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第1章 誘拐事件編
11話 秘密と決闘
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一瞬で空気が変わったのを察した俺は「なんか、すみません。山崎にも何か答えたくない理由と考えがあったのに。」と謝った。山崎は「いや、悪いのは僕だよ。いきなり、理由も言わず生徒会への勧誘をしたり、飛鳥君と戦う事を求めても君も混乱するよね。ところで、羽島君は生徒会が何人いるか分かるかい?」「まず、俺が知ってる情報としては生徒会長と秘書で2人は確実で、副会長に書記、会計と庶務、つまり6人がウチの高校の生徒会の構成メンバーだと思います。」「いいや、違うんだ。僕たちの代の生徒会は生徒会長と秘書、副会長と書記の4人なんだ。」「それだったら、会計の仕事は誰がやってるんだ?もしかして、会計は先生の仕事か?」「いいや、会計の仕事も僕達生徒会が行っているよ。会計の仕事は副会長と書記が行い、それを秘書の飛鳥君がチェックして、会長である僕が最終確認をして、先生に提出するのさ。」「それは、仕事が多いな~」「もうひとつ質問だよ。僕達生徒会は何月まで任期でしょうか?」「9~11月だろ。」「残念。確かに新生徒会は10月の学校祭から現生徒会と仕事を行うけど、正確な任期は2月の最終日までだよ。だから毎年会長を決める選挙は9月の第3週には行うよ。」「ところでなんで、俺と玲奈が生徒会をやらないといけないんだ?この学校には副会長と書記がいるんだろ。」「そうだったね、説明するか迷ったけど、教えるね。今はその2人は生徒会を辞めてしまったんだ。」「まじか、じゃあ今まで2人で生徒会を行ってきたのか。凄いな。」「まあ、2年目になるとなれたよ。」「つまり、山崎は2年連続生徒会長かよ?」「そうだよ。言ってなかった?」「ああ、初耳だ。」「すまないね羽島君。話がずれたね。生徒会の2人は辞めた正確には1人は殺され、1人はそのショックで学校を辞めたよ。」「はあ?殺されたってどういう意味だよ山崎。」「そのままの意味だよ。書記の小田島さんは誘拐事件に巻き込まれて、今年の3月つまり、君が入学する前に誘拐事件に巻き込まれて殺された。副会長の西根君は恋人を守れなかったショックで学校を辞めた。」「そんなことがあったのか、嫌なことを思い出させて悪い。ところで、どうして俺と玲奈に生徒会を頼んだか教えてくれないか。」「そうだったね、結論から言うと、羽島君には次期生徒会長になってもらいたいんだ。君は頭の回転が良く、メリハリがあり、状況把握能力が優れていて、周りの空気に負けない意思の強さがある。そして、繊細かつ時に大胆に行動をして問題を解決出来る能力を持っている。だから、生徒会長になる器は持っている。生徒会長になる前に経験として生徒会に入ってもらいたい。」「なるほど、山崎はそこまで考えていたのか。じゃあ、なんで玲奈も生徒会に加入させようとした?別に俺1人でも問題ないよな。」「ううん。そんなことないよ。桜内さんは君とは違った賢さを持っているから、生徒会に必要な人材だからね。そして、羽島君は桜内さんと一緒にいることで、本当の実力を発揮するからね。この4人が揃う事でこの歴代最高の生徒会が完成する。」「分かった。俺も歴代最高の生徒会を見てみたい。その条件呑んだ。しかし、玲奈は分からない。」「そこは君の説得に掛かっている。それと、飛鳥と戦う理由だが、犯人の人物像が一切掴めていない。だから、犯人と接触をして戦うことになっても生き残れるかを知りたいんだ。」「なんで、山崎は今日会ったやつをそんなに心配するんだ?」「僕はただ、これからの生徒会の優秀な仲間が無事であって欲しいんだ。」「そっか、分かった。早速だけどやるしかないか。」すると、計ったように飛鳥先輩が「もう用意はいいですか?」と聞いてきたので、「はい。いつでもどうぞ。」山崎が「勝負の決着はどちらかが負けを認める。もしくは相手を気絶させる。そのどちらかだよ。」といった。「羽島さん。どうぞ、一発はサービスです。」「飛鳥先輩こそ、どうぞ。自分、女性を傷つけるのは好きではないですから。」「なるほど。手加減は要らない。という意味ですか。」「はい」すると、いきなり頭に回し蹴りが飛んで来た。俺は横に跳び、腕でガードをしてダメージを最小限に抑えたが、相当ダメージが大きかったらしく、一瞬咳き込んでしまった。そこから、咳払いをして、「いい蹴りしますね飛鳥先輩。何か格闘技やってました?」
「空手を嗜む程度に。久しぶりに私の蹴りを耐えた人がいたわ。なかなか楽しめそうですね。」山崎は苦笑いをしながら「あまり激しく戦いすぎてこの部屋の備品を壊さないでね。」飛鳥先輩が「勿論です。会長」と会話していたので、「余所見するなんて、随分と余裕ですね。今度はこちらの番ですね。」といい、渾身の力で蹴りをした。しかし、飛鳥先輩はそれを笑いながらかわし「流石元サッカー部なだけありますね。蹴るスピードと威力が普通の人とは違いますね。」といい、鳩尾に蹴りを入れてきた。俺が「いや~痛いなあ。」と笑いながら言うと、山崎と飛鳥先輩は俺がその一撃を喰らっても普通に立ち上がっていた事に動揺していた。「飛鳥先輩、まだ本気じゃありませんよね。もっと本気で来てください。そうしないと本気になれじゃないですか。」「痩せ我慢は良くないですよ。実際に私に一撃も与えれていないですよね。本気になれといった事後悔させてあげます。」飛鳥先輩の蹴りが飛んで来た。さっきより早かったが避けれた。しかし、避け時に生徒会室のソファーに足が取られて靴が脱げた。飛鳥先輩は俺が靴が脱げ、回避出来ないと思い、追い打ちで蹴りをいれてきた。俺も負ける訳には行かないと思い蹴りをぶつける事でガードをした。その後も飛鳥先輩の蹴りを蹴りでガードし続けた。しばらくすると、飛鳥先輩の動きが鈍くなってきた。「そりゃーそうだよな。あれだけ、俺の頭を狙った蹴りをしていたら股関節が耐えれる訳がない。さすがに蹴りに蹴りをぶつけるガード戦法は俺にも負担が大きい。これ以上のダメージは不味い、次で決めるしかない。仕掛けるなら、今だな。そろそろ少し本気を出すか」と思い、俺は少し距離を取ってから飛鳥先輩を目指して走り始めた。強者との戦いで心臓の鼓動が破裂してしまいそうなくらい高まり、意識がどこかにいきそうだったので、それをかき消すためにも俺は飛鳥先輩の蹴りにタイミングを合わせるために全神経をその一瞬に集中した。そのおかげで集中力最大まで高まって、思考測度がいつもより速くなっており「この感覚は久しぶりだな。中学3年の全国大会以来かもな。やっとゾーンに入れた」と思い「飛鳥先輩はきっと迫ってくる俺の頭をカウンターで狙っくる」と考えていたら、予想通り飛鳥先輩は俺の顔を狙って蹴ってきたから、靴下だったので、そのままサッカーのスライディングの技術を応用して飛鳥先輩の足下を潜り抜けた。そして、俺は一気に反転して振り返った飛鳥先輩に対して「いきますよ。必殺 落ち葉返し」と言い腕を掴んで足を払った。落ち葉返しとは腕を掴み足を払う事で相手を頭から地面にぶつける技だ。俺は流石にヤバいと思い、もう一度スライディングをして、飛鳥先輩のしたに入り込んだ。「いてて、飛鳥先輩大丈夫ですか?なんか暗い少し柔らかいかな。いや、壁かな?」と言っていたら飛鳥先輩が「とりあえず手を離してくれたら大丈夫です。」と言われよく分からず手を離したら、飛鳥先輩が立ち上がって、「私の負けです。それと最後は助けてくれてありがとうございます。」と言われたので「大丈夫ですよ。仲間を助けるのは当然ですよ。」「仲間なら言ってもひとつ聞いていいですか?スカートの中見ましたか?」「すみません。あれは不可抗力です。しかし、あんな黒のTバックだなんて、破廉恥ですね。」と言ったら、ビンタが飛んできた。山崎も笑いながら「飛鳥君はそんな破廉恥な下着を着けているんだ。羽島君感想は?」「白くて綺麗だったです。」「そっか、グッドジョブ」と会話していたら、飛鳥先輩に2人揃ってビンタされた。山崎が「後、羽島君が触っていた柔らかい壁の正体は飛鳥君の胸だったんだよ。」と言ったのが飛鳥先輩の逆鱗に触れたらしくビンタされていた。俺はその様子に恐怖を覚えて「飛鳥先輩すみません。不可抗力だとしても女性の胸を触り、壁と言いコンプレックスに触れてすみませんでした。」と土下座したら、飛鳥先輩が、「頭をあげてください。」といい頭を挙げたらビンタされた。「これで、おあいこですね。それと私のこと飛鳥って呼んでください。後、タメ口で良いですよ」「呼び捨ては難しいので、飛鳥ちゃんでいいですか?俺の事は羽島じゃなくて一輝って読んでください。」「仕方ないですね。特別に許してあげます。」すると、山崎が「いいなあ~飛鳥君だけあだ名で呼ばれて僕もあだ名で呼ばれたい。」「いや~山崎は山崎だから無理だわ。」「私も会長は会長なので無理です。」と山崎がショックを受けているのを見て笑いあっていた。
「空手を嗜む程度に。久しぶりに私の蹴りを耐えた人がいたわ。なかなか楽しめそうですね。」山崎は苦笑いをしながら「あまり激しく戦いすぎてこの部屋の備品を壊さないでね。」飛鳥先輩が「勿論です。会長」と会話していたので、「余所見するなんて、随分と余裕ですね。今度はこちらの番ですね。」といい、渾身の力で蹴りをした。しかし、飛鳥先輩はそれを笑いながらかわし「流石元サッカー部なだけありますね。蹴るスピードと威力が普通の人とは違いますね。」といい、鳩尾に蹴りを入れてきた。俺が「いや~痛いなあ。」と笑いながら言うと、山崎と飛鳥先輩は俺がその一撃を喰らっても普通に立ち上がっていた事に動揺していた。「飛鳥先輩、まだ本気じゃありませんよね。もっと本気で来てください。そうしないと本気になれじゃないですか。」「痩せ我慢は良くないですよ。実際に私に一撃も与えれていないですよね。本気になれといった事後悔させてあげます。」飛鳥先輩の蹴りが飛んで来た。さっきより早かったが避けれた。しかし、避け時に生徒会室のソファーに足が取られて靴が脱げた。飛鳥先輩は俺が靴が脱げ、回避出来ないと思い、追い打ちで蹴りをいれてきた。俺も負ける訳には行かないと思い蹴りをぶつける事でガードをした。その後も飛鳥先輩の蹴りを蹴りでガードし続けた。しばらくすると、飛鳥先輩の動きが鈍くなってきた。「そりゃーそうだよな。あれだけ、俺の頭を狙った蹴りをしていたら股関節が耐えれる訳がない。さすがに蹴りに蹴りをぶつけるガード戦法は俺にも負担が大きい。これ以上のダメージは不味い、次で決めるしかない。仕掛けるなら、今だな。そろそろ少し本気を出すか」と思い、俺は少し距離を取ってから飛鳥先輩を目指して走り始めた。強者との戦いで心臓の鼓動が破裂してしまいそうなくらい高まり、意識がどこかにいきそうだったので、それをかき消すためにも俺は飛鳥先輩の蹴りにタイミングを合わせるために全神経をその一瞬に集中した。そのおかげで集中力最大まで高まって、思考測度がいつもより速くなっており「この感覚は久しぶりだな。中学3年の全国大会以来かもな。やっとゾーンに入れた」と思い「飛鳥先輩はきっと迫ってくる俺の頭をカウンターで狙っくる」と考えていたら、予想通り飛鳥先輩は俺の顔を狙って蹴ってきたから、靴下だったので、そのままサッカーのスライディングの技術を応用して飛鳥先輩の足下を潜り抜けた。そして、俺は一気に反転して振り返った飛鳥先輩に対して「いきますよ。必殺 落ち葉返し」と言い腕を掴んで足を払った。落ち葉返しとは腕を掴み足を払う事で相手を頭から地面にぶつける技だ。俺は流石にヤバいと思い、もう一度スライディングをして、飛鳥先輩のしたに入り込んだ。「いてて、飛鳥先輩大丈夫ですか?なんか暗い少し柔らかいかな。いや、壁かな?」と言っていたら飛鳥先輩が「とりあえず手を離してくれたら大丈夫です。」と言われよく分からず手を離したら、飛鳥先輩が立ち上がって、「私の負けです。それと最後は助けてくれてありがとうございます。」と言われたので「大丈夫ですよ。仲間を助けるのは当然ですよ。」「仲間なら言ってもひとつ聞いていいですか?スカートの中見ましたか?」「すみません。あれは不可抗力です。しかし、あんな黒のTバックだなんて、破廉恥ですね。」と言ったら、ビンタが飛んできた。山崎も笑いながら「飛鳥君はそんな破廉恥な下着を着けているんだ。羽島君感想は?」「白くて綺麗だったです。」「そっか、グッドジョブ」と会話していたら、飛鳥先輩に2人揃ってビンタされた。山崎が「後、羽島君が触っていた柔らかい壁の正体は飛鳥君の胸だったんだよ。」と言ったのが飛鳥先輩の逆鱗に触れたらしくビンタされていた。俺はその様子に恐怖を覚えて「飛鳥先輩すみません。不可抗力だとしても女性の胸を触り、壁と言いコンプレックスに触れてすみませんでした。」と土下座したら、飛鳥先輩が、「頭をあげてください。」といい頭を挙げたらビンタされた。「これで、おあいこですね。それと私のこと飛鳥って呼んでください。後、タメ口で良いですよ」「呼び捨ては難しいので、飛鳥ちゃんでいいですか?俺の事は羽島じゃなくて一輝って読んでください。」「仕方ないですね。特別に許してあげます。」すると、山崎が「いいなあ~飛鳥君だけあだ名で呼ばれて僕もあだ名で呼ばれたい。」「いや~山崎は山崎だから無理だわ。」「私も会長は会長なので無理です。」と山崎がショックを受けているのを見て笑いあっていた。
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