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第48話 忘れるわけない
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ワーワーと聞こえる大歓声。
エリアスが描いたように王家は存続している。
国民の目からは見えていないが王太子クリスティアンの成婚の儀は大変厳かに執り行われてまるで葬儀のようだった。
各国からの来賓は「とても心の広い王太子」として声明を出した。
イメルダは薬の影響が残ってしまい、言葉もはっきりと喋る事が出来なくなっていた。
時間が来れば侍女たちが寝返りを打たせて褥瘡になるのを防ぐだけで完全な床の住人。
どんどんと腹は膨らんで来るものの、拘束をしていないと快楽を求めて自傷行為をしてしまうため仕方のない措置だった。
拘束具に繋がれた花嫁を見せることは出来ず、真っ青な顔をしたクリスティアンと並んでの姿もほんの僅か。余りにも早くに奥に引っ込んでしまったので民衆の大歓声は大ブーイングに変わった。
変わったのはそれだけではない。
クリスティアンをあの日、城まで連れ帰ったのはエリアスとパンディトン。
2人はなんとそのまま快適な地下牢に半年の間住み続けた。
エリアスとパンディトンが牢から出た日が成婚の儀の日。
エリアスが働きかけた貴族は低位貴族からまず代替わりが始まり、半年の間に老害と呼ばれる当主が居座る家は両手の数になった。
そうなれば基本が多数決の議会でそれまで力を持っていた議長たちは落ちぶれるのも当然。
【王家の存続は国民が願うもの】そう言って来たツケがそのまま跳ね返り、10家が王家の面倒をみるために資金を出し合う案が可決されると1家、2家と代替わりをして違約金を支払う代わりに免除して欲しいと言い出す家も出た。
「頼む。このままでは長く続いた王家が・・・」
国王がエリアスに泣きついてきたのも成婚の儀の日。
「長く続く・・・良い事ではありませんか。ただ我々もこれから子孫に色んな物を託さねばなりません。他家に構っている暇はありませんし、当家にだけ支援を要請するのはおかしいでしょう?それまでの輝かしい経歴があるのなら議会で頼めばいいのです。認めてくれれば誰でも金を出しますよ」
「では・・・助けてくれないと言うのか?」
「助けるかどうか。それは個人的に頼まれているのなら今までの扱いがモノを言うでしょうね。妹を人形のように育て、人としての尊厳も傷つけようとした王家に私個人として何かしてやろう・・・そんな考えは微塵もありません。ですが共存をする為にみんなで話しあった結果、支援するのなら当然割分は負担しますよ」
そんな家などあるはずがない。
余りにも歪だった関係が徐々に解消されて行けば当主たちも王家を存続させるための金は「使途不明金」と同列の扱いになる。出してくれる家など無かった。
第2王子、第3王子はもっと冷たかった。元第3王子は言った。
「私達は親子だったんですか?そんな扱いをされた事は一度も無かったのに。ですが…だとしたら一番に愛されていた王太子殿下に頼んでみては如何でしょう」
議会に名も連ねず、第2王子は他国に婿入りしたため短い断りの手紙が届いただけで帰国もしない。
次第に王家の存続を願った家は無くなり、遂に国民投票となった。
「え?国王様って何をしてくれているんだ?」
「ちょっと待って。皆で生活費を負担しましょうって話?無理無理!!」
国民は冷たい。貴族よりももっと冷たく、その上我儘だった。
長く続く王家なら続いた方がいいけれど生活費の面倒を見るのはごめん。続いたほうが良いって家と、真実の愛で元の婚約者を外してまでして結ばれたんだから、そこが面倒をみればいい。それが国民の出した答え。
結果的に王家は廃止にはならず、オルタ侯爵家と議長、副議長など全部で5つの家が金を出し合う事になった。側妃の予定だった令嬢たちが「まだ候補だっただけなので」と逃げてしまったのは言うまでもない。
★~★
「ちょっと!世話してってば!」
「やってる。何もしないくせにギャンギャン喚くなよ」
「私がこうなったのもクリスのせいでしょう!変な物かけるから!」
「判ってるよ…でも嘘を言って最初に僕を騙したのはイメルダじゃないか!」
「何言ってるの?全然記憶にないけど?」
子供は生まれた。侍医たちが薬の影響を及ぼさないようにと敢えてイメルダに投薬をせず、出産まで世話をした結果生まれてきたのは見紛う事無くクリスティアンの子で女児だった。
イメルダが自傷行為を自分の意志で押さえることが出来るようになったのは、その子が1歳になる少し前。
実家のオルタ侯爵家を筆頭に過去の王家を蘇らせるためにと水面下で動き始め、生まれた子供をかつてのグラシアナのように教育をしようとしたからである。
「お前のような馬鹿にしないためだ」
「私を育てたお父様になんか任せられるわけないでしょう!!」
その企みが失敗に終わるのは更に5年後の事。誰も王家の面倒を見切れなくなり次々に手をあげオルタ侯爵家だけでは存続させることは出来なかった。
王家が無くなる時、国民の反応も薄かった。
残った財産を処分し、クリスティアンは破棄も全くないままイメルダと子供を連れて第2王子が婿入りした国を目指したがけんもほろろに追い返されて、帰国の途中拾ってもらった田舎領主の元で下働きをするまでに落ちぶれたのだった。
「絶対に王家の人間だなんて言ってはいけません」
「どうしてだ」「なんでよ!」
「ここは長く続いた紛争で家族を失ったものが多くいます。怒りの矛先を持っていく場がないまま今もずっと王家を恨んでいるんです。報復をされたくなかったら黙っている事です」
名も変えて、立場も無くし毎晩イメルダはクリスティアンに当たった。
「なんで私がこんな他人の着古した襤褸を着なきゃいけないの!!」
「昔のことを全部忘れたらいいんだよ。きれいさっぱり」
「忘れられるわけないでしょう!!」
そして誰もが王家の事を過去の事にしていくとクリスティアンという王太子がいた事もイメルダという正妃になったが直ぐに消えていった女がいた事も忘れていった。
★~★
やっと帰って来たかと思ったのに直ぐ半年も離れ離れ。
面会に行くと言えばエリアスが「来ちゃダメだ」と断りを入れてくる。
思ったよりも元気そうな2人は本気で地下牢生活を満喫していたため、そんなところをグラシアナに見られてしまうと叱られると思ったのが理由だった。
パンディトンはグラシアナに手紙を書く事も貰う事も拒否した。
「どうして?!なんでお兄様にはいいのにクマさんにはダメなの!?」
「えぇっとですね。お嬢様に会いたくて脱獄しそうになるからだそうです」
「脱獄すればいいのよ!」
やっともう何処にも行かないと帰って来た時、グラシアナは泣いた。
「ベル。やっと泣けたな」
「泣いてっひっく・・・ないわ・・・ぐすっ」
「いっぱい泣くんだ。ずっと我慢してきたんだから」
「このために帰ってこなかったの?手紙も要らないって言ったの?」
「違う。俺もベルのようにしたいことも出来ない、言いたいことも言えないそんな経験をするべきだと思った。本当に21年も…たった半年で俺は気が狂いそうになった」
「そんなの!!もう記憶にないからいいの!」
「俺のことも記憶にない?全部忘れた?」
「まさか…くまさんの事は6歳で出会ったときから全部覚えてる。忘れるわけないわ」
大きくてフッサフサのモッフモフな腕にしっかりと抱かれたグラシアナはパンディトンにそっとキスをした。
★~★
「クゥマさんっ」
「ベルっ!危ないじゃないか。火を使っている時はダメだと言っただろう」
「ダメなの?」
「いや、ダメじゃない。うん。ダメじゃない」
パンディトンはグラシアナと無事に結婚し、甘い甘い生活を始めた。
コトコトと煮込んでいるのはハニーバターポテトを作るための蜂蜜。
出来る方がやればいいと言う事で、パンディトンはグラシアナの為に料理を作る。勿論お菓子も作る。ロペ公爵家の後ろ盾もあったが、2人は養蜂を始めて蜂蜜を売ることを生業とし生活をしている。
あなたの街にクマさん印の甘い蜂蜜が売られ始めるのももうすぐかも知れない。
FIN
★~★
今回は長かったー!!
すみません。正直に言います。この文末を書く事で22時22分から遅れました<(_ _)>
本篇ラストなので先に‥とは思ったんです。
でも出せなかった―!!
ニャンの日プレゼンツが・・・_| ̄|○申し訳ない。
今回はランキング入りまで果たしてしまっておりまして、♡も沢山!コメントも沢山!
本当にありがとうございました(*^-^*)
完結する時に、10万字を超えているので長編に切り替えました。
チョイとね、今回色んな意味でイタい部分もあるのでR指定です(;^_^A
読んでくださった皆様のおかげです。
長い話にお付き合い頂きありがとうございました<(_ _)>
エリアスが描いたように王家は存続している。
国民の目からは見えていないが王太子クリスティアンの成婚の儀は大変厳かに執り行われてまるで葬儀のようだった。
各国からの来賓は「とても心の広い王太子」として声明を出した。
イメルダは薬の影響が残ってしまい、言葉もはっきりと喋る事が出来なくなっていた。
時間が来れば侍女たちが寝返りを打たせて褥瘡になるのを防ぐだけで完全な床の住人。
どんどんと腹は膨らんで来るものの、拘束をしていないと快楽を求めて自傷行為をしてしまうため仕方のない措置だった。
拘束具に繋がれた花嫁を見せることは出来ず、真っ青な顔をしたクリスティアンと並んでの姿もほんの僅か。余りにも早くに奥に引っ込んでしまったので民衆の大歓声は大ブーイングに変わった。
変わったのはそれだけではない。
クリスティアンをあの日、城まで連れ帰ったのはエリアスとパンディトン。
2人はなんとそのまま快適な地下牢に半年の間住み続けた。
エリアスとパンディトンが牢から出た日が成婚の儀の日。
エリアスが働きかけた貴族は低位貴族からまず代替わりが始まり、半年の間に老害と呼ばれる当主が居座る家は両手の数になった。
そうなれば基本が多数決の議会でそれまで力を持っていた議長たちは落ちぶれるのも当然。
【王家の存続は国民が願うもの】そう言って来たツケがそのまま跳ね返り、10家が王家の面倒をみるために資金を出し合う案が可決されると1家、2家と代替わりをして違約金を支払う代わりに免除して欲しいと言い出す家も出た。
「頼む。このままでは長く続いた王家が・・・」
国王がエリアスに泣きついてきたのも成婚の儀の日。
「長く続く・・・良い事ではありませんか。ただ我々もこれから子孫に色んな物を託さねばなりません。他家に構っている暇はありませんし、当家にだけ支援を要請するのはおかしいでしょう?それまでの輝かしい経歴があるのなら議会で頼めばいいのです。認めてくれれば誰でも金を出しますよ」
「では・・・助けてくれないと言うのか?」
「助けるかどうか。それは個人的に頼まれているのなら今までの扱いがモノを言うでしょうね。妹を人形のように育て、人としての尊厳も傷つけようとした王家に私個人として何かしてやろう・・・そんな考えは微塵もありません。ですが共存をする為にみんなで話しあった結果、支援するのなら当然割分は負担しますよ」
そんな家などあるはずがない。
余りにも歪だった関係が徐々に解消されて行けば当主たちも王家を存続させるための金は「使途不明金」と同列の扱いになる。出してくれる家など無かった。
第2王子、第3王子はもっと冷たかった。元第3王子は言った。
「私達は親子だったんですか?そんな扱いをされた事は一度も無かったのに。ですが…だとしたら一番に愛されていた王太子殿下に頼んでみては如何でしょう」
議会に名も連ねず、第2王子は他国に婿入りしたため短い断りの手紙が届いただけで帰国もしない。
次第に王家の存続を願った家は無くなり、遂に国民投票となった。
「え?国王様って何をしてくれているんだ?」
「ちょっと待って。皆で生活費を負担しましょうって話?無理無理!!」
国民は冷たい。貴族よりももっと冷たく、その上我儘だった。
長く続く王家なら続いた方がいいけれど生活費の面倒を見るのはごめん。続いたほうが良いって家と、真実の愛で元の婚約者を外してまでして結ばれたんだから、そこが面倒をみればいい。それが国民の出した答え。
結果的に王家は廃止にはならず、オルタ侯爵家と議長、副議長など全部で5つの家が金を出し合う事になった。側妃の予定だった令嬢たちが「まだ候補だっただけなので」と逃げてしまったのは言うまでもない。
★~★
「ちょっと!世話してってば!」
「やってる。何もしないくせにギャンギャン喚くなよ」
「私がこうなったのもクリスのせいでしょう!変な物かけるから!」
「判ってるよ…でも嘘を言って最初に僕を騙したのはイメルダじゃないか!」
「何言ってるの?全然記憶にないけど?」
子供は生まれた。侍医たちが薬の影響を及ぼさないようにと敢えてイメルダに投薬をせず、出産まで世話をした結果生まれてきたのは見紛う事無くクリスティアンの子で女児だった。
イメルダが自傷行為を自分の意志で押さえることが出来るようになったのは、その子が1歳になる少し前。
実家のオルタ侯爵家を筆頭に過去の王家を蘇らせるためにと水面下で動き始め、生まれた子供をかつてのグラシアナのように教育をしようとしたからである。
「お前のような馬鹿にしないためだ」
「私を育てたお父様になんか任せられるわけないでしょう!!」
その企みが失敗に終わるのは更に5年後の事。誰も王家の面倒を見切れなくなり次々に手をあげオルタ侯爵家だけでは存続させることは出来なかった。
王家が無くなる時、国民の反応も薄かった。
残った財産を処分し、クリスティアンは破棄も全くないままイメルダと子供を連れて第2王子が婿入りした国を目指したがけんもほろろに追い返されて、帰国の途中拾ってもらった田舎領主の元で下働きをするまでに落ちぶれたのだった。
「絶対に王家の人間だなんて言ってはいけません」
「どうしてだ」「なんでよ!」
「ここは長く続いた紛争で家族を失ったものが多くいます。怒りの矛先を持っていく場がないまま今もずっと王家を恨んでいるんです。報復をされたくなかったら黙っている事です」
名も変えて、立場も無くし毎晩イメルダはクリスティアンに当たった。
「なんで私がこんな他人の着古した襤褸を着なきゃいけないの!!」
「昔のことを全部忘れたらいいんだよ。きれいさっぱり」
「忘れられるわけないでしょう!!」
そして誰もが王家の事を過去の事にしていくとクリスティアンという王太子がいた事もイメルダという正妃になったが直ぐに消えていった女がいた事も忘れていった。
★~★
やっと帰って来たかと思ったのに直ぐ半年も離れ離れ。
面会に行くと言えばエリアスが「来ちゃダメだ」と断りを入れてくる。
思ったよりも元気そうな2人は本気で地下牢生活を満喫していたため、そんなところをグラシアナに見られてしまうと叱られると思ったのが理由だった。
パンディトンはグラシアナに手紙を書く事も貰う事も拒否した。
「どうして?!なんでお兄様にはいいのにクマさんにはダメなの!?」
「えぇっとですね。お嬢様に会いたくて脱獄しそうになるからだそうです」
「脱獄すればいいのよ!」
やっともう何処にも行かないと帰って来た時、グラシアナは泣いた。
「ベル。やっと泣けたな」
「泣いてっひっく・・・ないわ・・・ぐすっ」
「いっぱい泣くんだ。ずっと我慢してきたんだから」
「このために帰ってこなかったの?手紙も要らないって言ったの?」
「違う。俺もベルのようにしたいことも出来ない、言いたいことも言えないそんな経験をするべきだと思った。本当に21年も…たった半年で俺は気が狂いそうになった」
「そんなの!!もう記憶にないからいいの!」
「俺のことも記憶にない?全部忘れた?」
「まさか…くまさんの事は6歳で出会ったときから全部覚えてる。忘れるわけないわ」
大きくてフッサフサのモッフモフな腕にしっかりと抱かれたグラシアナはパンディトンにそっとキスをした。
★~★
「クゥマさんっ」
「ベルっ!危ないじゃないか。火を使っている時はダメだと言っただろう」
「ダメなの?」
「いや、ダメじゃない。うん。ダメじゃない」
パンディトンはグラシアナと無事に結婚し、甘い甘い生活を始めた。
コトコトと煮込んでいるのはハニーバターポテトを作るための蜂蜜。
出来る方がやればいいと言う事で、パンディトンはグラシアナの為に料理を作る。勿論お菓子も作る。ロペ公爵家の後ろ盾もあったが、2人は養蜂を始めて蜂蜜を売ることを生業とし生活をしている。
あなたの街にクマさん印の甘い蜂蜜が売られ始めるのももうすぐかも知れない。
FIN
★~★
今回は長かったー!!
すみません。正直に言います。この文末を書く事で22時22分から遅れました<(_ _)>
本篇ラストなので先に‥とは思ったんです。
でも出せなかった―!!
ニャンの日プレゼンツが・・・_| ̄|○申し訳ない。
今回はランキング入りまで果たしてしまっておりまして、♡も沢山!コメントも沢山!
本当にありがとうございました(*^-^*)
完結する時に、10万字を超えているので長編に切り替えました。
チョイとね、今回色んな意味でイタい部分もあるのでR指定です(;^_^A
読んでくださった皆様のおかげです。
長い話にお付き合い頂きありがとうございました<(_ _)>
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パンディトンの由来て、某英◯の
クマのパディ◯◯◯かなぁと
思いまして。
そうしたら、どうしてもクマトンは
ぬいぐるみにしか想像出来なくなり。
着ぐるみ脱いだら美丈夫イケメンだったなら
マンガですね。
面白かったです!
コメントありがとうございます。<(_ _)>
名前は今回はキャラの名前がスペイン風なので、クマのスペイン語がパディントンなので「ン」の位置を変えました(*^-^*)
登場しているキャラの名前で文字の順番をいじったのはパンディトンだけなのですよ(*^-^*)
ですけども、読んで頂く際にはパンディトンでもパディントンでもOKで、読んでいる時に「ん?誤変換?」と思ったら「うわぁ!ンの位置が違うんだ―!」っと笑って頂ければいいかなと(*^-^*)
ンの位置は変えましたが、くまさんを想像しやすい感じに書いてます。
リアルなクマは危険ですけども、子熊を守る母熊のような強さとモフモフのワシ的癒しってことで(笑)
騎士なんですがお酒は飲まず、蜂蜜入りのレモン水で酔えてしまうパンディトン。
趣味も養蜂なので、ラストにはグラシアナと養蜂で生計を立てるようになります(笑)
イケメン度合はエリアスの方が高めですけども、着ぐるみを脱いだら超イケメン!!ってなび上部が出てきたらハゥハゥしそうですなぁ(*ノωノ)イケメンスキ
楽しんで頂けて良かったです♡
ラストまでお付き合いいただきありがとうございました。<(_ _)>
大丈夫です。
元々エリアスくんは組み敷く方だと思ってますんで。そしてもちろんエリアスくんにも相手を選ぶ権利がある(笑)。
そういうのを気にしないタイプなら、相手のプライドをズタズタに折りまくって、エリアス無双ができますがね。
おっさん達はめっちゃ屈辱的ですよねー。
( ´థ౪థ)ニヤニヤ
座薬ネタより。
コメントありがとうございます。<(_ _)>
そうか、エリアスは攻めだったんだ(笑)
まぁ確かに身の丈190cmはあるそれなりにガタイの良い男性なので受けは・・・相手がいないかな((そっち?!)
エリアスはグラシアナLOVEですけども、恋愛としてはノンケなので男色には興味がないかなぁ。
ですが議長の舌攻撃にも屈しない強靭な心を持っておりますからね(*^-^*)
しかしちょっと違う意味でお尻に爆弾を抱えるエリアス。
〇ラギノールでも差し入れしたほうが・・・あ!差し入れっていうのは動作じゃなく!!
(ΦωΦ)フフフ…色々楽しんで頂けて何よりで御座る♡
ラストまでお付き合いいただきありがとうございました。<(_ _)>
★~★欄を拝借★~★
今回も89件のコメント、内非承認ご希望ゼロ~!!ありがとうございました<(_ _)>
コメントの返信がいつもより遅くなってしまって申し訳ないです。
今回は5日という長丁場!!途中でHOTなランキングにもお邪魔してしまっておりました。
これも読んでくださった皆様のおかげです。ありがとうございます。
そして!!ニャンとワシに♡を8万超えも頂いちゃって♪
♡の数だけワシのどす黒い♡もドッキドキでした(*^-^*)
また楽しんで頂ける話を投稿できるよう頑張ります。
読んで頂きありがとうございました\(^▽^)/
今回は飛び道具が出て来てドキドキハラハラ!
どうなる事かと思ったら、なんと地下牢で快適生活wやられた〜O(≧∇≦)O
グラシアなの芯が強い所も好き❤️
やっぱりハッピーエンドは良いですね☆
実は19日がbirthdayだったので作品を読むことが出来て嬉しかったです♪
また次の作品も楽しみにしています(*^▽^*)
コメントありがとうございます。<(_ _)>
19日がお誕生日でしたか!!おめでとうございます♡
さらに磨きがかかった淑女がここに誕生!!女性は年齢を1つ重ねるごとに綺麗になるのです(*^-^*)
いつかキリ番を踏んで頂いて、美貌を拝ませて頂かねば!!ついでに添い寝も♡
グラシアナはクリスティアンを再度選択する気は全く無かったですからねぇ‥
エリアスが自分の為に動いているんだなと解ってもエリアスには記憶喪失じゃないよ~とは明かしません。
本音で話をするには一緒に過ごす時間が無さ過ぎてますので、やっぱり警戒しちゃうかな。
その点パンディトンは6歳から暫く鍛錬の時間に睡眠をとらせてくれたってのもありますし、武術を習得するのも議会に言わせれば「王族を守る最後の盾になれ」でしょうけども、パンディトンはグラシアナに「自分の身を守れ」と教えます。
確かに王族を守るには自分が倒されてしまえば終わりなのですけども、そうではなく「心も守れ」っていう風にグラシアナには聞こえたかな(*^▽^*)
エリアスは地下牢での生活が長くなれなるほどそれまで地道に声掛けをしてきた貴族たちが動いてくれると信じているのでじっと待ちます。
言葉で「議会はこうなんだよ」って説明をしても面倒臭い連中だと皆解っているところに「いやいやそんな。嫌だって言えば解ってくれるよ」くらいに思っていた者達も「選択肢もないごり押し」を実際にされて、うんと言わなきゃ拘束なんて‥とおもったらホントに拘束すんの?っと異様に明日は我が身と気が付けば少数がどんどん大多数になっていくもの。
リアルでも選挙に行っても1票じゃ何も変わらないって思ってる人は多いけど、消費税導入の時は自民党惨敗してますしね。小さな力も集まれば最強なのです(*^-^*)
楽しんで頂けて良かったです♡
ラストまでお付き合いいただきありがとうございました。<(_ _)>