悪役令嬢にされた令嬢は野獣王子に溺愛される!

ビッグベアー

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ロワイヤル国王太子殿下レオンハルト・ロディア

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    僕はロワイヤル国の王太子殿下としてアルビス国の学園に素性を隠しただの貴族として学園で生活をしていた。

だが赤髪と長身そして顔を隠す為にボサボサとした感じの髪型だから皆が化け物と噂され近づく者は居ず心が落ち込んで居た。

王宮でも育てて居た薔薇より広くは無いが学園長に頼み管理をさせて貰うことにした。


キラキラとしたアリス嬢は美しく薔薇みたいだだが何時も隣にはアイツが王太子殿下のガイヤ殿下が居て近づく事すら無理だった。

そのうち薔薇園は魔物が住む場所と学園で噂になり学園長が謝罪に来たり、だが誰も来ない方が落ち着くからだ。

3年位たった頃だろうかアリス嬢が薔薇園に来たのは僕を見て驚いたどうやって人と触れ合うか忘れる程独りぼっちだった。




     アリス嬢は違い僕を探し疲れたのか大声で謝罪をした、大きな僕を怖くないと言う彼女はアクアブルーの瞳にピンクのフワッとした長い髪型やっぱり薔薇みたいだと思った。

それからは学園も楽しくて表情には出さなかったが僕が笑うと彼女も嬉しそうに笑うから彼女の為に何が出来ないだろうかとお付きのライヤに相談したら高貴な御令嬢ならお茶が好きなんじゃないかと言うから徹夜でライヤからお茶の入れ方を習った。

「今まで1番の美味しい紅茶ですわ、レオン様。」



     アリス嬢もお菓子を僕の為に作って来てくれて美味しかった。

夢の一時で終わらなければと思ったらアリス嬢から毎日お茶会をとの提案に僕は頷き楽しくて自然と打ち解ける。

アリス嬢と居る時だけ髪はまとめて貰って居た、ライヤからはここの王太子殿下の婚約者と仲良くするのは良くないと言われたが…


「あのね、私後少しでこの学園を去るの。」

「どうして、僕との時間が嫌に…」

「違うわ、王太子殿下は毎月一度のお茶会パーティで私を婚約破棄する気だからよ。」



     アリス嬢は自分の婚約者がマリアンヌと言う男爵令嬢に色仕掛けで王太子殿下を奪う事を僕に話した。

笑いながらやっと自由になれると言う彼女は確かにそうだと僕も心置きなく仲良く出来るとライヤに嬉しくて話すとライヤは僕に教えてくれた。

「殿下それはアリス様がこの国では生きて行けない事を言い表します。」

「どうしてだ、自由だと喜んでいた…」

「殿下は知らないのですそう言う悪役令嬢は自分をか弱く見せるためにアリス様の事を無いことをガイヤ殿下に吹き込まれるでしょうからね。」

「どうしたらいいかな…アリス嬢を助けたい。」

半泣き状態で混乱する僕はライヤに助けを求めライヤがいい方法があると言う。

「殿下そのパーティの日婚約破棄されると同時に殿下がアリス様に婚約を申し出れば良いのです。」

「そんな、アリス嬢の気持ちを確認する…」

「クスッ…殿下お気付きでは…二方共に天然な方ですからね、いいですか殿下がアリス様を娶るのですそれでアリス様の身は安全です。」




    ライヤの言いつけとその日国でしか見せなかった素顔を皆の前で見せ周りの令嬢は注目するが僕はアリス以外興味が無い。

ガイヤ殿下と争ったが頑張ってアリス嬢を貰う事を伝えた。

「レオン様がロワイヤル国の王太子…」

「アリス嬢僕と結婚してください。」


やっぱり駄目なのかと思っがアリス嬢はその場で倒れ僕はアリス嬢を抱き抱え(お姫様抱っこ)その場を後に部屋に運びライヤに助けを求めた。

「なかなかやりますね、殿下その場に倒れたアリス様を略奪するとは…」

「ライヤ冗談言ってないでアリス嬢倒れたんだから。」

「大丈夫です俺もその場でアリス様を見て我慢のし過ぎでお倒れになられただけですよ。」

安心したがアリス嬢は憶えて居るだろうか…




    数時間後アリス嬢は目を覚まし自分気持ちをちゃんと伝えたがアリス嬢は僕の求婚よりも僕があんなに喋る方に驚いた事をその場で話した。


「こんな私で良ければ…」

僕は嬉しくてアリス嬢を抱き締めた。

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