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シャルル=ヘイストンの華麗なる事情 【side B】
シャルルの事情 ㉖
僕は姉さまの話に思わず笑ってしまった。
「という事は…海上の権利も買わなければならない、という事だね」
「…そう、その通りよ。だからヘイストンに頼んでいるの」
姉さまを両手を組んで真っ直ぐ僕を見つめていた。
ヘイストン家から金を借りたとなれば、ヘイストン家お墨付きの事業だと保証も付く。
リンドン領の場合――海路を使って商売をするという事は、王都と隣の領土に港の使用料を払い、更に海上使用権を王家に払い、海上通行料を隣の領地へ払うという事だ。
(支出の金額が大き過ぎる)
確かにこれは今のリンドン家の経済状態では無理だ。
そもそも商売用の大きな船舶を持っているかも怪しい。
「…船はどうするつもりなのさ」
「船は借りるつもりよ…これもかなり高額にはなるけれど」
姉さまは野心家だ。
けれど勝ち目のない事業計画は昔から立てない。
姉さまはリンドン領を更に盛り立てたい気持ちがあるのだろうが、周りの方々は穏やかな発展(もしくは横ばい)で良いと思っている節がある。
いや…発展すると言っても、ここは王都からもかなり離れた僻地に近い。
今後リンドン領の経済状態がある程度回復するとは言え、爆発的な発展が見込めるかは疑問だ。
僕はため息を付いて姉さまに尋ねた。
「――ジュシュア様に…王家への援助は頼んだの?」
姉さまは眉を顰め唇を少し噛んで暫く黙っていたが、歯がゆそうに僕へと言った。
「実はもう…頼んだの。
でも…あまりジュシュア様からは、いい答えは頂けなかった。
わたしの事業計画が焦り過ぎていて危険だって。それから…
『僕はリンドン領のそんなに急激な発展は望んでいないし、これ以上王家に頼み事をするのは僕の立場だと難しい』って。
そう言われてしまえば仕方が無いけれど、王都で話題に上がっている今が、リンドン領を売り込むチャンスなのに…」
「ふーん…」
(まあ…それはそうなるだろうな)
ジュシュア様の王子としての立場は未だ弱く、彼は人が良い…云うか、甘いのだろう。
だからこそ、抜け目の無い貴族に喰い物にされたとも言える。
僕はお代わりをしたロゼワインのグラスをグルグルと回した。
やはりここの領地のワインは全て香り高い。
(甘くて…姉さまの髪の香りの様だ)
僕はグラスの中のピンク色の液体をグイッと開けると、姉さまを見つめて言った。
「いいよ――ただし条件はある。
それにヘイストン家の所有する船会社の船舶を格安で貸してあげても良い。融資する金額が金額だから、父上の所に一度話を持ち帰らなきゃならないけれどね」
+++++
僕が浴室から出てくると、すでに暗くなった寝室の大きなベッドに先に姉さまは横になっている様だった。
彼女の身体は動かないが、どうやら起きている様だ。
『僕の提示した条件』を考えているのかもしれない。
僕はそっと音を立てない様にベッドの上に乗り、姉さまの隣に身体を横たえた。
姉さまとジュシュア様がここで…と思うと生々しくて、僕の脳が沸騰しそうになるから、努めて考えない様にする。
「…シャルル」
「…何?起きてたの?」
「…何でそっちを向いているの?」
「姉さまが僕の方を向いているからだろ」
「お腹が苦しくて上を向いて眠れないのよ」
「…そうかい」
僕は背を向けたまま姉さまに答えた。
僕達は暫く無言でそのまま時間が経っていく。
もう姉さまも眠ってしまったかと思った時――僕の手を握る姉さまの手の感触があった。
++++++
僕の記憶のままの…姉さまの小さく温かい感触だった。
「ごめんね、シャルル。融資の件、無理を言って…怒ってる?」
「…怒ってはいない。ただヘイストン家もある程度のリスクを背負う事になる。それは姉さまも分かっているよね?」
「…うん、分かってるわ。でも…ありがとう」
「礼はまだ早いよ。姉さまが僕の言った条件を呑んで…父上が了承しなければ無理だ」
「分かってる…でも正直、検討もされずに絶対に断られると思っていたの。だから嬉しいわ。ありがとう、シャルル…」
姉さまがぎゅっと僕の手を握った。
(姉さまは…狡い)
姉さまは――。
「…どうして僕を置いて、何も言わずヘイストンを出て行ってしまったの?」
僕は知らず知らずのうちにそんな言葉を出していた。
++++++
「シャルル…?」
「僕等はお互いがそれぞれ大事な存在だったんじゃないの?
姉さまは僕が当主に成った途端…僕を諦めてしまったの?
それともそれすらどうでも良くなってしまったのかい?
僕は今もずっと…」
僕は今まで付き合った相手に――デヴィッドさえにもこんな恨み言を言った事は無い。
『去るものは追わず』だったのに。
(分かっている)
姉さまが父上と約束をして、その結果ヘイストン家を出て行った事は。
けれど今もまだ、僕は姉さまを失った事がどうしようも無く辛い。
「シャルル…」
姉さまが少し困った様な声を出して僕の名前を呼んだ。
姉さまは僕の手をぎゅっと握ったまま話し始めた。
「シャルル、ねえ…わたしが男の子だったら良かったのにと何度も思ったわ。
そうしたらきっと貴方の側を離れなかった。
当主争いに勝っても負けても貴方の近くにいたかもしれない。
けれど色々な男の子を付き合うシャルルを見ながら、自分が女の子である事を辛いと思う日々を過ごすのって…すごく不毛で建設的でない事に気付いたの。
わたしは切り替えが早いのよ。
ここでは――ジュシュア様はきちんとわたしを愛してくれて幸せよ。
リンドン領を立て直すというやりがいもあるし…」
僕はこれ以上聞きたくなくて、姉さまの話を遮った。
「分かった…もういい」
「シャルル…」
「もう姉さまの気持ちは分かったし、ジュシュア様の話は聞きたくない」
(もう姉さまはアリシア=ヘイストンでは無い。
ジュシュア様の物になったのだ。
『アリシア=D=ローアン』に。この苔城の女主人に…)
『僕のアリシア=ヘイストン』は…もうどこにもいない。
僕は姉さまの手を離し、シーツを深く被ってきつく目を閉じた。
+++++
悶々とした僕にもやっと眠気が訪れた時、僕の後ろ――姉さまの、微かに鼻を啜る音が聞こえた。
それはシクシクと声を抑えて小さく泣く…母上とガマたんが亡くなったの夜の様であり、僕に『恋愛ロマンス小説』が見つかってしまった日の様でもあった。
「…なさい、…シャルル」
(…姉さまはきっと僕が眠ってしまったと思っている)
吐き出す吐息混じりの声は小さく震えていている。
「…ごめんなさい…シャルル…許して…でも仕方が無いの…」
姉さまは震える指で僕の髪に触れて撫でると、同じ様に震える声で小さく僕の耳元で囁いたのだ。
「でも…愛していたわ、シャルル…あの日々のアリシア=ヘイストンはまだ貴方を愛してる。たとえ今のわたしが何処に行こうとも、きっと貴方とずっと一緒にいる…」
(…ああ…)
姉さまは何時からこんなに一人で声を殺し、泣く様な大人の女性になってしまったのだろう。
ヘイストンの庭で無邪気に笑い、あんなに地面に転がりながら、泥だらけで遊んでいた少女だったのに。
大人になると云うのは自由で楽しい事だけではないものだ。
抗えない流れに流され、自分の目指した目的地とは違う場所にたどり着いたり、望まなくとも自分の属する社会の様々な制約の中で…自分に合った生き方を見つけるしかなく――。
何時しか感情は複雑になり、行動はその複雑な感情に縛られて、嘘や建前や虚飾の澱にまみれて――真実の姿を忘れてしまいがちだ。
僕は震えて泣く姉さまの本当の心の声を聞いたのだと思いたかった。
それはたったひとつ
『例え彼女がこれからどんな行動を選択したとしても、アリシア=ヘイストンは僕の側にいて僕を愛している』
という真実だ。
姉さまのその泣き声を聞きながら、僕は切ない気持ちのままいつの間にか眠りに落ちていた。
しかしそのまま熟睡した僕は――何故か姉さまの強烈なキックを頭に受け、眩暈を起しながら、強制的に目を覚ます事になったのである。
「という事は…海上の権利も買わなければならない、という事だね」
「…そう、その通りよ。だからヘイストンに頼んでいるの」
姉さまを両手を組んで真っ直ぐ僕を見つめていた。
ヘイストン家から金を借りたとなれば、ヘイストン家お墨付きの事業だと保証も付く。
リンドン領の場合――海路を使って商売をするという事は、王都と隣の領土に港の使用料を払い、更に海上使用権を王家に払い、海上通行料を隣の領地へ払うという事だ。
(支出の金額が大き過ぎる)
確かにこれは今のリンドン家の経済状態では無理だ。
そもそも商売用の大きな船舶を持っているかも怪しい。
「…船はどうするつもりなのさ」
「船は借りるつもりよ…これもかなり高額にはなるけれど」
姉さまは野心家だ。
けれど勝ち目のない事業計画は昔から立てない。
姉さまはリンドン領を更に盛り立てたい気持ちがあるのだろうが、周りの方々は穏やかな発展(もしくは横ばい)で良いと思っている節がある。
いや…発展すると言っても、ここは王都からもかなり離れた僻地に近い。
今後リンドン領の経済状態がある程度回復するとは言え、爆発的な発展が見込めるかは疑問だ。
僕はため息を付いて姉さまに尋ねた。
「――ジュシュア様に…王家への援助は頼んだの?」
姉さまは眉を顰め唇を少し噛んで暫く黙っていたが、歯がゆそうに僕へと言った。
「実はもう…頼んだの。
でも…あまりジュシュア様からは、いい答えは頂けなかった。
わたしの事業計画が焦り過ぎていて危険だって。それから…
『僕はリンドン領のそんなに急激な発展は望んでいないし、これ以上王家に頼み事をするのは僕の立場だと難しい』って。
そう言われてしまえば仕方が無いけれど、王都で話題に上がっている今が、リンドン領を売り込むチャンスなのに…」
「ふーん…」
(まあ…それはそうなるだろうな)
ジュシュア様の王子としての立場は未だ弱く、彼は人が良い…云うか、甘いのだろう。
だからこそ、抜け目の無い貴族に喰い物にされたとも言える。
僕はお代わりをしたロゼワインのグラスをグルグルと回した。
やはりここの領地のワインは全て香り高い。
(甘くて…姉さまの髪の香りの様だ)
僕はグラスの中のピンク色の液体をグイッと開けると、姉さまを見つめて言った。
「いいよ――ただし条件はある。
それにヘイストン家の所有する船会社の船舶を格安で貸してあげても良い。融資する金額が金額だから、父上の所に一度話を持ち帰らなきゃならないけれどね」
+++++
僕が浴室から出てくると、すでに暗くなった寝室の大きなベッドに先に姉さまは横になっている様だった。
彼女の身体は動かないが、どうやら起きている様だ。
『僕の提示した条件』を考えているのかもしれない。
僕はそっと音を立てない様にベッドの上に乗り、姉さまの隣に身体を横たえた。
姉さまとジュシュア様がここで…と思うと生々しくて、僕の脳が沸騰しそうになるから、努めて考えない様にする。
「…シャルル」
「…何?起きてたの?」
「…何でそっちを向いているの?」
「姉さまが僕の方を向いているからだろ」
「お腹が苦しくて上を向いて眠れないのよ」
「…そうかい」
僕は背を向けたまま姉さまに答えた。
僕達は暫く無言でそのまま時間が経っていく。
もう姉さまも眠ってしまったかと思った時――僕の手を握る姉さまの手の感触があった。
++++++
僕の記憶のままの…姉さまの小さく温かい感触だった。
「ごめんね、シャルル。融資の件、無理を言って…怒ってる?」
「…怒ってはいない。ただヘイストン家もある程度のリスクを背負う事になる。それは姉さまも分かっているよね?」
「…うん、分かってるわ。でも…ありがとう」
「礼はまだ早いよ。姉さまが僕の言った条件を呑んで…父上が了承しなければ無理だ」
「分かってる…でも正直、検討もされずに絶対に断られると思っていたの。だから嬉しいわ。ありがとう、シャルル…」
姉さまがぎゅっと僕の手を握った。
(姉さまは…狡い)
姉さまは――。
「…どうして僕を置いて、何も言わずヘイストンを出て行ってしまったの?」
僕は知らず知らずのうちにそんな言葉を出していた。
++++++
「シャルル…?」
「僕等はお互いがそれぞれ大事な存在だったんじゃないの?
姉さまは僕が当主に成った途端…僕を諦めてしまったの?
それともそれすらどうでも良くなってしまったのかい?
僕は今もずっと…」
僕は今まで付き合った相手に――デヴィッドさえにもこんな恨み言を言った事は無い。
『去るものは追わず』だったのに。
(分かっている)
姉さまが父上と約束をして、その結果ヘイストン家を出て行った事は。
けれど今もまだ、僕は姉さまを失った事がどうしようも無く辛い。
「シャルル…」
姉さまが少し困った様な声を出して僕の名前を呼んだ。
姉さまは僕の手をぎゅっと握ったまま話し始めた。
「シャルル、ねえ…わたしが男の子だったら良かったのにと何度も思ったわ。
そうしたらきっと貴方の側を離れなかった。
当主争いに勝っても負けても貴方の近くにいたかもしれない。
けれど色々な男の子を付き合うシャルルを見ながら、自分が女の子である事を辛いと思う日々を過ごすのって…すごく不毛で建設的でない事に気付いたの。
わたしは切り替えが早いのよ。
ここでは――ジュシュア様はきちんとわたしを愛してくれて幸せよ。
リンドン領を立て直すというやりがいもあるし…」
僕はこれ以上聞きたくなくて、姉さまの話を遮った。
「分かった…もういい」
「シャルル…」
「もう姉さまの気持ちは分かったし、ジュシュア様の話は聞きたくない」
(もう姉さまはアリシア=ヘイストンでは無い。
ジュシュア様の物になったのだ。
『アリシア=D=ローアン』に。この苔城の女主人に…)
『僕のアリシア=ヘイストン』は…もうどこにもいない。
僕は姉さまの手を離し、シーツを深く被ってきつく目を閉じた。
+++++
悶々とした僕にもやっと眠気が訪れた時、僕の後ろ――姉さまの、微かに鼻を啜る音が聞こえた。
それはシクシクと声を抑えて小さく泣く…母上とガマたんが亡くなったの夜の様であり、僕に『恋愛ロマンス小説』が見つかってしまった日の様でもあった。
「…なさい、…シャルル」
(…姉さまはきっと僕が眠ってしまったと思っている)
吐き出す吐息混じりの声は小さく震えていている。
「…ごめんなさい…シャルル…許して…でも仕方が無いの…」
姉さまは震える指で僕の髪に触れて撫でると、同じ様に震える声で小さく僕の耳元で囁いたのだ。
「でも…愛していたわ、シャルル…あの日々のアリシア=ヘイストンはまだ貴方を愛してる。たとえ今のわたしが何処に行こうとも、きっと貴方とずっと一緒にいる…」
(…ああ…)
姉さまは何時からこんなに一人で声を殺し、泣く様な大人の女性になってしまったのだろう。
ヘイストンの庭で無邪気に笑い、あんなに地面に転がりながら、泥だらけで遊んでいた少女だったのに。
大人になると云うのは自由で楽しい事だけではないものだ。
抗えない流れに流され、自分の目指した目的地とは違う場所にたどり着いたり、望まなくとも自分の属する社会の様々な制約の中で…自分に合った生き方を見つけるしかなく――。
何時しか感情は複雑になり、行動はその複雑な感情に縛られて、嘘や建前や虚飾の澱にまみれて――真実の姿を忘れてしまいがちだ。
僕は震えて泣く姉さまの本当の心の声を聞いたのだと思いたかった。
それはたったひとつ
『例え彼女がこれからどんな行動を選択したとしても、アリシア=ヘイストンは僕の側にいて僕を愛している』
という真実だ。
姉さまのその泣き声を聞きながら、僕は切ない気持ちのままいつの間にか眠りに落ちていた。
しかしそのまま熟睡した僕は――何故か姉さまの強烈なキックを頭に受け、眩暈を起しながら、強制的に目を覚ます事になったのである。
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