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解禁するにはまだ早い
夜になりましたわ。わたくしは遅い夕食を作っております。
え、なぜか?それはですね。
スチュワートさんが帰られた後、翌日の天候が雨天だという事なので
早めに足場を外して頂き、夕方頃からランバートさんに結界魔法を
別邸にかけて頂きましたの。
最後の偽装のフィルターは流石冒険者SSランクですわ。
外から見ると部屋の中で魔法陣を出していても、わからないんですの。
で、アリシアさんも凄かったですわ。
あっという間にポーションを入れる小瓶を作ってくださいました。
あと、調理場の隅に魔道具をおいていつでもギルド商会との
連絡が可能になりましたわ。
予備としてクライゴウト(オスでした。。(´;ω;`)ウゥゥ)の小屋に
転移魔法用の魔法陣を張り、それも偽装で囲って頂きました。
これで冬場でも街へ簡単に移動できますわ。
今日の夕食はブラックオーク のスパイスソテーですわ。
サラダホウレンソウと、ラディッシュ、ベビーコーンのサラダも付けて
豪華版ですわね。
お茶は・・スチュワートさんも来ますのでタンポポ茶です。
ゆっくりと食べて、幸せですわ。このお肉のジューシー感。
あとは稼いで小麦を手に入れて・・米粉もほしいわ!
どんどん豊かになる食生活。おひとり様バンザーイ!!
食後のお茶を楽しんでいるとドアをノックする音がしますね。
時計を見ると20時45分。少し早いですが遅れるよりマシですわ。
「こんばんは。スチュワート様」
「夜分に申し訳ございません」
「さぁ、お入りになって。タンポポ茶を淹れますわ」
「あぁ・・ありがとうございます」
椅子は2つありますが、食事も接客もこれで対応しているテーブル。
スチュワートさんと向かい合って座ります。
「はぁ・・美味しい・・癒されます」
タンポポ茶を飲んだスチュワートさん。目を閉じて春の気分でしょうか?
まぁ、癒されればそれはそれでヨシですわね。
「で、いったいどうされましたの?」
「奥様・・・伯爵様なのですが困った事になっているのです」
「まぁ?新しい情を交わす女性が出来たとか?」
「いえ、そういうのはあのクソビッ・・いえ、一人なのですが、
ちょっと面倒な事になっておりまして」
「面倒な事?お子様でも出来ましたの?」
「へ?いえいえ!違います。あれ?でもそういうのOKなんですか?」
「気にしませんよ?」
「ですが・・・」
「あぁ、最初はですね子供もと思いましたが、伯爵様に言われましたでしょう?
肩の荷がスッカリ下りましたので、もう頼まれてもゴメンですわ」
「いえ、子供は出来ておりません。多分・・ですが」
ではやっぱりお金かなぁ?っと心でため息をついてみます。(はぁ・・)
「実はですね、工事のはじまる前日からなのですが
愛人の女性に夜に毎夜呼び出されておりまして」
「スチュワート様が?お盛んですわね」
「いえいえ。違います。わたくしはあんなのは圏外ですから!」
「あんなのって・・わたくしお会いしたことがないのでなんとも・・」
「見なくていいです。ドーラン塗りまくらないとシミだらけの顔、
寝起きは別人?と思うほどの特殊メイクですしね」
「あらまぁ・・でも女性をそういう風に揶揄してはダメですわ」
「いいんですよ。あの女は!」
うーん・・・この流れだと情を交わした女性と別れさせたいとか
そういうのかしら?
わたくしは、正直、死ぬまでヤってろ!って思ってるんですけども。
「で、夜に出かけるわけです」
「まぁ・・いいのではないですか?」
「良くありません。場所が問題なのです」
まさか・・人に見られないとダメ!っとかで繁華街のど真ん中とか
公園の通路部分とか??いやだぁ・・もうやめてよぉ・・
「旦那様のあとを尾行させましたところ・・」
うわ・・尾行までするんだ?そこまでしてニャンニャンみたいのかしら?
「2人が入った店は、賭博場だったんです」
あら?そっち?なんだぁ・・って事は鉄火場になってるのかな?
「賭け事に夢中になってしまわれまして・・」
「賭け事ですか・・胴元が勝つに決まっているのに」
「そうなんです。ここ1週間ほどなんですが勝ったのは最初の1日だけ」
まぁ・・そういうモンですよね。公営ならビギナーズラックですが
それ以外なら、カモになってるという事ですわね
「昨夜は2億負けたそうなんですよ・・その前の日は5000万」
「あら?額が大きすぎません?」
「えぇ、初日に1万が1億5000万になったので気が大きくなってます。
翌日から5000万、5000万と負けて200万勝って、
また5000万負けて、ついに2億です」
「負けを取り返そうってヤツですわね。ドツボとも言いますが」
「今日は・・・亡き母上様の形見の宝飾品を持ち出して換金し
それを元手にすると・・」
「うわぁ・・たった1週間でもうヤケヤケのコンガリッチじゃないの」
「そうなんですよ・・・はぁ・・」
まぁ・・伯爵様の場合、呑む、打つ、買うの 打つだけは未経験。
デビューが遅いと嵌った時は破滅しかないのよねぇ・・。
「旦那様が・・うぅっ・・奥様にした仕打ちは・・うっうぅ・・
男としてあり得ないんですが・・それでも・・うぅぅ・・」
あぁ・・スチュワートさん、泣いてるし。
うーん、どうしよう。泣かれてもねぇ・・借金を肩代わりしたところで
本人が目が覚めないとまた同じことの繰り返しなんだけどなぁ
「その賭博場では何をされてますの?
おイチョカブ?花札のコイコイ?それともチンチロリン?
まさか!懐かしすぎるインヴェーダーとか?」
「は?なんですそれ?チロリロロン??」
あれ?でもチンチロリンって万国共通、異世界でもやってるんじゃないの?
おかしいわね・・サイコロは博打の最強アイテムなのに!!
猪鹿蝶に花見で一杯、月見で一杯・・やらないのかしら?
「旦那様はポーカーとルーレットに嵌っておられるようなんです」
あー!そっちね!まさにカジノ!カジノォォォって感じのやつね。
さてどうしましょうか。
それならわたくし、魔法さえ使えれば勝ち続ける事も可能ですが
魔法が使える事がバレてしまいますし・・。
悩みどころですわね。
一番の特効薬は、伯爵様に鉄火場でトンで頂くのが一番なのですけども。
うーん・・どうしましょう。
え、なぜか?それはですね。
スチュワートさんが帰られた後、翌日の天候が雨天だという事なので
早めに足場を外して頂き、夕方頃からランバートさんに結界魔法を
別邸にかけて頂きましたの。
最後の偽装のフィルターは流石冒険者SSランクですわ。
外から見ると部屋の中で魔法陣を出していても、わからないんですの。
で、アリシアさんも凄かったですわ。
あっという間にポーションを入れる小瓶を作ってくださいました。
あと、調理場の隅に魔道具をおいていつでもギルド商会との
連絡が可能になりましたわ。
予備としてクライゴウト(オスでした。。(´;ω;`)ウゥゥ)の小屋に
転移魔法用の魔法陣を張り、それも偽装で囲って頂きました。
これで冬場でも街へ簡単に移動できますわ。
今日の夕食はブラックオーク のスパイスソテーですわ。
サラダホウレンソウと、ラディッシュ、ベビーコーンのサラダも付けて
豪華版ですわね。
お茶は・・スチュワートさんも来ますのでタンポポ茶です。
ゆっくりと食べて、幸せですわ。このお肉のジューシー感。
あとは稼いで小麦を手に入れて・・米粉もほしいわ!
どんどん豊かになる食生活。おひとり様バンザーイ!!
食後のお茶を楽しんでいるとドアをノックする音がしますね。
時計を見ると20時45分。少し早いですが遅れるよりマシですわ。
「こんばんは。スチュワート様」
「夜分に申し訳ございません」
「さぁ、お入りになって。タンポポ茶を淹れますわ」
「あぁ・・ありがとうございます」
椅子は2つありますが、食事も接客もこれで対応しているテーブル。
スチュワートさんと向かい合って座ります。
「はぁ・・美味しい・・癒されます」
タンポポ茶を飲んだスチュワートさん。目を閉じて春の気分でしょうか?
まぁ、癒されればそれはそれでヨシですわね。
「で、いったいどうされましたの?」
「奥様・・・伯爵様なのですが困った事になっているのです」
「まぁ?新しい情を交わす女性が出来たとか?」
「いえ、そういうのはあのクソビッ・・いえ、一人なのですが、
ちょっと面倒な事になっておりまして」
「面倒な事?お子様でも出来ましたの?」
「へ?いえいえ!違います。あれ?でもそういうのOKなんですか?」
「気にしませんよ?」
「ですが・・・」
「あぁ、最初はですね子供もと思いましたが、伯爵様に言われましたでしょう?
肩の荷がスッカリ下りましたので、もう頼まれてもゴメンですわ」
「いえ、子供は出来ておりません。多分・・ですが」
ではやっぱりお金かなぁ?っと心でため息をついてみます。(はぁ・・)
「実はですね、工事のはじまる前日からなのですが
愛人の女性に夜に毎夜呼び出されておりまして」
「スチュワート様が?お盛んですわね」
「いえいえ。違います。わたくしはあんなのは圏外ですから!」
「あんなのって・・わたくしお会いしたことがないのでなんとも・・」
「見なくていいです。ドーラン塗りまくらないとシミだらけの顔、
寝起きは別人?と思うほどの特殊メイクですしね」
「あらまぁ・・でも女性をそういう風に揶揄してはダメですわ」
「いいんですよ。あの女は!」
うーん・・・この流れだと情を交わした女性と別れさせたいとか
そういうのかしら?
わたくしは、正直、死ぬまでヤってろ!って思ってるんですけども。
「で、夜に出かけるわけです」
「まぁ・・いいのではないですか?」
「良くありません。場所が問題なのです」
まさか・・人に見られないとダメ!っとかで繁華街のど真ん中とか
公園の通路部分とか??いやだぁ・・もうやめてよぉ・・
「旦那様のあとを尾行させましたところ・・」
うわ・・尾行までするんだ?そこまでしてニャンニャンみたいのかしら?
「2人が入った店は、賭博場だったんです」
あら?そっち?なんだぁ・・って事は鉄火場になってるのかな?
「賭け事に夢中になってしまわれまして・・」
「賭け事ですか・・胴元が勝つに決まっているのに」
「そうなんです。ここ1週間ほどなんですが勝ったのは最初の1日だけ」
まぁ・・そういうモンですよね。公営ならビギナーズラックですが
それ以外なら、カモになってるという事ですわね
「昨夜は2億負けたそうなんですよ・・その前の日は5000万」
「あら?額が大きすぎません?」
「えぇ、初日に1万が1億5000万になったので気が大きくなってます。
翌日から5000万、5000万と負けて200万勝って、
また5000万負けて、ついに2億です」
「負けを取り返そうってヤツですわね。ドツボとも言いますが」
「今日は・・・亡き母上様の形見の宝飾品を持ち出して換金し
それを元手にすると・・」
「うわぁ・・たった1週間でもうヤケヤケのコンガリッチじゃないの」
「そうなんですよ・・・はぁ・・」
まぁ・・伯爵様の場合、呑む、打つ、買うの 打つだけは未経験。
デビューが遅いと嵌った時は破滅しかないのよねぇ・・。
「旦那様が・・うぅっ・・奥様にした仕打ちは・・うっうぅ・・
男としてあり得ないんですが・・それでも・・うぅぅ・・」
あぁ・・スチュワートさん、泣いてるし。
うーん、どうしよう。泣かれてもねぇ・・借金を肩代わりしたところで
本人が目が覚めないとまた同じことの繰り返しなんだけどなぁ
「その賭博場では何をされてますの?
おイチョカブ?花札のコイコイ?それともチンチロリン?
まさか!懐かしすぎるインヴェーダーとか?」
「は?なんですそれ?チロリロロン??」
あれ?でもチンチロリンって万国共通、異世界でもやってるんじゃないの?
おかしいわね・・サイコロは博打の最強アイテムなのに!!
猪鹿蝶に花見で一杯、月見で一杯・・やらないのかしら?
「旦那様はポーカーとルーレットに嵌っておられるようなんです」
あー!そっちね!まさにカジノ!カジノォォォって感じのやつね。
さてどうしましょうか。
それならわたくし、魔法さえ使えれば勝ち続ける事も可能ですが
魔法が使える事がバレてしまいますし・・。
悩みどころですわね。
一番の特効薬は、伯爵様に鉄火場でトンで頂くのが一番なのですけども。
うーん・・どうしましょう。
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