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第42章 金色の監査官と、奪われる「色」
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数日後。 久しぶりの休日。私はカレンとシルヴィアを連れて、ショッピングモールに出かけていた。 カレンの変装(サングラスとマスク)は完璧だが、そのオーラまでは隠しきれていない。 シルヴィアは、何もないところでエスカレーターに裾を挟まれそうになりながらも、初めての「お出かけ」にはしゃいでいた。
「オーナー! あの服、可愛いです!」 「柏木さん、クレープって何ですか? 食べてみたいです……あ、でも私、クリームを落としちゃうかも……」
「大丈夫だ。落としたら俺がキャッチする」 私は二人の保護者のような気分で歩いていた。
ふと、視界の端に違和感を覚えた。 賑やかなモールの雑踏の中で、一箇所だけ「音が消えている」ような空間があった。
そこに立っていたのは、一人の青年。 全身を白と金のスーツで固め、サングラスをかけ、手には銀色のアタッシュケースを持っている。 彼は人混みの中にいるのに、誰ともぶつからない。というより、人々が自然と彼を避けて道を開けている。まるで、モーゼが海を割るように。
「……柏木さん?」 シルヴィアが私の視線に気づき、その青年を見た瞬間。
「ひっ……!」 彼女は短く悲鳴を上げ、私の背中に隠れてガタガタと震え出した。
「どうした、シルヴィア」 「き、来ちゃいました……。『執行官』です……!」
「執行官?」
青年が、私たちに気づいた。 彼はサングラスを外し、氷のように冷たい、しかし完璧に整った笑顔を向けた。 その瞳は金色。人間離れした輝きを放っている。
彼が指をパチンと鳴らす。 その瞬間、モールの喧騒が遠のき、周囲の風景から「色彩」が消えた。 灰色の世界。動いているのは、私とシルヴィア、そしてその青年だけ。カレンも、他の客も、時が止まったように静止している。
「……結界か?」
「『因果隔離空間』だよ。一般人を巻き込むと、書類仕事が増えて面倒だからね」
青年は優雅に歩み寄ってきた。
「やあ、初めまして。元・特異点、柏木誠くん。そして……脱走兵のシルヴィア・ナンバー13」
「……ル、ルシフェル様……」 シルヴィアが絶望的な声で名を呼んだ。
「ルシフェル? 随分と大層な名前だな」 私が前に出ると、ルシフェルと名乗った青年は、値踏みするように私を見下ろした。
「僕は運命監査局・第一執行官。世界の『バグ』を修正するのが仕事さ。……シルヴィア。君が任務を放棄して、ターゲットと馴れ合っているという報告を受けた。失望したよ」
「ち、違います! これは潜入調査で……!」
「嘘をつくのが下手だね。君からは『幸福』の匂いがする。……忌々しい」 ルシフェルが顔をしかめた。
「彼女はただの不運の塊だ。厄介払いできて良かったんじゃないのか?」 私が割って入ると、ルシフェルは冷ややかな視線を私に向けた。
「君には関係ない。……さて、柏木誠。君の『豪運』はシルヴィアによって中和されているようだが、まだ魂にこびりついた『運の残滓』が目障りだ。それに、君という存在自体が、運命のシナリオを乱すノイズなんだよ」
彼はアタッシュケースを開いた。 中には、巨大な金色のハサミが入っていた。 刃渡り50センチはある、異様な形状のハサミだ。
「これで君の『運命線』を断ち切る。そうすれば、君はただの不幸な中年として、誰にも覚えられずに野垂れ死ぬ運命に戻る」
「……お断りだ。俺の運命は、俺が決める」
「選択権はないよ。これは『決定事項』だ」
ルシフェルがハサミを構えた。 その瞬間、私の直感が――豪運を失ったはずの私の本能が、最大級の警報を鳴らした。 物理的な攻撃ではない。あれに切られたら、本当に「存在」が終わる。
「逃げて、柏木さん!」 シルヴィアが私の前に飛び出した。 「私なら……私の不運なら、あのハサミを錆びさせたり、刃こぼれさせたりできるかも……!」
「どきなさい、欠陥品」 ルシフェルが軽く手を振った。 ドォォン! 見えない衝撃波がシルヴィアを襲い、彼女は吹き飛ばされてショーウィンドウ(時が止まっているので割れなかったが)に叩きつけられた。
「シルヴィア!」
「さあ、修正の時間だ」 ルシフェルが私に迫る。金色の刃が振り上げられる。
逃げ場はない。 武器もない。 運もない。
……本当に、そうか?
私はポケットの中にある「あるもの」を握りしめた。 それは、今朝カレンが「お守り」としてくれた、神社の何の変哲もない「開運お守り(500円)」だった。
「……運がないなら、実力で勝負だ!」
私はハサミが振り下ろされる直前、持っていたお守りをルシフェルの顔面に全力で投げつけた。
「!?」 ルシフェルが反射的に目を閉じる。 たかが布切れ一つ。だが、その一瞬の隙が生まれた。
私はタックルした。 金色の執行官の胴体に、四十三歳のおじさんの全体重をかけた泥臭いタックルを。
「ぐっ……! 貴様、泥臭い真似を!」 ルシフェルが体勢を崩す。
私は叫んだ。 「シルヴィア! 今だ! 奴に触れ!」
倒れていたシルヴィアが、歯を食いしばって這い寄り、ルシフェルの足首を掴んだ。
「……私の『不運』を、あげるッ!」
バチバチバチッ!! 黒い稲妻のようなエフェクトが走り、ルシフェルの完璧なスーツに亀裂が入った。 金色のハサミが、急激に赤錆びていく。
「な、なんだこれは……! 私の『絶対幸運』が、侵食される……!?」
パリン。 空間に亀裂が入る音。 色彩が戻ってくる。
「くっ……! 覚えていろ、バグ共め!」 ルシフェルは舌打ちをし、錆びついたハサミを抱えて、空間の裂け目へと消えていった。
喧騒が戻る。 行き交う人々は、何もなかったように歩いている。 私とシルヴィアだけが、息を切らしてその場に座り込んでいた。
「……か、勝った……?」 シルヴィアが信じられないという顔をしている。
「ああ。どうやら、俺たちのコンビネーションは、神様の使いをも撃退できるらしいな」
私は震える手で汗を拭った。 豪運がなくても、戦える。 だが、相手は「運命」そのものを管理する組織だ。これからは、今までとは次元の違う戦いが始まるだろう。
「……帰ろう、シルヴィア。カレンとミナが待ってる」 「……はいっ!」
私たちは立ち上がり、何も知らずにクレープを選んでいるカレンの元へ歩き出した。 私の物語は、いよいよ「運命への反逆」という最終章へと向かいつつあった。
「オーナー! あの服、可愛いです!」 「柏木さん、クレープって何ですか? 食べてみたいです……あ、でも私、クリームを落としちゃうかも……」
「大丈夫だ。落としたら俺がキャッチする」 私は二人の保護者のような気分で歩いていた。
ふと、視界の端に違和感を覚えた。 賑やかなモールの雑踏の中で、一箇所だけ「音が消えている」ような空間があった。
そこに立っていたのは、一人の青年。 全身を白と金のスーツで固め、サングラスをかけ、手には銀色のアタッシュケースを持っている。 彼は人混みの中にいるのに、誰ともぶつからない。というより、人々が自然と彼を避けて道を開けている。まるで、モーゼが海を割るように。
「……柏木さん?」 シルヴィアが私の視線に気づき、その青年を見た瞬間。
「ひっ……!」 彼女は短く悲鳴を上げ、私の背中に隠れてガタガタと震え出した。
「どうした、シルヴィア」 「き、来ちゃいました……。『執行官』です……!」
「執行官?」
青年が、私たちに気づいた。 彼はサングラスを外し、氷のように冷たい、しかし完璧に整った笑顔を向けた。 その瞳は金色。人間離れした輝きを放っている。
彼が指をパチンと鳴らす。 その瞬間、モールの喧騒が遠のき、周囲の風景から「色彩」が消えた。 灰色の世界。動いているのは、私とシルヴィア、そしてその青年だけ。カレンも、他の客も、時が止まったように静止している。
「……結界か?」
「『因果隔離空間』だよ。一般人を巻き込むと、書類仕事が増えて面倒だからね」
青年は優雅に歩み寄ってきた。
「やあ、初めまして。元・特異点、柏木誠くん。そして……脱走兵のシルヴィア・ナンバー13」
「……ル、ルシフェル様……」 シルヴィアが絶望的な声で名を呼んだ。
「ルシフェル? 随分と大層な名前だな」 私が前に出ると、ルシフェルと名乗った青年は、値踏みするように私を見下ろした。
「僕は運命監査局・第一執行官。世界の『バグ』を修正するのが仕事さ。……シルヴィア。君が任務を放棄して、ターゲットと馴れ合っているという報告を受けた。失望したよ」
「ち、違います! これは潜入調査で……!」
「嘘をつくのが下手だね。君からは『幸福』の匂いがする。……忌々しい」 ルシフェルが顔をしかめた。
「彼女はただの不運の塊だ。厄介払いできて良かったんじゃないのか?」 私が割って入ると、ルシフェルは冷ややかな視線を私に向けた。
「君には関係ない。……さて、柏木誠。君の『豪運』はシルヴィアによって中和されているようだが、まだ魂にこびりついた『運の残滓』が目障りだ。それに、君という存在自体が、運命のシナリオを乱すノイズなんだよ」
彼はアタッシュケースを開いた。 中には、巨大な金色のハサミが入っていた。 刃渡り50センチはある、異様な形状のハサミだ。
「これで君の『運命線』を断ち切る。そうすれば、君はただの不幸な中年として、誰にも覚えられずに野垂れ死ぬ運命に戻る」
「……お断りだ。俺の運命は、俺が決める」
「選択権はないよ。これは『決定事項』だ」
ルシフェルがハサミを構えた。 その瞬間、私の直感が――豪運を失ったはずの私の本能が、最大級の警報を鳴らした。 物理的な攻撃ではない。あれに切られたら、本当に「存在」が終わる。
「逃げて、柏木さん!」 シルヴィアが私の前に飛び出した。 「私なら……私の不運なら、あのハサミを錆びさせたり、刃こぼれさせたりできるかも……!」
「どきなさい、欠陥品」 ルシフェルが軽く手を振った。 ドォォン! 見えない衝撃波がシルヴィアを襲い、彼女は吹き飛ばされてショーウィンドウ(時が止まっているので割れなかったが)に叩きつけられた。
「シルヴィア!」
「さあ、修正の時間だ」 ルシフェルが私に迫る。金色の刃が振り上げられる。
逃げ場はない。 武器もない。 運もない。
……本当に、そうか?
私はポケットの中にある「あるもの」を握りしめた。 それは、今朝カレンが「お守り」としてくれた、神社の何の変哲もない「開運お守り(500円)」だった。
「……運がないなら、実力で勝負だ!」
私はハサミが振り下ろされる直前、持っていたお守りをルシフェルの顔面に全力で投げつけた。
「!?」 ルシフェルが反射的に目を閉じる。 たかが布切れ一つ。だが、その一瞬の隙が生まれた。
私はタックルした。 金色の執行官の胴体に、四十三歳のおじさんの全体重をかけた泥臭いタックルを。
「ぐっ……! 貴様、泥臭い真似を!」 ルシフェルが体勢を崩す。
私は叫んだ。 「シルヴィア! 今だ! 奴に触れ!」
倒れていたシルヴィアが、歯を食いしばって這い寄り、ルシフェルの足首を掴んだ。
「……私の『不運』を、あげるッ!」
バチバチバチッ!! 黒い稲妻のようなエフェクトが走り、ルシフェルの完璧なスーツに亀裂が入った。 金色のハサミが、急激に赤錆びていく。
「な、なんだこれは……! 私の『絶対幸運』が、侵食される……!?」
パリン。 空間に亀裂が入る音。 色彩が戻ってくる。
「くっ……! 覚えていろ、バグ共め!」 ルシフェルは舌打ちをし、錆びついたハサミを抱えて、空間の裂け目へと消えていった。
喧騒が戻る。 行き交う人々は、何もなかったように歩いている。 私とシルヴィアだけが、息を切らしてその場に座り込んでいた。
「……か、勝った……?」 シルヴィアが信じられないという顔をしている。
「ああ。どうやら、俺たちのコンビネーションは、神様の使いをも撃退できるらしいな」
私は震える手で汗を拭った。 豪運がなくても、戦える。 だが、相手は「運命」そのものを管理する組織だ。これからは、今までとは次元の違う戦いが始まるだろう。
「……帰ろう、シルヴィア。カレンとミナが待ってる」 「……はいっ!」
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