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シャルル=ヘイストンの華麗なる事情 【side B】
シャルルの事情 ㉕
「何だって…?デヴィッドが戻って来ない?」
僕の質問にジャドー=エロイーズ=ルディはあっさりと答えた。
「そうっすよ。さっきバートンに言われましたから。
ジュシュア様とブレナー子爵の夕食は要らないと」
「何故だ?今日二人は近隣の農家に居る筈だろう?」
確かスペンサーだか何だか…ここ一体の大きなブドウ農園を持っている豪農の所へ、今度ヘイストン家でも紹介する新しいワインの試飲会に行っている筈だ。
「そうっス。そこでワインをあれこれ飲んで、かなり酔っ払って、ブレナー子爵様はどうやらそこで寝ちまった様ですぜ?
仕方なく今夜はジュシュア様もご一緒にスペンサーの所にお泊りになるって話ですけれど」
僕は口をあんぐりと開けてしまった。
テイスティングの為とは言え、デヴィッドは自らそんなにグイグイとワインをあける様な男ではない。
とすると、ジュシュア様に強く勧められたか何かなのだが――…。
(姉さま…図ったな)
僕は苦々しく先程の姉さまとの会話を思い出していた。
姉さまは、僕が書類を確認しているジュシュア様の書斎の入口に立っていた。
「デヴィッドが農家でワインの試飲と契約を終えて城へと戻ったら、すぐヘイストンに帰るよ」
「ええ…!?そんな…夕食時にどうしても話を聞いてもらいたかったのに」
「泊まる場所も無いのに夕食を頂く事なんてできないよ。話があるなら後日ヘイストンへまた手紙でも送ってくれ。僕はこれからリンドン領の帳簿を確認するのに忙しい。悪いが姉さまの話を聞いている暇は無い」
姉さまは少し唇を噛んでそこに佇んでいたが、暫くして身を翻してその場を去った。
その後直ぐにスペンサー宅へと『指令』を送ったに違いない。
『デヴィッドを酔い潰して…留めておく様に』と。
(全く…昔から妙な機転が利くんだから)
『指令』が遂行されたなら――既に夫のジュシュア様は姉さまの掌で動かせる様になっているのかもしれない。
(成程、このままだとリンドン領の…実質女領主になる可能性もあるな)
本当に――姉さまは面白い。
「シャルル様?…何か面白い事でもありましたかい?」
ジャドー=エロイーズ=ルディの不思議そうな声が聞こえて、初めて気が付いた――どうやら僕は少し笑っていたらしい。
++++++
ただ僕もこのまま姉さまの言う通り、大人しく言いなりになるのは癪である。
僕はふと思いついて、ジャドー=エロイーズ=ルディに少しずつ近づいた。
小首を傾げながら僕より少し背の高い彼を意味深に見上げる。
「そう言えば、君は今…恋人はいるの?」
「は?…あ、いや。今は居ないっすけど…何すかシャルル様。
何でそんなに近づくんすか?」
僕はジャドー=エロイーズ=ルディの目の前に立つと、厨房のコック服の彼を上から下まで目でチェックしてから、おもむろに手を伸ばした。
「へ?…え?ちょ、ちょっと、何で俺の身体触るんスか…シャルル様?」
(顔はまあまあか…無精髭は気になるが。身体は…以外と筋肉質と。まあ騎士上がりだからな――後は…)
混乱した表情を浮かべたジャドー=エロイーズ=ルディは、いきなり大声を上げた。
「...ぅおわっ!シャルル様!?いきなりそこ掴むのマズいっスよ!?」
青ざめながら後退りするジャドー=エロイーズ=ルディの服越しに僕はしっかりと股間の存在を確認した後、パッと手を離した。
「…ふふ、ごめんよ。良いもの持ってるね…合格、合格」
「…は…?合格?…」
ジャドー=エロイーズ=ルディは完全にノン気の男だ。
(しかもド天然なのか、察しが恐ろしく鈍い)
『この男を一晩掛けて口説き落としてやる』
僕は舌なめずりをしてジャドー=エロイーズ=ルディを見上げるとにっこりと笑った。
「提案だが…夕食の後に君の部屋でデザートをもう一つ食べるのはどうだろう?」
ジャドー=エロイーズ=ルディは意味が分からないと云った様に僕の言葉を繰り返した。
「…は?俺の部屋ですかい?」
「そうだ。君が、君の部屋で」
「…お、俺が食うんですか?」
「そうだよ…君が…」
後退りするジャドー=エロイーズ=ルディを壁に追い詰めた僕は、彼に吐息がかかる程近くに顔を近づけて囁いた。
「…今夜僕が君の部屋へ行く。そこで…」
そこで――『パンパン!』と空気を鳴らす様な手拍子が聞こえた。
「シャルル、うちの従業員を誘惑するのは止めて頂戴」
姉さまがニッコリ笑いながらも怒気を滲ませて廊下の真ん中に立っていた。
++++++
呆然とするジャドー=エロイーズ=ルディを横目で見ながら僕は姉さまに向かって微笑んで言った。
姉さまは腕組みをしながら僕を見返している。
その指に、絆創膏が沢山貼ってあるのに僕は気付いた。
(何だか…昔みたいだ)
「元はと言えば、姉さまから仕掛けたんじゃないか」
「…何の事だか分からないわね、シャルル。
わたしと同じ寝室を使うのがそんなに嫌で、コック長の部屋のベッドが良いならそれで結構よ。
ただ流石にシャルル…あんたは客人だし、コック長のシングルベッドに大の男二人では気の毒だから、ジャドー=エロイーズ=ルディはわたしと一緒に寝ましょう」
「…ハアッ――!?姉さま何を言ってるの!?」
「お…奥様!?そんな事したら俺ジュシュア様に殺されますよ!?」
僕とジャドー=エロイーズ=ルディ両方から同時に叫び声が上がった。
姉さまは悲し気にほう…とため息を付きながら、僕達に向かって言った。
「だって…仕方が無いわ。最愛の実の弟がわたしと一晩ただ眠るだけなのに、こんなに嫌がるのだから。コック長には非常に申し訳ないけれど、ジュシュア様にはわたしから事情を説明するから…」
ジャドー=エロイーズ=ルディが壁に寄りかかったままズルズルと膝から崩れ落ちたのを見た僕は、ため息をついて言った。
「…分かった。分かったよ、姉さま…姉さまの言う通りにする。ああ…そうすればいいんだろう?」
「ありがと!さすがシャルルね。やっぱり持つべきものは優しくて出来た弟だわ」
姉さまは僕へと昔の様に言った後、にっこりと笑った。
+++++
「今ね、生まれてくる赤ちゃんの為の産着をデイジーに教わりながら作っているのよ。縫い目が出ない様に縫うのって難しいのね。もっとちゃんとお裁縫をやっておけば良かったわ」
姉さまは夕食の席でそんなとりとめも無い事をずっと話していた。
執事のバートンに夕食のメインを『鹿肉のロティ・赤ワインソース』と『ホロホロ鳥のコンフィ』のどちらか選んでくれと言われ、僕が『ジビエの鹿肉か雉肉のホロホロ鳥か』とかなり悩んでいると、姉さまは笑って『両方持って来て頂戴』と言った。
鹿肉は狩猟でジュシュア様が獲って来た物で、ホロホロ鳥は城の飼育小屋で飼い始めた物らしい。
僕は新しいワインのお代わりを受け取った。
今度頂いたのは少し甘いロゼワインだ。
少しグラスを振ると、美しいピンク色の液体が波打っている。
僕は待遇の良さに慎重になって姉さまに言った。
「何だか…随分な御もてなしだね。代わりの対価が大きくなきゃいいけれど」
「そうね。じゃあそろそろ本題に入るわ」
『ヘイストン家からの融資が欲しい』と姉さまは単刀直入に言った。
聞けば僕でも『おお』と思う程、結構莫大な金額ではあった。
「実はね、ジュシュア様の今までのピンハネされている分を換算しても…足りな過ぎるの。
今現在領地内で税金の徴収も進んでいるし、勿論収入は少しずつは伸びてはいるけれど、王都からここまでは遠い。
ヘイストンやパーティーで折角商品を宣伝してもらっても、実際にここまで人に来て貰うのは難しいし、物品を送ると云っても限りがあるわ。
後ろにそびえたつ山道がそれを阻んでるの。
そのお陰で、リンドン領が更にステップアップしたくてもなかなか出来ない状態なのよ」
「まあ…確かにね。ここまでは結構な山を越えなければいけないからね」
「だから…海路を使いたいの」
「…海?ここは海に面していないだろう」
「そうよ。だから海に面したお隣の領土と提携を結びたいの。
お隣とうちの領土はきちんとした道路が通っているから、比較的物流がスムーズに流れるわ。港から船で王都に物が送れれば、もっと沢山物のやり取りが出来るから」
と姉さまは、真剣な表情で僕へと言った。
僕の質問にジャドー=エロイーズ=ルディはあっさりと答えた。
「そうっすよ。さっきバートンに言われましたから。
ジュシュア様とブレナー子爵の夕食は要らないと」
「何故だ?今日二人は近隣の農家に居る筈だろう?」
確かスペンサーだか何だか…ここ一体の大きなブドウ農園を持っている豪農の所へ、今度ヘイストン家でも紹介する新しいワインの試飲会に行っている筈だ。
「そうっス。そこでワインをあれこれ飲んで、かなり酔っ払って、ブレナー子爵様はどうやらそこで寝ちまった様ですぜ?
仕方なく今夜はジュシュア様もご一緒にスペンサーの所にお泊りになるって話ですけれど」
僕は口をあんぐりと開けてしまった。
テイスティングの為とは言え、デヴィッドは自らそんなにグイグイとワインをあける様な男ではない。
とすると、ジュシュア様に強く勧められたか何かなのだが――…。
(姉さま…図ったな)
僕は苦々しく先程の姉さまとの会話を思い出していた。
姉さまは、僕が書類を確認しているジュシュア様の書斎の入口に立っていた。
「デヴィッドが農家でワインの試飲と契約を終えて城へと戻ったら、すぐヘイストンに帰るよ」
「ええ…!?そんな…夕食時にどうしても話を聞いてもらいたかったのに」
「泊まる場所も無いのに夕食を頂く事なんてできないよ。話があるなら後日ヘイストンへまた手紙でも送ってくれ。僕はこれからリンドン領の帳簿を確認するのに忙しい。悪いが姉さまの話を聞いている暇は無い」
姉さまは少し唇を噛んでそこに佇んでいたが、暫くして身を翻してその場を去った。
その後直ぐにスペンサー宅へと『指令』を送ったに違いない。
『デヴィッドを酔い潰して…留めておく様に』と。
(全く…昔から妙な機転が利くんだから)
『指令』が遂行されたなら――既に夫のジュシュア様は姉さまの掌で動かせる様になっているのかもしれない。
(成程、このままだとリンドン領の…実質女領主になる可能性もあるな)
本当に――姉さまは面白い。
「シャルル様?…何か面白い事でもありましたかい?」
ジャドー=エロイーズ=ルディの不思議そうな声が聞こえて、初めて気が付いた――どうやら僕は少し笑っていたらしい。
++++++
ただ僕もこのまま姉さまの言う通り、大人しく言いなりになるのは癪である。
僕はふと思いついて、ジャドー=エロイーズ=ルディに少しずつ近づいた。
小首を傾げながら僕より少し背の高い彼を意味深に見上げる。
「そう言えば、君は今…恋人はいるの?」
「は?…あ、いや。今は居ないっすけど…何すかシャルル様。
何でそんなに近づくんすか?」
僕はジャドー=エロイーズ=ルディの目の前に立つと、厨房のコック服の彼を上から下まで目でチェックしてから、おもむろに手を伸ばした。
「へ?…え?ちょ、ちょっと、何で俺の身体触るんスか…シャルル様?」
(顔はまあまあか…無精髭は気になるが。身体は…以外と筋肉質と。まあ騎士上がりだからな――後は…)
混乱した表情を浮かべたジャドー=エロイーズ=ルディは、いきなり大声を上げた。
「...ぅおわっ!シャルル様!?いきなりそこ掴むのマズいっスよ!?」
青ざめながら後退りするジャドー=エロイーズ=ルディの服越しに僕はしっかりと股間の存在を確認した後、パッと手を離した。
「…ふふ、ごめんよ。良いもの持ってるね…合格、合格」
「…は…?合格?…」
ジャドー=エロイーズ=ルディは完全にノン気の男だ。
(しかもド天然なのか、察しが恐ろしく鈍い)
『この男を一晩掛けて口説き落としてやる』
僕は舌なめずりをしてジャドー=エロイーズ=ルディを見上げるとにっこりと笑った。
「提案だが…夕食の後に君の部屋でデザートをもう一つ食べるのはどうだろう?」
ジャドー=エロイーズ=ルディは意味が分からないと云った様に僕の言葉を繰り返した。
「…は?俺の部屋ですかい?」
「そうだ。君が、君の部屋で」
「…お、俺が食うんですか?」
「そうだよ…君が…」
後退りするジャドー=エロイーズ=ルディを壁に追い詰めた僕は、彼に吐息がかかる程近くに顔を近づけて囁いた。
「…今夜僕が君の部屋へ行く。そこで…」
そこで――『パンパン!』と空気を鳴らす様な手拍子が聞こえた。
「シャルル、うちの従業員を誘惑するのは止めて頂戴」
姉さまがニッコリ笑いながらも怒気を滲ませて廊下の真ん中に立っていた。
++++++
呆然とするジャドー=エロイーズ=ルディを横目で見ながら僕は姉さまに向かって微笑んで言った。
姉さまは腕組みをしながら僕を見返している。
その指に、絆創膏が沢山貼ってあるのに僕は気付いた。
(何だか…昔みたいだ)
「元はと言えば、姉さまから仕掛けたんじゃないか」
「…何の事だか分からないわね、シャルル。
わたしと同じ寝室を使うのがそんなに嫌で、コック長の部屋のベッドが良いならそれで結構よ。
ただ流石にシャルル…あんたは客人だし、コック長のシングルベッドに大の男二人では気の毒だから、ジャドー=エロイーズ=ルディはわたしと一緒に寝ましょう」
「…ハアッ――!?姉さま何を言ってるの!?」
「お…奥様!?そんな事したら俺ジュシュア様に殺されますよ!?」
僕とジャドー=エロイーズ=ルディ両方から同時に叫び声が上がった。
姉さまは悲し気にほう…とため息を付きながら、僕達に向かって言った。
「だって…仕方が無いわ。最愛の実の弟がわたしと一晩ただ眠るだけなのに、こんなに嫌がるのだから。コック長には非常に申し訳ないけれど、ジュシュア様にはわたしから事情を説明するから…」
ジャドー=エロイーズ=ルディが壁に寄りかかったままズルズルと膝から崩れ落ちたのを見た僕は、ため息をついて言った。
「…分かった。分かったよ、姉さま…姉さまの言う通りにする。ああ…そうすればいいんだろう?」
「ありがと!さすがシャルルね。やっぱり持つべきものは優しくて出来た弟だわ」
姉さまは僕へと昔の様に言った後、にっこりと笑った。
+++++
「今ね、生まれてくる赤ちゃんの為の産着をデイジーに教わりながら作っているのよ。縫い目が出ない様に縫うのって難しいのね。もっとちゃんとお裁縫をやっておけば良かったわ」
姉さまは夕食の席でそんなとりとめも無い事をずっと話していた。
執事のバートンに夕食のメインを『鹿肉のロティ・赤ワインソース』と『ホロホロ鳥のコンフィ』のどちらか選んでくれと言われ、僕が『ジビエの鹿肉か雉肉のホロホロ鳥か』とかなり悩んでいると、姉さまは笑って『両方持って来て頂戴』と言った。
鹿肉は狩猟でジュシュア様が獲って来た物で、ホロホロ鳥は城の飼育小屋で飼い始めた物らしい。
僕は新しいワインのお代わりを受け取った。
今度頂いたのは少し甘いロゼワインだ。
少しグラスを振ると、美しいピンク色の液体が波打っている。
僕は待遇の良さに慎重になって姉さまに言った。
「何だか…随分な御もてなしだね。代わりの対価が大きくなきゃいいけれど」
「そうね。じゃあそろそろ本題に入るわ」
『ヘイストン家からの融資が欲しい』と姉さまは単刀直入に言った。
聞けば僕でも『おお』と思う程、結構莫大な金額ではあった。
「実はね、ジュシュア様の今までのピンハネされている分を換算しても…足りな過ぎるの。
今現在領地内で税金の徴収も進んでいるし、勿論収入は少しずつは伸びてはいるけれど、王都からここまでは遠い。
ヘイストンやパーティーで折角商品を宣伝してもらっても、実際にここまで人に来て貰うのは難しいし、物品を送ると云っても限りがあるわ。
後ろにそびえたつ山道がそれを阻んでるの。
そのお陰で、リンドン領が更にステップアップしたくてもなかなか出来ない状態なのよ」
「まあ…確かにね。ここまでは結構な山を越えなければいけないからね」
「だから…海路を使いたいの」
「…海?ここは海に面していないだろう」
「そうよ。だから海に面したお隣の領土と提携を結びたいの。
お隣とうちの領土はきちんとした道路が通っているから、比較的物流がスムーズに流れるわ。港から船で王都に物が送れれば、もっと沢山物のやり取りが出来るから」
と姉さまは、真剣な表情で僕へと言った。
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