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放浪編
第46話
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ロンディウム西方大地に足を踏み入れてからというもの、勇者の噂をよく耳にする。
あちこちで人を助けたり、怪物を殺したり、魔人族を追い払ったりしているらしい。見た目は幼さの残る少年だが、一流の戦士の如く強く敵を薙ぎ払うと噂だ。
しかし、私にとってはそんなことはどうでも良いこと。
私が一番知りたいのは、勇者が率いる者たちの中にアルバ様がいることだ。
奴隷として売りに出されている所を購入した。と中央大地では聞いたが、その後も、危険な旅に付き合わせているようだ。
助けるつもりで買ったのなら、故郷に送り届けるものだろうが。
まさか、アルバ様の体目当てなのだろうか。
森人族は華奢で美しい。その中でも里長の血族の美しさは次元が違うと言っても良い。アルバ様も例に漏れない。
初対面の時はだらしなさが目立ったが、成長するにつれて欠点は少しずつ減っていき、同姓である私でも美しいと感じるようになっていた。
そんなアルバ様を性欲に正直な只人族の子供が見たら、絶対に手元に置きたいと考えるに決まっている。
もしかしたら、既に花を散らされているのかもしれない。
最悪、殺し合いを想定して私は日々情報収集に勤しんでいた。
デレディオスがいなくなったせいだろう。見た目で侮られることも多くなり、無駄な時間を過ごしたり、騙されることも増えしまったが、それでも少しずつではあるが、勇者の後を追い続けた。
そして、ようやく勇者が何処にいるかが分かり、一安心――などするはずもなかった。
亜種巨人ルイン。かの魔人王配下の一人を討伐するために、その根城に向かった。そう聞いた時は、私は頭を抱えたくなった。
中央大地でも噂になっていた魔人王、そして、魔人王配下である四天王の存在についてデレディオスから聞いたことがあったからだ。
魔人族は農作物が真面に育たない過酷な環境の大地で過ごし、常日頃から種族同士で奪い合いが続いている。
その戦いに容赦はなく。幼い子供から大人が平気で略奪を行ったり、時には子供が実の親から略奪を行ったりすることもあるらしい。
私からすれば冗談のような生活だ。
だが、これは紛れもない事実だとデレディオスは言っていた。
幼い頃から誰にも気を許さず、戦いを繰り広げることで彼等は自分の強さを磨いていく。
その強さは闘人族には及ばずとも、他種族を軽く凌駕する。伊達に魔人族の特徴である青が、階級の二番手を指す蒼を示していないのだ。
その中でも魔人王や魔人四天王は荒くれ者で、超個人主義な魔人族を強さで纏め上げた者たちである。
魔人四天王の階級は当然ながら全員が蒼級に匹敵するとデレディオスは言っていた。
そんな奴の所にアルバ様が向かっている。
私は急いで勇者が向かったとされる小森林へと走った。
勇者が街を発ってから十日。既に小森林へと勇者たちは辿り着いている頃だろう。何とかして勇者が戦いを始める前に追いつかなければならない。
勇者が二日かけて進んだ道を約一日程度で進む。
休憩や食事は最低限。その他の時間は全て走った。
五日かけて小森林の入口へと辿り着き、息を整えぬまま、森へと入る。そこから先の進行速度は流石に遅くなってしまった。
出くわす怪物や魔人族。そして、入るものを惑わず植物の迷宮。
何度道を間違えたことか。そのせいで時間を余計に無駄にしてしまった。
最終的には文字通り、あらゆる障害を突き進んだ。
そのおかげで懐かしい姿を見ることができた。
白く輝く髪を持った森人族。
数年経って、大きく成長されたが、それでも一目で分かった。
「お美しくおなりになられましたね」
横顔しか見られないが、最後に出会った時よりもアルバ様は綺麗だった。
もう少し懐かしんでいたいが、そうはいかない。
アルバ様の近くにはデレディオスよりも大きな男がいた。あれが恐らくは亜種巨人、ルインなのだろう。
アルバ様に向かって鉄槌を振り下ろそうとしている。
「妖精剣術『無窮一刺』」
地面を蹴り、ルインの胴体に剣を突き出す。
確実に胴体に風穴が開く。そう確信できる一撃だった。しかし、ルインは振り下ろしている最中から切り返し、私の攻撃に対応してくる。
鉄槌と剣がぶつかり、甲高い音を立てた。
「何者だ?」
一撃で勝負を決められなかったのは残念だが、アルバ様はこの場から離れることができただけ良しとしよう。
軽く息を整え、口を開く。
「私はヴェネディクティアの娘、リボルディア。あなたが魔人王配下の一人、ルインであっているか?」
「無論――俺こそ魔人王配下、魔人四天王が一人、亜種巨人のルインである。この俺に用か?」
「用何て分かりきっているだろう。あなたはロンディウム大陸で見つけ次第殺せと言われている人物。懸賞金だって賭けられている。常にその首は狙われている。まさか、知らなかったとは言わないよな?」
「ふ――知っているとも。なんせ、この砦には何度も同じ目的を持った連中が訪れるからな。だが、お前の用はそんなことではないだろう」
ルインがアルバ様が逃げた方向へと視線を向ける。
この男、気付いていやがる。
アルバ様が私にとって大切な存在だと思われたら、戦いの際中に狙われるかもしれない。そう判断して懸賞金目当ての傭兵の真似事をしたのに。
「お前はあの森人族を助けに来たのだろう?」
「さぁ、何のことだ?」
「ククッ安心しろ。あの愚か者共にはもう興味はない。なんせ――目の前に面白い存在がいるのだからな!」
豪快な笑みを浮かべたルインが鉄槌を振り下ろす。
速い――。
大きく横に飛び退くことでそれを回避、そのままルインの周囲を走り、翻弄する。
「突然鉄槌を振り下ろして来るなんて礼儀がなっていないな。蛮族と呼ばれるだけある」
「たわけめ。無益な殺生は許されぬが、互いに名乗りを上げた以上、それは決闘の合図。そして、決闘は殺しを容認された場だ。そこに礼儀もくそもあるものか!」
「そうか、ならば謝罪しよう。お前のような蛮族に礼儀を求めた私が悪かったとな!!」
言葉による応酬を繰り広げると同時に剣を交える。
亜種巨人のルイン。
鈍重そうに見えてかなりの反射速度だ。無窮一刺や無窮三射を叩き込んでいるが、全て鉄槌で防がれる。
「防いでばかりだな。まさか、怖くて動けなくなったか?」
試しに挑発して見る。
だが、相手の防御はびくりともしない。冷や汗が頬を流れた。
最高速度で翻弄しているのに、あいつは一歩も動いていない。
一撃を撃ち込む度に、ルインの視線が私を捉える度に、追い詰められるような感覚がある。
アルバ様と一緒逃げれば良かった――。
「――今。弱音を吐いたな?」
「ッ!!?」
そう、思った時だった。
目の前にはルインの拳があった。
私の認識できない速度で近づき、拳を振るう姿は、デレディオスと重なった。
「ッ――」
拳が腹に突き刺さる。
吹き飛ばされ、木々にぶつかり、地面の上を転がる。ようやく止まった頃には私はもう虫の息だった。
体の中のあらゆるものが押し出され、口から外へと吐き出された。
呼吸が浅く、上手く空気が吸えない。
一撃で追い込まれた。
認識が甘かった。
何処かで自分は大丈夫だと思い込んでいた。
強くなった。デレディオスが認めてくれた自分ならば、格好よくアルバ様を助けられると勘違いをしていた。
輝力を纏っていなければどうなっていたか。
ピクリと動かない私の元にルインがやって来る。
「なるほど、お前の強さは分かった。森人族にしては打たれ強いな。剣術も森人という種族にあったものになっている。これは売れそうだな」
ルインが手を叩く。すると、後ろから魔人族の兵士が現れた。
「この森人族を砂塵都市へと送る。連れていけ」
「ッふざける――ガッ!?」
起き上がり、ルインに向けて剣を振ろうとする――が、足に痛みが奔る。後ろを振り向けば、そこにもいつの間にか魔人族がいた。
「まだ動けるのか。やはり、森人族の中では打たれ強いらしい。ある程度痛めつけても構わんぞ」
「はっ」
魔人族の兵士の手に、鈍器が握られる。
身の危険を感じるが、囲まれてしまって逃げ出せない。
「ま、まって――」
口から思わず静止を求める声が出た。しかし、敵がそんな言葉を聞いてくれるはずもなかった。
風を切る音と共に何かが折れる音が響く。
私の口から、私自身聞いたことのない悲鳴が飛び出た。
あちこちで人を助けたり、怪物を殺したり、魔人族を追い払ったりしているらしい。見た目は幼さの残る少年だが、一流の戦士の如く強く敵を薙ぎ払うと噂だ。
しかし、私にとってはそんなことはどうでも良いこと。
私が一番知りたいのは、勇者が率いる者たちの中にアルバ様がいることだ。
奴隷として売りに出されている所を購入した。と中央大地では聞いたが、その後も、危険な旅に付き合わせているようだ。
助けるつもりで買ったのなら、故郷に送り届けるものだろうが。
まさか、アルバ様の体目当てなのだろうか。
森人族は華奢で美しい。その中でも里長の血族の美しさは次元が違うと言っても良い。アルバ様も例に漏れない。
初対面の時はだらしなさが目立ったが、成長するにつれて欠点は少しずつ減っていき、同姓である私でも美しいと感じるようになっていた。
そんなアルバ様を性欲に正直な只人族の子供が見たら、絶対に手元に置きたいと考えるに決まっている。
もしかしたら、既に花を散らされているのかもしれない。
最悪、殺し合いを想定して私は日々情報収集に勤しんでいた。
デレディオスがいなくなったせいだろう。見た目で侮られることも多くなり、無駄な時間を過ごしたり、騙されることも増えしまったが、それでも少しずつではあるが、勇者の後を追い続けた。
そして、ようやく勇者が何処にいるかが分かり、一安心――などするはずもなかった。
亜種巨人ルイン。かの魔人王配下の一人を討伐するために、その根城に向かった。そう聞いた時は、私は頭を抱えたくなった。
中央大地でも噂になっていた魔人王、そして、魔人王配下である四天王の存在についてデレディオスから聞いたことがあったからだ。
魔人族は農作物が真面に育たない過酷な環境の大地で過ごし、常日頃から種族同士で奪い合いが続いている。
その戦いに容赦はなく。幼い子供から大人が平気で略奪を行ったり、時には子供が実の親から略奪を行ったりすることもあるらしい。
私からすれば冗談のような生活だ。
だが、これは紛れもない事実だとデレディオスは言っていた。
幼い頃から誰にも気を許さず、戦いを繰り広げることで彼等は自分の強さを磨いていく。
その強さは闘人族には及ばずとも、他種族を軽く凌駕する。伊達に魔人族の特徴である青が、階級の二番手を指す蒼を示していないのだ。
その中でも魔人王や魔人四天王は荒くれ者で、超個人主義な魔人族を強さで纏め上げた者たちである。
魔人四天王の階級は当然ながら全員が蒼級に匹敵するとデレディオスは言っていた。
そんな奴の所にアルバ様が向かっている。
私は急いで勇者が向かったとされる小森林へと走った。
勇者が街を発ってから十日。既に小森林へと勇者たちは辿り着いている頃だろう。何とかして勇者が戦いを始める前に追いつかなければならない。
勇者が二日かけて進んだ道を約一日程度で進む。
休憩や食事は最低限。その他の時間は全て走った。
五日かけて小森林の入口へと辿り着き、息を整えぬまま、森へと入る。そこから先の進行速度は流石に遅くなってしまった。
出くわす怪物や魔人族。そして、入るものを惑わず植物の迷宮。
何度道を間違えたことか。そのせいで時間を余計に無駄にしてしまった。
最終的には文字通り、あらゆる障害を突き進んだ。
そのおかげで懐かしい姿を見ることができた。
白く輝く髪を持った森人族。
数年経って、大きく成長されたが、それでも一目で分かった。
「お美しくおなりになられましたね」
横顔しか見られないが、最後に出会った時よりもアルバ様は綺麗だった。
もう少し懐かしんでいたいが、そうはいかない。
アルバ様の近くにはデレディオスよりも大きな男がいた。あれが恐らくは亜種巨人、ルインなのだろう。
アルバ様に向かって鉄槌を振り下ろそうとしている。
「妖精剣術『無窮一刺』」
地面を蹴り、ルインの胴体に剣を突き出す。
確実に胴体に風穴が開く。そう確信できる一撃だった。しかし、ルインは振り下ろしている最中から切り返し、私の攻撃に対応してくる。
鉄槌と剣がぶつかり、甲高い音を立てた。
「何者だ?」
一撃で勝負を決められなかったのは残念だが、アルバ様はこの場から離れることができただけ良しとしよう。
軽く息を整え、口を開く。
「私はヴェネディクティアの娘、リボルディア。あなたが魔人王配下の一人、ルインであっているか?」
「無論――俺こそ魔人王配下、魔人四天王が一人、亜種巨人のルインである。この俺に用か?」
「用何て分かりきっているだろう。あなたはロンディウム大陸で見つけ次第殺せと言われている人物。懸賞金だって賭けられている。常にその首は狙われている。まさか、知らなかったとは言わないよな?」
「ふ――知っているとも。なんせ、この砦には何度も同じ目的を持った連中が訪れるからな。だが、お前の用はそんなことではないだろう」
ルインがアルバ様が逃げた方向へと視線を向ける。
この男、気付いていやがる。
アルバ様が私にとって大切な存在だと思われたら、戦いの際中に狙われるかもしれない。そう判断して懸賞金目当ての傭兵の真似事をしたのに。
「お前はあの森人族を助けに来たのだろう?」
「さぁ、何のことだ?」
「ククッ安心しろ。あの愚か者共にはもう興味はない。なんせ――目の前に面白い存在がいるのだからな!」
豪快な笑みを浮かべたルインが鉄槌を振り下ろす。
速い――。
大きく横に飛び退くことでそれを回避、そのままルインの周囲を走り、翻弄する。
「突然鉄槌を振り下ろして来るなんて礼儀がなっていないな。蛮族と呼ばれるだけある」
「たわけめ。無益な殺生は許されぬが、互いに名乗りを上げた以上、それは決闘の合図。そして、決闘は殺しを容認された場だ。そこに礼儀もくそもあるものか!」
「そうか、ならば謝罪しよう。お前のような蛮族に礼儀を求めた私が悪かったとな!!」
言葉による応酬を繰り広げると同時に剣を交える。
亜種巨人のルイン。
鈍重そうに見えてかなりの反射速度だ。無窮一刺や無窮三射を叩き込んでいるが、全て鉄槌で防がれる。
「防いでばかりだな。まさか、怖くて動けなくなったか?」
試しに挑発して見る。
だが、相手の防御はびくりともしない。冷や汗が頬を流れた。
最高速度で翻弄しているのに、あいつは一歩も動いていない。
一撃を撃ち込む度に、ルインの視線が私を捉える度に、追い詰められるような感覚がある。
アルバ様と一緒逃げれば良かった――。
「――今。弱音を吐いたな?」
「ッ!!?」
そう、思った時だった。
目の前にはルインの拳があった。
私の認識できない速度で近づき、拳を振るう姿は、デレディオスと重なった。
「ッ――」
拳が腹に突き刺さる。
吹き飛ばされ、木々にぶつかり、地面の上を転がる。ようやく止まった頃には私はもう虫の息だった。
体の中のあらゆるものが押し出され、口から外へと吐き出された。
呼吸が浅く、上手く空気が吸えない。
一撃で追い込まれた。
認識が甘かった。
何処かで自分は大丈夫だと思い込んでいた。
強くなった。デレディオスが認めてくれた自分ならば、格好よくアルバ様を助けられると勘違いをしていた。
輝力を纏っていなければどうなっていたか。
ピクリと動かない私の元にルインがやって来る。
「なるほど、お前の強さは分かった。森人族にしては打たれ強いな。剣術も森人という種族にあったものになっている。これは売れそうだな」
ルインが手を叩く。すると、後ろから魔人族の兵士が現れた。
「この森人族を砂塵都市へと送る。連れていけ」
「ッふざける――ガッ!?」
起き上がり、ルインに向けて剣を振ろうとする――が、足に痛みが奔る。後ろを振り向けば、そこにもいつの間にか魔人族がいた。
「まだ動けるのか。やはり、森人族の中では打たれ強いらしい。ある程度痛めつけても構わんぞ」
「はっ」
魔人族の兵士の手に、鈍器が握られる。
身の危険を感じるが、囲まれてしまって逃げ出せない。
「ま、まって――」
口から思わず静止を求める声が出た。しかし、敵がそんな言葉を聞いてくれるはずもなかった。
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