9 / 70
絶望からの復活
サトミ女王の鎧
しおりを挟む
清水宗之が寝ている間にサトミ女王は素顔を隠す仮面を探すためクック大将軍の城をうろうろしていた。
誰も使っていない埃まみれの部屋に入り、部屋中を漁ると、なんだか変な仮面を見つける。
「これはっ・・・!」
手に取ってみると何とも言えない奇妙な形をした仮面であった。どこかの先住民が着けてそうな、怪しくて呪われそうな仮面であった。
「これは・・・私には相応しくありませんね」
サトミ女王は王としての威厳を示したい為、素顔を隠す仮面も威厳のある物を探している。
しかし、そもそもサトミ女王なのを相手にバレてはダメなので、わざわざ威厳のある仮面を選ぶ必要は無いのである。
分かっていてサトミ女王は威厳のある仮面を探しているのである。
これはサトミ女王がこの国の王として君臨したいという欲求・・・本能である。
しかし、そんなサトミ女王の願望・欲望に天が応えたのか、トンでもなく格好よくて威厳のある鎧と剣と仮面を見つけた。
「こ、これはっ・・・!金色の鎧、金色の剣、金色の仮面っ・・・!まさに私がつけるに相応しい物ではないかしらっ・・・!クックに使っても良いか聞きに行かねばっ・・・!」
サトミ女王はこの偶然見つけた仮面と鎧、剣をクック大将軍に喜びながら伝えに行く。
それから時間が経ち、腹が減った為に目が覚めた宗之はベッドから起き上がる。
「・・・時間は何時だ?」
「あぁ、夜の7時ってとこだな。そろそろ飯時だぜ」
「そうか・・・」
そう言って宗之はボッーとする。
寝起きで頭が働かないのだ。しかし、腹は減っている。
宗之は寝起きが良い方ではない。むしろ悪い。
叩き起こしたりするとキレるし、物凄く不機嫌になる。
普段はクールで思慮深く大人の雰囲気があるのに寝起き限定で子供の雰囲気になるのだ。
その為、月光も無理に宗之を動けっ・・・とかは言えない。
寝起きの宗之はとりあえず顔を洗うか飯を食うかで寝起き状態から解除される。
月光に出来ることはただ宗之が勝手に飯を食いに行くか顔を洗いに行くかを見届けるだけである。
誰も使っていない埃まみれの部屋に入り、部屋中を漁ると、なんだか変な仮面を見つける。
「これはっ・・・!」
手に取ってみると何とも言えない奇妙な形をした仮面であった。どこかの先住民が着けてそうな、怪しくて呪われそうな仮面であった。
「これは・・・私には相応しくありませんね」
サトミ女王は王としての威厳を示したい為、素顔を隠す仮面も威厳のある物を探している。
しかし、そもそもサトミ女王なのを相手にバレてはダメなので、わざわざ威厳のある仮面を選ぶ必要は無いのである。
分かっていてサトミ女王は威厳のある仮面を探しているのである。
これはサトミ女王がこの国の王として君臨したいという欲求・・・本能である。
しかし、そんなサトミ女王の願望・欲望に天が応えたのか、トンでもなく格好よくて威厳のある鎧と剣と仮面を見つけた。
「こ、これはっ・・・!金色の鎧、金色の剣、金色の仮面っ・・・!まさに私がつけるに相応しい物ではないかしらっ・・・!クックに使っても良いか聞きに行かねばっ・・・!」
サトミ女王はこの偶然見つけた仮面と鎧、剣をクック大将軍に喜びながら伝えに行く。
それから時間が経ち、腹が減った為に目が覚めた宗之はベッドから起き上がる。
「・・・時間は何時だ?」
「あぁ、夜の7時ってとこだな。そろそろ飯時だぜ」
「そうか・・・」
そう言って宗之はボッーとする。
寝起きで頭が働かないのだ。しかし、腹は減っている。
宗之は寝起きが良い方ではない。むしろ悪い。
叩き起こしたりするとキレるし、物凄く不機嫌になる。
普段はクールで思慮深く大人の雰囲気があるのに寝起き限定で子供の雰囲気になるのだ。
その為、月光も無理に宗之を動けっ・・・とかは言えない。
寝起きの宗之はとりあえず顔を洗うか飯を食うかで寝起き状態から解除される。
月光に出来ることはただ宗之が勝手に飯を食いに行くか顔を洗いに行くかを見届けるだけである。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
57
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる