55 / 190
ガート帝国編
第71話 カッテリーニ商会
しおりを挟む
帝都にあって広い土地と大きな家。もしかして、かなりやり手の商人なんじゃなかろうか。
そんなことを考えつつ、店先でリコから降りると、リコを引いて中へと入る。
「旦那様、お帰りなさい! そちらの女性は?」
「彼女はアリサ。襲われているところを助けていただいたんだ。客室を用意してくれ」
「かしこまりました」
「客室?」
「ええ。この時間ですと、宿はほとんど埋まっております。女性一人で安全な宿となりますと、余計にありません」
「あらら……」
やっぱり時間的にまずかったか。せっかく宿を聞いたけれど、それは明日以降にしよう。
リコもきちんと世話をしてくれるというので、お願いする。それでもリコには念話で気をつけるように言ってあるし、ピオがついていてくれるというのでお願いした。
ディエゴとサリタのあとをついていくと、そのまま店内に入る二人。彼らが通るたびに「お帰りなさい」と声がかかる。
獣人が中心だけれど、エルフや人間もいる。誰もが尊敬や敬愛の目で見ていることから、とてもいい雇い主だというのが窺えた。
そのまま一階の部屋に通されると、座るように促される。
「商談したいところですが、詳しい話は明日にしましょう。お礼を兼ねて、本日は我が家に泊まっていただきたい」
「ありがとう。そうさせてもらうわ」
「それとですな……こんなお願いをするのは間違っているとは思うのですが、夕飯を作っていただきたいのです。ミショの実を使ったもので」
「それは構わないけど……米を使った料理にも興味ある?」
「米? 米はリゾットだけでしょう?」
不思議そうな顔をして首を傾げる、ディエゴとサリタ。リゾットが作れるなら、どうしておかゆがないのかと、内心で溜息をつく。
おっと、今はそれどころじゃない。
「違うわ。〝炊く〟という料理方法があるの」
「なんと!」
「食べてみたいですわ!」
「いいわよ」
言い出しっぺだからね~。しっかりと料理しますとも。
この家の料理人にも教えて、しっかりと広めてもらおうではないか。
そんな話をしていると客室の用意が整ったと使用人ぽい人が伝えに来た。先に荷物を置きたいと話すと案内してくれる。
部屋の大きさは八畳くらいだろうか。ベッドとテーブル、椅子が二脚あり、暖炉もついている。
今は夏だから火は点いていなかった。
斜め掛けの鞄からポーチに貴重品を移すふりをしてアイテムボックスにしまうと、リボンで髪をくくる。それから厨房に案内してもらった。
ディエゴから話を聞いているみたいで、半信半疑の人と期待したような目で見る人が半々。まあ姿は小娘だからね~。料理ができると思われてないみたい。
「どんな料理がいいかしら」
「肉がいいですな。昼に食べたものも美味しかったし」
「なら……煮物も含めていろいろ作ってみるわ」
「ありがとう!」
にっこりと笑ったディエゴはとても機嫌がいい。そして料理人は懐疑的。
彼らは彼らで料理するだろうし、放置しとこう。料理も彼らの邪魔にならないよう、端っこで作ればいいし。
料理長らしき人が倉庫にあるものならどれを使ってもいいと言ってくれたので、まずは材料選びからかな。
食材倉庫に案内してもらい、食材を見る。肉はウルフや一角兎はもちろんのこと、オークとボア、バイソンやロック鳥、コッコの肉もある。野菜はキャベツをはじめとしてニンジンやじゃがいも、きゅうりやトマトなど、夏野菜や秋口に出回る野菜もあった。
揚げ物は油が高価だから却下。焼き物は、バイソンがあるならローストビーフに玉ねぎを使ったグレイビーソース、コッコかロック鳥を使った照り焼き、オークの生姜焼きと山賊焼きあたりかなあ。
ハンバーグは別の機会にしよう。
煮物は肉じゃがと筑前煮あたりがいいだろう。丼物だとちょっと重い感じがするから、話をしてみて食べたいと言われたら作ることにした。
そうと決まれば必要な肉と野菜を持って調理場へと戻り、準備をする。一緒にくっついて来た料理長がなにやらメモを取っていたのを目の端に見えたけれど、放置です、放置。
とても大きなコンロを導入しているようで、口が三つあるのが二台。これなら同時進行でいろいろと作れるなあ。
まずは水を吸わせないといけないからと米を洗い、笊にあけておく。次にローストビーフの準備。塩コショウとタイムの乾燥ホール、ハチミツを肉に刷り込ませて味付けをし、フライパンで表面に焼き色をつける。
それからオーブンに入れ、火加減を気にしつつ放置。日本にいた時はアルミホイルを被せていたけれど、この世界にはない。インゴットにしたアルミはあるが、料理を広めるという意味で全員が使えないとダメだから、ホイルはなしだ。
住むところが決まったら使うつもりではいるけれど、それだって自宅限定だ。錬金術があるから、何度でも使えるようにするつもりでいる。
それはともかく。
時間がかかるローストビーフを放置したあとは野菜を切ったり肉を切ったりして、どんどん下準備をしていく。料理人たちからすれば意外だったんだろう……私の包丁さばきに感心していた。
土鍋を出して米を炊き始めると、料理人がざわつく。
煮物に関しては、出汁もみりんもないし、酒はワインだから味付けに苦労したけれど、それでもなんとかなった。というか、なんとかした。この世界にあるもので作らないと意味ないからね。
照り焼きを作りながら煮物をしつつ生姜焼きや山賊焼きの準備をして、煮物ができたら一回火からおろし、魔法で冷ます。味を染み込ませるために冷やすのだ。あとでもう一度火にかけるから問題ない。
生姜焼きと山賊焼きを始めると、あたりに醤油と味噌の匂いが漂い始める。そうなると料理人もこっちの料理が気になるようで、ちらちらと視線を向けていた。
料理長なんて、堂々とこっちを見ていたくらいだしね。気になるなら、あとできちんと教えるから待っておれ。
絶対にディエゴから厳命されると思うから。
そんなことを考えつつ、土鍋が噴いたので弱火にし、さっさと生姜焼きと山賊焼きを仕上げ、キャベツの千切りの上に盛り付ける。それから煮物をもう一度火にかけ、温める。
しまった、味噌汁を作ってない!
すぐにできるものとなると、何がいいだろう? 豆腐とわかめが一番簡単だけれど、わかめはあっても豆腐がない。それに海産物が手に入るとは限らないので、作れない。
出汁は乾燥キノコを使って、そのまま乾燥野菜を入れればいいか。沸騰するまでにふやけるしね。根菜類を使った味噌汁や豚汁ならぬオーク汁は別の日にしよう。
ディエゴのことだから、気に入ればもう一度作ってくれっていうだろうし。
煮物が温まったので、こっちも器に盛る。ご飯も炊けたから、蒸している間にローストビーフと照り焼きも完成。
照り焼きは食べやすい大きさに切り、ローストビーフもスライスすると、水にさらした玉ねぎスライスの上に盛り付ける。パパっと玉ねぎのグレイビーソースを作り、ローストビーフにかけた。
サラダも作り、ドレッシングは余った玉ねぎのすり下ろしを使い、和風玉ねぎドレッシングにしてみた。
ご飯もいい感じで蒸しあがったのでかき混ぜると、しっかりとおこげができている。味見としておこげを食べたが、とっても美味しかった。
ご飯の甘みが若干足りないが、おかずが醤油や味噌だからなんとかなるだろう。もちろん、自分が食べる分は品種改良をするつもりでいる。
全部できたところで、ご飯や味噌汁を器に盛り、おかずと一緒にワゴンに載せる。食べられないとわかった料理人たちががっかりしているけれど、知らんがな。ディエゴから何も言われていない以上、料理を勝手に教えるわけにもいかないし。
ワゴンを押してさっさと厨房を出ると、近くにいた執事に声をかけ、ディエゴたちがいる部屋に案内してもらう。まあ、食堂だったが。
「こちらでございます」
「ありがとう。ディエゴ、サリタ。これが今日の料理よ」
「おお……!」
「まあ……!」
湯気の立つご飯と味噌汁に、おかず。カトラリーがスプーンやフォーク、ナイフなのは仕方がない。自宅ができたら箸も作ろう。
先に二人の前に並べ、どれがどんな料理なのか説明する。そのたびに目をキラキラと輝かせ、料理を見る二人。
これから実食。さて、二人はどんな反応と判断をするのかな?
そんなことを考えつつ、店先でリコから降りると、リコを引いて中へと入る。
「旦那様、お帰りなさい! そちらの女性は?」
「彼女はアリサ。襲われているところを助けていただいたんだ。客室を用意してくれ」
「かしこまりました」
「客室?」
「ええ。この時間ですと、宿はほとんど埋まっております。女性一人で安全な宿となりますと、余計にありません」
「あらら……」
やっぱり時間的にまずかったか。せっかく宿を聞いたけれど、それは明日以降にしよう。
リコもきちんと世話をしてくれるというので、お願いする。それでもリコには念話で気をつけるように言ってあるし、ピオがついていてくれるというのでお願いした。
ディエゴとサリタのあとをついていくと、そのまま店内に入る二人。彼らが通るたびに「お帰りなさい」と声がかかる。
獣人が中心だけれど、エルフや人間もいる。誰もが尊敬や敬愛の目で見ていることから、とてもいい雇い主だというのが窺えた。
そのまま一階の部屋に通されると、座るように促される。
「商談したいところですが、詳しい話は明日にしましょう。お礼を兼ねて、本日は我が家に泊まっていただきたい」
「ありがとう。そうさせてもらうわ」
「それとですな……こんなお願いをするのは間違っているとは思うのですが、夕飯を作っていただきたいのです。ミショの実を使ったもので」
「それは構わないけど……米を使った料理にも興味ある?」
「米? 米はリゾットだけでしょう?」
不思議そうな顔をして首を傾げる、ディエゴとサリタ。リゾットが作れるなら、どうしておかゆがないのかと、内心で溜息をつく。
おっと、今はそれどころじゃない。
「違うわ。〝炊く〟という料理方法があるの」
「なんと!」
「食べてみたいですわ!」
「いいわよ」
言い出しっぺだからね~。しっかりと料理しますとも。
この家の料理人にも教えて、しっかりと広めてもらおうではないか。
そんな話をしていると客室の用意が整ったと使用人ぽい人が伝えに来た。先に荷物を置きたいと話すと案内してくれる。
部屋の大きさは八畳くらいだろうか。ベッドとテーブル、椅子が二脚あり、暖炉もついている。
今は夏だから火は点いていなかった。
斜め掛けの鞄からポーチに貴重品を移すふりをしてアイテムボックスにしまうと、リボンで髪をくくる。それから厨房に案内してもらった。
ディエゴから話を聞いているみたいで、半信半疑の人と期待したような目で見る人が半々。まあ姿は小娘だからね~。料理ができると思われてないみたい。
「どんな料理がいいかしら」
「肉がいいですな。昼に食べたものも美味しかったし」
「なら……煮物も含めていろいろ作ってみるわ」
「ありがとう!」
にっこりと笑ったディエゴはとても機嫌がいい。そして料理人は懐疑的。
彼らは彼らで料理するだろうし、放置しとこう。料理も彼らの邪魔にならないよう、端っこで作ればいいし。
料理長らしき人が倉庫にあるものならどれを使ってもいいと言ってくれたので、まずは材料選びからかな。
食材倉庫に案内してもらい、食材を見る。肉はウルフや一角兎はもちろんのこと、オークとボア、バイソンやロック鳥、コッコの肉もある。野菜はキャベツをはじめとしてニンジンやじゃがいも、きゅうりやトマトなど、夏野菜や秋口に出回る野菜もあった。
揚げ物は油が高価だから却下。焼き物は、バイソンがあるならローストビーフに玉ねぎを使ったグレイビーソース、コッコかロック鳥を使った照り焼き、オークの生姜焼きと山賊焼きあたりかなあ。
ハンバーグは別の機会にしよう。
煮物は肉じゃがと筑前煮あたりがいいだろう。丼物だとちょっと重い感じがするから、話をしてみて食べたいと言われたら作ることにした。
そうと決まれば必要な肉と野菜を持って調理場へと戻り、準備をする。一緒にくっついて来た料理長がなにやらメモを取っていたのを目の端に見えたけれど、放置です、放置。
とても大きなコンロを導入しているようで、口が三つあるのが二台。これなら同時進行でいろいろと作れるなあ。
まずは水を吸わせないといけないからと米を洗い、笊にあけておく。次にローストビーフの準備。塩コショウとタイムの乾燥ホール、ハチミツを肉に刷り込ませて味付けをし、フライパンで表面に焼き色をつける。
それからオーブンに入れ、火加減を気にしつつ放置。日本にいた時はアルミホイルを被せていたけれど、この世界にはない。インゴットにしたアルミはあるが、料理を広めるという意味で全員が使えないとダメだから、ホイルはなしだ。
住むところが決まったら使うつもりではいるけれど、それだって自宅限定だ。錬金術があるから、何度でも使えるようにするつもりでいる。
それはともかく。
時間がかかるローストビーフを放置したあとは野菜を切ったり肉を切ったりして、どんどん下準備をしていく。料理人たちからすれば意外だったんだろう……私の包丁さばきに感心していた。
土鍋を出して米を炊き始めると、料理人がざわつく。
煮物に関しては、出汁もみりんもないし、酒はワインだから味付けに苦労したけれど、それでもなんとかなった。というか、なんとかした。この世界にあるもので作らないと意味ないからね。
照り焼きを作りながら煮物をしつつ生姜焼きや山賊焼きの準備をして、煮物ができたら一回火からおろし、魔法で冷ます。味を染み込ませるために冷やすのだ。あとでもう一度火にかけるから問題ない。
生姜焼きと山賊焼きを始めると、あたりに醤油と味噌の匂いが漂い始める。そうなると料理人もこっちの料理が気になるようで、ちらちらと視線を向けていた。
料理長なんて、堂々とこっちを見ていたくらいだしね。気になるなら、あとできちんと教えるから待っておれ。
絶対にディエゴから厳命されると思うから。
そんなことを考えつつ、土鍋が噴いたので弱火にし、さっさと生姜焼きと山賊焼きを仕上げ、キャベツの千切りの上に盛り付ける。それから煮物をもう一度火にかけ、温める。
しまった、味噌汁を作ってない!
すぐにできるものとなると、何がいいだろう? 豆腐とわかめが一番簡単だけれど、わかめはあっても豆腐がない。それに海産物が手に入るとは限らないので、作れない。
出汁は乾燥キノコを使って、そのまま乾燥野菜を入れればいいか。沸騰するまでにふやけるしね。根菜類を使った味噌汁や豚汁ならぬオーク汁は別の日にしよう。
ディエゴのことだから、気に入ればもう一度作ってくれっていうだろうし。
煮物が温まったので、こっちも器に盛る。ご飯も炊けたから、蒸している間にローストビーフと照り焼きも完成。
照り焼きは食べやすい大きさに切り、ローストビーフもスライスすると、水にさらした玉ねぎスライスの上に盛り付ける。パパっと玉ねぎのグレイビーソースを作り、ローストビーフにかけた。
サラダも作り、ドレッシングは余った玉ねぎのすり下ろしを使い、和風玉ねぎドレッシングにしてみた。
ご飯もいい感じで蒸しあがったのでかき混ぜると、しっかりとおこげができている。味見としておこげを食べたが、とっても美味しかった。
ご飯の甘みが若干足りないが、おかずが醤油や味噌だからなんとかなるだろう。もちろん、自分が食べる分は品種改良をするつもりでいる。
全部できたところで、ご飯や味噌汁を器に盛り、おかずと一緒にワゴンに載せる。食べられないとわかった料理人たちががっかりしているけれど、知らんがな。ディエゴから何も言われていない以上、料理を勝手に教えるわけにもいかないし。
ワゴンを押してさっさと厨房を出ると、近くにいた執事に声をかけ、ディエゴたちがいる部屋に案内してもらう。まあ、食堂だったが。
「こちらでございます」
「ありがとう。ディエゴ、サリタ。これが今日の料理よ」
「おお……!」
「まあ……!」
湯気の立つご飯と味噌汁に、おかず。カトラリーがスプーンやフォーク、ナイフなのは仕方がない。自宅ができたら箸も作ろう。
先に二人の前に並べ、どれがどんな料理なのか説明する。そのたびに目をキラキラと輝かせ、料理を見る二人。
これから実食。さて、二人はどんな反応と判断をするのかな?
190
あなたにおすすめの小説
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
夫から『お前を愛することはない』と言われたので、お返しついでに彼のお友達をお招きした結果。
古森真朝
ファンタジー
「クラリッサ・ベル・グレイヴィア伯爵令嬢、あらかじめ言っておく。
俺がお前を愛することは、この先決してない。期待など一切するな!」
新婚初日、花嫁に真っ向から言い放った新郎アドルフ。それに対して、クラリッサが返したのは――
※ぬるいですがホラー要素があります。苦手な方はご注意ください。
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
夫が妹を第二夫人に迎えたので、英雄の妻の座を捨てます。
Nao*
恋愛
夫が英雄の称号を授かり、私は英雄の妻となった。
そして英雄は、何でも一つ願いを叶える事が出来る。
そんな夫が願ったのは、私の妹を第二夫人に迎えると言う信じられないものだった。
これまで夫の為に祈りを捧げて来たと言うのに、私は彼に手酷く裏切られたのだ──。
(1万字以上と少し長いので、短編集とは別にしてあります。)
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
転生したら幼女でした!? 神様~、聞いてないよ~!
饕餮
ファンタジー
書籍化決定!
2024/08/中旬ごろの出荷となります!
Web版と書籍版では一部の設定を追加しました!
今井 優希(いまい ゆき)、享年三十五歳。暴走車から母子をかばって轢かれ、あえなく死亡。
救った母親は数年後に人類にとってとても役立つ発明をし、その子がさらにそれを発展させる、人類にとって宝になる人物たちだった。彼らを助けた功績で生き返らせるか異世界に転生させてくれるという女神。
一旦このまま成仏したいと願うものの女神から誘いを受け、その女神が管理する異世界へ転生することに。
そして女神からその世界で生き残るための魔法をもらい、その世界に降り立つ。
だが。
「ようじらなんて、きいてにゃいでしゅよーーー!」
森の中に虚しく響く優希の声に、誰も答える者はいない。
ステラと名前を変え、女神から遣わされた魔物であるティーガー(虎)に気に入られて護られ、冒険者に気に入られ、辿り着いた村の人々に見守られながらもいろいろとやらかす話である。
★主人公は口が悪いです。
★不定期更新です。
★ツギクル、カクヨムでも投稿を始めました。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。