【完結】転生したらヒロインでも悪役令嬢でもなく世界征服してる龍神の後継者だったのでこの世界の常識をぶっ壊してみようと思います!

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第1章 異世界転生と出会い

龍神の娘は気に食わない

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 _______思ったより、面倒臭い死に方をするようだ。



 ラフェエルは落ちながら、そんなことを考える。


 歴代の第1皇太子はこのような、児戯のような死に方をしたのだろうか。


 ような、ではない。児戯なのだ。



 龍神の児戯。徒に命を弄び苦痛を与える。
 輪廻転生など端から信じていない。仮に在ったとしてもそれは"私"ではない。だから問題はない。
 ただ、100年もその児戯に付き合うのが面倒なだけだ。





 ____まあ、いい。
 知りたい事は知れた。まだ知りたい事はあるが…………これでは仮に生きてたとしても知るのは無理だろう。



 ちらり、と自分の枷を見る。ビクともしないソレは冷たい。罪を償うような感覚だ。




 実際、そうなのだろう。

 先祖の罪を償う。
 今世の罪を償う。


 ___沢山の罪を重ねた。


 因果応報だ。報いは受けよう。




 そんなことを思った時___声がした。




 「いたッ!」



 「………………………!」




 声が、した。もうすっかり聞きなれた女の声。見ると____次世代龍神・アルティア=ワールド=ドラゴン。



 裸の女は必死に手を伸ばして私の手を掴んだ。




 「浮遊ッ!」




 「………!」



 アルティアがそう叫ぶと、俺の身体は浮いた。アルティアは裸のまま、私の肩を掴んだ。




 「ばっっっっ、かじゃないの!?」


 「!」


 第一声がこれだった。裸だということすら忘れているのだろう、捲し立てる。



 「なんで自分から死のうとするの!?なんで命令なんて聞くの!?なんでッ…………そんな平然としてるのよ!」



 「………巫山戯たこと言ってないで、この魔法を解除しろ。役目を果たせない」


 「役目………………?」



 「そうだ。此処で死ぬのが___私が生きた理由だ。生まれた頃から与えられていた宿命。宿命を果たせず生きても死んだのと同義だ。


 余計な事をするな。貴様も龍神ならばそれぐらい…………なにも知らない龍神だとしても、少し考えればわかるはずだ。


 自分の職務を全うする。それが"生きる"ということだ」





 「生きる理由…………宿命……………職務………………アンタ、本気で言ってるの?」



 「ああ、そう_____ッ!」



 自分に拳が向けられた。反射的にそれを片手で諌める。男より一回りも2回りも小さな拳は、震えてた。




 「……ざ、けんな………ふざ、けるなぁ!」




 「_____ッ!」




 びゅう、と強い風が吹いた。浮いていた身体は落ち始める。それはアルティアも同様だった。然し女はぐい、と私の胸倉を掴んで怒鳴った。



 「生きた理由を決めるのは他人じゃない!自分だよ!宿命ってなに?!他人が決めた人生になんの魅力があるのよ!職務で生きてる人生が楽しいわけないじゃない!


 死ぬってどういうことかわからないから、アンタはそんなことが言えるんだ!死ぬことがどれだけ悔しくて……辛くて………苦しいのか知らないから…………なんでッ、生きられるのに………アンタ自身が、なんで生きるのを諦めているのよ!



 この大バカ野郎!」





 アルティアは___泣いていた。大粒の涙が空を飛ぶ。そんなの気にしないと言わんばかりに、私に言った。



 「アンタはッ…………本当に生きたくないのかッ!」




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