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第12章 華麗なる展示会と、招かれざる「かゆみ」
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「……全滅ですね」
六本木のオフィス。一ノ瀬玲奈が、完璧にリストアップされた営業先リストに、次々と赤いバツ印をつけていく。
オリオン社の「青い金属板(ナノコーティング)」の量産化に成功してから一ヶ月。私たちは販路開拓に奔走していた。ターゲットは自動車、航空機、精密機器などの大手メーカーだ。 一ノ瀬のロジックに基づいた完璧な提案書と、六郷社長が魂を込めたサンプルを持ってアプローチしたが、結果は惨敗だった。
「『技術は面白いが実績がない』『どこの馬の骨とも知れない町工場の部材は使えない』……判で押したような断り文句ばかりです」
彼女は悔しそうにペンを置いた。 日本の製造業の保守的な体質。良いものが売れるとは限らない、厳しい現実がそこにあった。論理だけでは突破できない壁だ。
その時、私のスマホが鳴った。堂島さんからだ。
『おう、柏木! 今週末、ビッグサイトで開かれる『国際新素材エキスポ』のレセプションパーティー、招待状が余ってるんだが、来るか?』
渡りに船とはこのことだ。そのエキスポは、私たちがアプローチしようとしていた大手メーカーの幹部が一堂に会する場だった。
「行きます。是非」 『ガハハ! そうこなくちゃな。ビジネスチャンスの匂いを嗅ぎつけたか? いいぜ、俺が最高のステージを用意してやる』
*
週末。東京ビッグサイトの巨大なレセプションホールは、着飾った業界人たちの熱気と、高そうな料理の匂いで満ちていた。
「すごい人ですね……。日本のモノづくりのトップ層が全員集まっているようです」
一ノ瀬は、今日は戦闘服であるスーツではなく、シックな黒のイブニングドレスを身にまとっていた。普段の堅物な雰囲気とは違う、大人の色気が漂っている。 私も堂島さんに見繕ってもらったタキシードを着ているが、どうも落ち着かない。首元が窮屈だ。
「おう、来たな!」
人混みを割って、堂島さんが現れた。彼だけはどこにいても目立つ。周囲の人間が自然と道を譲るのだ。
「いいか柏木。こういう場所で大事なのは『ハッタリ』だ。自信なさげにしていれば舐められる。だが、堂々としていれば、向こうから勝手に『何者だ?』と興味を持ってくる」
堂島さんの教えは実践的だ。私は背筋を伸ばし、なるべく「余裕のある成功者」の顔を作る。
「さて、お目当ては誰だ?」 「……あそこにいる、白髪の男性。五稜(ごりょう)重工の専務、神田(かんだ)氏です」
一ノ瀬が目配せした先には、取り巻きに囲まれて談笑する、いかにも神経質そうな初老の男がいた。五稜重工といえば、日本を代表する総合機械メーカーだ。彼らが採用すれば、業界のスタンダードが一気に変わる。
「神田か。あいつは偏屈で有名だぞ。中小企業の技術なんて鼻にもかけないタイプだ」 「ええ。アポも三回断られています」
難攻不落の砦だ。だが、ここを崩さなければ次はない。
私たちは意を決して、神田専務の輪に近づいた。 ちょうど、神田専務が上機嫌で自分の腕時計を自慢しているところだった。
「……この時計はね、スイスの独立時計師に特注で作らせた一点物なんだ。ケースはプラチナ、文字盤には隕石(メテオライト)を使っている。見てごらん、この輝きを!」
取り巻きたちが「おおー!」「さすが神田専務、お目が高い!」と追従する。
「失礼いたします。五稜重工の神田専務でいらっしゃいますね?」
一ノ瀬が完璧な笑顔で話しかけた。
「……ん? 君たちは?」 「私、株式会社オリオン・テクノロジーの一ノ瀬と申します。以前、新素材の件でご連絡を……」 「ああ、あの町工場か。君、ここはそういう営業の場所じゃないんだよ。TPOをわきまえたまえ」
神田専務は露骨に不快な顔をした。取り巻きたちもクスクスと笑う。 一ノ瀬の笑顔が凍りつく。
(……やっぱりダメか)
私が助け舟を出そうとした、その時だった。
「……っ!」
神田専務の顔が、突然苦悶に歪んだ。 彼は自慢の腕時計をしている左手首を、右手で激しく掻きむしり始めたのだ。
「せ、専務? どうなさいました?」 「か、痒い……! 急に、手首が……!」
見ると、プラチナの時計と肌が接触している部分が、真っ赤に腫れ上がっていた。
「……金属アレルギーですね」 「ば、馬鹿な! これはプラチナだぞ! アレルギーなど出るはずが……!」 「いえ、体調によっては、汗と反応して微量のイオンが溶け出し、症状が出ることがあります。特に今日は熱気がありますから……」
一ノ瀬が冷静に分析するが、神田専務はそれどころではない。 痒みは痛みへと変わり、彼の額には脂汗が滲んでいる。取り巻きたちもオロオロするばかりだ。
「くそっ、外せない……! 汗で張り付いて……!」
彼は焦って時計のベルトを外そうとするが、手が震えてうまくいかない。高級な時計が、今は彼を苦しめる枷(かせ)となっていた。
その様子を見ていた私の脳裏に、ふと、ある光景が閃いた。 今朝、家を出る前。ミナが差し入れに持ってきた弁当を包んでいた、あの布。
「……ちょっと、失礼します」
私は一歩前に出て、タキシードのポケットから、一枚の布を取り出した。 それは、何の変哲もない、木綿の風呂敷だった。ミナが「これ、お弁当包んでたやつだけど、洗ってあるから使って」と渡してくれたものだ。なぜかポケットに入れっぱなしだったのだ。
「な、何をする気だ……!」 「じっとしていてください」
私は神田専務の左手首を掴み、時計と肌の間に、強引にその風呂敷を滑り込ませた。
すると、どうだろう。 金属が直接肌に触れなくなったことで、神田専務の苦悶の表情が、嘘のように和らいだ。
「……あ、あれ? 痒みが……引いた?」 「木綿が汗を吸収し、イオンの溶出を抑えたんでしょう。……とりあえず、応急処置です」
私が手を離すと、神田専務は風呂敷を挟んだままの情けない姿の時計を見つめ、呆然としていた。
周囲が静まり返る中、私はニヤリと笑い、懐からあの「青い金属板」を取り出した。
「……神田さん。あんたのその何千万円もする時計も、肌に合わなきゃただのガラクタだ」 「な、なんだと……!」 「だが、こいつは違う。どんな環境でも、どんな相手でも、決して錆びず、腐らず、最高のパフォーマンスを発揮する」
私は金属板を、彼の目の前に突きつけた。
「俺たちの技術は、アレルギーなんて起こさない。……試してみる気はないか?」
神田専務は、風呂敷を挟んだ自分の手首と、目の前の青い輝きを交互に見つめた。 そして、ゴクリと唾を飲み込んだ。
――落ちた。
私の豪運が、そう確信した瞬間だった。
六本木のオフィス。一ノ瀬玲奈が、完璧にリストアップされた営業先リストに、次々と赤いバツ印をつけていく。
オリオン社の「青い金属板(ナノコーティング)」の量産化に成功してから一ヶ月。私たちは販路開拓に奔走していた。ターゲットは自動車、航空機、精密機器などの大手メーカーだ。 一ノ瀬のロジックに基づいた完璧な提案書と、六郷社長が魂を込めたサンプルを持ってアプローチしたが、結果は惨敗だった。
「『技術は面白いが実績がない』『どこの馬の骨とも知れない町工場の部材は使えない』……判で押したような断り文句ばかりです」
彼女は悔しそうにペンを置いた。 日本の製造業の保守的な体質。良いものが売れるとは限らない、厳しい現実がそこにあった。論理だけでは突破できない壁だ。
その時、私のスマホが鳴った。堂島さんからだ。
『おう、柏木! 今週末、ビッグサイトで開かれる『国際新素材エキスポ』のレセプションパーティー、招待状が余ってるんだが、来るか?』
渡りに船とはこのことだ。そのエキスポは、私たちがアプローチしようとしていた大手メーカーの幹部が一堂に会する場だった。
「行きます。是非」 『ガハハ! そうこなくちゃな。ビジネスチャンスの匂いを嗅ぎつけたか? いいぜ、俺が最高のステージを用意してやる』
*
週末。東京ビッグサイトの巨大なレセプションホールは、着飾った業界人たちの熱気と、高そうな料理の匂いで満ちていた。
「すごい人ですね……。日本のモノづくりのトップ層が全員集まっているようです」
一ノ瀬は、今日は戦闘服であるスーツではなく、シックな黒のイブニングドレスを身にまとっていた。普段の堅物な雰囲気とは違う、大人の色気が漂っている。 私も堂島さんに見繕ってもらったタキシードを着ているが、どうも落ち着かない。首元が窮屈だ。
「おう、来たな!」
人混みを割って、堂島さんが現れた。彼だけはどこにいても目立つ。周囲の人間が自然と道を譲るのだ。
「いいか柏木。こういう場所で大事なのは『ハッタリ』だ。自信なさげにしていれば舐められる。だが、堂々としていれば、向こうから勝手に『何者だ?』と興味を持ってくる」
堂島さんの教えは実践的だ。私は背筋を伸ばし、なるべく「余裕のある成功者」の顔を作る。
「さて、お目当ては誰だ?」 「……あそこにいる、白髪の男性。五稜(ごりょう)重工の専務、神田(かんだ)氏です」
一ノ瀬が目配せした先には、取り巻きに囲まれて談笑する、いかにも神経質そうな初老の男がいた。五稜重工といえば、日本を代表する総合機械メーカーだ。彼らが採用すれば、業界のスタンダードが一気に変わる。
「神田か。あいつは偏屈で有名だぞ。中小企業の技術なんて鼻にもかけないタイプだ」 「ええ。アポも三回断られています」
難攻不落の砦だ。だが、ここを崩さなければ次はない。
私たちは意を決して、神田専務の輪に近づいた。 ちょうど、神田専務が上機嫌で自分の腕時計を自慢しているところだった。
「……この時計はね、スイスの独立時計師に特注で作らせた一点物なんだ。ケースはプラチナ、文字盤には隕石(メテオライト)を使っている。見てごらん、この輝きを!」
取り巻きたちが「おおー!」「さすが神田専務、お目が高い!」と追従する。
「失礼いたします。五稜重工の神田専務でいらっしゃいますね?」
一ノ瀬が完璧な笑顔で話しかけた。
「……ん? 君たちは?」 「私、株式会社オリオン・テクノロジーの一ノ瀬と申します。以前、新素材の件でご連絡を……」 「ああ、あの町工場か。君、ここはそういう営業の場所じゃないんだよ。TPOをわきまえたまえ」
神田専務は露骨に不快な顔をした。取り巻きたちもクスクスと笑う。 一ノ瀬の笑顔が凍りつく。
(……やっぱりダメか)
私が助け舟を出そうとした、その時だった。
「……っ!」
神田専務の顔が、突然苦悶に歪んだ。 彼は自慢の腕時計をしている左手首を、右手で激しく掻きむしり始めたのだ。
「せ、専務? どうなさいました?」 「か、痒い……! 急に、手首が……!」
見ると、プラチナの時計と肌が接触している部分が、真っ赤に腫れ上がっていた。
「……金属アレルギーですね」 「ば、馬鹿な! これはプラチナだぞ! アレルギーなど出るはずが……!」 「いえ、体調によっては、汗と反応して微量のイオンが溶け出し、症状が出ることがあります。特に今日は熱気がありますから……」
一ノ瀬が冷静に分析するが、神田専務はそれどころではない。 痒みは痛みへと変わり、彼の額には脂汗が滲んでいる。取り巻きたちもオロオロするばかりだ。
「くそっ、外せない……! 汗で張り付いて……!」
彼は焦って時計のベルトを外そうとするが、手が震えてうまくいかない。高級な時計が、今は彼を苦しめる枷(かせ)となっていた。
その様子を見ていた私の脳裏に、ふと、ある光景が閃いた。 今朝、家を出る前。ミナが差し入れに持ってきた弁当を包んでいた、あの布。
「……ちょっと、失礼します」
私は一歩前に出て、タキシードのポケットから、一枚の布を取り出した。 それは、何の変哲もない、木綿の風呂敷だった。ミナが「これ、お弁当包んでたやつだけど、洗ってあるから使って」と渡してくれたものだ。なぜかポケットに入れっぱなしだったのだ。
「な、何をする気だ……!」 「じっとしていてください」
私は神田専務の左手首を掴み、時計と肌の間に、強引にその風呂敷を滑り込ませた。
すると、どうだろう。 金属が直接肌に触れなくなったことで、神田専務の苦悶の表情が、嘘のように和らいだ。
「……あ、あれ? 痒みが……引いた?」 「木綿が汗を吸収し、イオンの溶出を抑えたんでしょう。……とりあえず、応急処置です」
私が手を離すと、神田専務は風呂敷を挟んだままの情けない姿の時計を見つめ、呆然としていた。
周囲が静まり返る中、私はニヤリと笑い、懐からあの「青い金属板」を取り出した。
「……神田さん。あんたのその何千万円もする時計も、肌に合わなきゃただのガラクタだ」 「な、なんだと……!」 「だが、こいつは違う。どんな環境でも、どんな相手でも、決して錆びず、腐らず、最高のパフォーマンスを発揮する」
私は金属板を、彼の目の前に突きつけた。
「俺たちの技術は、アレルギーなんて起こさない。……試してみる気はないか?」
神田専務は、風呂敷を挟んだ自分の手首と、目の前の青い輝きを交互に見つめた。 そして、ゴクリと唾を飲み込んだ。
――落ちた。
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