私の理想の異世界チート

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62.城

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「え"っ??!!!
ミユっ…僕の事で何かガッカリしてるっ?
えっ?いっ嫌だっ!嫌いにならないでっ!僕の事 捨てないでーっ!!」

高速で高所を飛んでるのを忘れて エドがジタバタ暴れだす。

 「ぎゃーー!!
エドォ!!こんな高い所で暴れないでよ!!恐いっ!落っこちちゃうよぉーー!!
嫌ーーーーー!!!」

望結の叫びを聞いたエドは、ハッ!っと 何とか暴れるのを止めた。

「ご…ごめんなさい…ミユ…」

「馬鹿!エドーー!
死ぬかと思ったぁ~」

「だ…だってっ!!
ミユの感情は 喜 怒 楽 は分かりやすく伝わるのに、哀 嫌 は読み取り難いんだもんー!

だから 僕の事が嫌いになったんだと思っちゃって…
しかも 今の僕 竜体だから、余計に気持ちにストレートに反応しちゃって、慌ててしまったんだ…」

「もうっ! 嫌いになんてなれる訳ないでしょっ!!

ちょっとだけ 過去のエドに冷たくされた婚約者達に女として同情しただけだよ。

でも…まあ…
私的には 身体の関係があっても、心は なかったって言うなら、嬉しいし ちょっと安心はしたかな。」

「ミユに嫌われたんじゃなくて良かったぁー
ここからはちゃんと飛ぶから 安心してね ミユ!」


_______________



そこからの1時間 弱は何事も無く、他愛ない話題で盛り上がり、最後の方は 王都に入ったのか 足下の景色が変わり始め、見慣れ無い物があればエドに質問をしたりして過ごした。

「ミユ! 城が見えて来たよっ!」

「うわぁー  大きいねー!
でも…王宮へって言って無かったっけ?!」

「ミユの世界では一般的では無いのかな?
城の中枢に王の住まう場所。
王宮が有るんだ。

家族に会わせるって事で、王宮へ連れて行きたいって言ってたんだけど…
分かってくれた?」

「ふぅーん。
王様が住む 居住空間を王宮って言うんだー
私の住む世界でも、王族とか居たみたいだけど、国が違うから そこんとこは全然 知らなかったなぁ。」

「ふふっ。僕の分かる事なら、何でも教えてあげるから、何でも聞いてね♪」

「うん♪色々 教えてねっ!」

「ミユ 可愛いっっ!
ミユと今すぐ交尾したいっ!
閉じ込めて 誰にも見せたくないよっっ!」

「いやいやいやいやっ!
エドさんや…今からご家族への初めてのご挨拶ですっ!
自重して下さいっ!」

「ちぇっ!
じゃあ 二人きりになる 夜なら良い??!」

「ま…まぁ…夜なら…」

「やったーー!
ミユ♪約束だよ?!!」

まあ バカップルがわちゃわちゃ言っている間に、大きな城の上空へやって参りました。

「うわぁー
近くで見ると、本当に大きいねー
迷子にならないように気をつけなくちゃっ!」

「大丈夫だよ!
ミユは僕と離れないから。
もしもだけど 離れる事があれば、誰か着けるようにするね。

あっ!このまま 王宮の庭に降りるね!」


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