  というか、あの時、手を汚してでも生きようと盗賊になろうとしてた方々が、今、幸せに生きれる様になって良かったよ。


  その後、王都に向けて飛び立ったんだけど、ワクツという名の町から王都はそれ程掛からなかった!

  ただ、王都に着いた時間が、日暮れだったので、王宮に向かうのは明日の予定。

  だったので、お疲れでしょうって事で、湯浴みさせて貰ってたら……

  非公式で会っておきたいと、王太子殿下から連絡が入った!

  明日にも王宮に行くけど、それは帝国からの依頼だけに、正式に謁見の間で、国王陛下の前で行われるそうです。

  なので、表の入り口ではなく、使用人が使用する裏門を使うそうだ。

  ただ、焦らずに済んだのは、食後の9時前後、日がとっぷりと暮れた頃だったの。

  
  通用門から、コソコソと入るのって、悪い事してるみたい。

  そう思いながら、ヴィルジーク様の後ろを歩けば、場所を知っているからか、王宮内広いと思うのに、迷う事なくスタスタ。

  以前、王太子殿下の執務室には、婆ちゃんと来たけど、入口が違うと歩く通路も違うから、頭がこんがらがった。

  でも、ヴィルジーク様が止まって、ノックした場所は、見覚えがある!

  了承の声が掛かり、両脇の兵が扉を開けてくれた。

  「済まないな」と申し訳ない顔の王太子殿下。

  「結婚したばかりだと言うのに」

  「本当ですよ。帝国は何考えてるんですか!」

  憤慨してると声をあげたヴィルジーク様。

  「勇者が中々出ないので、剣を移動させる事には了承したんだよ」

  王太子殿下が言うのは、勇者の剣が出た前後、帝国側の魔の森に魔王城が、前回と寸分たがわない場所に現れたそうです。

  剣が我が国で現れたので、勇者が現れるのを待ってるのに、早くも1年。

  帝国と言え疲弊するし、帝国の北東のジョワニア王国がその隙を狙う可能性が。

  それで、勇者の剣を移動させて欲しいには、国としては同意出来るけど……

  何で、自分?

  見付けた自分が勇者だとでも?

  一応、出た時に試したけど、抜けなかったよ!

  「勇者の剣を、帝国に届けてくれるか?」

  さっきから、不服顔のヴィルジーク様が、更に怖い顔になったー!

  「なら、新婚旅行がてら、俺も一緒に届けてやる」

  ブスっとしながら、ヴィルジーク様が口にしたんだけど、王太子殿下、閃いた模様。

  「いい手だよ!」って。




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