23 / 36
第1章 誘拐事件編
22話 全力疾走はキツイ
しおりを挟む
今、全力で走っている。約束した時間に間に合わないかも知れないから。神宮公園までは歩いて20分近くかかるから走っても間に合うか分からないと考えていた矢先に目の前の信号が点滅し始めた。俺はここで無理して事故にあったら困るから無理に渡らずに次渡ろうと思い立ち止まった。後ろを振り返ると少し離れた位置にいた静香が追い付いており「今何時?」と聞かれて「4時50分だよ」と答えるのと同時に信号が赤から青になり2人はまた走る事を再開した。そのまま止まる事無く走り続けた俺たちはなんとか神宮公園に着いた。到着してすぐに時間を確認すると時計は4時55分を指していた。2人とも全力で走り続けたため息が上がっており、静香に至っては肩で呼吸をしている様子だったため、俺は心配になり静香を近くのベンチまで運び自動販売機で飲み物を買うことにした。飲み物を買って帰ると静香もさっきよりは回復していて飲み物を後ろから首にあてると「きゃっ」と可愛い反応が返ってきたのでクスクスと笑っていると静香の顔が恥ずかしさで赤くなっていたから、さすがにやりすぎたと思い「ごめん。」と謝った。静香も「も~う。ビックリしたんだからね。」と笑っていたので、飲み物を渡した。静香は「ありがとう。お金払うね」と言ってくれたが「いや、飲み物はあげるよ。走らせたお詫び。オレンジジュースとスポーツドリンクどっちがいい?」と聞いた。スポーツドリンクでもいいかなと言われたので、お金を受け取らずスポーツドリンクを渡した。静香が「今日は一輝に色々と奢って貰ってる気がする」と言われたので、俺は「気にするな。俺が好きで奢っているからさ。」そんな会話をしながら、飲み物を飲んでいたら、勇気と悠一が到着した。すぐに俺たちの事を発見し近づいてきた。勇気が「一輝いいもの飲んでるな。もらい」と言い俺の手にあったオレンジジュースを奪い飲んでいた。俺が「返せよ。」と勇気に言ったら何故か悠一から空になったペットボトルが返却された。俺はその状況に唖然として言葉を失っていたら、静香に「良かったら飲む?」と聞かれたがさすがに女子から貰うわけにもいかないので「いや、大丈夫」と答えた。すると後ろから「そこは貰えよ」と声が聞こえたので、振り返るとそこには春樹がいた。俺は春樹「柚子は?」と聞くと「自動販売機に飲み物を買いに行った」。その発言に食い付き勇気と悠一が自動販売機の方に走り出したので、俺もさっきあまり飲めなかったから飲みたいと思い、春樹に「飲み物何がいい?」と聞くと「お茶で」と言われたから、「了解」といい自動販売機の方に行った勇気と悠一を追いかけに行った。自動販売機の前に着くと既に飲み物を手にしていた悠一達がいた。俺も頼まれていたお茶2本と偶然発見したトマトソーダーを1本買った。柚子が「一輝が飲み物を買い終わったからみんなのところに戻ろう。」俺らは夕日に背を向けて春樹達が待っているベンチまで歩いて行った。
0
あなたにおすすめの小説
〖完結〗旦那様が私を殺そうとしました。
藍川みいな
恋愛
私は今、この世でたった一人の愛する旦那様に殺されそうになっている。いや……もう私は殺されるだろう。
どうして、こんなことになってしまったんだろう……。
私はただ、旦那様を愛していただけなのに……。
そして私は旦那様の手で、首を絞められ意識を手放した……
はずだった。
目を覚ますと、何故か15歳の姿に戻っていた。
設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。
全11話で完結になります。
思い出さなければ良かったのに
田沢みん
恋愛
「お前の29歳の誕生日には絶対に帰って来るから」そう言い残して3年後、彼は私の誕生日に帰って来た。
大事なことを忘れたまま。
*本編完結済。不定期で番外編を更新中です。
【完結】貴方の後悔など、聞きたくありません。
なか
恋愛
学園に特待生として入学したリディアであったが、平民である彼女は貴族家の者には目障りだった。
追い出すようなイジメを受けていた彼女を救ってくれたのはグレアルフという伯爵家の青年。
優しく、明るいグレアルフは屈託のない笑顔でリディアと接する。
誰にも明かさずに会う内に恋仲となった二人であったが、
リディアは知ってしまう、グレアルフの本性を……。
全てを知り、死を考えた彼女であったが、
とある出会いにより自分の価値を知った時、再び立ち上がる事を選択する。
後悔の言葉など全て無視する決意と共に、生きていく。
【完結】たぶん私本物の聖女じゃないと思うので王子もこの座もお任せしますね聖女様!
貝瀬汀
恋愛
ここ最近。教会に毎日のようにやってくる公爵令嬢に、いちゃもんをつけられて参っている聖女、フレイ・シャハレル。ついに彼女の我慢は限界に達し、それならばと一計を案じる……。ショートショート。※題名を少し変更いたしました。
疎遠だった幼馴染が彼女と別れて私に会いに来るようになったのだけど
くじら
恋愛
図書館の定位置には、いつも黒縁メガネの女生徒がいる。
貴族同士の見栄の張り合いや出世争いから距離を置いて穏やかに過ごしていたのに、女生徒の幼馴染が絡んでくるようになって…。
俺の可愛い幼馴染
SHIN
恋愛
俺に微笑みかける少女の後ろで、泣きそうな顔でこちらを見ているのは、可愛い可愛い幼馴染。
ある日二人だけの秘密の場所で彼女に告げられたのは……。
連載の気分転換に執筆しているので鈍いです。おおらかな気分で読んでくれると嬉しいです。
感想もご自由にどうぞ。
ただし、作者は木綿豆腐メンタルです。
【完結】「別れようって言っただけなのに。」そう言われましてももう遅いですよ。
まりぃべる
恋愛
「俺たちもう終わりだ。別れよう。」
そう言われたので、その通りにしたまでですが何か?
自分の言葉には、責任を持たなければいけませんわよ。
☆★
感想を下さった方ありがとうございますm(__)m
とても、嬉しいです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる