玉石混交の玉手箱

如月さらさら

文字の大きさ
上 下
13 / 16

ある日

しおりを挟む
ドアを開けた瞬間、私は衝撃を受けた。

前が見えなくなるほどの白さ。

目も開けられなくなったこの光景に舌なめずりをする。

私は思わずかぶりついた。口の中で溶け、味もしないのに甘く感じる。

顔についたものを払って、共にいた友人に言う。

「家の中でパイを投げるなよ!掃除が大変だろうが!」
しおりを挟む

処理中です...