95 / 124
第五章
作戦会議2
しおりを挟む「では――この度は私が腕を振るいたいと思います」
「よろしく頼む」
酒場の台所で買い物から帰ってきたレティーは早速腕まくりをして気合を入れるのを目にし、ミーシャが頷く。
「はい殿下。殿下の口に入れる物は本来ならば、専属の料理人が手間暇をかけて作るべきですが、この度は私が料理を務めさせていただきます。手を抜くつもりなど毛頭ございませんが、専門分野ではないので、お口に合うかどうか……ご容赦ください」
城に勤める王族御用達の料理人達。潜伏期間内に料理の腕は鍛えたものの、ここは酒場。飲むことが主流の場所だ。彼らに比べれば、天と地ほどの差がある実力で舌を唸らせるものなどできる自信がないレティーが申し訳なさそうに再び頭を下げる。
「安心しろ。ここに来るまでにそこら辺に生えている草木を食べたこともある。それに比べればご馳走だろう」
しかし、ミーシャはそんなことを気にする様子もない。何故ならここに来るまでに不味いものなどいくらでも口にしてきたのだ。まともに食事も取れなかった日もあるぐらいだ。それに比べれば、ちゃんとした料理が出てくるだけで恵まれている方だろう。
「何か……ご希望はありますか?」
ミーシャにとっては気にするな、と言ったつもりで口にした言葉。それでもレティーからすれば身が凍るような出来事だ、王族の辛い逃亡生活の一部を聞いてしまって、流せるはずがない。
表情には出さないものの体の筋肉が強張り、少しでも美味しいもの、ミーシャの好きな料理を作り、傷を治して貰おうと決意する。
鉄仮面の下に燃えるような決意を宿したレティーのことなど露知らずに、ミーシャは一番最初に頭に思い浮かべたものを口にした。
「肉……肉厚ステーキが食べたい。中までじっくり火を通してくれ。後は、果実水に冷たい果物でもあれば良い」
「畏まりました。では、少々お待ちください」
奥にある食糧庫に食材を取りにレティーが消え、しばらくして戻ってくる。手には巨大な塊の肉、まるで大型の獣から取り出したかのような大きさの肉の塊を抱えていた。
「へぇ、そんな大きな肉があるのか。初めて見た」
「海象の肉です。柔らかく、たっぷりと脂がのっており、貴族の者達も好んで食べている品物です。先程の買い物で購入したものですよ」
「そうなのか……あぁ、確かに肉屋に寄ったな。あそこでか」
「えぇ、かなり融通を効かせて頂きました」
初めて見る肉の大きさに感嘆の声を上げるシグルドにレティーが淡々と答える。だが、いつもの違い、声は僅かに機嫌が良さそうに聞こえた。
「そう言えば酒場は? 開けないのか?」
「この時間帯はまだ開けません。いつもは騎士や仕事帰りの商人達が帰る時間帯に合わせて開いています。丁度、夕日が沈む頃ですね。それでも来る人はいますが、ご心配なく。表の看板を変えておきましたから当分は近寄らないでしょう」
ミーシャが店の中にいるのだ。常連でも店の中を覗かせる訳にはいかない。そうならないようにレティーは、店の前に『新メニュー開発中。覗いたら罰として通常の五倍をぼったくります。アタシはやると言ったらやる女だゾ♡』と書かれた看板を置いておいたのだ。こうすることで、店の窓全てにカーテンがかけられ、店内が見られなくても違和感はない。それに、このようなことは今回が初めてではないのだ。酒場のメニューを増やす時はいつもこうやっている。そのため、誰も近づくことがないということは分かりきっていた。
「そうか。なら、食事ができるまで打ち合わせをするぞ」
「はーい」
「……」
じっくりと肉が焼けるのを見ているのも悪くはない。と思っていたのだが、待つ時間がじれったくなったミーシャが気を失っていたガンドライドのためにも作戦の確認を行おうとする。
何処か焦るようなミーシャの姿を見つつもシグルドは黙して頷き、ガンドライドは元気に返事をした。
「それじゃあ、まずはこれを見ろ」
そう言って懐から取り出したのは何重にも折り畳まれた紙だ。丁寧に広げ、長机の上に広げるとそこにあったのは街の地図。インクによって手書きで描かれており、所々に注意書きのようなものもあった。
「私達のいる場所がここ、平民区画の北門近く。ここから、半刻ほど歩いた所には北門があり、門兵がいる。緊急時には城壁の上にいる門兵が鐘を鳴らして知らせを送る手はずになっている」
「見張っているのは内側もか?」
「いいや、外しか見ていない。だけど、派手なことをすれば目に付く位置にこの酒場はある」
だから初めの行動は慎重にする必要がある。言葉には出さずともミーシャの言いたいことを受け取った二人は頷く。
「殺しちゃう?」
「物騒だな……確実だけど」
「それはいけません」
目立つ行動を取らぬように迅速に動くことを考える最中、見張りそのものをなくした方が良いのではと考えたガンドライドが提案するが、それをレティーが却下する。トレーで飲み物を持ってきたレティーがそれぞれに飲み物を配っていく。
「北門のある城壁からはこちらも目に届くかもしれません。しかし、彼らが一番見ているのは国境付近です。貴族が暗殺された事件が過去にあるのですが、その暗殺者は実はヴァルガ一族の者だったとの噂があるのです」
「ふぅん…………それがどうしたの?」
飲み物を配り終わり、トレーを胸に抱えたレティーにガンドライドが興味なさそうに尋ねる。
「もしかして、噂があることが問題なのか?」
「……はい。その通りです」
ガンドライドの机に肘を置く態度にレティーが視線を鋭くさせるが、シグルドが二人の会話に割り込むことで衝突を回避させる。
「証拠として出されたのはヴァルガの者達が身に着けている民族装飾品。貴族を殺されたことでヴァルガに正式に賠償金を請求したのですが、ヴァルガの者達は自分達はやっていないと。冤罪だと抗議しまして……」
「帝国と遊牧国家の両国が険悪になったと」
「正確にはこの街と遊牧国家です」
シグルドの言葉をレティーが修正する。
意味が分からずに首を傾げているガンドライドとシグルドの両者にミーシャが説明するように口を開いた。
「この事件だが、図書館の中でも見かけなかった。歴史書には貴族が暗殺されたとしか書かれていない。抗議何て帝国もこの街もしていないことになっているんだよ」
「それって……」
「あぁ、そうだ。帝国、というよりもこの街の上層部の独断だろうな。都合が悪いから消したって感じだ。賠償金を取ろうと考えちゃいない。戦争が目的ならもっと帝国側から詰め寄るさ。暗殺者は出たという噂はある。証拠もある。だけど、侵入経路も姿形もはっきりしていない。おまけに暗殺された貴族は二重の城壁の内側にいておまけに防衛設備の整った屋敷の中にいた。さて、お前なら誰にも見つからずに貴族を殺すためにはどうする?」
「無理だな。絶対に無理だ」
ミーシャからの問いかけにシグルドが即答する。
二重の城壁の上には警備が目を光らせており、壁を超えるのは無理だ。門から変装して侵入できる可能性はあるにはあるが、それは外側の門まで。貴族区画を守る城壁には外側よりも厳しい警備がされており、入り口も分厚い鉄の門で守られているし、入るにも内側にいる貴族に街の上層部からの許可も必要だ。
訓練された騎士の警備に魔術による防衛もされている城壁を超え、その後に防衛設備が整った屋敷に見つからずに侵入する?
ハッキリ言って無理である。
「正面突破ならまだしも見つからない何て無理だ。内側に協力者がいない限りな」
「そ。だから、外から侵入何て考えられないのさ。だから、私達は内側の奴らのせいだと思ってる」
「内輪揉めか?」
「大体そんな所だろ。内容に興味はないけどな」
レティーが持ってきた飲料、果実水を口に含む。内容に興味がないと言うのは本当だ。今、重要なのは内輪揉めがあり、それをあたかもヴァルガの者達がやったように見せたこと。
「そのせいでこの街は色々と恨まれているのです。街の近くにある集落は睨みを利かせていて隙あらば攻め込もうとする者もいますから……だから、北門は厳重な警備が付けられています」
「排除すれば変化を感じ取って攻めて来ると?」
「集落の長達は戦争を恐れていますが、血気盛んな一部の者達がいますから……ないとは言い切れませんね――あ、そろそろ調理に戻ります」
思い出したように台所へと戻って行くレティーを見送り、再び地図に視線を落とす。
「なら、俺達が騒ぎを起こしたら攻め込まれるんじゃないか?」
「可能性はあるな。だけど、一部の奴らに何ができる? 戦争するならまだしも準備すらしてないとレティーが言っていた。攻めるのは守るのより難しいというのは私でも知っているぞ」
城の上にはバリスタ。そして、門は直ぐに閉じられるように警備が目を光らせている。そんな中、血気盛んな若者が攻めて来たとしても功績を上げられる訳がない。よって無視していいことだとミーシャは判断した。
「決行は街の住民が寝静まる夜半に行う。お前はここから貴族区画の北門まで馬で一気に駆けて貰う。誰にも見られずに北門まで行くルートは頭に叩き込んだか?」
「バッチリだよ。後で荷車の調子も見ておこう」
シグルドへと顔を向けると返事が返ってくる。作戦を立てる時も一緒にいたので、もう必要ないと思ったミーシャは次にガンドライドの方に顔を向ける。すると、満面の笑みがミーシャを迎えた。
「じゃあ、私はお姉様と一緒に――」
「お前には別の仕事がある。一番最初の陽動をやって貰うぞ」
「そんなの聞いてないっ!?」
「寝ていたからな」
シグルドがいなくなり、二人っきりとでも思ったのかガンドライドが幸せそうな顔をするが、残念ながらそう上手くは行かない。きっちりと彼女にもミーシャは役割を与えることを忘れてはいなかった。というかむしろ真っ先に決めたのがガンドライドである。
「お前のスキルは潜入向きだ。この街の食糧庫に侵入して貰うぞ」
「それじゃあその後、お姉様に合流?」
「いや、レティーが侵入するためにもう一度陽動をしろ」
そう言って詳しい内容をガンドライドに教え込んでいく。その様子はさながら勉強を教える姉のようだ。
ガンドライドも泣く泣くミーシャの言葉に耳を傾けて頭に叩き込んでいる。シグルドやレティーが教えれば、絶対に聞きもしないだろうが教えるのがミーシャならばガンドライドも忘れることはないだろう。そんなことを考えているとこんがりとした匂いが三人が座っているテーブルにまで漂って来た。
「お待たせいたしました。海象のステーキとなります」
「む、来たのか。なら、一時中断だな」
「お姉様と、お姉様と一晩も離れ離れ……」
鉄板の上にのった巨大な肉を目にし、ミーシャの目が輝く。鉄板の上で焼かれているということも感動するポイントが高い。毒見をするために焼き上がりを食べることなんて滅多になく、久しぶりの高級肉とあって食欲は一気に上がっていた。
「さて、それでは頂こうか!!」
「あぁ、そうだな」
机の上にある地図を折り畳み、もう一つの紙切れがあるポケットに入れて食器を手に取った。
久しぶりにみた分厚い肉汁たっぷりのステーキ。パンの切れ端のような肉片や押し潰されて冷たくなった安い肉などではなく貴族も食するほどの高級料理。
涎が口の中で溜まるのを感じながらも落ち着きを持って、ナイフを入れる。肉は驚くほどに柔らかく、ナイフの重みだけで沈んでいく。肉の繊維を切る度に肉汁が溢れ出すのを目にし、思わずごくりと喉が鳴った。
ニンニクの匂いが食欲をそそる。それでもゆっくりと、優雅に切り分けるのは王族として叩き込まれたテーブルマナーがそうさせる。
そして、遂に、遂に小さく切り分けられた海象の肉が、ミーシャの口の中へと運ばれていく――――時だった。
横から伸びてきた腕がミーシャを長机から引き剥がされる。強引な力で引き寄せられたため、もう少しで口の中に入ったはずの海象のステーキはフォークの先端から飛ばされ、床へと転がる。
そこから先は文句を言う暇もなかった。
何故なら――目の前で食事を取るはずだった長机が、下から出てきた巨大な蜥蜴によって吹き飛ばされたからだ。
0
あなたにおすすめの小説
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
☆ほしい
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
竹井ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
エリクサーは不老不死の薬ではありません。~完成したエリクサーのせいで追放されましたが、隣国で色々助けてたら聖人に……ただの草使いですよ~
シロ鼬
ファンタジー
エリクサー……それは生命あるものすべてを癒し、治す薬――そう、それだけだ。
主人公、リッツはスキル『草』と持ち前の知識でついにエリクサーを完成させるが、なぜか王様に偽物と判断されてしまう。
追放され行く当てもなくなったリッツは、とりあえず大好きな草を集めていると怪我をした神獣の子に出会う。
さらには倒れた少女と出会い、疫病が発生したという隣国へ向かった。
疫病? これ飲めば治りますよ?
これは自前の薬とエリクサーを使い、聖人と呼ばれてしまった男の物語。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
後悔などありません。あなたのことは愛していないので。
あかぎ
恋愛
「お前とは婚約破棄する」
婚約者の突然の宣言に、レイラは言葉を失った。
理由は見知らぬ女ジェシカへのいじめ。
証拠と称される手紙も差し出されたが、筆跡は明らかに自分のものではない。
初対面の相手に嫉妬して傷つけただなど、理不尽にもほどがある。
だが、トールは疑いを信じ込み、ジェシカと共にレイラを糾弾する。
静かに溜息をついたレイラは、彼の目を見据えて言った。
「私、あなたのことなんて全然好きじゃないの」
魅了の対価
しがついつか
ファンタジー
家庭事情により給金の高い職場を求めて転職したリンリーは、縁あってブラウンロード伯爵家の使用人になった。
彼女は伯爵家の第二子アッシュ・ブラウンロードの侍女を任された。
ブラウンロード伯爵家では、なぜか一家のみならず屋敷で働く使用人達のすべてがアッシュのことを嫌悪していた。
アッシュと顔を合わせてすぐにリンリーも「あ、私コイツ嫌いだわ」と感じたのだが、上級使用人を目指す彼女は私情を挟まずに職務に専念することにした。
淡々と世話をしてくれるリンリーに、アッシュは次第に心を開いていった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる