私の理想の異世界チート

ety

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130.サロン

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「はぁ。美味しかったぁー
お腹いっぱい。」

「それは良かった。

さて じゃあ 母上の所に行こうか?!

……どこに 行くんだっけ……?」

「王妃様は昨日、場所とかは言われてなかった様に思うけど…?」

「サロンか母上の私室に行くか…?!
サロンに行ってから執事に伝えて貰おうか!」

「う‥うん。お任せします。」

エドの提案で王宮内のサロンに向かう事になりました。

3階から下りると 先程より多くの団員達と会い、口々に挨拶とケーキのお礼や感想を聞きながら 食堂を後にし、その足で建物から出て訓練場を横切り、騎士団の背の高い塀を潜り 今度は遠回りせずに、場内の王宮に着きました。

王宮の入口から歩く事10分。

漸く王宮内のサロンに到着し、控えて居たメイドさんに案内されて座りました。

その後 執事を呼び、王妃様への言伝てを伝え 待つ事15分。

その間 には、美味しい紅茶と焼き菓子が出され、モグモグしてました。

そこへ王妃様が やって来ました。

今日の王妃様の衣装は、空色のサテンのふんわりしたワンピースドレスに大粒なサファイアのアクセサリー3点セットを身に付けて居られます。

「2人ともお待たせしたかしら?

昨日 場所を伝え忘れて居て、ごめんなさいね。」

「大丈夫です。先程 僕達も来たばかりですから。」

「そう? それなら良いのだけれど…

始める前に……あの…ミユちゃん。
昨日のキーマカレーの事なのだけれど…

昨日あれを頂いてからのわたくしの肌の調子がとっても良いの。
何か特別な物を使ったのかしら?
是非 教えて貰いたいわっ!!」

「はて……??……?!!
あっ!」

「まあ!やっぱりっ!
 あのキーマカレーを食べたからだったのねっ!

で?何を使っていたのかしら?!」

「昨日の目玉焼きです!多分!
薬として出した目玉焼きだったのですが、確か美肌になる様に出したと思います。」

「まああっ!
ミユちゃんの神様から頂いた力が確か、薬を造るモノだったわよね?
その力で造ったお薬が、わたくしに効いた結果だったのねっ!」

「そうだと思います。」

「それがね…… 恥ずかしい話……
3000歳を間近に控えて、ここの所 お肌の曲がり角に悩まされて居たのよ……

改善されてとっても嬉しかったから、この先もキープする為に 昨日 使った食材を聞きたかったの。」

「ああっ! 分かりますー!
私も肌のトラブルが とても多かったので、美肌になると 継続したいですよねー」

「まあ!ミユちゃんもっ?!
わたくしと同じ悩みがあったなんて感じさせないお肌の様に感じるけれど……?」


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