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フランスパンに関するざっくりとしたメモ【落書き付き】
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フランスパン(パン・フランセ/パン・トラディショネル)は、小麦粉|(中力粉)・塩・水・イーストのみで作られる、フランスのパリ発祥のパンの総称。
砂糖、卵、乳製品、油類は使わない。
長いパンの端を持って立てても折れないぐらい堅いことが特徴。
そもそも、フランスの土壌で育つ小麦はグルテンが少ないため、柔らかいパンは作れないという。
そのためフランスのパンは外皮部分はパリパリで、中身はやわらかい食感のものとなっている。
【ブール】
丸く成形されたパン。「ボール・球」という意味。
直径15~20cmぐらい。重さ300gぐらい。
中をくりぬいてシチューとか入れちゃったりも出来るぐらい、皮がしっかりしている。
元々フランスのパンはこの丸形パンが主流だった。
フランス語でパン屋さんを「ブーランジュリーboulangerie|(球を売る所)」、パン職人を「ブーランジェboulanger|(球を作る者)」と呼ぶのはその名残。
二十世紀初頭|(1920年頃)に、法律で「職人の深夜から早朝|(夜10時から朝4時)の労働」が禁止された。
でもパンは朝食までに焼いてお店に並べないといけない。
法律を守りつつ朝食までに間に合わせるにはどうしたら良いか。
「そうだ、長細くして表面積を増やして厚みを減らしたら、早く焼けるんじゃね?」
と、まあ、そんな工夫から生まれたのが、現在の長いパンだそうな。
日本人がイメージするフランスパンってものは、意外と歴史が浅いのかもしれない。
【バゲット】
名前の意味は、「棒」あるいは「杖」といった意味。
名前の通り、杖のように長いパン。
長さは70~80cm程度。重さが300~400g。
【パリジャン】
名前は「パリ風」「パリっ子|(パリ市民)」といった意味。
バゲッドより太い。長さは70cm弱ぐらいだが、重さはバゲッドと同じぐらい。
【バタール】
バゲットとパリジャンの間ぐらいのパン。名前も「折衷・間」という意味。
長さは40~50cm、重さは300gぐらい。
【プティパン】
ちっちゃいパンという意味の名前。形はバケット似。長さ12cmくらい。
【ドゥ・リーブル】
重さが2リーブル|(現在の慣用的メートル法換算は1,000g。古い換算法だと800~900gぐらい)の、大ぶりなパン。
重い。
【フルート】
名前は楽器のフルートの意。
名前通りにフルートめいた細長いパン。長さ60cmぐらい。
【フィセル】
「紐」という意味の細短いパン。30~40cm。
【ファンデュ】
「双子」の意。
ブールやバタールの形に整形した生地の真ん中あたりを麺棒などで凹ませてくびれさせた形が特徴。
お尻っぽい形|(個人の感想です)。
【シャンピニョン】
「キノコ」の意。
玉っぽく整形した生地の上に、別に作った丸くて薄い帽子を乗っけて焼く。
5~8cmくらいの小さいパン。かわいい。
【クロワッサン】
おなじみ三日月型のパン。
伸ばした生地にバターを挟み、折りたたんでは伸ばし、折りたたんでは伸ばし、をくり返して小麦生地とバターが層状に重なった生地を作り、それを三日月の形に蒔いて焼いたもの。
伝統的には砂糖を入れない。
(砂糖やクリームやチョコを挟み込んだ物もないわけではない)
15cm弱ぐらいの長さのものもある。結構大きい。
朝食や軽食として、ちぎってコーヒーなんかに浸しつつ食べる。
【パン・ド・カンパーニュ】
「田舎風のパン」といった意味合い。
質の良くない小麦粉や全粒粉に場合によってはライ麦等を混ぜた生地を、ルヴァン|(自然酵母/サワー種)で発酵させて焼いたもの。
ラグビーボールのような形だったり、ブールっぽい丸形だったりする。丸形のものは「ブール・ド・カンパーニュ|(田舎風丸パン)」とも呼ばれたりする。
良い小麦粉よりも輪を掛けて低グルテンなので、イーストではちゃんと膨らまないとか。
また、ルヴァン|(自然酵母/サワー種)は酸味が強いので、焼き上がったパンも酸っぱい。
色は茶色みが強い。ライ麦が混ざるとさらに黒っぽくなる。
【クーペ】
「切れ目」という意味。
長さ20cmぐらいの細長いパンで、切れ目が一本通っている。
一部で「コッペパンの語源」説が出ているみたいだけど、どうやら違うらしい。
というか、フランスにはないみたい。
ぶっちゃけ日本産なんじゃ説。
砂糖、卵、乳製品、油類は使わない。
長いパンの端を持って立てても折れないぐらい堅いことが特徴。
そもそも、フランスの土壌で育つ小麦はグルテンが少ないため、柔らかいパンは作れないという。
そのためフランスのパンは外皮部分はパリパリで、中身はやわらかい食感のものとなっている。
【ブール】
丸く成形されたパン。「ボール・球」という意味。
直径15~20cmぐらい。重さ300gぐらい。
中をくりぬいてシチューとか入れちゃったりも出来るぐらい、皮がしっかりしている。
元々フランスのパンはこの丸形パンが主流だった。
フランス語でパン屋さんを「ブーランジュリーboulangerie|(球を売る所)」、パン職人を「ブーランジェboulanger|(球を作る者)」と呼ぶのはその名残。
二十世紀初頭|(1920年頃)に、法律で「職人の深夜から早朝|(夜10時から朝4時)の労働」が禁止された。
でもパンは朝食までに焼いてお店に並べないといけない。
法律を守りつつ朝食までに間に合わせるにはどうしたら良いか。
「そうだ、長細くして表面積を増やして厚みを減らしたら、早く焼けるんじゃね?」
と、まあ、そんな工夫から生まれたのが、現在の長いパンだそうな。
日本人がイメージするフランスパンってものは、意外と歴史が浅いのかもしれない。
【バゲット】
名前の意味は、「棒」あるいは「杖」といった意味。
名前の通り、杖のように長いパン。
長さは70~80cm程度。重さが300~400g。
【パリジャン】
名前は「パリ風」「パリっ子|(パリ市民)」といった意味。
バゲッドより太い。長さは70cm弱ぐらいだが、重さはバゲッドと同じぐらい。
【バタール】
バゲットとパリジャンの間ぐらいのパン。名前も「折衷・間」という意味。
長さは40~50cm、重さは300gぐらい。
【プティパン】
ちっちゃいパンという意味の名前。形はバケット似。長さ12cmくらい。
【ドゥ・リーブル】
重さが2リーブル|(現在の慣用的メートル法換算は1,000g。古い換算法だと800~900gぐらい)の、大ぶりなパン。
重い。
【フルート】
名前は楽器のフルートの意。
名前通りにフルートめいた細長いパン。長さ60cmぐらい。
【フィセル】
「紐」という意味の細短いパン。30~40cm。
【ファンデュ】
「双子」の意。
ブールやバタールの形に整形した生地の真ん中あたりを麺棒などで凹ませてくびれさせた形が特徴。
お尻っぽい形|(個人の感想です)。
【シャンピニョン】
「キノコ」の意。
玉っぽく整形した生地の上に、別に作った丸くて薄い帽子を乗っけて焼く。
5~8cmくらいの小さいパン。かわいい。
【クロワッサン】
おなじみ三日月型のパン。
伸ばした生地にバターを挟み、折りたたんでは伸ばし、折りたたんでは伸ばし、をくり返して小麦生地とバターが層状に重なった生地を作り、それを三日月の形に蒔いて焼いたもの。
伝統的には砂糖を入れない。
(砂糖やクリームやチョコを挟み込んだ物もないわけではない)
15cm弱ぐらいの長さのものもある。結構大きい。
朝食や軽食として、ちぎってコーヒーなんかに浸しつつ食べる。
【パン・ド・カンパーニュ】
「田舎風のパン」といった意味合い。
質の良くない小麦粉や全粒粉に場合によってはライ麦等を混ぜた生地を、ルヴァン|(自然酵母/サワー種)で発酵させて焼いたもの。
ラグビーボールのような形だったり、ブールっぽい丸形だったりする。丸形のものは「ブール・ド・カンパーニュ|(田舎風丸パン)」とも呼ばれたりする。
良い小麦粉よりも輪を掛けて低グルテンなので、イーストではちゃんと膨らまないとか。
また、ルヴァン|(自然酵母/サワー種)は酸味が強いので、焼き上がったパンも酸っぱい。
色は茶色みが強い。ライ麦が混ざるとさらに黒っぽくなる。
【クーペ】
「切れ目」という意味。
長さ20cmぐらいの細長いパンで、切れ目が一本通っている。
一部で「コッペパンの語源」説が出ているみたいだけど、どうやら違うらしい。
というか、フランスにはないみたい。
ぶっちゃけ日本産なんじゃ説。
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