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第八話 俺たちの関係がバレ…た…だと?
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午後の授業も終わり、今は放課後だ。
「さて……行くか……」
翼に呼び出された俺は待ち合わせ場所である屋上へと向かっていた。
ドアを開けるとそこには翼がいた。
「おっ!やっと来たか!」
「おう、待たせたな。それで話ってなんだ?」
「ああ、それなんだが……お前って妹とはどこまで行ってるんだ?」
「へ?ど、どこってどういうことだ?」
「あぁ、つまりだな……」
翼の話によると、校内で妹に合うことはほとんどないがどうもあいつがブラコンなことは校内ではまぁまぁ有名らしい。
そして、こないだ俺がデートをして一緒に恋愛映画を予約しているところを俺の同級生のやつが見かけたらしい。
「なるほどね……」
「で、実際どこまで行ったんだ?」
「いや、普通にご飯食べに行ったりとかショッピングしたりくらいだけど?」
「それだけか?キスはしたのか?」
「キ、キス!?まだしてねえよ!つかできるわけ無いだろ!」
実はもうキスもしてるなんて言えない。
「なんだ、つまらんな~」
「つまらない言うんじゃありません!」
「でもまあ、これからはもっと気をつけた方がいいかもな?もし他の奴らに見られたりしたら面倒だぞ?」
「確かにそうだな……」
「あと、お前の妹めちゃくちゃ可愛いしな!」
「おい、それ本人の前で言ったら怒られるからな?」
「分かってるよ。まぁとりあえず頑張れよ?応援はするからな?」
「おう、ありがとよ」
こうして翼との会話を終えた。
「ただいまー」
家に帰りリビングに行くと妹の姿が見えた。
「おかえりなさい、お兄ちゃん!」
満面の笑みで迎えてくれる妹。マジ天使!
「ただいま~今日もかわいいな~」
「えっ……//」
顔を真っ赤にして照れる妹。
あぁ~本当にかわいすぎる!!
「そ、そんな事言わなくていいよ……恥ずかしいじゃん……」
「ごめんごめん、つい可愛くて……」
そう言いながら頭を撫でるとさらに顔が赤くなっていく。
「うぅ……お、お風呂入ってくる!!」
と言って逃げるようにお風呂場に向かっていった。
「ははは、ほんとに面白い子だなぁ」
そう思いつつ、ソファーに腰掛ける。
テレビでも見ようか。そう思ってリモコンを手に取り電源をつける。
「あ、これ面白そう……」
ちょうど今話題のドラマをやっていた。
「ふむ……これはなかなか……」
そう呟きながらも夢中で見ていた。
すると突然後ろから声をかけられた。
「何見てるの~?」
「うぉわぁ!?」
いきなり話しかけられたため変な声で驚いてしまった。
「ちょっと~お兄ちゃんびっくりさせないでよ~」
「いやいや!急に声をかけてきたのはお前だろ……」
「そうだったかなぁ?」
そう言ってあざとく首を傾げる。
この仕草は狙ってやってるんだろうか……?
「そうだよ。まったく……」
「まあまあ、そう怒らないでよ」
そう言って俺の隣に座ってきた。
「ほら、一緒に見よ?」
「はいはいわかったわかった」
「やった♪」
「はぁ、仕方ないなぁ」
そんなこんなで今日もまた過ぎていく。
俺は幸せ者だ。
「さて……行くか……」
翼に呼び出された俺は待ち合わせ場所である屋上へと向かっていた。
ドアを開けるとそこには翼がいた。
「おっ!やっと来たか!」
「おう、待たせたな。それで話ってなんだ?」
「ああ、それなんだが……お前って妹とはどこまで行ってるんだ?」
「へ?ど、どこってどういうことだ?」
「あぁ、つまりだな……」
翼の話によると、校内で妹に合うことはほとんどないがどうもあいつがブラコンなことは校内ではまぁまぁ有名らしい。
そして、こないだ俺がデートをして一緒に恋愛映画を予約しているところを俺の同級生のやつが見かけたらしい。
「なるほどね……」
「で、実際どこまで行ったんだ?」
「いや、普通にご飯食べに行ったりとかショッピングしたりくらいだけど?」
「それだけか?キスはしたのか?」
「キ、キス!?まだしてねえよ!つかできるわけ無いだろ!」
実はもうキスもしてるなんて言えない。
「なんだ、つまらんな~」
「つまらない言うんじゃありません!」
「でもまあ、これからはもっと気をつけた方がいいかもな?もし他の奴らに見られたりしたら面倒だぞ?」
「確かにそうだな……」
「あと、お前の妹めちゃくちゃ可愛いしな!」
「おい、それ本人の前で言ったら怒られるからな?」
「分かってるよ。まぁとりあえず頑張れよ?応援はするからな?」
「おう、ありがとよ」
こうして翼との会話を終えた。
「ただいまー」
家に帰りリビングに行くと妹の姿が見えた。
「おかえりなさい、お兄ちゃん!」
満面の笑みで迎えてくれる妹。マジ天使!
「ただいま~今日もかわいいな~」
「えっ……//」
顔を真っ赤にして照れる妹。
あぁ~本当にかわいすぎる!!
「そ、そんな事言わなくていいよ……恥ずかしいじゃん……」
「ごめんごめん、つい可愛くて……」
そう言いながら頭を撫でるとさらに顔が赤くなっていく。
「うぅ……お、お風呂入ってくる!!」
と言って逃げるようにお風呂場に向かっていった。
「ははは、ほんとに面白い子だなぁ」
そう思いつつ、ソファーに腰掛ける。
テレビでも見ようか。そう思ってリモコンを手に取り電源をつける。
「あ、これ面白そう……」
ちょうど今話題のドラマをやっていた。
「ふむ……これはなかなか……」
そう呟きながらも夢中で見ていた。
すると突然後ろから声をかけられた。
「何見てるの~?」
「うぉわぁ!?」
いきなり話しかけられたため変な声で驚いてしまった。
「ちょっと~お兄ちゃんびっくりさせないでよ~」
「いやいや!急に声をかけてきたのはお前だろ……」
「そうだったかなぁ?」
そう言ってあざとく首を傾げる。
この仕草は狙ってやってるんだろうか……?
「そうだよ。まったく……」
「まあまあ、そう怒らないでよ」
そう言って俺の隣に座ってきた。
「ほら、一緒に見よ?」
「はいはいわかったわかった」
「やった♪」
「はぁ、仕方ないなぁ」
そんなこんなで今日もまた過ぎていく。
俺は幸せ者だ。
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