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右隣の男 after story
その後 『新しい玩具』
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「結人!できたよ!」
無精髭の周吾さんが、
かなり『卑猥な物体』を僕に差し出した。
あの村からアパートに帰った周吾さんは、そのまま1週間部屋に引き篭もってしまった。
社長であるお兄さんから連絡がないということは、たぶん仕事の…『新商品』のアイディアを思いついたのだろう。
カリッ、カリッ、という木を削る音がするから、あの村で彫刻熱を思い出したのかもしれないし、型を取るための原型を作っているのかもしれない。
3Dプリンタも持っているけど、やっぱりアナログな作業の方が『頭の中の完成図』を形にしやすいんだって。
食事をしに部屋から出てきてくれるけど、『まだ見ちゃダメだよ』と中に入れてくれない。
髪に木やワックスの削りカスが付いてる。
目が充血してるし、顔色もあまり良くないから、ちゃんと寝てないんだろう。
こうなったのは、……そうだ。
祭りの3日目。
『清めの膳』を食べた日の午前中。
「暇でしょう?」
と、竜仁さんが、大量の本を持って離れに遊びに来てくれた時から…。
彼は、宮司の竜臣さんと竜瑚さんの弟で、植物学の研究者らしい。
本は全て図鑑だった。
お膳に入っていたような『食べられる』山菜やキノコ、逆に『食べられない』毒草や毒キノコ。
「見分けは僕達プロが見てもかなり難しいものもあるんだけど、知っておくと遭難した時に役立つよ」
と言って、簡単に講習会を開いてくれたのだ。
最後はちょっと脱線して、『キノコは食べる前に冷凍した方がいい』とか、『原木栽培の干し椎茸も冷凍で保管した方がいいよ。特に蛾が苦手ならね…』とか、生活に役立つ豆知識を話していたかと思えば、
『毒キノコって人間を操ってると思わない?』とちょっとホラーな話もされた。
「毒キノコって美味しいことが多いんだよ。で、食べると幻覚を見せる種類があるんだけど、あれって山中を彷徨い歩かせて、遠くに胞子を運ばせる作戦だと思うんだよね」
『力尽き倒れた身体は、山の土を富ませるし』
と。
そんなちょっと怖い話を聴いているなか、周吾さんが図鑑を見てスケッチし始めたんだよ。
「周吾くんて、エッチなんだねぇ」
って、竜仁さんが言っていた訳がやっと分かった。
これかぁ。
周吾さんの手の中にある卑猥なもの。
『テングタケ』という毒キノコがある。
その下に、水鏡に写したようにもう一つ、キノコがあって、その形状がヤバいのだ。
「テーマは“きのこ狩り”です」
周吾さんは僕のズボンと下着を脱がせると、お尻の穴を指3本とローションで慣らした。
穴に当てたのは、そのヤバい方。
「テングタケ属のキノコにねぇ、“ヒポミケスキン”という子嚢菌が寄生すると…こうなります」
竜仁さんが見せてくれた写真には、男のちんこが写っていた。
正確には『ちんこの形の卑猥なキノコ』。
「『タケリタケ』っていうんだけど、意味は『猛った男根』のことなんだよね」
その『タケリタケ』が、お尻の穴に押し当てられていたのだ。
「んっ……、」
ヌポッ、
ズププ、
と音を立てて、注射器のピストンみたいに空気ごと押し込まれる感覚。
形は…例えるなら、完勃ちした『男性器』。しかもその竿部分が、全部ヒダヒダしている感じ。
太い亀頭型のカサと、軸を覆う粗くてたくさんあるヒダが、不規則にナカを擦るんだ。
柔らかい素材だから、痛くはないんだけど…。
「どう?新しいアナルプラグ」
開かされた脚の間からは、
『テングタケ』が生えていた。
「……っ、だから、“きのこ狩り”?」
ビジュアル的に、本当にヤバい。
「そうそう。双頭ディルドみたいに上も下も両方キノコにしたから、挿入はお好みで」
ズポッ、
「あっ…、」
急に引き抜かれたかと思えば、今度は『テングタケ』を挿入される。
表面ボコボコの大きく張ったカサが内部を刺激する。
グボッ、
脚の間からローションでぬらりと濡れた『タケリタケ』が……。
「!!!」
「気がついた? ほら、結人から、ちんぽが2本生えてる」
「いやだっ…、」
「かなり恥ずかしいよね。結人の“本物ちんぽ”も『タケリタケ』みたいになっちゃいそうだね。じゃあ…」
ズポッ、
「もう、…やめっ、」
引き抜かれるのもダメだ。
きのこのカサが粘膜を酷く擦るから。
グポッ、
「や…っ、も…う、はずかしぃ…」
ズポッ、グポッ、
「ほーら、『タケリタケ』が2本になった」
周吾さんの言葉…、
「やばい…、これやばい…、イクッ、イッちゃう…」
ビュルルルルル…
「結人くんのキノコから、たっぷり『白い胞子』が出たねぇ…」
周吾さんのおじさん発言がまた…エッチで。
酷く羞恥心を煽ってくるから堪らない。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ、」
あんなに厳かな神事を見ながら、こんなに卑猥な商品のことを考えてたなんて…。
この人は本当に…。
『花』と『烏』の悲しい愛、『弟』の感情に感化されて落ち込んでいた気持ちがすっと軽くなっていく。
「ふふっ、」
おかしい。
ずっとこの人、真剣な顔で、こんな…。
こんなに下らないものを…。
一週間も、睡眠を削ってまで…。
僕を悦ばせるために…。
「結人くんが笑ってくれてよかった」
周吾さんが安心したように笑った。
その後、『かわいいファンシーキノコと、卑猥なリアルちんこキノコ』の組み合わせバージョン、『アミガサタケ』双頭バージョンも試された。
自分のお尻の穴から、かわいいキノコが生えてるのを想像してみて。
よくイラストにあるような太くて赤いやつ。
……なのに、内部はリアルで卑猥なキノコに犯されてるんだ。
想像力を掻き立てられて、かなりヤバかった。思わずキュウキュウ喰い締めちゃう。
しかも『きのこ狩り』なんて言って、僕のちんこを一緒に『収穫』しようとするんだ…。
『美味しいよ』って、何度も何度も周吾さんの口で『もぐもぐ食べられて』しまった。
唇や熱い舌で甘やかされて、時々わざと無精髭でザリザリチクチクされるのも脚が跳ねるほど痛くて、……気持ちいい。
双頭の『アミガサタケ』もヤバかった。
棒の先が褐色の卵型で、歪んだ蜂の巣みたいにヒダヒダボコボコしてるんだ。
親友の一人、集合体恐怖症の斗真が見たら悲鳴を上げるんじゃないかな…。
片方は細くて、長くて、先端が少し尖ってる。
もう片方は、丸くて、かなり太い。
ローションを纏わせるとテラテラして、もっとグロくて、気持ち悪くて…。
しばらくシャワーしていない『雄臭い』周吾さんのモノに奥まで侵され射精され、身体をトロトロに溶かされた後にソレを見せられて。
『オレの特濃ザーメンがたっぷり詰まった“蜜壺”に栓をしようね』って言われただけで、また達してしまった。
さんざん擦られた後の、少し腫れぼったい粘膜にこれを挿入されて、じっくり放置されると、ナカの痙攣が止まらなくなって…。
さらに、まるで蜂蜜を掬い取るみたいに、絡めるみたいに、精液を掻き出す動きでぐるぐるズボズボされると本当にダメだった。
これらの試作品を見た社長は大爆笑した後、実際に使われてる僕の『写真』や『映像』を見て、速攻でOKを出した。
他の社員やパートナーにも試され、『モニター』からも高評価を得た結果。
無事、新商品として発売され、秋の数量限定にも関わらずマニアックな顧客たちの間で大ヒットしたそうだ。
「来年の旅費ができたね!次は旅館にも泊まってみようよ」
臨時ボーナスの金額を僕に見せて、
周吾さんがニコニコと笑った。
やっぱりこの人には敵わないなぁ。
「大好きだよ。周吾さん」
僕もつられて笑ってしまうんだ。
【END】
無精髭の周吾さんが、
かなり『卑猥な物体』を僕に差し出した。
あの村からアパートに帰った周吾さんは、そのまま1週間部屋に引き篭もってしまった。
社長であるお兄さんから連絡がないということは、たぶん仕事の…『新商品』のアイディアを思いついたのだろう。
カリッ、カリッ、という木を削る音がするから、あの村で彫刻熱を思い出したのかもしれないし、型を取るための原型を作っているのかもしれない。
3Dプリンタも持っているけど、やっぱりアナログな作業の方が『頭の中の完成図』を形にしやすいんだって。
食事をしに部屋から出てきてくれるけど、『まだ見ちゃダメだよ』と中に入れてくれない。
髪に木やワックスの削りカスが付いてる。
目が充血してるし、顔色もあまり良くないから、ちゃんと寝てないんだろう。
こうなったのは、……そうだ。
祭りの3日目。
『清めの膳』を食べた日の午前中。
「暇でしょう?」
と、竜仁さんが、大量の本を持って離れに遊びに来てくれた時から…。
彼は、宮司の竜臣さんと竜瑚さんの弟で、植物学の研究者らしい。
本は全て図鑑だった。
お膳に入っていたような『食べられる』山菜やキノコ、逆に『食べられない』毒草や毒キノコ。
「見分けは僕達プロが見てもかなり難しいものもあるんだけど、知っておくと遭難した時に役立つよ」
と言って、簡単に講習会を開いてくれたのだ。
最後はちょっと脱線して、『キノコは食べる前に冷凍した方がいい』とか、『原木栽培の干し椎茸も冷凍で保管した方がいいよ。特に蛾が苦手ならね…』とか、生活に役立つ豆知識を話していたかと思えば、
『毒キノコって人間を操ってると思わない?』とちょっとホラーな話もされた。
「毒キノコって美味しいことが多いんだよ。で、食べると幻覚を見せる種類があるんだけど、あれって山中を彷徨い歩かせて、遠くに胞子を運ばせる作戦だと思うんだよね」
『力尽き倒れた身体は、山の土を富ませるし』
と。
そんなちょっと怖い話を聴いているなか、周吾さんが図鑑を見てスケッチし始めたんだよ。
「周吾くんて、エッチなんだねぇ」
って、竜仁さんが言っていた訳がやっと分かった。
これかぁ。
周吾さんの手の中にある卑猥なもの。
『テングタケ』という毒キノコがある。
その下に、水鏡に写したようにもう一つ、キノコがあって、その形状がヤバいのだ。
「テーマは“きのこ狩り”です」
周吾さんは僕のズボンと下着を脱がせると、お尻の穴を指3本とローションで慣らした。
穴に当てたのは、そのヤバい方。
「テングタケ属のキノコにねぇ、“ヒポミケスキン”という子嚢菌が寄生すると…こうなります」
竜仁さんが見せてくれた写真には、男のちんこが写っていた。
正確には『ちんこの形の卑猥なキノコ』。
「『タケリタケ』っていうんだけど、意味は『猛った男根』のことなんだよね」
その『タケリタケ』が、お尻の穴に押し当てられていたのだ。
「んっ……、」
ヌポッ、
ズププ、
と音を立てて、注射器のピストンみたいに空気ごと押し込まれる感覚。
形は…例えるなら、完勃ちした『男性器』。しかもその竿部分が、全部ヒダヒダしている感じ。
太い亀頭型のカサと、軸を覆う粗くてたくさんあるヒダが、不規則にナカを擦るんだ。
柔らかい素材だから、痛くはないんだけど…。
「どう?新しいアナルプラグ」
開かされた脚の間からは、
『テングタケ』が生えていた。
「……っ、だから、“きのこ狩り”?」
ビジュアル的に、本当にヤバい。
「そうそう。双頭ディルドみたいに上も下も両方キノコにしたから、挿入はお好みで」
ズポッ、
「あっ…、」
急に引き抜かれたかと思えば、今度は『テングタケ』を挿入される。
表面ボコボコの大きく張ったカサが内部を刺激する。
グボッ、
脚の間からローションでぬらりと濡れた『タケリタケ』が……。
「!!!」
「気がついた? ほら、結人から、ちんぽが2本生えてる」
「いやだっ…、」
「かなり恥ずかしいよね。結人の“本物ちんぽ”も『タケリタケ』みたいになっちゃいそうだね。じゃあ…」
ズポッ、
「もう、…やめっ、」
引き抜かれるのもダメだ。
きのこのカサが粘膜を酷く擦るから。
グポッ、
「や…っ、も…う、はずかしぃ…」
ズポッ、グポッ、
「ほーら、『タケリタケ』が2本になった」
周吾さんの言葉…、
「やばい…、これやばい…、イクッ、イッちゃう…」
ビュルルルルル…
「結人くんのキノコから、たっぷり『白い胞子』が出たねぇ…」
周吾さんのおじさん発言がまた…エッチで。
酷く羞恥心を煽ってくるから堪らない。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ、」
あんなに厳かな神事を見ながら、こんなに卑猥な商品のことを考えてたなんて…。
この人は本当に…。
『花』と『烏』の悲しい愛、『弟』の感情に感化されて落ち込んでいた気持ちがすっと軽くなっていく。
「ふふっ、」
おかしい。
ずっとこの人、真剣な顔で、こんな…。
こんなに下らないものを…。
一週間も、睡眠を削ってまで…。
僕を悦ばせるために…。
「結人くんが笑ってくれてよかった」
周吾さんが安心したように笑った。
その後、『かわいいファンシーキノコと、卑猥なリアルちんこキノコ』の組み合わせバージョン、『アミガサタケ』双頭バージョンも試された。
自分のお尻の穴から、かわいいキノコが生えてるのを想像してみて。
よくイラストにあるような太くて赤いやつ。
……なのに、内部はリアルで卑猥なキノコに犯されてるんだ。
想像力を掻き立てられて、かなりヤバかった。思わずキュウキュウ喰い締めちゃう。
しかも『きのこ狩り』なんて言って、僕のちんこを一緒に『収穫』しようとするんだ…。
『美味しいよ』って、何度も何度も周吾さんの口で『もぐもぐ食べられて』しまった。
唇や熱い舌で甘やかされて、時々わざと無精髭でザリザリチクチクされるのも脚が跳ねるほど痛くて、……気持ちいい。
双頭の『アミガサタケ』もヤバかった。
棒の先が褐色の卵型で、歪んだ蜂の巣みたいにヒダヒダボコボコしてるんだ。
親友の一人、集合体恐怖症の斗真が見たら悲鳴を上げるんじゃないかな…。
片方は細くて、長くて、先端が少し尖ってる。
もう片方は、丸くて、かなり太い。
ローションを纏わせるとテラテラして、もっとグロくて、気持ち悪くて…。
しばらくシャワーしていない『雄臭い』周吾さんのモノに奥まで侵され射精され、身体をトロトロに溶かされた後にソレを見せられて。
『オレの特濃ザーメンがたっぷり詰まった“蜜壺”に栓をしようね』って言われただけで、また達してしまった。
さんざん擦られた後の、少し腫れぼったい粘膜にこれを挿入されて、じっくり放置されると、ナカの痙攣が止まらなくなって…。
さらに、まるで蜂蜜を掬い取るみたいに、絡めるみたいに、精液を掻き出す動きでぐるぐるズボズボされると本当にダメだった。
これらの試作品を見た社長は大爆笑した後、実際に使われてる僕の『写真』や『映像』を見て、速攻でOKを出した。
他の社員やパートナーにも試され、『モニター』からも高評価を得た結果。
無事、新商品として発売され、秋の数量限定にも関わらずマニアックな顧客たちの間で大ヒットしたそうだ。
「来年の旅費ができたね!次は旅館にも泊まってみようよ」
臨時ボーナスの金額を僕に見せて、
周吾さんがニコニコと笑った。
やっぱりこの人には敵わないなぁ。
「大好きだよ。周吾さん」
僕もつられて笑ってしまうんだ。
【END】
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