きっとこれは、パステルカラーの恋愛だろう

水澤玲音

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第1章 誘拐事件編

32話 疑いと確信

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  明け方、父さんに起こされ目を覚ますと時刻は7時でおり、父さんが「床で寝るなんてかなり疲れたんだな。朝ごはん出来てるぞ」と言ってくれた。カーテンを開けると天気予報通り雨が降っており、空模様は荒れていた。朝ごはんを食べてすぐに学校に向う為に家を出た。学校に着くと時刻は7時45分だった。丁度職員会議が始まる5分前だと思い、職員室に行った。これで矢澤先生がいたら1から考え直し、いなかったら犯人だな。どちらでも嫌だなと思っていたらスマホが振動したので見てみると山崎から「今日は3年生は進路説明会があるから生徒会室開けれない。ごめんね」とメッセージが送られてきた。職員室の前についたのでノックして入ると矢澤先生の姿はなかったので、犯人確定だと思い、職員室から出ようとしたら、他の先生に用事を聞かれたので、矢澤先生に用事がありましたと伝えたら、連絡が取れてないらしい。俺はわかりましたと伝えて職員室を出た。
  教室についた俺は犯人は分かったから事件の場所を考えていたら、いきなり後ろから冷たいものが首にあたり振り返ると静香がコーヒーを持っていて「おはよう。これあげる」と言いくれたのだ。俺はお礼を言い、飲んで場所を考え直した。
 時間が経つにつれてクラスメートも集まり始めた。そして、矢澤先生の代わりに副担任の薄田先生が入って来てホームルームを始めた。内容は矢澤先生がおやすみしてるこてぐらいだった。クラスは悪天候なので、学校が無いと思っていたのにあったのでテンションが下がっていたのだ。
  授業が始まり、1時間目は古典で眠たかったが、矢澤先生の場所を考えていたら一瞬で終わってしまい。2時間目の数学も同様に一瞬で終わってしまった。3時間目の現代文は内職していたら怒られ、成績が強制で1になるから、頭の中で考えていたら、授業の途中で先生がいきなり干支に関する雑談を始めて聞いていると、あることに気がついた。それは、今までの事件の場所が1番最後の文字以外の頭文字をとると、干支が入っていることだ。願羽志坂は鼠牛 時来運河は虎兎
立見山は辰巳 右間火十地岳は馬羊だ。
「つまり、西類土林だ」と大声で言ってしまい。先生に心配されたが、そんなの構わず教室を飛びだした。玄関で外靴に履き替えている時に「一輝、ちょっと待てよ」と悠一の声が聞こえた。振り返るとエナジードリンクを投げられ、「やるよ。その代わり絶対に助けろよ」と言われたので、「おう。じゃあ行ってくる。後は任せろ」と言い、雨の中走り出した。
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