きっとこれは、パステルカラーの恋愛だろう

水澤玲音

文字の大きさ
15 / 36
第1章 誘拐事件編

14話 呼び出し

しおりを挟む
     俺は賑やかな廊下を一人歩いていた。周りの色々な話が耳に入ってきた。例えば、バスケ部のA君がY君の事が気になってるとか、俺は心の中でバカバカしいと思って歩いて生徒玄関で靴を履き替えた。その時、制服のズボンに振動が来たのでズボンの中からスマホを取り出した。スマホの画面には「SINEに1件の通知通知がきました」と表示されていた。俺は誰だろうと思いSINEの画面を開いた。メッセージの送り主は静香で内容は「急にごめんね。やっぱり中庭ではなくて体育館裏に来てくれない?」と呼び出し場所の変更についてだった。俺は「OK」とだけ送り、体育館裏に向かった。体育館裏に着くと、そこには知っている女子が一人壁にもたれかかっていた。彼女は副田 美紀(フクダ ミキ)。俺と同じクラスだ。その美貌から多くの男を言いなりにしているらしい。全ての男は自分に尽くしてくれる下僕と思っているという噂があるので、俺が玲奈に尽くしているのが気にいらないらしく、敵視している。俺は「副田さん。こんなところでどうしたの?」と聞いてみた。すると、副田さんも俺に気づいたらしく「ちょっとした用事。ところで羽島君は?」と聞かれたので、「俺も人待ちだよ。」と答えた。すると、副田さんは「もしかして内田さんの事待っているの?」と聞いてきたから「うん。なんで分かったの。」と聞き返した。「なんで分かったを答える代わりに言うね。内田さんは来ないよ。」と言い出した。俺は言ってる意味が分からず「マジか。俺は騙されてここに来たのかよ。時間の無駄じゃないか。教えてくれてありがとうな副田さん」と言って教室に帰ろうとした。生徒玄関の方に向かおうとしたら、いきなり手を捕まれた。俺は振り返ると、副田さんが俺の腕を掴んでいた。そして、「ちょっと待ってよ。内田さんは来ないけど、羽島君の事を呼び出したのは私だから」と言ってきたのだ。俺は掴まれた腕を振りほどいて「そうなんだ。なんで、静香を使って俺の事を呼び出した?」と聞いた。「じゃあ、私が呼んだら一人で来てくれた?」と聞かれたから「わからない」と答え「俺に何の用事?」と聞いた。
  少しの間沈黙が続いた。学校内の話し声が聞こえるほどだ。俺は何か教室で言えない事情があったと思い「何か2人きりじゃないと言えない事情があるんだね。別にすぐに言わなくてもいいよ。」と言ったのに被さって「好きです。付き合ってください」といわれた。俺はいきなりすぎて動揺を隠せずにいられなかった。俺は視線を感じたので、「おい、春樹出てこいよ。今出てきたら許してやるからよ」と言ったら、春樹に悠一や勇気、柚子、静香が出てきたのだ。俺は「お前ら全員集合だな。全員で覗き見かよ。まったく」と言うと、悠一が「仕方ないだろ、お前が教室をでても内田さんが外に行かないから事情を聞いて不安になったから見に来たわけさ。ところで、一輝さんよ~副田さんの告白の返事はしなくていいのかい?」て聞いてきて、俺は状況を思い出した。「副田さん告白の返事はごめんなさい。」と言った。「なんで、駄目なの?桜内さんに振られて失恋したんでしょ?」と聞かれた。事情を知らない柚子と静香、春樹は混乱していた。俺は「まったく、根拠もないのにそんな事言ったらダメだよ。」と言った。副田さんは「証拠はあるよ」と言って俺が告白している動画を再生し始めた。それを見て俺は「確かに振られたのは事実だが、失恋したからといって必ず諦めなきゃいけないというルールは無いはずだ。これが俺の答えだ。」と言い切った。すると、勇気が「一輝君イケメン」と煽ってきた。俺は心の中で「あいつ後で絞める」と決意した。俺の答えを聞いた副田さんが「恋人になるのは諦めるよ。じゃあ最後に私に忠誠を誓ってくれる?さもないと、この動画をばらまくよ。」と脅してきたから、「どうぞ、その場合こちらもそれ相応の対応をさせてもらいます。」と言い返した。すると、副田さんは「話し合いは無理か。無理矢理支配しますか。出てきなさい」と言って呼び出した。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

〖完結〗旦那様が私を殺そうとしました。

藍川みいな
恋愛
私は今、この世でたった一人の愛する旦那様に殺されそうになっている。いや……もう私は殺されるだろう。 どうして、こんなことになってしまったんだろう……。 私はただ、旦那様を愛していただけなのに……。 そして私は旦那様の手で、首を絞められ意識を手放した…… はずだった。 目を覚ますと、何故か15歳の姿に戻っていた。 設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。 全11話で完結になります。

幼馴染

ざっく
恋愛
私にはすごくよくできた幼馴染がいる。格好良くて優しくて。だけど、彼らはもう一人の幼馴染の女の子に夢中なのだ。私だって、もう彼らの世話をさせられるのはうんざりした。

思い出さなければ良かったのに

田沢みん
恋愛
「お前の29歳の誕生日には絶対に帰って来るから」そう言い残して3年後、彼は私の誕生日に帰って来た。 大事なことを忘れたまま。 *本編完結済。不定期で番外編を更新中です。

彼はヒロインを選んだ——けれど最後に“愛した”のは私だった

みゅー
恋愛
前世の記憶を思い出した瞬間、悟った。 この世界では、彼は“ヒロイン”を選ぶ――わたくしではない。 けれど、運命になんて屈しない。 “選ばれなかった令嬢”として終わるくらいなら、強く生きてみせる。 ……そう決めたのに。 彼が初めて追いかけてきた——「行かないでくれ!」 涙で結ばれる、運命を越えた恋の物語。

【完結】たぶん私本物の聖女じゃないと思うので王子もこの座もお任せしますね聖女様!

貝瀬汀
恋愛
ここ最近。教会に毎日のようにやってくる公爵令嬢に、いちゃもんをつけられて参っている聖女、フレイ・シャハレル。ついに彼女の我慢は限界に達し、それならばと一計を案じる……。ショートショート。※題名を少し変更いたしました。

【完結】「別れようって言っただけなのに。」そう言われましてももう遅いですよ。

まりぃべる
恋愛
「俺たちもう終わりだ。別れよう。」 そう言われたので、その通りにしたまでですが何か? 自分の言葉には、責任を持たなければいけませんわよ。 ☆★ 感想を下さった方ありがとうございますm(__)m とても、嬉しいです。

俺の可愛い幼馴染

SHIN
恋愛
俺に微笑みかける少女の後ろで、泣きそうな顔でこちらを見ているのは、可愛い可愛い幼馴染。 ある日二人だけの秘密の場所で彼女に告げられたのは……。 連載の気分転換に執筆しているので鈍いです。おおらかな気分で読んでくれると嬉しいです。 感想もご自由にどうぞ。 ただし、作者は木綿豆腐メンタルです。

あなたの隣は私ではないけれど、それでも好きでいてもいいですか、レオナルド様

柴田はつみ
恋愛
公爵令嬢エリアーナには、三年間ずっと抱えてきた秘密がある。 婚約者であるヴァルフォード公爵・レオナルドへの、誰にも言えない恋心だ。 しかし彼の隣にいるのは、いつも幼馴染の伯爵令嬢・ソフィア。 儚げな笑顔と上目遣いで男性を虜にするあざとい彼女に、レオナルドも例外ではないようで—— 「レオ、私のこと嫌いにならないでね?」 「……そんなことにはならない」 また始まった二人の世界。

処理中です...