噂の悪役令嬢に転生してしまった話(仮

哀川 羽純

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【第2章】 もしかしてウル○ラマン?

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「うーーん」

激しい頭痛で目が醒めた。
頭痛で目が醒める事に驚いた。

「シャルル様! お目醒めですか?」

この前のメイドさんだ。

「ん、、痛い、、」

声が可愛い。
鈴を転がすような声。
聞き覚えがあるような?

「どこが痛みますか?」

「激しい頭痛が。鎮痛剤ってあります?」

「……ご、ございますよ! 少々お待ちを」

メイドさん達がヒソヒソしてる。
執事? かな? 白髪にモノクルをした如何にも~って人も表情が怪しい。

え? 私何にか変な事した?

待って……

私の名前はシャルル。
って事になってる。

シャル……
何か聞き覚えがある。

そして、ここは私の家じゃない。
西洋風の豪邸。

つまりアレ? 最近流行の異世界トリップ~⭐︎
ってそんな能天気じゃダメでしょ。

皆んなどうしてたんだ?

えーっと、思考がまとまらない。。。

「ねぇ、そこの貴方? ちょっと書くものを貸して下さる?」

なんか、高貴な令嬢っぽい。多分。
綺麗な言葉を使わないとな気がする。何となく。

「は、はい! 少々お待ちを!」

そう言って2人のメイドさんが部屋を飛び出して全力疾走をはじめた。

「そんなに急がなくても」

良いんだけど。

私の声は届かなかった。

「お待たせしました!」

「はやっ!」

思わず声が漏れる。

だって、1分掛かってないよ?
オリンピック選手なの?
それともウル○ラマン?

「え、左様ですか? ありがとうございます?」

メイドさんは目をパチクリしている。

「ええ、とても早くて助かったわ。それと、、良かったら小1時間1人にして下さらない? 自室でくつろいでいて貰って構わないわ。それとも何か仕事あるのかしら?」

「わたくしどもはシャルル様専属の使用人ですのでシャルル様が御用命しない限り仕事はないです」

「そう。じゃあ、自室で休む仕事を与えるわ。1時間後に来てくださる?」

「え、あ、はい! 承知致しました?」

ハッと思い出した様にメイドさんが口を開く。

「3日以上何もお召し上がりになさってませんがお腹は減っていませんか? 何かお持ちしましょうか?」

そういえば、減ってるかも?

「そうね……簡単に摘めるフルーツを頂きたいわ。持ってくるのはゆっくりで良いの。お願いできる?」

「畏まりました!」

そう言って部屋からメイドさんも執事もいなくなった。

さてと。

私はベットから跳ね起きた。

「いっつう……」

相変わらず頭が痛い。
そういえば鎮痛剤お願いしてたんだっけ。
EVEとかあるの? まさかねぇ。

ゆっくりと床に足を下ろす。
身長は、結構低め?
床が近い。

クローゼットを見つけた。
扉を開く。
煌びやかな衣装。

綺麗。

じゃなくて!! 鏡! 全身鏡!!

クローゼットの内側についていた。

そこには。

「やっぱ、可愛いわぁ。シャルル」

シャルル・アンドレア

なんで。
ふと頭によぎった?

よし、書くものはもらったらからいざ、整理。

【分かった事】
・私の名前はシャルル(・アンドレア?)
・貴族らしい
・この屋敷は広い
・どうやら私の行動は以前の私でない
・おそらく向こうの世界で流行っていた異世界転生を遂げた
・シャルルは美少女
・専属メイドが少なくとも2人
・専属執事は少なくとも1人
・何処か見覚えのある景色。

とここまで書いた。
思いだせ。

どこでみた。

以前の世界でやっていた? なにか?

うーーーん、異世界ものは殆ど読んだり観たりしなかったからなぁ……


ゲーム?
乙ゲーなんて殆どやってなかったよ??

うーーーん。

『すげー面白いからさ!』

『ただのギャルゲーじゃないんだって』

これはギャルゲーなのか?

必死に記憶の海に潜る。
潜る……深く……苦しい……

思い出してはいけない事なの?
思い出したら、どうなるの?

誰か……

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