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Re:FRAIL
ささえる人達
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幸せの小鼓貰ったのかも思うくらい、信之がぽんぽん幸せを私にくれる。
そんな信之が日が少し落ちたことにきづき、時計で時間を確認してから誕生日デートと言って連れていってくれた所は、東京のシンボルタワーが見えるカフェ。
そこで信之はフルーツだけで出来たケーキを私の誕生日ケーキとしてくれた。
私は信之のサプライズにまた涙してしまっていると、信之は軽くなってきた箱ティッシュを自分の膝に乗せながら涙とティッシュで溺れる私の肩を叩いた。
信之「見て。3、2、1…。」
私は信之が指す方向にあるタワーを見上げると、信之が秒針に合わせて言ったカウントダウンぴったりでライトアップされた。
信之「明人がプレゼントしてくれた時計、いつも時間ぴったり。」
信之はライトアップの感動よりも私の時計が合ってることを嬉しそうに話す。
そんな信之も好きでたまらなくて、私はまた涙が出ると信之はティッシュじゃなくて自分の手で私の涙を拭いてくれた。
信之「ここでクリスマスデート続行してもいいし、家に帰ってクリスマスと誕生日デートするのどっちがいい?」
なにそれ。
欲張りセット一択じゃない?
明人「信之の家、帰る。どっちもしたい。」
信之「分かった。食べ終えたらスーパー寄って帰ろうね。」
私は信之の笑顔に満たされ、泣きすぎて味が分からなくなってしまったケーキをしっかり食べ終えてから信之と一緒にいつものスーパーに行った。
信之「ホットワイン用に作られたワインはあるけど、どうせなら作りたいよね?」
明人「うん。調べたら全部スーパーで買えそうだから作りたい。」
信之「じゃあ、ホットワイン用の赤ワインと忘年会用のワイン買おっか。」
明人「忘年会は明後日?」
信之「今日の夜中。」
明人「…明日、信之起きれる?」
信之「あの日も起きれたから大丈夫。」
私は信之とコンビニで数少ないワインを選んだことを思い出し、懐かしくて笑みがこぼれる。
明人「信之は1人で2本呑んでたもんね。」
信之「明人は2杯で目がとろけてて可愛かったな。」
明人「仕事疲れの私、狙ってた?」
私は信之があの時、首にキスしたことを思い出して聞いてみた。
信之「いいなと思ったのは織華さんとMGRに来た時。」
明人「…そうなの?」
信之「うん。みんな内装ばっかりに目がいくのに、叶さんが1番こだわって描いたコースターをずっと見てる明人がいいなって思った。」
そうだったんだ…。
あの時、織華と一緒に内装を眺めてたら信之と付き合うことはなかったのかな…。
私はちょっとしたすれ違いで信之と付き合えなかった時を想像して怖くなり、信之の腕に抱きつく。
信之「明人は?」
と、信之は少し首を傾げて聞いてきた。
明人「コンビニで順番譲ってくれた信之の優しさが好きになった。」
そう言うと信之は人が多い時間帯のスーパーにいるにも関わらず熱烈ちゅーをしてくれた。
信之「腹空かせといてよかった。」
明人「私も仕事頑張ってよかった。」
私はあの日、シンデレラタイムを越させてくれた今はなき仕事に感謝をして、信之と家に帰りホットワインを作っていると信之が冷蔵庫から見知らぬタッパーを取り出した。
明人「なにそれ?」
信之「綺咲さんと拓治が特別に作ってくれたサプライズディナー。」
そう言って信之は電子レンジに入れ、温め始めるとまた似たようなタッパーを3つ出してきた。
明人「え?昨日なかったよ?」
信之「今日の朝、作ってもらったから。」
なんだそれ。
MGRのみんな、どんだけいい人たちなの。
忙しいはずなのに私たちのためにこんなご馳走作ってくれちゃうなんて…。
私がみんなの優しさに泣き始めると信之は優しく微笑んだ。
信之「明日、クリスマスマーケットのお土産ちゃんと渡しに行こうね。」
明人「うんっ。私もちゃんと起きてMGR行く。」
私は最高の誕生日にしてくれたMGRのみんなに感謝しながら信之とまた最高になった私の誕生日を終えた。
…………
明人、誕生日おめでとう。
これからも今日みたいに
たくさん感情が溢れて可愛い明人でいてほしいな。
体調には気をつけてね。
環酉 信之
朝・信之のサプライズピカイチモーニング
昼・どでかいウインナーが入ったホットドッグ
夜・MGRスペシャルディナー
今年も信之がバースデーメッセージくれた♡
信之の字、好きだなぁ。
だからこれは永久保存出来るように、
今年も1枚贅沢に使ったよ。
来年の信之の誕生日、楽しみにしててね。
おやすみ、信之・明人
…………
環流 虹向/エンディングノート
そんな信之が日が少し落ちたことにきづき、時計で時間を確認してから誕生日デートと言って連れていってくれた所は、東京のシンボルタワーが見えるカフェ。
そこで信之はフルーツだけで出来たケーキを私の誕生日ケーキとしてくれた。
私は信之のサプライズにまた涙してしまっていると、信之は軽くなってきた箱ティッシュを自分の膝に乗せながら涙とティッシュで溺れる私の肩を叩いた。
信之「見て。3、2、1…。」
私は信之が指す方向にあるタワーを見上げると、信之が秒針に合わせて言ったカウントダウンぴったりでライトアップされた。
信之「明人がプレゼントしてくれた時計、いつも時間ぴったり。」
信之はライトアップの感動よりも私の時計が合ってることを嬉しそうに話す。
そんな信之も好きでたまらなくて、私はまた涙が出ると信之はティッシュじゃなくて自分の手で私の涙を拭いてくれた。
信之「ここでクリスマスデート続行してもいいし、家に帰ってクリスマスと誕生日デートするのどっちがいい?」
なにそれ。
欲張りセット一択じゃない?
明人「信之の家、帰る。どっちもしたい。」
信之「分かった。食べ終えたらスーパー寄って帰ろうね。」
私は信之の笑顔に満たされ、泣きすぎて味が分からなくなってしまったケーキをしっかり食べ終えてから信之と一緒にいつものスーパーに行った。
信之「ホットワイン用に作られたワインはあるけど、どうせなら作りたいよね?」
明人「うん。調べたら全部スーパーで買えそうだから作りたい。」
信之「じゃあ、ホットワイン用の赤ワインと忘年会用のワイン買おっか。」
明人「忘年会は明後日?」
信之「今日の夜中。」
明人「…明日、信之起きれる?」
信之「あの日も起きれたから大丈夫。」
私は信之とコンビニで数少ないワインを選んだことを思い出し、懐かしくて笑みがこぼれる。
明人「信之は1人で2本呑んでたもんね。」
信之「明人は2杯で目がとろけてて可愛かったな。」
明人「仕事疲れの私、狙ってた?」
私は信之があの時、首にキスしたことを思い出して聞いてみた。
信之「いいなと思ったのは織華さんとMGRに来た時。」
明人「…そうなの?」
信之「うん。みんな内装ばっかりに目がいくのに、叶さんが1番こだわって描いたコースターをずっと見てる明人がいいなって思った。」
そうだったんだ…。
あの時、織華と一緒に内装を眺めてたら信之と付き合うことはなかったのかな…。
私はちょっとしたすれ違いで信之と付き合えなかった時を想像して怖くなり、信之の腕に抱きつく。
信之「明人は?」
と、信之は少し首を傾げて聞いてきた。
明人「コンビニで順番譲ってくれた信之の優しさが好きになった。」
そう言うと信之は人が多い時間帯のスーパーにいるにも関わらず熱烈ちゅーをしてくれた。
信之「腹空かせといてよかった。」
明人「私も仕事頑張ってよかった。」
私はあの日、シンデレラタイムを越させてくれた今はなき仕事に感謝をして、信之と家に帰りホットワインを作っていると信之が冷蔵庫から見知らぬタッパーを取り出した。
明人「なにそれ?」
信之「綺咲さんと拓治が特別に作ってくれたサプライズディナー。」
そう言って信之は電子レンジに入れ、温め始めるとまた似たようなタッパーを3つ出してきた。
明人「え?昨日なかったよ?」
信之「今日の朝、作ってもらったから。」
なんだそれ。
MGRのみんな、どんだけいい人たちなの。
忙しいはずなのに私たちのためにこんなご馳走作ってくれちゃうなんて…。
私がみんなの優しさに泣き始めると信之は優しく微笑んだ。
信之「明日、クリスマスマーケットのお土産ちゃんと渡しに行こうね。」
明人「うんっ。私もちゃんと起きてMGR行く。」
私は最高の誕生日にしてくれたMGRのみんなに感謝しながら信之とまた最高になった私の誕生日を終えた。
…………
明人、誕生日おめでとう。
これからも今日みたいに
たくさん感情が溢れて可愛い明人でいてほしいな。
体調には気をつけてね。
環酉 信之
朝・信之のサプライズピカイチモーニング
昼・どでかいウインナーが入ったホットドッグ
夜・MGRスペシャルディナー
今年も信之がバースデーメッセージくれた♡
信之の字、好きだなぁ。
だからこれは永久保存出来るように、
今年も1枚贅沢に使ったよ。
来年の信之の誕生日、楽しみにしててね。
おやすみ、信之・明人
…………
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