28 / 56
軍神の加護を使って鴨を保護
しおりを挟む
「エレインさん!聞いてくれ!畝が!畝が!ちゃんとできてて水がたまらないんだ!」
まだフカフカな土とまでは言えないようですが、とりあえず応急の土壌改良が成功したようです。
エレインは持っていても、この先同じことが起これば農夫たちにはお金がありません。
折角ここ1年で貯めたお金も不作の年だってあるのですから続けば蓄えはなくなります。
なので、出来るだけお金をかけずにこの先をやっていけるように今回の措置を取ったのです。
お金があれば土をごっそり入れ替えるのですが広さが広さだけに費用は莫大ですからね。
「では、世話は必要ですけどまだ多少湿気もあると思うので今年はそこにショウガを植えましょう。で、連作をするとあっという間に土は痩せますから休ませている間にそこにレンゲを植えてください」
「レンゲ?あの小さいピンクの?」
「そう。枯れたらそのまま土に混ぜ込んでください。肥料になります。その上でミツバチを養蜂しましょう。レンゲで蜂蜜を採って、王都で売ると良いでしょう」
「は、はちみつ?そっちの方が儲けが大きいですよ」
「ですが、継続できるかどうかはまだわかりませんし当面の策としてです。税金は里芋でいいでしょう?」
「それはそうだけど‥‥売り上げが出れば領主さまも3年目は考えを変えるかも」
「ですから文字の読み書きを教えたのです。次からは王都に行った時に図書館で本を借りられるよう手配をしておきますから勉強をするのです。あなた方がいるから領主がいるのです。交渉する事を覚えましょうね」
「エレインさんが下りてきてくれたら一番なんだけどなぁ」
「ふふっそれは無理ですわ。ここで1年暮らすと約束したんですもの」
そこへ子供たちが定期購読をしている本を手にしてやってきます。
「ねぇ!この本貰ってもいい?」
表紙を見ると‥‥「平●」と「明●」どちらもアイドルの事情がふんだんに掲載されたエレインのお愉しみ本。
困ったなぁと思いつつも子供たちにあげる事にします。
ついでに月刊コロコ●コミックと、冒●王も男の子たちにプレゼントです。
転移魔法で交代する馬4頭とヤギ5匹ともに皆を転移させるとエレインのお愉しみタイムです。
ヤギは畑の雑草を食べてくれるので今回特別派遣。
冬が近くなってきたのか、渡り鳥が飛んできますので先日ケガをした鴨を保護して飼っております。
「水田だったらお前たちも役に立てるのにねぇ」
「グワッグワッ」
多分、もう飛べないだろうなぁと魔獣に襲われた鴨5羽を見つめるエレイン。
偶々夜に星でも見るかーっと外に出て星を見ていると、馬たちが騒いでおりました。
何だろう?と見てみると、中級の魔獣。デスウルフが馬を狙っており、サーベルを持って格闘。
軍神の加護のあるエレインですからあっという間に倒せたのですが、その後水場で今度は渡り鳥が激しく騒ぐ声が聞こえます。
何事かと行ってみるとデスウルフよりも面倒なサイクロダイル(狂暴なワニ)が渡り鳥を襲っておりました。
「こいつは少々面倒なのよねぇ」
サイクロダイルはワニっぽいですがどっちかというとトカゲ。尻尾を切り落とすと上体をコブラのように起こして襲ってくるだけでなく、切り落とした尻尾も時間が経つと上半身が出来てしまうので短時間勝負です。
縦に真っ二つにするのが効果的ですが尻尾を落とさないと上体は上げないし背中は固くて剣は刺さりません。
尻尾を落とした後、先にバタバタする尻尾の腹側が見えたらそこで尻尾を縦割りにしてとどめをさしてから上体のほうを片付けるのですが、厄介な事にコイツらは群れで行動するのです。
見つけると泳ぐスピードも速いですし垂直に5mは飛び上がります。
走れば時速40km/hで走りますので逃げ切れません。魔法も利かないので余程剣の腕が優れたものが複数人いないと大変な事になってしまいます。
しかしここで片づけておかないと渡り鳥がいなくなれば馬やヤギを狙ってきます。
魔獣は同種の仲間や自分よりも強い魔獣がやられた場にはしばらく近づかない習性がありますのでエレインは迷うことなくサーベルと剣を持って格闘します。
「行くわよぉ~高速の貴公子っ!マルムスティーン!!」
ズシャッ!ズシャッ!!
「お次はお前だぁ!クィーン‥‥ズライチッ!!」
ズシャッ!ズシャッ!!
「ついでに…VoとGは犬猿のドォォッケェンッ!」
ズシャッ!ズシャッ!!
「とどめだぁッ!性格悪いんじゃ!ダブロォォォ!!(哀悼)」
ズシャッ!ズシャッ!!
足でツンツンすると動かないのでこうなればやっと火魔法の出番です。
煮ても焼いても食べられませんが、レアで焼いておくとしばらく寄ってきませんので
地味~にレアで焼いていきます。かなりグロテスクですが生きるためには仕方ありません。
この時にもう羽根をやられてしまって飛べなくなった鴨を保護したのです。
「お前たちの職場も探さないとねぇ」
「グワッグワッ」
「さて、夕方まで読書ターイム♡」
愛読書でもあるBU●RN! 表紙はリッチー・ブラック●ア
「そうだ!コスチューム作ろう!」
この本読みながらですと、碌な衣装にならないきもしますよ?エレイン。
まだフカフカな土とまでは言えないようですが、とりあえず応急の土壌改良が成功したようです。
エレインは持っていても、この先同じことが起これば農夫たちにはお金がありません。
折角ここ1年で貯めたお金も不作の年だってあるのですから続けば蓄えはなくなります。
なので、出来るだけお金をかけずにこの先をやっていけるように今回の措置を取ったのです。
お金があれば土をごっそり入れ替えるのですが広さが広さだけに費用は莫大ですからね。
「では、世話は必要ですけどまだ多少湿気もあると思うので今年はそこにショウガを植えましょう。で、連作をするとあっという間に土は痩せますから休ませている間にそこにレンゲを植えてください」
「レンゲ?あの小さいピンクの?」
「そう。枯れたらそのまま土に混ぜ込んでください。肥料になります。その上でミツバチを養蜂しましょう。レンゲで蜂蜜を採って、王都で売ると良いでしょう」
「は、はちみつ?そっちの方が儲けが大きいですよ」
「ですが、継続できるかどうかはまだわかりませんし当面の策としてです。税金は里芋でいいでしょう?」
「それはそうだけど‥‥売り上げが出れば領主さまも3年目は考えを変えるかも」
「ですから文字の読み書きを教えたのです。次からは王都に行った時に図書館で本を借りられるよう手配をしておきますから勉強をするのです。あなた方がいるから領主がいるのです。交渉する事を覚えましょうね」
「エレインさんが下りてきてくれたら一番なんだけどなぁ」
「ふふっそれは無理ですわ。ここで1年暮らすと約束したんですもの」
そこへ子供たちが定期購読をしている本を手にしてやってきます。
「ねぇ!この本貰ってもいい?」
表紙を見ると‥‥「平●」と「明●」どちらもアイドルの事情がふんだんに掲載されたエレインのお愉しみ本。
困ったなぁと思いつつも子供たちにあげる事にします。
ついでに月刊コロコ●コミックと、冒●王も男の子たちにプレゼントです。
転移魔法で交代する馬4頭とヤギ5匹ともに皆を転移させるとエレインのお愉しみタイムです。
ヤギは畑の雑草を食べてくれるので今回特別派遣。
冬が近くなってきたのか、渡り鳥が飛んできますので先日ケガをした鴨を保護して飼っております。
「水田だったらお前たちも役に立てるのにねぇ」
「グワッグワッ」
多分、もう飛べないだろうなぁと魔獣に襲われた鴨5羽を見つめるエレイン。
偶々夜に星でも見るかーっと外に出て星を見ていると、馬たちが騒いでおりました。
何だろう?と見てみると、中級の魔獣。デスウルフが馬を狙っており、サーベルを持って格闘。
軍神の加護のあるエレインですからあっという間に倒せたのですが、その後水場で今度は渡り鳥が激しく騒ぐ声が聞こえます。
何事かと行ってみるとデスウルフよりも面倒なサイクロダイル(狂暴なワニ)が渡り鳥を襲っておりました。
「こいつは少々面倒なのよねぇ」
サイクロダイルはワニっぽいですがどっちかというとトカゲ。尻尾を切り落とすと上体をコブラのように起こして襲ってくるだけでなく、切り落とした尻尾も時間が経つと上半身が出来てしまうので短時間勝負です。
縦に真っ二つにするのが効果的ですが尻尾を落とさないと上体は上げないし背中は固くて剣は刺さりません。
尻尾を落とした後、先にバタバタする尻尾の腹側が見えたらそこで尻尾を縦割りにしてとどめをさしてから上体のほうを片付けるのですが、厄介な事にコイツらは群れで行動するのです。
見つけると泳ぐスピードも速いですし垂直に5mは飛び上がります。
走れば時速40km/hで走りますので逃げ切れません。魔法も利かないので余程剣の腕が優れたものが複数人いないと大変な事になってしまいます。
しかしここで片づけておかないと渡り鳥がいなくなれば馬やヤギを狙ってきます。
魔獣は同種の仲間や自分よりも強い魔獣がやられた場にはしばらく近づかない習性がありますのでエレインは迷うことなくサーベルと剣を持って格闘します。
「行くわよぉ~高速の貴公子っ!マルムスティーン!!」
ズシャッ!ズシャッ!!
「お次はお前だぁ!クィーン‥‥ズライチッ!!」
ズシャッ!ズシャッ!!
「ついでに…VoとGは犬猿のドォォッケェンッ!」
ズシャッ!ズシャッ!!
「とどめだぁッ!性格悪いんじゃ!ダブロォォォ!!(哀悼)」
ズシャッ!ズシャッ!!
足でツンツンすると動かないのでこうなればやっと火魔法の出番です。
煮ても焼いても食べられませんが、レアで焼いておくとしばらく寄ってきませんので
地味~にレアで焼いていきます。かなりグロテスクですが生きるためには仕方ありません。
この時にもう羽根をやられてしまって飛べなくなった鴨を保護したのです。
「お前たちの職場も探さないとねぇ」
「グワッグワッ」
「さて、夕方まで読書ターイム♡」
愛読書でもあるBU●RN! 表紙はリッチー・ブラック●ア
「そうだ!コスチューム作ろう!」
この本読みながらですと、碌な衣装にならないきもしますよ?エレイン。
応援ありがとうございます!
15
お気に入りに追加
4,221
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる