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第35章 狂気の撮影所と、不発のシナリオ
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第一の門番、神宮寺レイアを突破した私たちが通されたのは、船内とは思えないほど広大な空間だった。 天井は高く、無数の照明機材が吊るされている。床にはレールが敷かれ、様々なセットが乱立している。 そこは、巨大な映画スタジオだった。
「……趣味が悪いな。ここは船の中だぞ?」 我妻譲監督が、鼻につく火薬とオイルの匂いに顔をしかめた。「だが、機材だけは超一流だ。ハリウッドの最新スタジオ並みだぜ」
「ようこそ、我が『処刑スタジオ』へ」
スピーカーから、ねっとりとした男の声が響いた。 スポットライトが、スタジオの中央に置かれたディレクターズチェアを照らし出す。 そこに座っていたのは、サングラスをかけた長身の男。手には起爆スイッチのようなリモコンを弄んでいる。
「……黒木(くろき)!」 我妻監督が叫んだ。 「生きていたのか。三年前、撮影中の爆破事故で死んだはずじゃ……」
「フフフ。死んだことにして、神宮寺の旦那に拾われたのさ。表の世界じゃ、本物の『死』は撮れないからな」
男の名は黒木玄(くろき げん)。かつて我妻と双璧をなした映像作家だが、リアリティを追求するあまり、俳優に本物の怪我を負わせることで悪名高い危険人物だった。
「第二のゲームはシンプルだ。『主演女優の度胸試し(スクリーン・テスト)』。……如月カレン、そこに座れ」
黒木が指差したのは、セットの中央に置かれた椅子。 その背もたれには、複雑な配線が剥き出しになった、正真正銘の時限爆弾が括り付けられていた。
「……ッ!」 カレンが息を呑む。
「ルールは簡単だ。カレン、お前はその椅子に座り、爆発までの三分間、我妻の映画『リベリオン・ガール』のラストシーン……『愛する者を守るための自爆』の独白を演じきれ」
黒木は歪んだ笑みを浮かべた。
「ただし、その爆弾は小道具じゃない。本物だ。三分後に確実に起爆する。止める方法はただ一つ。演技の最後に、赤か青、どちらかのコードを切ることだ」
「ふざけるな! どっちが正解なんだ!」 我妻が怒鳴る。
「教えるわけないだろう? だが、この爆弾は『心拍数』と連動している。お前が恐怖でパニックになれば、タイマーは加速する。逆に、役に入り込み、心拍数をコントロールできれば、時間は稼げる……。さあ、最高の『死に顔』を見せてくれ!」
狂っている。 だが、拒否権はない。部屋の出口はロックされ、武装した黒服たちが銃を構えている。
「……行きます」 カレンが進み出た。 彼女は私の目を見て、微かに微笑んだ。 「オーナー。私、演じきってみせます。……三十億の器に見合う女優になりますから」
彼女は椅子に座った。拘束バンドが自動でロックされる。 ピピッ。 タイマーが起動した。残り時間、03:00。
「カレン! 集中しろ!」 我妻監督がカメラの前に立った。彼は黒木の用意したカメラではなく、自らの手でハンディカメラを構えた。 「俺が撮ってやる! 黒木のクソみたいなスナッフビデオじゃない! 俺たちの『映画』にするんだ!」
「……はい、監督!」
カレンの表情が変わった。恐怖に震える少女の顔から、決意を秘めた戦士の顔へ。
『……私は怖くない。この命が、明日への灯火になるなら』
静かな独白が始まった。 その演技は、カンヌで世界を震撼させたものよりも、さらに鬼気迫るものだった。死が目前にあるという極限状態が、彼女の才能を極限まで引き上げている。
タイマーは減っていく。02:00……01:30……。 心拍数は安定している。黒木の目論見は外れ、タイマーの加速は起きない。
「チッ……つまらん。もっと怯えろよ!」 黒木が苛立ち、手元のスイッチを操作して、セットの火薬を爆破させた。 ドカン! カレンのすぐ横で爆炎が上がる。
「きゃっ……!」 一瞬、カレンの声が上擦る。タイマーが一気に十秒飛んだ。
「妨害するな!」 私が叫ぶが、黒服に阻まれて近づけない。
残り三十秒。 カレンの手には、ニッパーが握られている。 目の前には、赤と青のコード。
『……さようなら。愛する人』
最後のセリフと共に、彼女はコードに刃を当てた。 だが、手は止まった。 赤か、青か。情報はゼロだ。
「……オーナー!」 カレンが叫んだ。「どっちですか!?」
全視線が私に集まる。 神宮寺レイアとのポーカーで見せた「豪運」。ここで発揮できるか。
私は、爆弾の配線など分からない。 だが、セットを見渡した時、私の直感がある「違和感」を捉えていた。 黒木の座っている場所。彼の手元のリモコン。そして、船特有の微振動。
「……赤だ」
私は即答した。
「カレン! 貴女のドレスの色だ! 赤を切れ!」
「はぁ? 適当なことを!」 黒木が嘲笑った。「赤は起爆線だ! 切った瞬間にドカンだぞ!」
カレンは黒木の言葉を聞いても、迷わなかった。 彼女は私を信じている。
「……信じます!」
パチン。 カレンが赤のコードを切断した。
その瞬間。 ゼロを表示したタイマーが点滅し――。
…………シーン。
何も起きなかった。 爆発音も、閃光も、衝撃もない。ただ、静寂だけがスタジオに流れた。
「……は?」 黒木が椅子から転げ落ちそうになった。「な、なぜだ!? 赤はトラップだぞ!? なぜ起爆しない!?」
彼は慌てて手元のリモコンを連打した。「ええい、手動で起爆してやる!」
カチカチカチッ! しかし、それでも爆弾は沈黙したままだ。
「残念だったな、三流監督」 私はカレンの拘束を解きながら、天井を指差した。
「さっきから、あのスポットライト……点滅してただろう?」
「あ?」
「船の電圧が不安定なんだよ。さっき我妻監督の映画を上映するために、船内の電力を使いすぎたんじゃないか? ……お前の作った爆弾、電子制御だろ? 電圧低下で安全装置(セーフティ)が誤作動して、ロックがかかったんだよ」
これは半分ハッタリで、半分は私の「読み」だった。 船に入った時、照明が一瞬暗くなるのを私は見逃さなかった。 そして、私の「豪運」は、その微細な電圧エラーを、この絶体絶命の瞬間に引き寄せたのだ。
「そ、そんな……まさか……!」 黒木が愕然とする。 その隙に、我妻監督が走り寄り、黒木の顔面に強烈なパンチを叩き込んだ。
「これが『カット』の合図だ、この野郎!」
ドゴォッ! 黒木が吹っ飛び、気絶した。 第二の門番、撃破。
「……オーナー。怖かったです……」 カレンがへなへなと座り込み、涙目で私を見上げた。 私は彼女の手を取り、立ち上がらせた。
「見事な主演女優ぶりだったよ。……さあ、いよいよ本丸だ」
私たちはスタジオを後にした。 残るは最後の門番。 そして、最上階で待つ「白い仮面の男」。
だが、廊下を歩く私の背中に、一ノ瀬が不安げに囁いた。 「柏木様……。次のエリアの反応が……変です」
「変?」
「はい。生体反応がありません。……機械(マシン)の反応だけが、無数にあります」
第三の門番。それは人間ではなかった。 神宮寺財閥の技術の結晶、そして六郷社長の因縁の相手とも言える、「完全自動化された殺戮兵器」が待ち受けていた。
「……趣味が悪いな。ここは船の中だぞ?」 我妻譲監督が、鼻につく火薬とオイルの匂いに顔をしかめた。「だが、機材だけは超一流だ。ハリウッドの最新スタジオ並みだぜ」
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「……黒木(くろき)!」 我妻監督が叫んだ。 「生きていたのか。三年前、撮影中の爆破事故で死んだはずじゃ……」
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黒木が指差したのは、セットの中央に置かれた椅子。 その背もたれには、複雑な配線が剥き出しになった、正真正銘の時限爆弾が括り付けられていた。
「……ッ!」 カレンが息を呑む。
「ルールは簡単だ。カレン、お前はその椅子に座り、爆発までの三分間、我妻の映画『リベリオン・ガール』のラストシーン……『愛する者を守るための自爆』の独白を演じきれ」
黒木は歪んだ笑みを浮かべた。
「ただし、その爆弾は小道具じゃない。本物だ。三分後に確実に起爆する。止める方法はただ一つ。演技の最後に、赤か青、どちらかのコードを切ることだ」
「ふざけるな! どっちが正解なんだ!」 我妻が怒鳴る。
「教えるわけないだろう? だが、この爆弾は『心拍数』と連動している。お前が恐怖でパニックになれば、タイマーは加速する。逆に、役に入り込み、心拍数をコントロールできれば、時間は稼げる……。さあ、最高の『死に顔』を見せてくれ!」
狂っている。 だが、拒否権はない。部屋の出口はロックされ、武装した黒服たちが銃を構えている。
「……行きます」 カレンが進み出た。 彼女は私の目を見て、微かに微笑んだ。 「オーナー。私、演じきってみせます。……三十億の器に見合う女優になりますから」
彼女は椅子に座った。拘束バンドが自動でロックされる。 ピピッ。 タイマーが起動した。残り時間、03:00。
「カレン! 集中しろ!」 我妻監督がカメラの前に立った。彼は黒木の用意したカメラではなく、自らの手でハンディカメラを構えた。 「俺が撮ってやる! 黒木のクソみたいなスナッフビデオじゃない! 俺たちの『映画』にするんだ!」
「……はい、監督!」
カレンの表情が変わった。恐怖に震える少女の顔から、決意を秘めた戦士の顔へ。
『……私は怖くない。この命が、明日への灯火になるなら』
静かな独白が始まった。 その演技は、カンヌで世界を震撼させたものよりも、さらに鬼気迫るものだった。死が目前にあるという極限状態が、彼女の才能を極限まで引き上げている。
タイマーは減っていく。02:00……01:30……。 心拍数は安定している。黒木の目論見は外れ、タイマーの加速は起きない。
「チッ……つまらん。もっと怯えろよ!」 黒木が苛立ち、手元のスイッチを操作して、セットの火薬を爆破させた。 ドカン! カレンのすぐ横で爆炎が上がる。
「きゃっ……!」 一瞬、カレンの声が上擦る。タイマーが一気に十秒飛んだ。
「妨害するな!」 私が叫ぶが、黒服に阻まれて近づけない。
残り三十秒。 カレンの手には、ニッパーが握られている。 目の前には、赤と青のコード。
『……さようなら。愛する人』
最後のセリフと共に、彼女はコードに刃を当てた。 だが、手は止まった。 赤か、青か。情報はゼロだ。
「……オーナー!」 カレンが叫んだ。「どっちですか!?」
全視線が私に集まる。 神宮寺レイアとのポーカーで見せた「豪運」。ここで発揮できるか。
私は、爆弾の配線など分からない。 だが、セットを見渡した時、私の直感がある「違和感」を捉えていた。 黒木の座っている場所。彼の手元のリモコン。そして、船特有の微振動。
「……赤だ」
私は即答した。
「カレン! 貴女のドレスの色だ! 赤を切れ!」
「はぁ? 適当なことを!」 黒木が嘲笑った。「赤は起爆線だ! 切った瞬間にドカンだぞ!」
カレンは黒木の言葉を聞いても、迷わなかった。 彼女は私を信じている。
「……信じます!」
パチン。 カレンが赤のコードを切断した。
その瞬間。 ゼロを表示したタイマーが点滅し――。
…………シーン。
何も起きなかった。 爆発音も、閃光も、衝撃もない。ただ、静寂だけがスタジオに流れた。
「……は?」 黒木が椅子から転げ落ちそうになった。「な、なぜだ!? 赤はトラップだぞ!? なぜ起爆しない!?」
彼は慌てて手元のリモコンを連打した。「ええい、手動で起爆してやる!」
カチカチカチッ! しかし、それでも爆弾は沈黙したままだ。
「残念だったな、三流監督」 私はカレンの拘束を解きながら、天井を指差した。
「さっきから、あのスポットライト……点滅してただろう?」
「あ?」
「船の電圧が不安定なんだよ。さっき我妻監督の映画を上映するために、船内の電力を使いすぎたんじゃないか? ……お前の作った爆弾、電子制御だろ? 電圧低下で安全装置(セーフティ)が誤作動して、ロックがかかったんだよ」
これは半分ハッタリで、半分は私の「読み」だった。 船に入った時、照明が一瞬暗くなるのを私は見逃さなかった。 そして、私の「豪運」は、その微細な電圧エラーを、この絶体絶命の瞬間に引き寄せたのだ。
「そ、そんな……まさか……!」 黒木が愕然とする。 その隙に、我妻監督が走り寄り、黒木の顔面に強烈なパンチを叩き込んだ。
「これが『カット』の合図だ、この野郎!」
ドゴォッ! 黒木が吹っ飛び、気絶した。 第二の門番、撃破。
「……オーナー。怖かったです……」 カレンがへなへなと座り込み、涙目で私を見上げた。 私は彼女の手を取り、立ち上がらせた。
「見事な主演女優ぶりだったよ。……さあ、いよいよ本丸だ」
私たちはスタジオを後にした。 残るは最後の門番。 そして、最上階で待つ「白い仮面の男」。
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