55 / 314
本編
プリン試食会 2
しおりを挟む
気づけば私達のテーブルは騎士達によって囲まれていた。
「隊長達いったい何を食べてるんですか?」
「それ美味しそうですね?」
「俺らも食べたいなぁ?」
目が!目が笑ってないよ。確実にプリン狙ってますよね?あと7個しかないんだよ?
「俺らは試食してたんだ!お前らは呼ばれてないだろ!?」
それエリック隊長が言っちゃうの?
「そう言う隊長達はこの試食会に呼ばれて来たんですか?」
ギクッ!!
言わんこっちゃない。エリック隊長何も言えなくなっちゃった。セシルも同罪なはずなのに我関せず的な感じでエリック隊長に押し付けてない?
「確かに呼んでないな!元々、俺ら五人と嬢ちゃんの六人の予定だったからな。つまり、俺らはもう一つ食べる権利がある!」
その通り!料理長の言う通りなの!!だから、余りは一つなんだよね。
「おい!それはずるいぞ。俺とセシルは確かに呼ばれたわけじゃないから仕方ないとしても…料理長らは今一個食べただろ?それなら食べてない奴らに譲ってもいいんじゃないか?」
エリック隊長…つまり自分らは二個食べて当然って思ってるようだがそうはいかないぞ!って言いたいんだね。
「なら正々堂々と勝負して決めようじゃねぇか!」
「おい!くじを用意するぞ!」
え?え?勝手に話が進んでいくんだけど。私もそれ参加なのかな。私、自分が食べたくて作ったのに……
「当たりと書かれた紙を7枚用意した!他はハズレで紙には何も書かれていない白紙だ。今からこの箱に当たりを入れるぞ!皆んな準備はいいな!」
「「「「「おう!!!!」」」」」
料理長達も騎士の皆んなも盛り上がってる。きっちり残りのプリン分の当たりが用意されてるや。べ、別に当たりを引けば良いだけだもんね!食べれるよね!!
「よっしゃ!俺当たりだぜ!」
「くそ~ハズレだ!!」
「当たり当たり来い!…………ハズレか」
「やりぃ!俺もプリンゲットだ。」
どんどん当たりを引いていく。私も引いたよ。最後の方に。結果はね……ハズレだったよ。
「よし。これで当たりが全部出たな!!当たりだったやつはプリンを食べる権利がある!良かったな!俺は非常に残念だがハズレだったが…」
エリック隊長の当たり全部出ました宣言を聞いて当たりを引いた人たちがプリンを取りにテーブルに向かう。
「ふえっ…ぐすん……」
「「「(おい!天使が泣いてるぞ!!)」」」
「テ、ティアどうしたんだ?泣くな泣くな」
泣いてなんかないもん。ただ目にゴミが入っただけだもん。
「どうした?なんか嫌な事されたか?誰だティアを泣かせたのは。俺が懲らしめてやるから教えてくれ。」
物騒な事言わないでよエリック隊長。
「ほらよしよし。言ってくれないと分からないだろう?」
周りは静まり返っていて私を心配して皆んなオロオロしている。
「ぐすん……だって…プリン……」
「プリン?」
「私が…ぐすん……食べ…たく…て、作っ……て…もらったのに……ぐすん。エリック隊長が……うわあぁぁん!。゚(゚´Д`゚)゚。」
「つまり、エリックが勝手にクジをしたせいでティアが食べれなかったから泣いているのですね。エリック……ティアがプリンを作ったんですよ?プリンを楽しみにしていたティアを一緒に見ましたよね?」
「「「隊長。最低ですね。」」」
「なっ!お前らだってノリノリでクジに参加したじゃないか!」
「俺らはティアちゃんが作ったやつって知らなかったんですよ?しかもティアちゃんが食べたくて作ったとか。それに本人に確認してからクジをしたんだろうなって思ったから参加したんです!」
「うっ…それなら正々堂々しようって言った料理長も俺と同罪だろ?」
その瞬間、料理長に全員の目が向けられた。
「そ、それは……その……嬢ちゃんすまねぇ」
「「「「料理長は俺らが懲らしめときますんで。本当にティアちゃんごめんね。」」」」
そのまま料理長はキッチンに引き摺られて行った。そして再びエリック隊長に向けられる厳しい視線。
「ご、ごめんなティア……」
「「「隊長は俺らが懲らしめてきます」」」
エリック隊長は数人の騎士にどこかに連れていかれた。
「ティア。悪者はいなくなりましたよ。もう泣きやんで下さい。」
「そうだ!ティアちゃん僕のプリン一緒に食べようよ。」
「「「………………は?」」」
全く空気を読んでないなかのようなノリで誘ってきたのは、あの風船自爆した人。名前は確か……
「ナックしゃん……ぐすん」
「あ、僕の名前知ってたんだ。嬉しいなぁ。僕クジで当たり引いたからさティアちゃん一緒食べよ?美味しいんでしょ?」
「食べりゅ……」
私はセシルから離れてナックさんに付いて行く。ナックさんの膝の上に座らせて貰ってプリンを食べさせて貰った。
「おいちぃ。」
「泣き止んだね。良かった良かった。」
このプリンはナックさんのでもあるんだよね。ナックさんからスプーンをもらって今度は私がナックさんに食べさせてあげるの。
「ナックさん、はい!あーん」
「あーん。うわっ!このプリンって美味しいね。これティアちゃんが作ったんでしょ?凄いねぇ~」
「えへへ(о´∀`о)」
ナックさん好き!
♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢
「ナックの奴ナイスだな。」
「あぁ。天使が泣き止んだぞ。」
「あの美味しそうに食べる姿…」
「うん。可愛いな。」
「癒しだな。」
見守っていた騎士たちがティアがプリンを食べている姿を見て安心していた。その一方でセシルは……
「私が当たりを引いていたら……ナックのポジションは私だったのに‼︎」
一人嘆いていたのだった。
「隊長達いったい何を食べてるんですか?」
「それ美味しそうですね?」
「俺らも食べたいなぁ?」
目が!目が笑ってないよ。確実にプリン狙ってますよね?あと7個しかないんだよ?
「俺らは試食してたんだ!お前らは呼ばれてないだろ!?」
それエリック隊長が言っちゃうの?
「そう言う隊長達はこの試食会に呼ばれて来たんですか?」
ギクッ!!
言わんこっちゃない。エリック隊長何も言えなくなっちゃった。セシルも同罪なはずなのに我関せず的な感じでエリック隊長に押し付けてない?
「確かに呼んでないな!元々、俺ら五人と嬢ちゃんの六人の予定だったからな。つまり、俺らはもう一つ食べる権利がある!」
その通り!料理長の言う通りなの!!だから、余りは一つなんだよね。
「おい!それはずるいぞ。俺とセシルは確かに呼ばれたわけじゃないから仕方ないとしても…料理長らは今一個食べただろ?それなら食べてない奴らに譲ってもいいんじゃないか?」
エリック隊長…つまり自分らは二個食べて当然って思ってるようだがそうはいかないぞ!って言いたいんだね。
「なら正々堂々と勝負して決めようじゃねぇか!」
「おい!くじを用意するぞ!」
え?え?勝手に話が進んでいくんだけど。私もそれ参加なのかな。私、自分が食べたくて作ったのに……
「当たりと書かれた紙を7枚用意した!他はハズレで紙には何も書かれていない白紙だ。今からこの箱に当たりを入れるぞ!皆んな準備はいいな!」
「「「「「おう!!!!」」」」」
料理長達も騎士の皆んなも盛り上がってる。きっちり残りのプリン分の当たりが用意されてるや。べ、別に当たりを引けば良いだけだもんね!食べれるよね!!
「よっしゃ!俺当たりだぜ!」
「くそ~ハズレだ!!」
「当たり当たり来い!…………ハズレか」
「やりぃ!俺もプリンゲットだ。」
どんどん当たりを引いていく。私も引いたよ。最後の方に。結果はね……ハズレだったよ。
「よし。これで当たりが全部出たな!!当たりだったやつはプリンを食べる権利がある!良かったな!俺は非常に残念だがハズレだったが…」
エリック隊長の当たり全部出ました宣言を聞いて当たりを引いた人たちがプリンを取りにテーブルに向かう。
「ふえっ…ぐすん……」
「「「(おい!天使が泣いてるぞ!!)」」」
「テ、ティアどうしたんだ?泣くな泣くな」
泣いてなんかないもん。ただ目にゴミが入っただけだもん。
「どうした?なんか嫌な事されたか?誰だティアを泣かせたのは。俺が懲らしめてやるから教えてくれ。」
物騒な事言わないでよエリック隊長。
「ほらよしよし。言ってくれないと分からないだろう?」
周りは静まり返っていて私を心配して皆んなオロオロしている。
「ぐすん……だって…プリン……」
「プリン?」
「私が…ぐすん……食べ…たく…て、作っ……て…もらったのに……ぐすん。エリック隊長が……うわあぁぁん!。゚(゚´Д`゚)゚。」
「つまり、エリックが勝手にクジをしたせいでティアが食べれなかったから泣いているのですね。エリック……ティアがプリンを作ったんですよ?プリンを楽しみにしていたティアを一緒に見ましたよね?」
「「「隊長。最低ですね。」」」
「なっ!お前らだってノリノリでクジに参加したじゃないか!」
「俺らはティアちゃんが作ったやつって知らなかったんですよ?しかもティアちゃんが食べたくて作ったとか。それに本人に確認してからクジをしたんだろうなって思ったから参加したんです!」
「うっ…それなら正々堂々しようって言った料理長も俺と同罪だろ?」
その瞬間、料理長に全員の目が向けられた。
「そ、それは……その……嬢ちゃんすまねぇ」
「「「「料理長は俺らが懲らしめときますんで。本当にティアちゃんごめんね。」」」」
そのまま料理長はキッチンに引き摺られて行った。そして再びエリック隊長に向けられる厳しい視線。
「ご、ごめんなティア……」
「「「隊長は俺らが懲らしめてきます」」」
エリック隊長は数人の騎士にどこかに連れていかれた。
「ティア。悪者はいなくなりましたよ。もう泣きやんで下さい。」
「そうだ!ティアちゃん僕のプリン一緒に食べようよ。」
「「「………………は?」」」
全く空気を読んでないなかのようなノリで誘ってきたのは、あの風船自爆した人。名前は確か……
「ナックしゃん……ぐすん」
「あ、僕の名前知ってたんだ。嬉しいなぁ。僕クジで当たり引いたからさティアちゃん一緒食べよ?美味しいんでしょ?」
「食べりゅ……」
私はセシルから離れてナックさんに付いて行く。ナックさんの膝の上に座らせて貰ってプリンを食べさせて貰った。
「おいちぃ。」
「泣き止んだね。良かった良かった。」
このプリンはナックさんのでもあるんだよね。ナックさんからスプーンをもらって今度は私がナックさんに食べさせてあげるの。
「ナックさん、はい!あーん」
「あーん。うわっ!このプリンって美味しいね。これティアちゃんが作ったんでしょ?凄いねぇ~」
「えへへ(о´∀`о)」
ナックさん好き!
♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢
「ナックの奴ナイスだな。」
「あぁ。天使が泣き止んだぞ。」
「あの美味しそうに食べる姿…」
「うん。可愛いな。」
「癒しだな。」
見守っていた騎士たちがティアがプリンを食べている姿を見て安心していた。その一方でセシルは……
「私が当たりを引いていたら……ナックのポジションは私だったのに‼︎」
一人嘆いていたのだった。
275
あなたにおすすめの小説
貴族令嬢、転生十秒で家出します。目指せ、おひとり様スローライフ
凜
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞にて奨励賞を頂きました。ありがとうございます!
貴族令嬢に転生したリルは、前世の記憶に混乱しつつも今世で恵まれていない環境なことに気が付き、突発で家出してしまう。
前世の社畜生活で疲れていたため、山奥で魔法の才能を生かしスローライフを目指すことにした。しかししょっぱなから魔物に襲われ、元王宮魔法士と出会ったり、はては皇子までやってきてと、なんだかスローライフとは違う毎日で……?
異世界に召喚されたけど、聖女じゃないから用はない? それじゃあ、好き勝手させてもらいます!
明衣令央
ファンタジー
糸井織絵は、ある日、オブルリヒト王国が行った聖女召喚の儀に巻き込まれ、異世界ルリアルークへと飛ばされてしまう。
一緒に召喚された、若く美しい女が聖女――織絵は召喚の儀に巻き込まれた年増の豚女として不遇な扱いを受けたが、元スマホケースのハリネズミのぬいぐるみであるサーチートと共に、オブルリヒト王女ユリアナに保護され、聖女の力を開花させる。
だが、オブルリヒト王国の王子ジュニアスは、追い出した織絵にも聖女の可能性があるとして、織絵を連れ戻しに来た。
そして、異世界転移状態から正式に異世界転生した織絵は、若く美しい姿へと生まれ変わる。
この物語は、聖女召喚の儀に巻き込まれ、異世界転移後、新たに転生した一人の元おばさんの聖女が、相棒の元スマホケースのハリネズミと楽しく無双していく、恋と冒険の物語。
2022.9.7 話が少し進みましたので、内容紹介を変更しました。その都度変更していきます。
愛する夫にもう一つの家庭があったことを知ったのは、結婚して10年目のことでした
ましゅぺちーの
恋愛
王国の伯爵令嬢だったエミリアは長年の想い人である公爵令息オリバーと結婚した。
しかし、夫となったオリバーとの仲は冷え切っていた。
オリバーはエミリアを愛していない。
それでもエミリアは一途に夫を想い続けた。
子供も出来ないまま十年の年月が過ぎ、エミリアはオリバーにもう一つの家庭が存在していることを知ってしまう。
それをきっかけとして、エミリアはついにオリバーとの離婚を決意する。
オリバーと離婚したエミリアは第二の人生を歩み始める。
一方、最愛の愛人とその子供を公爵家に迎え入れたオリバーは後悔に苛まれていた……。
屋台飯! いらない子認定されたので、旅に出たいと思います。
彩世幻夜
ファンタジー
母が死にました。
父が連れてきた継母と異母弟に家を追い出されました。
わー、凄いテンプレ展開ですね!
ふふふ、私はこの時を待っていた!
いざ行かん、正義の旅へ!
え? 魔王? 知りませんよ、私は勇者でも聖女でも賢者でもありませんから。
でも……美味しいは正義、ですよね?
2021/02/19 第一部完結
2021/02/21 第二部連載開始
2021/05/05 第二部完結
新作
【あやかしたちのとまり木の日常】
連載開始しました。
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
魔法が使えない令嬢は住んでいた小屋が燃えたので家出します
怠惰るウェイブ
ファンタジー
グレイの世界は狭く暗く何よりも灰色だった。
本来なら領主令嬢となるはずの彼女は領主邸で住むことを許されず、ボロ小屋で暮らしていた。
彼女はある日、棚から落ちてきた一冊の本によって人生が変わることになる。
世界が色づき始めた頃、ある事件をきっかけに少女は旅をすることにした。
喋ることのできないグレイは旅を通して自身の世界を色付けていく。
今さら言われても・・・私は趣味に生きてますので
sherry
ファンタジー
ある日森に置き去りにされた少女はひょんな事から自分が前世の記憶を持ち、この世界に生まれ変わったことを思い出す。
早々に今世の家族に見切りをつけた少女は色んな出会いもあり、周りに呆れられながらも成長していく。
なのに・・・今更そんなこと言われても・・・出来ればそのまま放置しといてくれません?私は私で気楽にやってますので。
※魔法と剣の世界です。
※所々ご都合設定かもしれません。初ジャンルなので、暖かく見守っていただけたら幸いです。
公爵家の末っ子娘は嘲笑う
たくみ
ファンタジー
圧倒的な力を持つ公爵家に生まれたアリスには優秀を通り越して天才といわれる6人の兄と姉、ちやほやされる同い年の腹違いの姉がいた。
アリスは彼らと比べられ、蔑まれていた。しかし、彼女は公爵家にふさわしい美貌、頭脳、魔力を持っていた。
ではなぜ周囲は彼女を蔑むのか?
それは彼女がそう振る舞っていたからに他ならない。そう…彼女は見る目のない人たちを陰で嘲笑うのが趣味だった。
自国の皇太子に婚約破棄され、隣国の王子に嫁ぐことになったアリス。王妃の息子たちは彼女を拒否した為、側室の息子に嫁ぐことになった。
このあつかいに笑みがこぼれるアリス。彼女の行動、趣味は国が変わろうと何も変わらない。
それにしても……なぜ人は見せかけの行動でこうも勘違いできるのだろう。
※小説家になろうさんで投稿始めました
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる