パーティークイーン

Choco

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学校での波乱

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春休みや入学式も終わり、部活動の決定の時期がやってくる。
「もえはまたバスケ部か?」
「うん、悠馬もでしょ?」
「ああ。」
悠馬ともえはバスケ部に、海里と由梨はテニス部に行った。この後騒ぎが起こることは誰も知らないのだった。


(バスケ部体育館)
「俺はキャプテンの阿部颯太です。山本と1年生2人は自己紹介してくれ。」
「私は、副キャプテンの山本愛花です。女子4人だったから来てくれてありがとう。」
「俺は有光悠馬です。中学からやってて、もえが入るって言っていたから来ました。」
「栗原もえです。私も中学から始めました。パーティーがあるなどは来れないですがよろしくお願いします。」
2人の自己紹介を聞いてキャプテンが聞く。
「お前らって有光グループの御曹司と栗原グループの令嬢か?」
これに対して2人は黙って頷く。


ざわざわしているとコーチがやってきて、話を始める。このコーチこそ、もえと悠馬の通っていたスクールのコーチであり、もえの従者だった。しかし、自分の主人が1年生の中にいるとは知らず、お前たちは何をやっているんだと話し続ける。すると、もえの隣に座っていた愛花は言う。
「上川さんって言うんだけど、話し始めると長いのよ。」
こういい、苦笑いする。そして、もえも話に飽きていたようで立ち上がり言う。
「上川!話が長いわっ。いつも要点をまとめなさいって言っているでしょ?」
「申し訳ありませんっ、お嬢……お嬢様??どうしてこちらにいらっしゃるのですか?」
そのまま話が進みそうになってムスッとしながら悠馬は言う。
「俺もいるぞ。」
「悠馬様まで。1年生がこの御二方なら問題ないか。今日は試合するぞ。チーム組め。」
そう言うと、悠馬が上川に言う。
「最初はチームワークとかの問題もあるし、俺はもえと2人でいいか?」
「もちろんです。もえお嬢様がよろしいのでしたらですが。」
「もちろんいいわ。」
会話の一部始終を聞いていたキャプテンがコーチに駆け寄り質問する。
「一応全国に行っているメンバーなのに大丈夫なんですか?コーチ。」
「大丈夫だ。あの御二方は社長のお子様ということが有名すぎるが故に試合では本気を出したことがないんだ。俺なんかよりも遥かに強い。」


この言葉を聞き、キャプテンは頼もしいと思うと共に頼もしいと思ったのだった。



試合が始まると点差はすぐに開いた。それもそのはず。悠馬ともえのチームワークは素晴らしいもので、コーチだけでなく2on2では負け無しの2人だったからだ。悠馬の身長は180cm、もえの身長は168cmとどちらも身長は高い方で悠馬はダンクシュート、もえは3Pシュートとそれぞれの個性を生かしたプレイに誰もついて行くことは出来なかったのだ。


ハーフタイムも終わり、終盤に差し掛かる。
もちろん結果は悠馬ともえが圧勝した。点差は30点この点差を前に全員が正気でいられるはずもない。しかし、一緒に練習していた中等部の兄弟、武田和真(兄)と翔真(弟)の一言で空気が明るくなる。
「もえ先輩久しぶりー!点差30点もあるのに先輩のシュートは結構外れてたよねー」
「翔、そんな言い方するなって。悠馬先輩だけが異常なんだって言えば良いんだよ。」
会話を聞いていた悠馬は苦笑しながら言う。
「お前らは本当に言葉を選ばないよな。」
ずっと聞いていた悠馬は武田兄弟にいう。しかし、この会話で無事に1日を終わることが出来たと何人もが思った。
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