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思慕が消える
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「お前は本当に可愛くも無ければ要領も悪いな」
ベネディクトは開口一番いつもディアセーラに向かってそう言った。
物心つく前に結ばれた婚約ではあったが、かたや王族、かたや公爵令嬢と言っても再々顔を合わせる事はない。王子教育で登城をしてもすれ違う事も稀。
10歳になった頃、やっと月に一度の茶会の場が設けられるようになった。
初めてまじまじとベネディクトを間近で見てディアセーラはなんて綺麗な人だろうと思った。銀髪なのは他の王子も同じだが、1人だけ赤眼。成長すれば眉目秀麗と言われ側妃を母に持つ弟の王子2人よりも美丈夫になると誰もが誉めそやす王子がベネディクトだった。
そんなベネディクトだからであろうか。
エスコートもスマートで、誕生日や記念日には贈り物がブロスカキ公爵家に届いた。
王子教育の傍らで、婚約者となったディアセーラを気遣ってくれるベネディクトは茶会や夜会でも他の令嬢達から熱い眼差しを向けられていた。
あわよくばその位置に立てないかと思う令嬢も多い。
色々な感情の入り混じった視線の中、ベネディクトはいつもディアセーラの隣にいてディアセーラの手を握って離さなかった。
「まぁ、可愛い。初々しいわね」
「叔母上、私はもう12歳です。可愛いなどと言わないでください」
まだ背丈も成長が早いディアセーラのほうが少しだけ高いが、ベネディクトは教育にディアセーラが登城していると聞くと飛んできて机を並べて講義を受け、それが終わるとディアセーラの手を引いて城の中や庭園を案内した。
ただ、少しだけ考えて欲しかったのは庭園で楽しい時間を過ごせばそれまでの予定は繰り下がる。予定をこなすまで屋敷には帰れないためディアセーラは深夜に家路につく事も多かった。
それでも厳しい教育の合間に見せるベネディクトの優しさにディアセーラが淡い恋心を抱いてしまっても不思議ではなかった。
13歳を過ぎた頃、突然ベネディクトはディアセーラと距離を置き始めた。
「よくそんななりで人前に出て来られたものだな」
「申し訳ございません…」
夜会用だとベネディクトから届いたドレスと宝飾品。身に纏ってベネディクトの前に立ったディアセーラを見てベネディクトは眉間に皺を寄せた。
――折角、贈って頂いたのに似合ってなかったのかしら――
公爵家の使用人は悪くない。それぞれが精一杯ディアセーラを磨き、髪を結い、着飾ってくれたのだ。
ダンスを踊るとなるとベネディクトは不機嫌の度合いが増す。
「もっと隅に行くぞ。見られたものではない」
「申し訳ございません」
「謝るくらいなら、踊らずにさっさと控室にでも籠っていろ」
「はい」
公爵家に来るダンスの講師は王宮から派遣されてくるが、どの講師も【上出来】だと言ってくれた。
特別に許可を貰って王宮の料理人達と焼き菓子を作ってベネディクトに持って行く。
「こんなものを作って!そんな暇があるなら本でも読んでいろ」
あっという間に不機嫌になり、菓子にも茶にも手を付けてくれないベネディクト。
ディアセーラはぬるくなった茶を飲んで帰途につくしかなかった。
王太子となれば諸外国などの大使などとも会う機会は多い。教育と言っても名前や人物の周辺を知識として頭に叩き込み、会話がスムーズに進むように補佐をする事である。
如何に自国に有利であるよう話を進めるか。気分よく帰国してもらわねばならないため、大使たちと初期の議論を行うベネディクトとディアセーラの役割は非常に重要なウェイトを占めていた。
簡単そうに見えるが、国内だけでも500人を超え、諸外国を入れれば桁は1つあがる。
目の前の人物だけでなくその後ろにいる家族構成と家族の立ち位置、現在の状況、事業についてもスムーズな受け答えをせねばならず覚える事は膨大。最初の数年は王妃や従者も手を貸してくれたが、15歳を過ぎた頃からは何時までも頼ってはいられないとディアセーラは寝る間も惜しんで政務に関する人脈構成を頭に叩き込んだ。
王子妃教育も異例のスピードで履修し執務も手伝う。しかし時間をやりくりして開いた茶会では一言も喋らず、口を開いたと思えば悪態を吐く。ほとんど目も合わさないどころか顔から背けるようになってしまったベネディクト。
ディアセーラは何がいけないのか自問自答を繰り返し、時折王妃にも側妃にも母にも相談をした。だが王妃も側妃も首を傾げるばかりで【頑張り過ぎ】だとディアセーラを慰めるだけだった。
「殿下、わたくしのどこを直せばいいのでしょうか」
15歳になったディアセーラは悩んでも答えが判らず、つい本人に問うてしまった。
「お前は本当に可愛くも無ければ要領も悪い。何故俺が教えてやらねばならないのだ」
ベネディクトはテーブルを思い切り叩くと、立ち上がり茶会の席から去ってしまった。
肩を落とし、屋敷に帰るのはいつもの事。
まわりがフォローをするが、ベネディクトがディアセーラに冷たい言動をとるのは変わらず、いつしか夜会へエスコートされる役目は「今月の恋人」と呼ばれる令嬢が務めるようになり、ディアセーラのエスコートは父か兄、2人に都合がつかない時は親類の子息になった。
月に1度の茶会もベネディクトが向かいの席につくのは数回に一度。独りぼっちの茶会の時間を過ごす事に意義はあるのか、その時間も公務に当てたほうが有意義ではないかとベネディクトが言い出し茶会は中止となった。
王太子妃教育が修了すると、まだ婚姻はしていなくてもディアセーラにも公務書類が回ってきていた。執事や従者、御用学者にも手を貸してもらいなんとか仕上げれば、次は量が倍になっており兎に角時間が足らなかった。
「殿下も同じ量をしていらっしゃるの?」
ディアセーラの問いに誰もが言葉を濁し、まともに答えてはくれなかった。
不審に思い、問い正してみればベネディクトには公務書類を決裁するような時間は行動の予定になく、その時間は恋人と茶会をするか、市井に「視察」と称し買い物に行くか観劇に出掛けている事を知った。
書類を片付けるのはいずれ嫁げばせねばならない事だと判ってはいたが、全てだとは露とも思わず、どうして内容以前に議題も知らないのかとベネディクトと衝突する事が多くなった。
話し合いの時間が足らないのではと時間を作れば「要領が悪い」と罵倒される。
思い悩む日々は終わりを迎えた。
帝国の大使を迎えてのレセプションを数日後に控え、式次第もだが綿密な打ち合わせが必要なのにベネディクトは全てをディアセーラに投げ、庭園で楽し気に数人の令嬢と談笑している場に出くわしてしまった。
感情を表に出してはならないと教育をされていても、ディアセーラはつい声を荒げてしまった。
「殿下、何をされているのです?」
「本当にお前は要領が悪い。このような場で茶を濁すような事しか言えないのか」
ベネディクトの膝の上に座っていた令嬢は小さく肩を揺らし、腕をベネディクトの首に回した。チラリとディアセーラを見た目は半月形を描いて口元は淫靡に歪んでいた。
ディアセーラの中で【パチン】と何かが弾けてしまった。
――どうしてこんな男の為に頑張ろうと思ったんだろう――
恋愛感情など不問の婚約、そして婚姻。
そこに愛は無くとも民に誠実であればそれでもいいじゃないかと言う者もいた。
ディアセーラもその言葉の意味が判らないではない。
ならば民の為にベネディクトは何をしているのか。
そこに疑問が行きつくだけの事。
思慕を断ち切ってからディアセーラはどんなに遊んで呆けていようと、民の為に何かを成し得ようとしているのならばとベネディクトに対し、言い方を変え、態度を変え接してきた。
元々この婚約には両親のブロスカキ公爵夫妻も乗り気ではない。まだ寝返りも出来ない頃から「躾」られてきたディアセーラへの対応には幾度も公爵家からは王家に対し、まだ婚姻をしていないディアセーラにだけ厳しすぎる、公務書類を決裁させるのはおかしいと抗議をしたが「いずれせねばならないものだから」と一蹴されていた。
不満だけが蓄積されていく中で起こった出来事にディアセーラを見てきた王宮の使用人や職員は言葉にせずとも思いは同じだった。
【なるようになった】だけの事である。
ディアセーラが王宮内にあるブロスカキ公爵の執務室に向かう歩みを止める者は誰一人いなかった。
ベネディクトは開口一番いつもディアセーラに向かってそう言った。
物心つく前に結ばれた婚約ではあったが、かたや王族、かたや公爵令嬢と言っても再々顔を合わせる事はない。王子教育で登城をしてもすれ違う事も稀。
10歳になった頃、やっと月に一度の茶会の場が設けられるようになった。
初めてまじまじとベネディクトを間近で見てディアセーラはなんて綺麗な人だろうと思った。銀髪なのは他の王子も同じだが、1人だけ赤眼。成長すれば眉目秀麗と言われ側妃を母に持つ弟の王子2人よりも美丈夫になると誰もが誉めそやす王子がベネディクトだった。
そんなベネディクトだからであろうか。
エスコートもスマートで、誕生日や記念日には贈り物がブロスカキ公爵家に届いた。
王子教育の傍らで、婚約者となったディアセーラを気遣ってくれるベネディクトは茶会や夜会でも他の令嬢達から熱い眼差しを向けられていた。
あわよくばその位置に立てないかと思う令嬢も多い。
色々な感情の入り混じった視線の中、ベネディクトはいつもディアセーラの隣にいてディアセーラの手を握って離さなかった。
「まぁ、可愛い。初々しいわね」
「叔母上、私はもう12歳です。可愛いなどと言わないでください」
まだ背丈も成長が早いディアセーラのほうが少しだけ高いが、ベネディクトは教育にディアセーラが登城していると聞くと飛んできて机を並べて講義を受け、それが終わるとディアセーラの手を引いて城の中や庭園を案内した。
ただ、少しだけ考えて欲しかったのは庭園で楽しい時間を過ごせばそれまでの予定は繰り下がる。予定をこなすまで屋敷には帰れないためディアセーラは深夜に家路につく事も多かった。
それでも厳しい教育の合間に見せるベネディクトの優しさにディアセーラが淡い恋心を抱いてしまっても不思議ではなかった。
13歳を過ぎた頃、突然ベネディクトはディアセーラと距離を置き始めた。
「よくそんななりで人前に出て来られたものだな」
「申し訳ございません…」
夜会用だとベネディクトから届いたドレスと宝飾品。身に纏ってベネディクトの前に立ったディアセーラを見てベネディクトは眉間に皺を寄せた。
――折角、贈って頂いたのに似合ってなかったのかしら――
公爵家の使用人は悪くない。それぞれが精一杯ディアセーラを磨き、髪を結い、着飾ってくれたのだ。
ダンスを踊るとなるとベネディクトは不機嫌の度合いが増す。
「もっと隅に行くぞ。見られたものではない」
「申し訳ございません」
「謝るくらいなら、踊らずにさっさと控室にでも籠っていろ」
「はい」
公爵家に来るダンスの講師は王宮から派遣されてくるが、どの講師も【上出来】だと言ってくれた。
特別に許可を貰って王宮の料理人達と焼き菓子を作ってベネディクトに持って行く。
「こんなものを作って!そんな暇があるなら本でも読んでいろ」
あっという間に不機嫌になり、菓子にも茶にも手を付けてくれないベネディクト。
ディアセーラはぬるくなった茶を飲んで帰途につくしかなかった。
王太子となれば諸外国などの大使などとも会う機会は多い。教育と言っても名前や人物の周辺を知識として頭に叩き込み、会話がスムーズに進むように補佐をする事である。
如何に自国に有利であるよう話を進めるか。気分よく帰国してもらわねばならないため、大使たちと初期の議論を行うベネディクトとディアセーラの役割は非常に重要なウェイトを占めていた。
簡単そうに見えるが、国内だけでも500人を超え、諸外国を入れれば桁は1つあがる。
目の前の人物だけでなくその後ろにいる家族構成と家族の立ち位置、現在の状況、事業についてもスムーズな受け答えをせねばならず覚える事は膨大。最初の数年は王妃や従者も手を貸してくれたが、15歳を過ぎた頃からは何時までも頼ってはいられないとディアセーラは寝る間も惜しんで政務に関する人脈構成を頭に叩き込んだ。
王子妃教育も異例のスピードで履修し執務も手伝う。しかし時間をやりくりして開いた茶会では一言も喋らず、口を開いたと思えば悪態を吐く。ほとんど目も合わさないどころか顔から背けるようになってしまったベネディクト。
ディアセーラは何がいけないのか自問自答を繰り返し、時折王妃にも側妃にも母にも相談をした。だが王妃も側妃も首を傾げるばかりで【頑張り過ぎ】だとディアセーラを慰めるだけだった。
「殿下、わたくしのどこを直せばいいのでしょうか」
15歳になったディアセーラは悩んでも答えが判らず、つい本人に問うてしまった。
「お前は本当に可愛くも無ければ要領も悪い。何故俺が教えてやらねばならないのだ」
ベネディクトはテーブルを思い切り叩くと、立ち上がり茶会の席から去ってしまった。
肩を落とし、屋敷に帰るのはいつもの事。
まわりがフォローをするが、ベネディクトがディアセーラに冷たい言動をとるのは変わらず、いつしか夜会へエスコートされる役目は「今月の恋人」と呼ばれる令嬢が務めるようになり、ディアセーラのエスコートは父か兄、2人に都合がつかない時は親類の子息になった。
月に1度の茶会もベネディクトが向かいの席につくのは数回に一度。独りぼっちの茶会の時間を過ごす事に意義はあるのか、その時間も公務に当てたほうが有意義ではないかとベネディクトが言い出し茶会は中止となった。
王太子妃教育が修了すると、まだ婚姻はしていなくてもディアセーラにも公務書類が回ってきていた。執事や従者、御用学者にも手を貸してもらいなんとか仕上げれば、次は量が倍になっており兎に角時間が足らなかった。
「殿下も同じ量をしていらっしゃるの?」
ディアセーラの問いに誰もが言葉を濁し、まともに答えてはくれなかった。
不審に思い、問い正してみればベネディクトには公務書類を決裁するような時間は行動の予定になく、その時間は恋人と茶会をするか、市井に「視察」と称し買い物に行くか観劇に出掛けている事を知った。
書類を片付けるのはいずれ嫁げばせねばならない事だと判ってはいたが、全てだとは露とも思わず、どうして内容以前に議題も知らないのかとベネディクトと衝突する事が多くなった。
話し合いの時間が足らないのではと時間を作れば「要領が悪い」と罵倒される。
思い悩む日々は終わりを迎えた。
帝国の大使を迎えてのレセプションを数日後に控え、式次第もだが綿密な打ち合わせが必要なのにベネディクトは全てをディアセーラに投げ、庭園で楽し気に数人の令嬢と談笑している場に出くわしてしまった。
感情を表に出してはならないと教育をされていても、ディアセーラはつい声を荒げてしまった。
「殿下、何をされているのです?」
「本当にお前は要領が悪い。このような場で茶を濁すような事しか言えないのか」
ベネディクトの膝の上に座っていた令嬢は小さく肩を揺らし、腕をベネディクトの首に回した。チラリとディアセーラを見た目は半月形を描いて口元は淫靡に歪んでいた。
ディアセーラの中で【パチン】と何かが弾けてしまった。
――どうしてこんな男の為に頑張ろうと思ったんだろう――
恋愛感情など不問の婚約、そして婚姻。
そこに愛は無くとも民に誠実であればそれでもいいじゃないかと言う者もいた。
ディアセーラもその言葉の意味が判らないではない。
ならば民の為にベネディクトは何をしているのか。
そこに疑問が行きつくだけの事。
思慕を断ち切ってからディアセーラはどんなに遊んで呆けていようと、民の為に何かを成し得ようとしているのならばとベネディクトに対し、言い方を変え、態度を変え接してきた。
元々この婚約には両親のブロスカキ公爵夫妻も乗り気ではない。まだ寝返りも出来ない頃から「躾」られてきたディアセーラへの対応には幾度も公爵家からは王家に対し、まだ婚姻をしていないディアセーラにだけ厳しすぎる、公務書類を決裁させるのはおかしいと抗議をしたが「いずれせねばならないものだから」と一蹴されていた。
不満だけが蓄積されていく中で起こった出来事にディアセーラを見てきた王宮の使用人や職員は言葉にせずとも思いは同じだった。
【なるようになった】だけの事である。
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