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第38章 バタートーストの悲劇と、消えた豪運
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神宮寺財閥との決戦から一ヶ月。 世界は平和を取り戻し、柏木誠の資産と名声は天井知らずに高騰していた。 だが、六本木のペントハウスでは、未曾有の「事件」が起きていた。
「……落ちた」
ダイニングテーブルの前で、私は呆然と床を見つめていた。 朝食のトースト。最高級のエシレバターをたっぷり塗ったトーストが、手から滑り落ち、あろうことか「バターを塗った面」を下にして、絨毯の上に落下したのだ。
「……柏木様?」 コーヒーを淹れていた一ノ瀬玲奈が、怪訝な顔で振り返る。
「一ノ瀬。……トーストが、裏返しに落ちた」 「はあ。マーフィーの法則ですね。確率的には50%ですが、重心の関係でバター面が下になりやすいのです」
「違う。俺の『豪運』なら、空中で三回転して皿の上に戻るか、少なくともバター面は上になるはずだ」
私は震える手でトーストを拾い上げた。 それだけではない。 今朝起きてから、小指をタンスの角にぶつけた。 洗顔フォームと歯磨き粉を間違えた。 スマホの充電ができていなかった。
「……何かが、おかしい」
私の背筋に、今まで感じたことのない種類の悪寒が走った。 直感が告げている。私の「豪運」が、機能不全(エラー)を起こしている?
その時、インターホンが鳴った。 モニターには、宅配便の業者が映っている。
「お届け物でーす」
私はドアを開けた。 しかし、そこで私は玄関マットに足を取られ、派手に転倒した。 「うわっ!?」 「だ、大丈夫ですか!?」
宅配業者が慌てて手を差し伸べようとして――彼もまた、何もないところでつまずき、抱えていた段ボール箱を私の上にぶちまけた。
ドサドサドサッ! 中から出てきたのは、大量の「高級メロン」だった。 ゴチン! ガッ! 硬いメロンが、私の頭と顔面を直撃する。
「ぐっ……!?」
痛みと共に、私は確信した。 間違いない。私の「ツキ」が消えている。いや、むしろ「マイナス」に振り切れている。
「……柏木様!?」 騒ぎを聞きつけたカレンとミナが駆けつけてくる。
「血が出てます! 救急箱!」 「どうしたんですか!? 柏木さんが転ぶなんて……!」
カレンに膝枕され、ミナに氷嚢を当てられながら、私は天井を見上げた。 こんなドジは、リストラされる前の「冴えない中年」だった頃以来だ。
「……一ノ瀬。俺のバイタルと、周囲の確率場の変動を調べてくれ」 「はい、直ちに」
一ノ瀬がタブレットを取り出し、解析を始める。 数秒後、彼女の顔色がサッと青ざめた。
「……ありえません。柏木様の『幸運指数(ラック・パラメータ)』が……測定不能(エラー)を起こしています。いえ、正確には……外部から『吸引』されています」
「吸引?」
「はい。このペントハウスの半径50メートル以内に、強力な『運気のブラックホール』が存在しています。柏木様の豪運が、その穴に吸い込まれて相殺されているのです」
ブラックホール。 私の運を吸い取るほどの、特異点。
「場所は?」 「……真下です。このマンションの、エントランス付近」
私は額の氷嚢を押さえながら立ち上がった。
「行こう。……俺の運を盗んでいる犯人を捕まえる」
*
第39章 空から降る植木鉢と、ポンコツ死神
マンションのエントランス。 そこには、異様な光景が広がっていた。
自動ドアが誤作動して開閉を繰り返している。 清掃ロボットが暴走して壁に激突している。 観葉植物がなぜか枯れている。
その中心に、一人の少女がうずくまっていた。 年齢は二十歳前後だろうか。黒いゴシック調のドレスを着て、銀色の長い髪を引きずっている。 彼女は、壊れたスーツケースの前で泣いていた。
「うう……また壊れた……。タイヤが四つ同時に外れるなんて……」
彼女が立ち上がろうとすると、ドレスの裾を踏んでしまい、派手に転んだ。 その衝撃で、近くにあった消火器が倒れ、ピンが外れて噴射。真っ白な粉が彼女を包み込む。
「けほっ、けほっ! ……なんでぇ……」
……酷い。 見ているだけで胸が痛くなるほどの「不運」の連続だ。 一ノ瀬が眼鏡の位置を直し、息を呑んだ。
「……柏木様。あの子です。あの少女が歩くたびに、周囲の電子機器の故障率と物理的な事故発生率が、数万倍に跳ね上がっています。まさに『歩く厄災』です」
私は粉まみれの少女に近づいた。 彼女は私に気づき、ビクッと身を縮めた。
「ひっ! ご、ごめんなさい! 近寄らないでください! 伝染(うつ)ります!」 「伝染る?」 「『不幸』がです! 私のそばにいると、みんな怪我をするんです! 隕石が落ちてきたり、マンホールが爆発したり……!」
彼女は後ずさりし、エントランスを出て歩道へ逃げようとした。 その時。
ヒュンッ!
上空から、風切り音が聞こえた。 私の「直感」ではなく、単なる動体視力がそれを捉えた。 マンションの上階から、強風に煽られた植木鉢が落下してきたのだ。 直撃コース。彼女の頭上へ。
「危ない!」
私は反射的に飛び出し、彼女を突き飛ばした。 ガシャァァァン!! 植木鉢が砕け散り、土と破片が飛び散る。 間一髪。 だが、突き飛ばした拍子に、私も彼女も植え込みの中に突っ込んでしまった。
「いっつつ……」 泥だらけになりながら体を起こす。今日は厄日だ。
「……だ、大丈夫ですか!?」 少女が真っ青な顔で私を見ている。その瞳は、深いアメジスト色をしていた。 「なんで助けたんですか!? 死んじゃいますよ!?」
「目の前で女の子が潰れるのを見過ごすほど、俺は落ちぶれてないよ」 私は服の泥を払い、手を差し出した。 「俺は柏木誠。……君は?」
少女は私の手を恐る恐る取り、泣きそうな声で名乗った。
「……シルヴィア。……『運命監査局』から来ました」
「運命監査局?」 聞き慣れない単語だ。
「はい……。貴方が『運』を使いすぎているせいで、世界のバランスが崩れているって……。だから、貴方の運を『回収』しに来たんです。……でも」
シルヴィアは自分の泥だらけのドレスを見て、ため息をついた。
「来る途中で財布を落として、飛行機は三回欠航して、タクシーはパンクして、やっと着いたらスーツケースが壊れて……。私自身が一番、不運なんです……」
彼女のお腹が、グゥ~と盛大に鳴った。
「……それに、三日間何も食べてません……」
私は呆気にとられ、それから吹き出してしまった。 世界を調整する監査官が、空腹で倒れそうだとは。
「……わかった。とりあえず、うちに来なさい。回収の話は、飯を食ってからだ」 「えっ、でも……私を入れると、家が火事になりますよ?」
「構わない。火災保険には入ってるし、最高の料理人もいる」
私は「不運の女神」の手を引いた。 不思議なことに、彼女の手を握った瞬間、私の体から力が抜けていくような、逆に彼女から何か重いものが流れ込んでくるような、奇妙な感覚があった。 プラスとマイナスのショート。
「一ノ瀬、カレン、ミナ。……新しい『居候』が増えるぞ」
後ろで三人が「またですか!?」という顔をしているのが見えたが、私は聞こえないフリをした。
「……落ちた」
ダイニングテーブルの前で、私は呆然と床を見つめていた。 朝食のトースト。最高級のエシレバターをたっぷり塗ったトーストが、手から滑り落ち、あろうことか「バターを塗った面」を下にして、絨毯の上に落下したのだ。
「……柏木様?」 コーヒーを淹れていた一ノ瀬玲奈が、怪訝な顔で振り返る。
「一ノ瀬。……トーストが、裏返しに落ちた」 「はあ。マーフィーの法則ですね。確率的には50%ですが、重心の関係でバター面が下になりやすいのです」
「違う。俺の『豪運』なら、空中で三回転して皿の上に戻るか、少なくともバター面は上になるはずだ」
私は震える手でトーストを拾い上げた。 それだけではない。 今朝起きてから、小指をタンスの角にぶつけた。 洗顔フォームと歯磨き粉を間違えた。 スマホの充電ができていなかった。
「……何かが、おかしい」
私の背筋に、今まで感じたことのない種類の悪寒が走った。 直感が告げている。私の「豪運」が、機能不全(エラー)を起こしている?
その時、インターホンが鳴った。 モニターには、宅配便の業者が映っている。
「お届け物でーす」
私はドアを開けた。 しかし、そこで私は玄関マットに足を取られ、派手に転倒した。 「うわっ!?」 「だ、大丈夫ですか!?」
宅配業者が慌てて手を差し伸べようとして――彼もまた、何もないところでつまずき、抱えていた段ボール箱を私の上にぶちまけた。
ドサドサドサッ! 中から出てきたのは、大量の「高級メロン」だった。 ゴチン! ガッ! 硬いメロンが、私の頭と顔面を直撃する。
「ぐっ……!?」
痛みと共に、私は確信した。 間違いない。私の「ツキ」が消えている。いや、むしろ「マイナス」に振り切れている。
「……柏木様!?」 騒ぎを聞きつけたカレンとミナが駆けつけてくる。
「血が出てます! 救急箱!」 「どうしたんですか!? 柏木さんが転ぶなんて……!」
カレンに膝枕され、ミナに氷嚢を当てられながら、私は天井を見上げた。 こんなドジは、リストラされる前の「冴えない中年」だった頃以来だ。
「……一ノ瀬。俺のバイタルと、周囲の確率場の変動を調べてくれ」 「はい、直ちに」
一ノ瀬がタブレットを取り出し、解析を始める。 数秒後、彼女の顔色がサッと青ざめた。
「……ありえません。柏木様の『幸運指数(ラック・パラメータ)』が……測定不能(エラー)を起こしています。いえ、正確には……外部から『吸引』されています」
「吸引?」
「はい。このペントハウスの半径50メートル以内に、強力な『運気のブラックホール』が存在しています。柏木様の豪運が、その穴に吸い込まれて相殺されているのです」
ブラックホール。 私の運を吸い取るほどの、特異点。
「場所は?」 「……真下です。このマンションの、エントランス付近」
私は額の氷嚢を押さえながら立ち上がった。
「行こう。……俺の運を盗んでいる犯人を捕まえる」
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第39章 空から降る植木鉢と、ポンコツ死神
マンションのエントランス。 そこには、異様な光景が広がっていた。
自動ドアが誤作動して開閉を繰り返している。 清掃ロボットが暴走して壁に激突している。 観葉植物がなぜか枯れている。
その中心に、一人の少女がうずくまっていた。 年齢は二十歳前後だろうか。黒いゴシック調のドレスを着て、銀色の長い髪を引きずっている。 彼女は、壊れたスーツケースの前で泣いていた。
「うう……また壊れた……。タイヤが四つ同時に外れるなんて……」
彼女が立ち上がろうとすると、ドレスの裾を踏んでしまい、派手に転んだ。 その衝撃で、近くにあった消火器が倒れ、ピンが外れて噴射。真っ白な粉が彼女を包み込む。
「けほっ、けほっ! ……なんでぇ……」
……酷い。 見ているだけで胸が痛くなるほどの「不運」の連続だ。 一ノ瀬が眼鏡の位置を直し、息を呑んだ。
「……柏木様。あの子です。あの少女が歩くたびに、周囲の電子機器の故障率と物理的な事故発生率が、数万倍に跳ね上がっています。まさに『歩く厄災』です」
私は粉まみれの少女に近づいた。 彼女は私に気づき、ビクッと身を縮めた。
「ひっ! ご、ごめんなさい! 近寄らないでください! 伝染(うつ)ります!」 「伝染る?」 「『不幸』がです! 私のそばにいると、みんな怪我をするんです! 隕石が落ちてきたり、マンホールが爆発したり……!」
彼女は後ずさりし、エントランスを出て歩道へ逃げようとした。 その時。
ヒュンッ!
上空から、風切り音が聞こえた。 私の「直感」ではなく、単なる動体視力がそれを捉えた。 マンションの上階から、強風に煽られた植木鉢が落下してきたのだ。 直撃コース。彼女の頭上へ。
「危ない!」
私は反射的に飛び出し、彼女を突き飛ばした。 ガシャァァァン!! 植木鉢が砕け散り、土と破片が飛び散る。 間一髪。 だが、突き飛ばした拍子に、私も彼女も植え込みの中に突っ込んでしまった。
「いっつつ……」 泥だらけになりながら体を起こす。今日は厄日だ。
「……だ、大丈夫ですか!?」 少女が真っ青な顔で私を見ている。その瞳は、深いアメジスト色をしていた。 「なんで助けたんですか!? 死んじゃいますよ!?」
「目の前で女の子が潰れるのを見過ごすほど、俺は落ちぶれてないよ」 私は服の泥を払い、手を差し出した。 「俺は柏木誠。……君は?」
少女は私の手を恐る恐る取り、泣きそうな声で名乗った。
「……シルヴィア。……『運命監査局』から来ました」
「運命監査局?」 聞き慣れない単語だ。
「はい……。貴方が『運』を使いすぎているせいで、世界のバランスが崩れているって……。だから、貴方の運を『回収』しに来たんです。……でも」
シルヴィアは自分の泥だらけのドレスを見て、ため息をついた。
「来る途中で財布を落として、飛行機は三回欠航して、タクシーはパンクして、やっと着いたらスーツケースが壊れて……。私自身が一番、不運なんです……」
彼女のお腹が、グゥ~と盛大に鳴った。
「……それに、三日間何も食べてません……」
私は呆気にとられ、それから吹き出してしまった。 世界を調整する監査官が、空腹で倒れそうだとは。
「……わかった。とりあえず、うちに来なさい。回収の話は、飯を食ってからだ」 「えっ、でも……私を入れると、家が火事になりますよ?」
「構わない。火災保険には入ってるし、最高の料理人もいる」
私は「不運の女神」の手を引いた。 不思議なことに、彼女の手を握った瞬間、私の体から力が抜けていくような、逆に彼女から何か重いものが流れ込んでくるような、奇妙な感覚があった。 プラスとマイナスのショート。
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