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セガルラ国編
第50話 森の中で出会ったのは
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従魔たちと一緒に森の中へと分け入り、採取をしながら奥へと進む。マップには、ちょっと先に川があると表示されているから、そこで一泊しよう。
途中にミショの実があったので採取したんだけれど、誰も採取をしていないからなのか、鈴生りだった。たくさん採って、あとで瓶詰めにするか。
全部は採らずに歩き、川の近くまでいく。
「うーん……」
<これは無理ね>
<そうだな>
キャンプをするだけならば川の近くでもいいけれど、どうにも水が荒ぶっている。これは上流で雨が降っている可能性が高い。
ということは、ここらもじきに雨が降る可能性もあるわけで。
空を見上げると、少し雲が出てきていた。これは降る確率が高いと判断する。
テレビやスマホがないから詳しい天気はわからないけれど、そこは慣れていくしかなさそうだ。
「しょうがない。町に行くには微妙だから、森の中に入ろうか。倒木で簡単な家を作るから」
川の近くでの宿泊は諦め、森の中へと戻る。途中に倒木があったのでそれを拾い、森の中でも比較的雨に濡れにくい場所を探して歩いている時だった。
「うわぁぁぁぁぁぁぁ!」
「ブモーー!」
「誰か襲われているのかしら? 行こう!」
襲われていたのなら助けないとまずい。面倒だなあ……と思いつつ声のしたほうへと行くと、ビッグボアとホーンディアに襲われている男性がいた。
「リコ!」
<わかった! ストーンランス!>
「ブモーーー!」
「キャン!」
「え……?」
下から出した細いストーンラスが、ビッグボアとホーンディアの額を貫く。すぐに横倒しになり、動かなくなった。
そして男性に近づく。
「大丈夫?」
「あ、ああ。ありがとう」
男性はネズミの獣人だった。もともと小さい種族だからなのか、私よりも身長が低い。
ノンに怪我を回復してもらっている間に、ビッグボアとホーンディアを解体し、バッグの中に入れる。それからどうしてここにいたのか聞くと、森の恵みを採取に来ていて、返る途中で襲われたらしい。
「そう……」
「とにかく助かったよ。お礼をできないのが心苦しいけど……」
「ああ、そんなこと気にしないで。よかったら街道まで送るわよ?」
「いいのかい? なら、村まで一緒に来てくれないかな。もうじき雨が降ってきそうだし、宿なら紹介できるから」
「従魔たちがいるけど、大丈夫?」
「何の問題もないさ」
こっちだと言って歩き出したのは、森の中だ。え? 森の中に村があるの?
不思議に思ってマップを確認すると、確かに村があった。ただし、規模はかなり小さい。これなら私が気づかないのも納得だ。
街道近くにあるのしか気にしてなかったからね……仕方がない。
歩きながら自己紹介。彼はネズミ獣人でエクトル。獣人たちが暮らす村で、採取を生業としているんだとか。
うーん……獣人と関わる率が高いなあ。まあいいけど。
エクトルは私を案内しがてら、見つけた果物やキノコを採取している。それを見たノンが<手伝うのー>と張り切り、彼が持っていた麻袋の中に入れている。
「さすがにゃんすら様だね。ありがとう」
<いいよー>
ホクホク顔のエクトルとノン。途中にあったミショの実を採取していたから何に使うのか聞くと、気付け薬として使っているという。
なんて勿体ない!
「ミショの実は調味料にもなるの」
「え? そうなの⁉ 教えてくれる?」
「ええ」
調味料と聞いて興味津々な様子のエクトル。塩味ばかりで他になにか探していたらしい。
「村では何を作っているの?」
「野菜だと、今はトマトと豆が主流かなあ。だけど、ここ二年くらい味が落ちていて、どうしてなのかわからなくて……」
「もしかして、何年も同じ畑で作っていたりする?」
「そうだけど、どうしてわかったの?」
「他の獣人の村でも、同じだったから」
「なるほど!」
その方法も教えてほしいというので、途中で腐葉土を持って帰ることを薦める。不思議そうな顔をしていたけれど、他の村でも同じようにしたと話すと、気合いを入れて麻袋に詰めていた。
あとは村人総出で集めればいいからと二袋だけに留め、トマトがあるなら、トマト料理も教えてしまえとあれこれ画策する。トマトは美味しいからね~。味にもよるけれど、甘いならジュースやソースをしても使えると思う。
煮込み料理もいいかも……なんて考えているうちに、村に着いた。門番と話すエクトル。門番は馬の獣人とトラの獣人だった。
「おかえり」
「おかえり、エクトル。その人は?」
「ただいま。ボアとディアに襲われているところを、助けてくれたんだ。もうじき雨が降りそうだし、お礼も兼ねて村に泊まってもらおうと思って……」
「そうなのか⁉ 無事でよかった!」
「エクトルを助けてくれて、ありがとう」
「どういたしまして」
エクトルは信用されているんだろう。私がいたけれど、すんなりと中へと通してくれた。そのまま彼の案内で、村の宿屋へと向かう。
ここもあまりいい状態の家ではないが、他に泊まった場所に比べたら幾分かマシだった。指導している人がいるんだろう。もしくは、建てたばかりか。
そして畑だが、こっちはあまり元気がない。やっぱり連作障害を起こしているようだ。
しかも、枝豆を発見。おお、このまま成長させれば大豆になるんだから、これは買いでしょう! 味噌を作るための第一歩だし、豆乳鍋も作れるじゃん!
豆腐を作りたいところだけれど、にがりがないからね。こればかりは仕方がない。
もし塩を作っている場所に出くわしたら、にがりを分けてもらうとしよう。漁港では塩を作ってなかったし、他の町でも作っていなかったから。理由を聞くと、もっと南にある町で作られているから、あのあたりでは作業をしていないと言っていたっけ。
そのまま南下するのもなあ……と思って行かなかったけれど、豆があると知っていれば、そっち方面に寄ったのに!
若干悔しい思いをしつつ、宿に着いたのでチェックイン。なんと、エクトルは宿の住人だった。
「まあ……夫を助けていただいて、ありがとうございます」
「いえいえ。こちらこそ、宿をありがとう」
「ニルダ、アリサが料理を教えてくれるんだって。僕たちも一緒に習おうよ」
「え、そうなの? 本当によろしいのですか?」
「構わないわ」
ええ、ええ、構いませんとも。是非美味しいものを食べさせておくれ。
そんな感じで、宿には客が誰もいないことから、急遽料理教室が始まった。エクトルの奥さんのニルダも紹介してもらい、他にも料理人が二人いる。四人で料理をすることになった。
まずはすり下ろし器を錬成してエクトルとニルダ、料理人の二人に渡し、ついでにストックしてあった大きめの瓶も四人に渡す。瓶は大口のものだ。
味噌に関しては木の樽を錬成して、これも四人に渡す。
まずはミショの実をすり下ろしてもらい、布を使って漉す。そして液体は瓶に、搾りかすは樽に入れてもらった。
その作業を何回もしてもらい、瓶と樽がいっぱいになるまで、五人で頑張る。もちろん私も一緒にやったから、その分は自分のマジックバッグにしまった。
「ミショの実は調味料になるの。これはその前段階ね」
「まあ、ミショの実が? 匂いがきついから、気付け薬にしかならないと思っていたわ」
「僕もそう思っていたよ」
「実自体を教えてもらったのは冒険者だけど、彼らと一緒に使い方を発見したの。料理をしてみたけど、美味しかったわ」
「「「「へえ!」」」」
目をキラキラさせながら私の話を聞く四人。うーん……なんだか背中がこそばゆいというかむず痒いというか……。
まずは肉料理がいいかと、エクトルが襲われていた時のボア肉を出し、それを串焼きにできるサイズに切ってもらう。このサイズがいろいろできるからね。
エクトルと料理人の一人が肉を切っている間に、ニルダともう一人の料理人にタレの作り方を伝授しておく。醤油と酒、砂糖の代わりにはちみつと塩を用意してもらい、小さな鍋に入れて煮詰めてもらう。
肉が切れたらフライパンを熱してもらい、そこに肉を入れて焼く。ジュゥっと音がしてその音が調理場に響いた。
全面焼き色を付けたあと、タレをかけて焼いていく。串焼きじゃないから、スプーンでかけてから肉に広げる感じだ。その段階で醤油が焦げる匂いがして、四人が「いい匂い」と言っているから、匂いに関しては問題ないだろう。
引っくり返してはタレを塗り、焼いていく。綺麗に焼けたらお皿に千切ったレタスを敷いてもらい、その上に肉を置いた。
「タレ焼きというの。本当は串に刺して焼いたほうがいいんだけど、これでも充分でしょ」
「そうだね」
「さあ、味見をどうぞ」
「「「「いただきます!」」」」
私には慣れている味だけれど、彼らが受け入れてくれるかどうかわからない。こればかりは食べてもらってからになっちゃうんだよなあ。匂いに関しては受け入れてくれたから大丈夫だと思うけど……さて、どうかな?
「……っ! 美味しい!」
「しょっぱいのと甘いのとが混ざって、なんとも言い難い味になっているね」
「それに、肉の味がしっかりしているのに、このタレってやつも負けてない」
「味を染み込ませたらどうなるんだろうとも思う」
お、いい勘してるじゃん、料理人。さすがってことだね。これなら煮込みにしてもいいかな?
「煮込み料理というのもあるわ。やってみる?」
「「「「教えてくれ!」」」」
「いいわよ」
気合い充分な四人を微笑ましく思って見ていたら、<アリサ、食堂に人がいるよ>とノンに言われて五人で宿の食堂を覗いたら、この村の住人たちらしき人たちが、こっちをジーっと見ていた。
途中にミショの実があったので採取したんだけれど、誰も採取をしていないからなのか、鈴生りだった。たくさん採って、あとで瓶詰めにするか。
全部は採らずに歩き、川の近くまでいく。
「うーん……」
<これは無理ね>
<そうだな>
キャンプをするだけならば川の近くでもいいけれど、どうにも水が荒ぶっている。これは上流で雨が降っている可能性が高い。
ということは、ここらもじきに雨が降る可能性もあるわけで。
空を見上げると、少し雲が出てきていた。これは降る確率が高いと判断する。
テレビやスマホがないから詳しい天気はわからないけれど、そこは慣れていくしかなさそうだ。
「しょうがない。町に行くには微妙だから、森の中に入ろうか。倒木で簡単な家を作るから」
川の近くでの宿泊は諦め、森の中へと戻る。途中に倒木があったのでそれを拾い、森の中でも比較的雨に濡れにくい場所を探して歩いている時だった。
「うわぁぁぁぁぁぁぁ!」
「ブモーー!」
「誰か襲われているのかしら? 行こう!」
襲われていたのなら助けないとまずい。面倒だなあ……と思いつつ声のしたほうへと行くと、ビッグボアとホーンディアに襲われている男性がいた。
「リコ!」
<わかった! ストーンランス!>
「ブモーーー!」
「キャン!」
「え……?」
下から出した細いストーンラスが、ビッグボアとホーンディアの額を貫く。すぐに横倒しになり、動かなくなった。
そして男性に近づく。
「大丈夫?」
「あ、ああ。ありがとう」
男性はネズミの獣人だった。もともと小さい種族だからなのか、私よりも身長が低い。
ノンに怪我を回復してもらっている間に、ビッグボアとホーンディアを解体し、バッグの中に入れる。それからどうしてここにいたのか聞くと、森の恵みを採取に来ていて、返る途中で襲われたらしい。
「そう……」
「とにかく助かったよ。お礼をできないのが心苦しいけど……」
「ああ、そんなこと気にしないで。よかったら街道まで送るわよ?」
「いいのかい? なら、村まで一緒に来てくれないかな。もうじき雨が降ってきそうだし、宿なら紹介できるから」
「従魔たちがいるけど、大丈夫?」
「何の問題もないさ」
こっちだと言って歩き出したのは、森の中だ。え? 森の中に村があるの?
不思議に思ってマップを確認すると、確かに村があった。ただし、規模はかなり小さい。これなら私が気づかないのも納得だ。
街道近くにあるのしか気にしてなかったからね……仕方がない。
歩きながら自己紹介。彼はネズミ獣人でエクトル。獣人たちが暮らす村で、採取を生業としているんだとか。
うーん……獣人と関わる率が高いなあ。まあいいけど。
エクトルは私を案内しがてら、見つけた果物やキノコを採取している。それを見たノンが<手伝うのー>と張り切り、彼が持っていた麻袋の中に入れている。
「さすがにゃんすら様だね。ありがとう」
<いいよー>
ホクホク顔のエクトルとノン。途中にあったミショの実を採取していたから何に使うのか聞くと、気付け薬として使っているという。
なんて勿体ない!
「ミショの実は調味料にもなるの」
「え? そうなの⁉ 教えてくれる?」
「ええ」
調味料と聞いて興味津々な様子のエクトル。塩味ばかりで他になにか探していたらしい。
「村では何を作っているの?」
「野菜だと、今はトマトと豆が主流かなあ。だけど、ここ二年くらい味が落ちていて、どうしてなのかわからなくて……」
「もしかして、何年も同じ畑で作っていたりする?」
「そうだけど、どうしてわかったの?」
「他の獣人の村でも、同じだったから」
「なるほど!」
その方法も教えてほしいというので、途中で腐葉土を持って帰ることを薦める。不思議そうな顔をしていたけれど、他の村でも同じようにしたと話すと、気合いを入れて麻袋に詰めていた。
あとは村人総出で集めればいいからと二袋だけに留め、トマトがあるなら、トマト料理も教えてしまえとあれこれ画策する。トマトは美味しいからね~。味にもよるけれど、甘いならジュースやソースをしても使えると思う。
煮込み料理もいいかも……なんて考えているうちに、村に着いた。門番と話すエクトル。門番は馬の獣人とトラの獣人だった。
「おかえり」
「おかえり、エクトル。その人は?」
「ただいま。ボアとディアに襲われているところを、助けてくれたんだ。もうじき雨が降りそうだし、お礼も兼ねて村に泊まってもらおうと思って……」
「そうなのか⁉ 無事でよかった!」
「エクトルを助けてくれて、ありがとう」
「どういたしまして」
エクトルは信用されているんだろう。私がいたけれど、すんなりと中へと通してくれた。そのまま彼の案内で、村の宿屋へと向かう。
ここもあまりいい状態の家ではないが、他に泊まった場所に比べたら幾分かマシだった。指導している人がいるんだろう。もしくは、建てたばかりか。
そして畑だが、こっちはあまり元気がない。やっぱり連作障害を起こしているようだ。
しかも、枝豆を発見。おお、このまま成長させれば大豆になるんだから、これは買いでしょう! 味噌を作るための第一歩だし、豆乳鍋も作れるじゃん!
豆腐を作りたいところだけれど、にがりがないからね。こればかりは仕方がない。
もし塩を作っている場所に出くわしたら、にがりを分けてもらうとしよう。漁港では塩を作ってなかったし、他の町でも作っていなかったから。理由を聞くと、もっと南にある町で作られているから、あのあたりでは作業をしていないと言っていたっけ。
そのまま南下するのもなあ……と思って行かなかったけれど、豆があると知っていれば、そっち方面に寄ったのに!
若干悔しい思いをしつつ、宿に着いたのでチェックイン。なんと、エクトルは宿の住人だった。
「まあ……夫を助けていただいて、ありがとうございます」
「いえいえ。こちらこそ、宿をありがとう」
「ニルダ、アリサが料理を教えてくれるんだって。僕たちも一緒に習おうよ」
「え、そうなの? 本当によろしいのですか?」
「構わないわ」
ええ、ええ、構いませんとも。是非美味しいものを食べさせておくれ。
そんな感じで、宿には客が誰もいないことから、急遽料理教室が始まった。エクトルの奥さんのニルダも紹介してもらい、他にも料理人が二人いる。四人で料理をすることになった。
まずはすり下ろし器を錬成してエクトルとニルダ、料理人の二人に渡し、ついでにストックしてあった大きめの瓶も四人に渡す。瓶は大口のものだ。
味噌に関しては木の樽を錬成して、これも四人に渡す。
まずはミショの実をすり下ろしてもらい、布を使って漉す。そして液体は瓶に、搾りかすは樽に入れてもらった。
その作業を何回もしてもらい、瓶と樽がいっぱいになるまで、五人で頑張る。もちろん私も一緒にやったから、その分は自分のマジックバッグにしまった。
「ミショの実は調味料になるの。これはその前段階ね」
「まあ、ミショの実が? 匂いがきついから、気付け薬にしかならないと思っていたわ」
「僕もそう思っていたよ」
「実自体を教えてもらったのは冒険者だけど、彼らと一緒に使い方を発見したの。料理をしてみたけど、美味しかったわ」
「「「「へえ!」」」」
目をキラキラさせながら私の話を聞く四人。うーん……なんだか背中がこそばゆいというかむず痒いというか……。
まずは肉料理がいいかと、エクトルが襲われていた時のボア肉を出し、それを串焼きにできるサイズに切ってもらう。このサイズがいろいろできるからね。
エクトルと料理人の一人が肉を切っている間に、ニルダともう一人の料理人にタレの作り方を伝授しておく。醤油と酒、砂糖の代わりにはちみつと塩を用意してもらい、小さな鍋に入れて煮詰めてもらう。
肉が切れたらフライパンを熱してもらい、そこに肉を入れて焼く。ジュゥっと音がしてその音が調理場に響いた。
全面焼き色を付けたあと、タレをかけて焼いていく。串焼きじゃないから、スプーンでかけてから肉に広げる感じだ。その段階で醤油が焦げる匂いがして、四人が「いい匂い」と言っているから、匂いに関しては問題ないだろう。
引っくり返してはタレを塗り、焼いていく。綺麗に焼けたらお皿に千切ったレタスを敷いてもらい、その上に肉を置いた。
「タレ焼きというの。本当は串に刺して焼いたほうがいいんだけど、これでも充分でしょ」
「そうだね」
「さあ、味見をどうぞ」
「「「「いただきます!」」」」
私には慣れている味だけれど、彼らが受け入れてくれるかどうかわからない。こればかりは食べてもらってからになっちゃうんだよなあ。匂いに関しては受け入れてくれたから大丈夫だと思うけど……さて、どうかな?
「……っ! 美味しい!」
「しょっぱいのと甘いのとが混ざって、なんとも言い難い味になっているね」
「それに、肉の味がしっかりしているのに、このタレってやつも負けてない」
「味を染み込ませたらどうなるんだろうとも思う」
お、いい勘してるじゃん、料理人。さすがってことだね。これなら煮込みにしてもいいかな?
「煮込み料理というのもあるわ。やってみる?」
「「「「教えてくれ!」」」」
「いいわよ」
気合い充分な四人を微笑ましく思って見ていたら、<アリサ、食堂に人がいるよ>とノンに言われて五人で宿の食堂を覗いたら、この村の住人たちらしき人たちが、こっちをジーっと見ていた。
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