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第1章 誘拐事件編
23話 どうだった?
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ベンチまで歩いている時に勇気が「星宮さんは春樹とどんな会話をしていたの?」と聞いた。柚子は「普通の会話だよ」とだけ言った。普通の会話とはなんだろうと考えてるうちにベンチに着いた。春樹にお茶を手渡すと代わりに小銭が帰ってきた。静香の手には空になったペットボトルがあったので、お茶をあげた。その様子を見て春樹が「どうしてシズさんに飲み物をあげたの?」と興味深々に聞いてきたので、「それは走らせたお詫びと水分不足で熱中症になって倒れられたら困るからな。現に静香の手には空になったペットボトルしかないだろ。」と説明すると、春樹達は納得して春樹が「やっぱり、一輝の観察眼は鋭いな。」と褒めてくれた。柚子は「ところで、一輝達はどこから走ってきたの?」と聞いてきたので、「資料館から」と言うと驚き「それは疲れるね。お疲れ様」と労いの言葉をかけてくれた。それから、少し休憩をしてみんなの様子を見ると、回復しているようだったので、本題に切り出す事にした。「みんな調べて見て何か分かった事はある?」と聞くとその場にいた全員が首を横に振った。俺は「やはりか~」と呟くと、悠一が「なんでやはりか~なんだ?もしかして、お前はこうなるのは分かっていたのか?」と言われたから「ああ、なんとなく。多分俺に場所を当てさせる事が目的だからそんな簡単には見つからないと思ったけど、何か手がかりはあると思ったんだ。」と素直に説明した。みんな納得はしてくれたが、悠一が「これで降り出しかあ」と呟いた瞬間に力の無いため息が聞こえた。しかし、いきなり勇気が「あっそういえば」と大声で叫んだ。それによって俺達の視線は一気に勇気に集まった。勇気が「なんで桜内さんは誘拐されたんだ?」と言い出した。それを聞いて呆れた柚子は「そんなの決まってるじゃない一輝と真剣に勝負したいだけでしょ」と言った。しかし、勇気は「じゃあ、なんで桜内さんなんだよ。人質なら桜内さん以外にもいただろ。例えば学校全体とか」と反論した。確かにそうだなと思い俺は納得した。そこから何故玲奈だけが人質になったのかを考えた。そこから浮かび上がった説は3個だ。1つ目は犯人は俺が苦しむのを見て楽しむ愉快犯。2つ目はあまり、多くの人物を人質にする勇気がない説。3つ目は俺の1番大切な物を壊したいと考えており、玲奈に好意または恨みがあると考えている人物。正直俺は3つ目の説が濃いと思う。何故なら、犯人が別に玲奈に直接恨みや好意を持たないなら、玲奈を人質にしなくても柚子や静香を人質にすればいいが、それ以外ね人を人質に選ぶと俺が助けない可能性があるからだ。俺と仲が良い女友達だと玲奈、柚子、静香がいるがその中だと玲奈を人質にすると1番精神的に追い詰めれると犯人は思ったんだろう。その仮説に全員が確かにその説はありそうだなとなった。気がつくと太陽が沈み、周りは暗くなっていた。暗くなったことに気が付かない位集中して考えていたらしい。時計を見ると6時30分だった。柚子と静香をあまり遅くなって変な事に巻き込みたくないと思い「今日はもう遅いし解散にしないか?」と提案した。春樹も「そうだな。あまり遅くなってシズさんと星宮さんに万が一の事があったら困るもんな。」と納得してくれた。
帰る時は男子2人が女子1人を家まで送る事にした。俺、勇気、静香と春樹、悠一、柚子の2組だ。帰り道では他愛もない会話をしていた。30分ほど歩くと静香の家に着いた。静香が家の中に入るのを見届けると俺と勇気は再び歩き始めた。
勇気と別れるまで犯人の狙いについて話あっていたが、特にいい案が出ることなく分かれ道に着き「また明日」と言って別れた。1人で家に向かって帰る最中にも犯人の狙いはなんだと考えたが思いつかなかった。俺は家の前で立ち止まった。そう、家に光がない。俺は心配になりスマホをポケットから取り出した。スマホの画面にはただ1通の通知が届いていただけだった。
帰る時は男子2人が女子1人を家まで送る事にした。俺、勇気、静香と春樹、悠一、柚子の2組だ。帰り道では他愛もない会話をしていた。30分ほど歩くと静香の家に着いた。静香が家の中に入るのを見届けると俺と勇気は再び歩き始めた。
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