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日常編
14 知り合い
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どのお菓子を買うか陽波は悩んでいた。どれを買ってもスーパーなので安いのだが、買えば買った分だけ食べてしまうので悩んでいたのだった。
「うーむ。やっぱ折角だからチョコが付いたやつの方がいいかなあ。アストはどう思……いねえ!?」
買い物時は可愛いぬいぐるみとして持ち歩いていたアストが紛失、もとい行方不明になっている。バッグからファンシーに顔を出していた存在が、すっかり消えてしまった。
「やば、落としたか!?」
「陽波~。遅いよ」
「ぎゃー! 何で、何してんの!?」
アストは人の姿で会計済みの袋を手に歩いて来た。陽波は焦るも、どうしようもない。
「何で、何で!?」
「だって陽波遅いから……お菓子はまた別で会計すればいいよ」
「違う! その姿で私と歩いてるところを知り合いに見られたらどうする!」
「どう?」
「平牧さん、あんな若い男と二人で何してるのかしら……とか言われちゃうじゃん! ほら、さっさと帰るよ!」
「ええ、お菓子は? チョコが付いたやつ買わなくていいの? 美味しそうだよ?」
「……買う!」
陽波はチョコ付きポテトチップスを手にレジに並んだ。知り合いに会わないか気が気でない。
「そういえばお金はどうしたの? アスト、お金持ってたっけ?」
「これ」
「私の財布! 盗人じゃん!」
「酷い! だってレジが混みそうだったから……陽波にも声かけたし、『分かった』って言ったよ?」
「い、言った?」
「言った」
「……すみません。あんまり聞いてませんでした」
言われてみると、お菓子で悩み中に何かやり取りをしたような記憶がある。
どちらにせよ過ぎたことは仕方ない。陽波は知り合いに会わないのを祈りつつ会計を済ませた。
普段であればここから買った物を持ち帰る作業があるのだが、今日はアストが持ってくれている。陽波は身軽だった。思わず心の声が漏れる。
「あー、荷物持ちがいると楽だね~」
「だから俺いつも手伝うよって言ってるのに」
「うーん。まあ実際知り合いに会ったことないしねえ。私が気にしすぎ?」
次からも手伝ってもらおうかな、と考えつつ、陽波はスーパーを出た。途端に考えが吹き飛ぶ。
「……陽波?」
「人違いです」
「あっ、そうでしたか~、すみません。てなるか!」
陽波たちと入れ替わりにスーパーに入ろうとしていたのは、織部だった。陽波が休日に会いたくない知り合いランキング第一位である。
織部は陽波とアストを交互に見て訝しげな表情をした。
「と、隣の人は? 陽波の関係者? 彼氏ではないよね? 弟?」
「弟……のような感じで昔から仲良くさせていただいた間柄の……感じの子です」
「遠回しな言い方だけど要は?」
「実家の近所に住んでいた知り合い」
適当に設定を作った。織部は一応納得したようで「あ~なるほど」と頷いた。
「休日なので、買い物に付き合って頂いただけです」
「あー、びっくりした、心臓無くなったかと思った~。陽波が彼氏欲しさに往来で若い子を捕まえて来たのかと思った……」
「私、妖怪か何か?」
陽波は早く帰りたくて仕方なかった。しかし織部はアストに興味津々のようで、スーパーから少し離れたところまで移動して会話を続けた。陽波は早く帰りたかった。
織部は愛想よく笑みを浮かべた。
「私、織部梨奈と言います~。陽波の同僚です」
「アストです。陽波がいつもお世話になってます」
「お世話してますー。で、アストくん? の歳はいくつなの?」
陽波はこっそりアストの背中にピースの指を二回当てた。二十二の意味である。
「俺はー……二十、五です」
「え! 嘘。見えない!」
織部は目を丸くしてアストを見ている。
だから言ったのに! 陽波は心の中でアストを睨んだ。
「大学生くらいかと思った。じゃあそんなに歳離れてないね」
「まあ、はい」
「そうなると知り合いというより幼馴染じゃない? ふーん……」
陽波は早く帰りたかった。織部は値踏みでもするようにアストと陽波を見ている。と、アストに向かって手招きした。
「アストくん、ちょっといい? 陽波はそこにいて。保護者同士の秘密の話だから」
「保護者って何」
陽波は嫌な予感がしたので、アストに『余計なことは言わないように』と視線で釘を刺した。伝わったかは不明だ。
織部とアストは、陽波から距離を取り背を向けると小声で会話をした。
「アストくんは彼女いるの?」
「いませんけど……」
「意外! となると、実は陽波にちょっと気があったり?」
「え。い、いや、それは……特には……」
「だよね! うん。それならいいの。あー良かった。焦った。私が的外れなことしてたらどうしようかと思った」
「どういう意味ですか?」
アストが問うと、織部は少し考えるような間を空けてから言った。
「言うべきか……まいっか。実はうちの会社に、陽波に気があるっぽい人がいるの。あ、すっごく素晴らしく人間が出来てて貯金もありそうな人だから安心して」
「そうなんですか」
「上司なんだけどね。私は陽波とその人がくっついたらいいなーと思ってて。でももしアストくんが陽波に片思いしてたらマズイと思って今すっごく焦ってしまった。はー良かった」
織部は「ふう」と息を吐いて、陽波に向き直った。
「アストくんすごく良い子だね!」
「織部、変なこと吹き込むのやめてよ」
「何も言ってない。ちょっと聞いただけー」
織部はそれから適当に陽波と雑談をしてから、スーパーへと去って行った。陽波はどっと疲労を感じながらアストを見上げる。
「すごい人だったでしょ。……ごめん荷物重いよね、早く帰ろうか」
「うん」
スーパーの袋を揺らしながら歩く。陽波は何とか誤魔化せたことに安堵していた。
「あのさ陽波、さっきの人に言われたんだけど」
「あ! そうだ! 何言われたの!? 本当に織部の言うことは気にしなくていいからね!?」
「う、うん……」
陽波の気迫に押され、アストはそのまま口を噤んだ。
「うーむ。やっぱ折角だからチョコが付いたやつの方がいいかなあ。アストはどう思……いねえ!?」
買い物時は可愛いぬいぐるみとして持ち歩いていたアストが紛失、もとい行方不明になっている。バッグからファンシーに顔を出していた存在が、すっかり消えてしまった。
「やば、落としたか!?」
「陽波~。遅いよ」
「ぎゃー! 何で、何してんの!?」
アストは人の姿で会計済みの袋を手に歩いて来た。陽波は焦るも、どうしようもない。
「何で、何で!?」
「だって陽波遅いから……お菓子はまた別で会計すればいいよ」
「違う! その姿で私と歩いてるところを知り合いに見られたらどうする!」
「どう?」
「平牧さん、あんな若い男と二人で何してるのかしら……とか言われちゃうじゃん! ほら、さっさと帰るよ!」
「ええ、お菓子は? チョコが付いたやつ買わなくていいの? 美味しそうだよ?」
「……買う!」
陽波はチョコ付きポテトチップスを手にレジに並んだ。知り合いに会わないか気が気でない。
「そういえばお金はどうしたの? アスト、お金持ってたっけ?」
「これ」
「私の財布! 盗人じゃん!」
「酷い! だってレジが混みそうだったから……陽波にも声かけたし、『分かった』って言ったよ?」
「い、言った?」
「言った」
「……すみません。あんまり聞いてませんでした」
言われてみると、お菓子で悩み中に何かやり取りをしたような記憶がある。
どちらにせよ過ぎたことは仕方ない。陽波は知り合いに会わないのを祈りつつ会計を済ませた。
普段であればここから買った物を持ち帰る作業があるのだが、今日はアストが持ってくれている。陽波は身軽だった。思わず心の声が漏れる。
「あー、荷物持ちがいると楽だね~」
「だから俺いつも手伝うよって言ってるのに」
「うーん。まあ実際知り合いに会ったことないしねえ。私が気にしすぎ?」
次からも手伝ってもらおうかな、と考えつつ、陽波はスーパーを出た。途端に考えが吹き飛ぶ。
「……陽波?」
「人違いです」
「あっ、そうでしたか~、すみません。てなるか!」
陽波たちと入れ替わりにスーパーに入ろうとしていたのは、織部だった。陽波が休日に会いたくない知り合いランキング第一位である。
織部は陽波とアストを交互に見て訝しげな表情をした。
「と、隣の人は? 陽波の関係者? 彼氏ではないよね? 弟?」
「弟……のような感じで昔から仲良くさせていただいた間柄の……感じの子です」
「遠回しな言い方だけど要は?」
「実家の近所に住んでいた知り合い」
適当に設定を作った。織部は一応納得したようで「あ~なるほど」と頷いた。
「休日なので、買い物に付き合って頂いただけです」
「あー、びっくりした、心臓無くなったかと思った~。陽波が彼氏欲しさに往来で若い子を捕まえて来たのかと思った……」
「私、妖怪か何か?」
陽波は早く帰りたくて仕方なかった。しかし織部はアストに興味津々のようで、スーパーから少し離れたところまで移動して会話を続けた。陽波は早く帰りたかった。
織部は愛想よく笑みを浮かべた。
「私、織部梨奈と言います~。陽波の同僚です」
「アストです。陽波がいつもお世話になってます」
「お世話してますー。で、アストくん? の歳はいくつなの?」
陽波はこっそりアストの背中にピースの指を二回当てた。二十二の意味である。
「俺はー……二十、五です」
「え! 嘘。見えない!」
織部は目を丸くしてアストを見ている。
だから言ったのに! 陽波は心の中でアストを睨んだ。
「大学生くらいかと思った。じゃあそんなに歳離れてないね」
「まあ、はい」
「そうなると知り合いというより幼馴染じゃない? ふーん……」
陽波は早く帰りたかった。織部は値踏みでもするようにアストと陽波を見ている。と、アストに向かって手招きした。
「アストくん、ちょっといい? 陽波はそこにいて。保護者同士の秘密の話だから」
「保護者って何」
陽波は嫌な予感がしたので、アストに『余計なことは言わないように』と視線で釘を刺した。伝わったかは不明だ。
織部とアストは、陽波から距離を取り背を向けると小声で会話をした。
「アストくんは彼女いるの?」
「いませんけど……」
「意外! となると、実は陽波にちょっと気があったり?」
「え。い、いや、それは……特には……」
「だよね! うん。それならいいの。あー良かった。焦った。私が的外れなことしてたらどうしようかと思った」
「どういう意味ですか?」
アストが問うと、織部は少し考えるような間を空けてから言った。
「言うべきか……まいっか。実はうちの会社に、陽波に気があるっぽい人がいるの。あ、すっごく素晴らしく人間が出来てて貯金もありそうな人だから安心して」
「そうなんですか」
「上司なんだけどね。私は陽波とその人がくっついたらいいなーと思ってて。でももしアストくんが陽波に片思いしてたらマズイと思って今すっごく焦ってしまった。はー良かった」
織部は「ふう」と息を吐いて、陽波に向き直った。
「アストくんすごく良い子だね!」
「織部、変なこと吹き込むのやめてよ」
「何も言ってない。ちょっと聞いただけー」
織部はそれから適当に陽波と雑談をしてから、スーパーへと去って行った。陽波はどっと疲労を感じながらアストを見上げる。
「すごい人だったでしょ。……ごめん荷物重いよね、早く帰ろうか」
「うん」
スーパーの袋を揺らしながら歩く。陽波は何とか誤魔化せたことに安堵していた。
「あのさ陽波、さっきの人に言われたんだけど」
「あ! そうだ! 何言われたの!? 本当に織部の言うことは気にしなくていいからね!?」
「う、うん……」
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