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泪視点
Yes and No
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いつもより早い時間に目が醒めた。
今日はどんな格好をしてくるかとウキウキした気分で着替え、カーテンを開ける。
もう一度、どうやって口説いて恋人にまで持って行こうかと考えたが、彼女に関して言えばどれも当てはまらないような気がして結局考えるのをやめ、昨夜残してしまった仕事を片付けてしまおうと思い、さっさと始める。
一段落し、そういえば何をかを忘れている気がするんだけど、何を忘れているんだっけ……と考えたところで、事務所のほうから小さな音が聞こえた。時計を見るとまだ八時半。彼女――圭も他のメンバーも、来るのは九時半に指定しているので、流石にまだ早い。
(誰かしら……)
そう思って事務所への扉を開けると、微かに漂い始めたコーヒーの香りと、背中まである髪を一本で括っている後ろ姿が目に飛び込んで来た。圭がパソコンを立ち上げ、鉛筆立てなどの事務用品をどかしながら机を拭いていたので、物音はその音だったらしいと判明する。
(あら、髪はあんなに長かったのね。けど……)
彼女の格好は、禁止したはずのパンツスーツ。そのことにしかめっ面をする。
「おはよう。早いわね」
声をかけると挨拶を返された。禁止したはずのパンツスーツのことを聞くと、持っていないと言ったと言われてそんなことを聞いたなあと思い出す。「実家から来たら、早く着きすぎた」と言い、コーヒーを飲むかと聞かれたのでもらうことにし、面倒だと思いながらも圭の面接をする。規則である以上、仕方がない。
ソファーに座るように言い、持っている資格を教えてと話すと、手帳サイズのバインダーを差し出されて驚いた。一度ざっと目を通すが……確かに多彩だ。前半はビジネスに役立つもの、後半は趣味の類いのようだった。
今度は一つ一つ確認して行く。ほしかった人材の資格である秘書検定と簿記は一級、そして速記は二級。
「ふうん」
悪くない。独り言を良いながら、さらに捲る。当然、「自分がほしい人材」と言って連れて来た手前、人事部に資格や面接結果を提出しなければならないのでそれらの資格証なり免許証をスキャナーで読み取り、パソコンのフォーマットに貼り付けて行く。
さらに驚くことに各国の言語資格に加え、情報処理、ファイリングデザイナー、電子化ファイリング、ビジネス文書、ファシリティーマネージャーまであり、漢字検定はなんと一級。
「こんなのも持っているのか」
本当に圭一人で事足りてしまうのは嬉しい誤算だった。これなら、小田桐から圭を引き抜いたことを社長である父も納得するだろう。
そしてもっと驚いたのは、趣味のほうにある『フレアバーテンダー』と『カフェプランナー』……この二つの資格を目にした時だ。やけにカクテルに詳しかったことも、サイフォンに拘ったことも、納得してしまった。
まさに資格オタクだと、そう言わざるを得ない。「よくこれだけ取ったな」とバインダーを返す。
「……両親の影響で。そのうち、家族の喜ぶ顔が見たくなって取ったり、仕事に役立ちそうだからと取ったりといろいろです。よくよく考えれば、それは必要なのかという資格も中にはあるのですが」
そう言われて自分の邪な心と行動を一喝した在沢室長を思い出し、彼の娘なら仕方がないかと納得してしまった。
「君に決めてよかった。これからもよろしく」
立ち上がって手を差し出すと、合格だとわかったのだろう。圭の雰囲気が緊張から和らぎ、手を握って来た。
「……! はい! 専務、ありがとうございます! 精一杯頑張ります!」
反射的に彼女の手を引き寄せ、自分の胸に持たれかけるような形にする。俺よりも頭二つ分小さい圭の頭がちょうど胸のあたりに来るため、必然的に圭の軟らかい胸は腹に当たる。朝からとは思ったが、悪戯を思いついた。
「もう……泪って呼んでと言ったのに、また専務って言ったわね? さっきも言いそうになってたし」
謝る彼女に言い聞かせるように、たった今思いついたことを話す。
「専務と言うたびに、セクハラすることにしようかしら」
「え? え?!」
「そうね、それがいいわね。お仕置きはすぐにやらないと効果がないし。今からやることするわ」
「お、お仕置き?!」
驚く彼女に隙を与えずに体をくるんと回し、服の上から両胸を掴む。少しだけ揉むと、微かにびくんと震える。大きいと感度が悪いという話を聞くが、どうやら彼女は逆らしい。ちょっと揉んだ間に、良い具合に人差し指と中指の間に乳首が収まった。
どうやらブラのサイズが合っていないのか、或いは別の要因があるのか、胸が少しはみ出しているようだった。そして思うことは自分好みのサイズ、だった。
何が起こったのか分からず、固まっている圭。それに気を良くし、更にそれとわからないように乳首を挟みながらゆっくりと揉むと、少しだけ立ち上がり固くなる。
「そう。お仕置きにもなるし、圭にイロイロ教えてあげるという約束も果たせるし……」
アタシも嬉しいしね、と耳元で囁く。ちらりとその横顔を見ると、少し潤み始めた目、上気した頬、薄く開いた唇……。無自覚に感じているのは一目瞭然でそれが嬉しく、さらに自分の両手を動かして揉んで行く。直に触りたいが、まだ恋人ではないので我慢する。
「男に胸揉まれたのは初めてよね? うふふ……圭の乳揉み初体験、ゲットね♪」
そう言ってからしまった、と思ったが後の祭り。彼女は我に返ってしまった。
「セ、セクっ……! ごほっ! ごほっ!」
そして、叫ぼうとして咳き込んでしまった。
もっと揉んでいたかったんだが仕方ないかと思い、揉んでいた手を離して背中を優しくさする。
彼女が咳き込んで、そこでやっと加除湿機能付の空気清浄機を買うつもりでいたことを思い出し、圭から離れてパソコンでいろいろ調べ始める。すぐに見つかったのでこの事務所の部下の一人である太田に電話をする。
「おはよう。泪です。今どこ?」
『おはようっす。今駅に着きました。これからそっちに向かうところです』
「そう、ちょうどよかったわ。今からメーカー名、商品名、型番、値段を書いたのをメールで送るから、在庫を確認してあったら買って来て。とりあえず一台でいいから。なかったら大至急取り寄せてもらってちょうだい」
『それは構いませんが……なかった場合の連絡先はどうします?』
「そうね……連絡先はこっちでいいわ。買えたら領収書を忘れないでね」
『わかりました』
電話を切るとすぐにメールを送る。しばらくすると『何の虐めですか(泣)』というメールが返って来たので、『つべこべ言わずに買って来い(怒)』と送り返し、それ以降は無視を決め込んだ。
そうこうするうちに事務所の他のメンバーも到着し、お互いに紹介しあった。彼女に当面の仕事を言い付けてから面接結果を人事部に送る。ついでにある所に電話をかけて詳細はメールで送るように頼み、仕事を始めた。
あっという間に昼になり、出前を頼むので圭を探すと外にいた。そっとドアを開けて圭に近づくと、彼女は陽の光を浴びるように顔を上にあげ、目を瞑っていた。
わざと顔を近づけて「……そんな顔をしてると、キスするわよ?」と声をかけると驚かれ、おどけてみせると怒られた。出前のことを言おうとしてお弁当が目に入り、自分で作ったのか聞くと頷いた。もらっていいかと聞くとおずおずとお弁当箱を差し出される。
「どうぞ。お口に合うかどうかわかりませんが」
箸も一緒に渡されてそれを手に取る。おかずは卵焼きやピーマンの肉詰めとしいたけの肉詰め、野菜のベーコン巻きまである。
(しいたけの肉詰めなんて、久しぶり)
圭のお手製だというおかずを見ながら口に放り込む。咬んだ途端に肉汁が出てしいたけとからみ、とても美味しかった。あまりの美味しさに、有無を言わせずに恋人になることを承知させ、尚且ついろいろ提案した。最後は「一緒のベッドで寝る?」と思わず本音も出たがきっちり同棲ももぎ取り、嬉しさのあまりハイテンションで仕事をこなし、空気清浄機も届いて更にテンションをあげて仕事に取り組んだ、その日の夕方。
逃げ腰の彼女を捕まえて布団を買いに行きがてら、圭の洋服は近くにいるのに最近全く顔を出してない姉のところへ行こうと決め、まずは圭のための布団を購入するべく、商店街へと向かった。
今日はどんな格好をしてくるかとウキウキした気分で着替え、カーテンを開ける。
もう一度、どうやって口説いて恋人にまで持って行こうかと考えたが、彼女に関して言えばどれも当てはまらないような気がして結局考えるのをやめ、昨夜残してしまった仕事を片付けてしまおうと思い、さっさと始める。
一段落し、そういえば何をかを忘れている気がするんだけど、何を忘れているんだっけ……と考えたところで、事務所のほうから小さな音が聞こえた。時計を見るとまだ八時半。彼女――圭も他のメンバーも、来るのは九時半に指定しているので、流石にまだ早い。
(誰かしら……)
そう思って事務所への扉を開けると、微かに漂い始めたコーヒーの香りと、背中まである髪を一本で括っている後ろ姿が目に飛び込んで来た。圭がパソコンを立ち上げ、鉛筆立てなどの事務用品をどかしながら机を拭いていたので、物音はその音だったらしいと判明する。
(あら、髪はあんなに長かったのね。けど……)
彼女の格好は、禁止したはずのパンツスーツ。そのことにしかめっ面をする。
「おはよう。早いわね」
声をかけると挨拶を返された。禁止したはずのパンツスーツのことを聞くと、持っていないと言ったと言われてそんなことを聞いたなあと思い出す。「実家から来たら、早く着きすぎた」と言い、コーヒーを飲むかと聞かれたのでもらうことにし、面倒だと思いながらも圭の面接をする。規則である以上、仕方がない。
ソファーに座るように言い、持っている資格を教えてと話すと、手帳サイズのバインダーを差し出されて驚いた。一度ざっと目を通すが……確かに多彩だ。前半はビジネスに役立つもの、後半は趣味の類いのようだった。
今度は一つ一つ確認して行く。ほしかった人材の資格である秘書検定と簿記は一級、そして速記は二級。
「ふうん」
悪くない。独り言を良いながら、さらに捲る。当然、「自分がほしい人材」と言って連れて来た手前、人事部に資格や面接結果を提出しなければならないのでそれらの資格証なり免許証をスキャナーで読み取り、パソコンのフォーマットに貼り付けて行く。
さらに驚くことに各国の言語資格に加え、情報処理、ファイリングデザイナー、電子化ファイリング、ビジネス文書、ファシリティーマネージャーまであり、漢字検定はなんと一級。
「こんなのも持っているのか」
本当に圭一人で事足りてしまうのは嬉しい誤算だった。これなら、小田桐から圭を引き抜いたことを社長である父も納得するだろう。
そしてもっと驚いたのは、趣味のほうにある『フレアバーテンダー』と『カフェプランナー』……この二つの資格を目にした時だ。やけにカクテルに詳しかったことも、サイフォンに拘ったことも、納得してしまった。
まさに資格オタクだと、そう言わざるを得ない。「よくこれだけ取ったな」とバインダーを返す。
「……両親の影響で。そのうち、家族の喜ぶ顔が見たくなって取ったり、仕事に役立ちそうだからと取ったりといろいろです。よくよく考えれば、それは必要なのかという資格も中にはあるのですが」
そう言われて自分の邪な心と行動を一喝した在沢室長を思い出し、彼の娘なら仕方がないかと納得してしまった。
「君に決めてよかった。これからもよろしく」
立ち上がって手を差し出すと、合格だとわかったのだろう。圭の雰囲気が緊張から和らぎ、手を握って来た。
「……! はい! 専務、ありがとうございます! 精一杯頑張ります!」
反射的に彼女の手を引き寄せ、自分の胸に持たれかけるような形にする。俺よりも頭二つ分小さい圭の頭がちょうど胸のあたりに来るため、必然的に圭の軟らかい胸は腹に当たる。朝からとは思ったが、悪戯を思いついた。
「もう……泪って呼んでと言ったのに、また専務って言ったわね? さっきも言いそうになってたし」
謝る彼女に言い聞かせるように、たった今思いついたことを話す。
「専務と言うたびに、セクハラすることにしようかしら」
「え? え?!」
「そうね、それがいいわね。お仕置きはすぐにやらないと効果がないし。今からやることするわ」
「お、お仕置き?!」
驚く彼女に隙を与えずに体をくるんと回し、服の上から両胸を掴む。少しだけ揉むと、微かにびくんと震える。大きいと感度が悪いという話を聞くが、どうやら彼女は逆らしい。ちょっと揉んだ間に、良い具合に人差し指と中指の間に乳首が収まった。
どうやらブラのサイズが合っていないのか、或いは別の要因があるのか、胸が少しはみ出しているようだった。そして思うことは自分好みのサイズ、だった。
何が起こったのか分からず、固まっている圭。それに気を良くし、更にそれとわからないように乳首を挟みながらゆっくりと揉むと、少しだけ立ち上がり固くなる。
「そう。お仕置きにもなるし、圭にイロイロ教えてあげるという約束も果たせるし……」
アタシも嬉しいしね、と耳元で囁く。ちらりとその横顔を見ると、少し潤み始めた目、上気した頬、薄く開いた唇……。無自覚に感じているのは一目瞭然でそれが嬉しく、さらに自分の両手を動かして揉んで行く。直に触りたいが、まだ恋人ではないので我慢する。
「男に胸揉まれたのは初めてよね? うふふ……圭の乳揉み初体験、ゲットね♪」
そう言ってからしまった、と思ったが後の祭り。彼女は我に返ってしまった。
「セ、セクっ……! ごほっ! ごほっ!」
そして、叫ぼうとして咳き込んでしまった。
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彼女が咳き込んで、そこでやっと加除湿機能付の空気清浄機を買うつもりでいたことを思い出し、圭から離れてパソコンでいろいろ調べ始める。すぐに見つかったのでこの事務所の部下の一人である太田に電話をする。
「おはよう。泪です。今どこ?」
『おはようっす。今駅に着きました。これからそっちに向かうところです』
「そう、ちょうどよかったわ。今からメーカー名、商品名、型番、値段を書いたのをメールで送るから、在庫を確認してあったら買って来て。とりあえず一台でいいから。なかったら大至急取り寄せてもらってちょうだい」
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そうこうするうちに事務所の他のメンバーも到着し、お互いに紹介しあった。彼女に当面の仕事を言い付けてから面接結果を人事部に送る。ついでにある所に電話をかけて詳細はメールで送るように頼み、仕事を始めた。
あっという間に昼になり、出前を頼むので圭を探すと外にいた。そっとドアを開けて圭に近づくと、彼女は陽の光を浴びるように顔を上にあげ、目を瞑っていた。
わざと顔を近づけて「……そんな顔をしてると、キスするわよ?」と声をかけると驚かれ、おどけてみせると怒られた。出前のことを言おうとしてお弁当が目に入り、自分で作ったのか聞くと頷いた。もらっていいかと聞くとおずおずとお弁当箱を差し出される。
「どうぞ。お口に合うかどうかわかりませんが」
箸も一緒に渡されてそれを手に取る。おかずは卵焼きやピーマンの肉詰めとしいたけの肉詰め、野菜のベーコン巻きまである。
(しいたけの肉詰めなんて、久しぶり)
圭のお手製だというおかずを見ながら口に放り込む。咬んだ途端に肉汁が出てしいたけとからみ、とても美味しかった。あまりの美味しさに、有無を言わせずに恋人になることを承知させ、尚且ついろいろ提案した。最後は「一緒のベッドで寝る?」と思わず本音も出たがきっちり同棲ももぎ取り、嬉しさのあまりハイテンションで仕事をこなし、空気清浄機も届いて更にテンションをあげて仕事に取り組んだ、その日の夕方。
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