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もう何にも頼らない
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私は自分以外に頼ることが嫌いだ。
何故自分のことすら自分でできないのか?そんなことを思う日々を過ごしてきた。と言っても流石に、子供の頃は衣食住を親に任せっきりだった。そんな私は今、実家を出て一人暮らしをしている。やっと誰にも頼らずに人生を過ごせる…
そう喜んでいる時、ある本にこんなことが書かれていた。
「僕は誰にも頼らずに生きる!食料も服も一から作る!」
「ふむ。では、何故貴方は呼吸をしているのですか?」
「え?」
「その食料を作る農具は?土地は?水は?」
「えっ…」
「貴方は生きる限り、必ずこの”地球”に頼ることになる。」
愕然とした。私は今のこの瞬間も常に頼り続けているのだと。私の身体の内側にとてつもない不快感が襲いかかる。今までの人生は何だったのだ。結局一人では何もできないじゃないか。思えば辛い人生だった。常に孤独であり、任された使命も全て一人で片付けようとした。誰にも頼られることもなく、頼ることもない。その結果何を得られたのか。不意に一つの案が頭によぎった。
「死んでしまおうか。」
せめて死ぬ時くらいは一人で逝きたい。
地面に足を頼ることもなく、呼吸も行うこともなく。首の縄の感覚が無くなり、意識が薄れていく中、走馬灯のようなスピードであることを思いつく。「死んだ後の自分の身体は?」
なんだ、結局死んでも尚自分一人じゃ何も出来ないのか。絶望というよりもはや達観したような表情をして、静かに目を閉じた。
何故自分のことすら自分でできないのか?そんなことを思う日々を過ごしてきた。と言っても流石に、子供の頃は衣食住を親に任せっきりだった。そんな私は今、実家を出て一人暮らしをしている。やっと誰にも頼らずに人生を過ごせる…
そう喜んでいる時、ある本にこんなことが書かれていた。
「僕は誰にも頼らずに生きる!食料も服も一から作る!」
「ふむ。では、何故貴方は呼吸をしているのですか?」
「え?」
「その食料を作る農具は?土地は?水は?」
「えっ…」
「貴方は生きる限り、必ずこの”地球”に頼ることになる。」
愕然とした。私は今のこの瞬間も常に頼り続けているのだと。私の身体の内側にとてつもない不快感が襲いかかる。今までの人生は何だったのだ。結局一人では何もできないじゃないか。思えば辛い人生だった。常に孤独であり、任された使命も全て一人で片付けようとした。誰にも頼られることもなく、頼ることもない。その結果何を得られたのか。不意に一つの案が頭によぎった。
「死んでしまおうか。」
せめて死ぬ時くらいは一人で逝きたい。
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