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最終章☆それぞれの立ち位置(22話)
フライドポテトの食べ頃は。
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架空、創作の話です。現実世界と混同しないようご注意ください。
この章は最終章となりますので第一章から第四章のインシュアの保険販売とは読んだ時の受け取り方(感じ方)が変わるかも知れません。
中間にあるライアル伯爵家日記に近いと思って頂いて構いません。
架空、創作の話です。現実世界と混同しないようご注意ください。
◇~◇~◇
深夜、インシュアの住む離れの玄関をドンドンと叩く音がする。
ルーナは元ライアル伯爵に雇われていた使用人なのであの事件以降、この離れに住むのはインシュアだけである。誰だろうと遅い帰宅でテイクアウトのニャクニャルディドのハンバーガーとフライドポテトで夕食を済まそうとまさに齧り付こうとした瞬間の音に、インシュアは溜息を吐いて玄関に向かった。
「どちら様です?」
「すみません。王都救急隊の隊員で名前をレキュスーと申します。実はお隣から救急搬送の連絡がありまして敷地内を通らせてほしいんです」
「いいですよ。植えている花は踏まないでくださいね」
「はい。気を付けて歩きます。ご協力感謝いたします」
死亡保障でも残しておいてくれれば、万が一の事があるのでインシュアも気にかけたが、解約をする為の連絡が事もあろうか他社からあった。勝手にすれば?と手続きを迅速に進めたインシュア。
額が大きいだけにどちらかでも亡くなった際はヨハンに課税をされるのは必須だった。
税金を払っても残るには残るだろうが、彼らとのつながりはヨハンにも「相続放棄」の意志は確認をしている。
危惧していた「相続人がヨハンしかいない」時に問題になるのはあの廃屋だった。
相続を放棄してもあの廃屋の壁材などが風に巻きあげられて人を怪我させてしまえば大変なことになる。なので解体の話が出た時にマルクスもインシュアも2つ返事で敷地内の通行を許可したのだ。
更地になれば人を怪我させる事もない。
テント生活の焚火の始末は本人がどちらかは生きているから焚火をするのだから、ちゃんとしてくれれば火事の心配もない。いなくなればそんな心配もしなくて済む。
「あぁ~!やっぱりっ!ポテトが萎びちゃったぁ」
フライドポテトは揚げたてが一番である。萎びてしまうと先端がより硬くなるのだ。
なによりニャクニャルディドのクルーさん渾身のサクサク感が感じられる時間帯を過ぎてしまった事が悔やまれてならない。
インシュアは冷たい女である。
ポテトは熱って時がちょっとだけ過ぎた頃が好きなお隣さんには全く興味がない女なのだ。
搬送されたのは元夫人である。
元ライアル伯爵はボタックリ保険商会に連絡をいれたいのだが電話などと言うツールは存在しない。なので処置中に歩いて支店に向かったのだ。
しかし‥‥
「契約されてない方の保障なんて、ウチに限らずどこもしませんよ」
当たり前なのが、突き放されてしまった。契約もしていない者の保障などしていたら商売が成り立たないし、契約してなくて保障してくれるなら誰も契約しない。
肩を落として搬送先の病院に行くと更に現実を突きつけられる。
元夫人の治療費をどうするか。である。
シャボーン国では会社員など正社員であれば健康保健に加入をしているが、それ以外は国民保健である。通常はどちらか片方に必ず加入としている優しい国もある。
そういう国であれば、2割か3割負担で医療が受けられるが、シャボーン国は違う。
健康保健は正社員となれば加入しているが、そうでない者は国民保健に金を払って加入している、金を払っていなければ当然保健は使えない。病院に行って診察や治療をしてもらう事は出来る。但し全額自己負担だ。
海外旅行の保険と同じである。海外は海外。備えは必要なのだ。
かの日、元ライアル伯爵は舐めておけばいい程度の傷で病院に行って治療をしてもらった。
全額自己負担である。3万8千ベルを支払った。
勘違いをしているが元ライアル伯爵はあの10万ベルが一時金だと思っている、金を受け取った事で返金は頭からスッポリと抜け落ちているのだ。
そしてゴロゴロしてあと3日で3週間目。給料保障の保険金から金が貰えると思っている。
なので病院に払った残りの6万2千ベルで元伯爵夫人と共にここ10日ほどは毎日外食をして小銭しか残っていないのだ。
夫人はニラだと思ってスイセンの葉っぱを大量に食べてしまった。
ここ数日の外食で腹がパンパンになる喜びが癖になってしまったのだ。
世の中は世知辛い。金を払わないのなら連れて帰ってくれと泡を吹いている元夫人を指差して医者は元ライアル伯爵に告げた。医者も商売なのだ。金を払わない患者一人を奉仕の心で治療してしまえば翌日から同じような患者で医院は溢れかえってしまうのだ。
こういう時の為に平民の中には国民保健には加入しないがユズリッハ保険商会などの保険に家族型などで加入している。備えは行って当たり前なのだ。
「医療費は払う。約束する」
「では、こちらに一筆お願いしますね。言っておきますが無保険ですので一番安いブドウ糖の点滴1本3万ベルは覚悟してくださいよ。他の薬も使いますから今晩入院なら現在22時前ですから1泊2日。2日分の入院となりますから50万ベルを下回る事はないですよ」
「そ‥‥そんなに?…安く出来ないか?」
「では処置だけするので担いで今日中に帰ってください。そしたら20万ベルほどでしょう」
最低限の処置だけをしてもらった元夫人を背中にオンブして真夜中テントにたどり着いた元伯爵。治療費など払えるはずがない。結局一括で掛け金を支払い契約したばかりの保険2つを解約したのだった。
「490万も払ったんだぞ?」
「契約の時に規約をお渡ししましたよね。5年経過していない場合は解約金はないんですよ。一括払いの5年以内解約でも解約金が出来る保険商会さんもありますけど、ウチはありません。ではこれが解約の書類です。間違いなく解約になっていますのでご安心ください」
「ちょっと待て。なら俺の保障は…」
「ご契約頂いた本人さんが来店されて契約、そして解約。手続きが済んだ以上保障はありません」
「こっ!こんな話があるか!お前の所のような保険なんて二度と掛けるか!」
「大丈夫です。解約されて数年は当社とはお取引出来ませんので。御年齢から考えて…当社規定の20年以上経過の頃は‥‥。では、お帰りはあちらで御座います」
医療費とは言え、支払いが出来なかった元ライアル伯爵は詐欺行為で逮捕をされてしまった。
既に貴族法の恩恵は使ってしまっていた元ライアル伯爵はただの平民。
懲役または罰金という刑だとしても、罰金は払えないので懲役刑となった。
シャボーン国の刑務所は甘くない。税金で3食食べさせてくれるわけではない。
獄中で病気になっても医療費が払えないなら医者には診てもらえないし薬もない。
元夫人は兄の元に長い道のりを歩いて金の無心に行ったが、使えない土地の支払いが既に始まっている兄は玄関を開けてはくれなかった。
その帰り、店頭に並べられていた日替わり弁当を万引きして窃盗の現行犯で逮捕されたのだった。
別の刑務所に収監をされたが夫婦揃って金はない。
刑務所に入り半年した日、夫人が儚くなり追うように2カ月後元ライアル伯爵も儚くなった。
その知らせを聞いたインシュアはリンデバーグに頼んでヨハンの相続権を放棄させる手続きを取った。あの土地は子爵家の持ち物だとしても先代ライアル伯爵夫妻には借金がある。医療費と盗んだ弁当代だ。それくらい払ってやればと思う人もいるだろう。しかし2人の借金は全てを払い終えていない。回収できなかった商人もいるのだ。
「あと一人…大人しくして出所後は真面目に働いてくれると良いんだけど」
ヨハンにとって切っても切れない関係の人間がまだ1人残っている。
その名はメイサ。
メイサの罪は児童虐待と詐欺である。
ベンジャーや元ライアル伯爵夫妻は最後までメイサの事を「伯爵夫人にするつもりなどなかった」と言ったが、メイサは違うし、その扱いを見たものはメイサは伯爵夫人だと誤認しても仕方なかった。
その立場を利用しての詐欺行為。
だが、ベンジャーや元ライアル伯爵夫妻に利用されたとも言えないだけに情状酌量がされた。
8年の刑期であと7年もすればメイサは出てくるのだ。
その時ヨハンはリーン国で獣医になるための勉学に励んでいる時期である。
ヨハンの邪魔はさせてはならないのだ。
☆~☆
一部書き換えをしました<(_ _)>(土地の部分)
この章は最終章となりますので第一章から第四章のインシュアの保険販売とは読んだ時の受け取り方(感じ方)が変わるかも知れません。
中間にあるライアル伯爵家日記に近いと思って頂いて構いません。
架空、創作の話です。現実世界と混同しないようご注意ください。
◇~◇~◇
深夜、インシュアの住む離れの玄関をドンドンと叩く音がする。
ルーナは元ライアル伯爵に雇われていた使用人なのであの事件以降、この離れに住むのはインシュアだけである。誰だろうと遅い帰宅でテイクアウトのニャクニャルディドのハンバーガーとフライドポテトで夕食を済まそうとまさに齧り付こうとした瞬間の音に、インシュアは溜息を吐いて玄関に向かった。
「どちら様です?」
「すみません。王都救急隊の隊員で名前をレキュスーと申します。実はお隣から救急搬送の連絡がありまして敷地内を通らせてほしいんです」
「いいですよ。植えている花は踏まないでくださいね」
「はい。気を付けて歩きます。ご協力感謝いたします」
死亡保障でも残しておいてくれれば、万が一の事があるのでインシュアも気にかけたが、解約をする為の連絡が事もあろうか他社からあった。勝手にすれば?と手続きを迅速に進めたインシュア。
額が大きいだけにどちらかでも亡くなった際はヨハンに課税をされるのは必須だった。
税金を払っても残るには残るだろうが、彼らとのつながりはヨハンにも「相続放棄」の意志は確認をしている。
危惧していた「相続人がヨハンしかいない」時に問題になるのはあの廃屋だった。
相続を放棄してもあの廃屋の壁材などが風に巻きあげられて人を怪我させてしまえば大変なことになる。なので解体の話が出た時にマルクスもインシュアも2つ返事で敷地内の通行を許可したのだ。
更地になれば人を怪我させる事もない。
テント生活の焚火の始末は本人がどちらかは生きているから焚火をするのだから、ちゃんとしてくれれば火事の心配もない。いなくなればそんな心配もしなくて済む。
「あぁ~!やっぱりっ!ポテトが萎びちゃったぁ」
フライドポテトは揚げたてが一番である。萎びてしまうと先端がより硬くなるのだ。
なによりニャクニャルディドのクルーさん渾身のサクサク感が感じられる時間帯を過ぎてしまった事が悔やまれてならない。
インシュアは冷たい女である。
ポテトは熱って時がちょっとだけ過ぎた頃が好きなお隣さんには全く興味がない女なのだ。
搬送されたのは元夫人である。
元ライアル伯爵はボタックリ保険商会に連絡をいれたいのだが電話などと言うツールは存在しない。なので処置中に歩いて支店に向かったのだ。
しかし‥‥
「契約されてない方の保障なんて、ウチに限らずどこもしませんよ」
当たり前なのが、突き放されてしまった。契約もしていない者の保障などしていたら商売が成り立たないし、契約してなくて保障してくれるなら誰も契約しない。
肩を落として搬送先の病院に行くと更に現実を突きつけられる。
元夫人の治療費をどうするか。である。
シャボーン国では会社員など正社員であれば健康保健に加入をしているが、それ以外は国民保健である。通常はどちらか片方に必ず加入としている優しい国もある。
そういう国であれば、2割か3割負担で医療が受けられるが、シャボーン国は違う。
健康保健は正社員となれば加入しているが、そうでない者は国民保健に金を払って加入している、金を払っていなければ当然保健は使えない。病院に行って診察や治療をしてもらう事は出来る。但し全額自己負担だ。
海外旅行の保険と同じである。海外は海外。備えは必要なのだ。
かの日、元ライアル伯爵は舐めておけばいい程度の傷で病院に行って治療をしてもらった。
全額自己負担である。3万8千ベルを支払った。
勘違いをしているが元ライアル伯爵はあの10万ベルが一時金だと思っている、金を受け取った事で返金は頭からスッポリと抜け落ちているのだ。
そしてゴロゴロしてあと3日で3週間目。給料保障の保険金から金が貰えると思っている。
なので病院に払った残りの6万2千ベルで元伯爵夫人と共にここ10日ほどは毎日外食をして小銭しか残っていないのだ。
夫人はニラだと思ってスイセンの葉っぱを大量に食べてしまった。
ここ数日の外食で腹がパンパンになる喜びが癖になってしまったのだ。
世の中は世知辛い。金を払わないのなら連れて帰ってくれと泡を吹いている元夫人を指差して医者は元ライアル伯爵に告げた。医者も商売なのだ。金を払わない患者一人を奉仕の心で治療してしまえば翌日から同じような患者で医院は溢れかえってしまうのだ。
こういう時の為に平民の中には国民保健には加入しないがユズリッハ保険商会などの保険に家族型などで加入している。備えは行って当たり前なのだ。
「医療費は払う。約束する」
「では、こちらに一筆お願いしますね。言っておきますが無保険ですので一番安いブドウ糖の点滴1本3万ベルは覚悟してくださいよ。他の薬も使いますから今晩入院なら現在22時前ですから1泊2日。2日分の入院となりますから50万ベルを下回る事はないですよ」
「そ‥‥そんなに?…安く出来ないか?」
「では処置だけするので担いで今日中に帰ってください。そしたら20万ベルほどでしょう」
最低限の処置だけをしてもらった元夫人を背中にオンブして真夜中テントにたどり着いた元伯爵。治療費など払えるはずがない。結局一括で掛け金を支払い契約したばかりの保険2つを解約したのだった。
「490万も払ったんだぞ?」
「契約の時に規約をお渡ししましたよね。5年経過していない場合は解約金はないんですよ。一括払いの5年以内解約でも解約金が出来る保険商会さんもありますけど、ウチはありません。ではこれが解約の書類です。間違いなく解約になっていますのでご安心ください」
「ちょっと待て。なら俺の保障は…」
「ご契約頂いた本人さんが来店されて契約、そして解約。手続きが済んだ以上保障はありません」
「こっ!こんな話があるか!お前の所のような保険なんて二度と掛けるか!」
「大丈夫です。解約されて数年は当社とはお取引出来ませんので。御年齢から考えて…当社規定の20年以上経過の頃は‥‥。では、お帰りはあちらで御座います」
医療費とは言え、支払いが出来なかった元ライアル伯爵は詐欺行為で逮捕をされてしまった。
既に貴族法の恩恵は使ってしまっていた元ライアル伯爵はただの平民。
懲役または罰金という刑だとしても、罰金は払えないので懲役刑となった。
シャボーン国の刑務所は甘くない。税金で3食食べさせてくれるわけではない。
獄中で病気になっても医療費が払えないなら医者には診てもらえないし薬もない。
元夫人は兄の元に長い道のりを歩いて金の無心に行ったが、使えない土地の支払いが既に始まっている兄は玄関を開けてはくれなかった。
その帰り、店頭に並べられていた日替わり弁当を万引きして窃盗の現行犯で逮捕されたのだった。
別の刑務所に収監をされたが夫婦揃って金はない。
刑務所に入り半年した日、夫人が儚くなり追うように2カ月後元ライアル伯爵も儚くなった。
その知らせを聞いたインシュアはリンデバーグに頼んでヨハンの相続権を放棄させる手続きを取った。あの土地は子爵家の持ち物だとしても先代ライアル伯爵夫妻には借金がある。医療費と盗んだ弁当代だ。それくらい払ってやればと思う人もいるだろう。しかし2人の借金は全てを払い終えていない。回収できなかった商人もいるのだ。
「あと一人…大人しくして出所後は真面目に働いてくれると良いんだけど」
ヨハンにとって切っても切れない関係の人間がまだ1人残っている。
その名はメイサ。
メイサの罪は児童虐待と詐欺である。
ベンジャーや元ライアル伯爵夫妻は最後までメイサの事を「伯爵夫人にするつもりなどなかった」と言ったが、メイサは違うし、その扱いを見たものはメイサは伯爵夫人だと誤認しても仕方なかった。
その立場を利用しての詐欺行為。
だが、ベンジャーや元ライアル伯爵夫妻に利用されたとも言えないだけに情状酌量がされた。
8年の刑期であと7年もすればメイサは出てくるのだ。
その時ヨハンはリーン国で獣医になるための勉学に励んでいる時期である。
ヨハンの邪魔はさせてはならないのだ。
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一部書き換えをしました<(_ _)>(土地の部分)
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