157 / 314
本編
騎士学校時代からの慣れで…
しおりを挟む
ふぅ~食べた食べた。おいしかったな!
「ごちそうさまでした!」
私が1番最後に食べ終わったみたい。通りでエリック隊長たち皆して私が食べるのを見てたんだね!
「明日はどうする?とりあえず予定はないし自由に観光でもするか?」
「「「賛成」」」
わーい!観光だー!
「そんじゃ、明日俺とティアは一緒に行動な!」
「「「反対」」」
「なんでだよっ!」
エリック隊長はズコッとイスから落ちそうになっていた。
「エリックさん、ティアさんと2人で観光するつもりですか?」
「ティア嬢と観光したいのはお前だけじゃないぞ!」
「…エリック…ずるい」
相変わらずの4人である。
「ティアちゃん人気ね」
「もうティアちゃんは我らがアイドルと言っても過言じゃないですからね!」
キャスさん、ナックさんは2人で話し合っている。
「隊長たち、もう5人で一緒に観光したらいいじゃないですか~」
ナックさん!?
「「「嫌だ(です)!」」」
「抜け駆けされるのが嫌なら、一緒の方がいいんじゃないですか?」
「「「………」」」
4人はまさに不貞腐れていると言った表情だ。
「「「……でいい」」」
「なんです?」
「「「一緒でいい!!」」」
「はい、決まり!僕はゆっくり部屋で1人過ごさせてもらいますね~」
ナックさん凄い。
「…ん?そういえば、結局のところ部屋割りはどうなったの?」
そう私が聞いた瞬間、ピキッと固まった4人。勿論キャスさんとナックさんじゃないよ。
「私も気になってたわ!どうなったんですか師長?」
「…最悪」
デュースさん!?
「結局、僕が1人で一部屋占領しちゃってるんで察してあげて下さい~」
ナックさんがキャスさんと私に言う。
つまり最終的に4人で部屋を使ってるわけね。
「ナックのやつ、何がなんでも1人で部屋を使うつもりなんだぜ…」
元はと言えば、エリック隊長と私の2人で部屋を使うつもりで借りたらしいから、ナックさんは今広々と部屋を使っているわけだ。
「隊長たちは、なんだかんだ言って仲が良いし、別にいいじゃないですか。」
私も同感。エリック隊長たちってタイプが違うけど、不思議と相性いいよね。連携とかすぐに出来そう。
「「「……………」」」
なんでそんな嫌そうな顔なの!?
「お、おはよう」
朝がきて、朝ごはんを食べに食事処へと行くと、不機嫌そうな気まずそうな雰囲気のエリック隊長とバンさんがいた。
「なにかあった?」
絶対あったからなんだろうけど一応聞いてみる。
「「別に…」」
私とキャスさんは絶対に何かあっただろ!という視線を送る。
「あっ、ティアちゃんたちおはよ~!」
ナックさんは通常運転だ。ナックさんもエリック隊長とバンさんを見て不思議そうに首を傾げる。
「何かあったんですか?」
「「……」」
無言を突き通す2人にいい笑顔のニールさんが…
「2人とも朝起きたら抱き合って寝ていたんですよ。」
なんで!?
「エリックさんは寝言でティアさんの名前を呼んでいたのでバンさんをティアさんと勘違いしたのでしょうね。バンさんはエリックさんをナックルと思っていたようです。大事そうにナックルを抱きしめる感じで寝ていましたから、それが途中でエリックさんと交代してましたけど…」
いや、色々おかしいからね!?
「夜中にトイレに行ったエリックさんが、戻って来た時に誤ってバンさんの布団の方に入り、「ティア~おやすみ~」なんて言ってバンさんの頭を撫でていましたよ。バンさんは抱きしめていたナックルを床に数秒ほど前に落としていたので、手をもぞもぞと動かして探していたのですが、そこにちょうど布団へと入ってきたエリックさんをナックルを見つけたとばかりに抱きしめてましたね。」
何その状況。てか、なんでニールさんはそんな事を知ってるの?寝てなかったの?私の疑問に答えるかのようにニールさんは続ける。
「私は今日ティアさんと観光できるのが楽しみだったもので、眠気がなかなかこなかったのです。そうして起きていたら、もっと眠気が飛ぶような状況が目の前で起こるものですから…まぁ、そんなものを見てしまった私は忘れようと必死に寝ることに専念しましたが。」
う、うわぁ…
「朝…2人の…うるさい声で…目が覚めた…寝起きに…やめてほしい…」
「デュースは夢かと、もう一度寝ようとしてましたしね。」
ムスッとした表情をするエリック隊長とバンさん。
「ニールさん、起きていたなら教えてくれても良かったのに…」
「ニール殿も人が悪い…」
「普通は気づくものでしょう。」
たしかに…エリック隊長もバンさんも起きないとか不思議。
「すげぇ嫌だが、バンのことは信頼してるからな。」
「騎士学校では4年間、同室で過ごしたわけだから、それなりに互いのことは理解している。」
「そーそ!こっそり夜に騎士見習い何人かで集まって夜を過ごしたりしたんだよな。そんな時は大抵一つのベットを2人で使って他の奴らがもう一つを占領してたしな。」
エリック隊長はバンさんも長い付き合いなんだな~
「あの地獄の騎士学校でよくバレずに夜に部屋から抜け出せましたね!」
ナックさんは感心している。
「いや?3回に一回はバレて次の日は教官にぼこぼこにされていたぞ。」
バレてるんかーい!しかも常習犯だ。
「隊長スゴイです!3回に一回しかバレないなんて流石です!」
「はっはっは!そうだろう、そうだろう!」
「まったく…毎回付き合わされたこっちの身になってほしい。巻き添えを喰らうのはいつも俺の方だった…」
ナックさんはエリック隊長たちをガチ褒めしているし。エリック隊長はドヤ顔をキメている。バンさんは…被害者だった。
どうやら、今回の事はバンさんにとっては慣れであり、不運だったらしい。
ニールさんは…「騎士学校に連絡して夜の見回り強化させる必要がありそうですねぇ」と不気味な笑みを浮かべていた。
「ごちそうさまでした!」
私が1番最後に食べ終わったみたい。通りでエリック隊長たち皆して私が食べるのを見てたんだね!
「明日はどうする?とりあえず予定はないし自由に観光でもするか?」
「「「賛成」」」
わーい!観光だー!
「そんじゃ、明日俺とティアは一緒に行動な!」
「「「反対」」」
「なんでだよっ!」
エリック隊長はズコッとイスから落ちそうになっていた。
「エリックさん、ティアさんと2人で観光するつもりですか?」
「ティア嬢と観光したいのはお前だけじゃないぞ!」
「…エリック…ずるい」
相変わらずの4人である。
「ティアちゃん人気ね」
「もうティアちゃんは我らがアイドルと言っても過言じゃないですからね!」
キャスさん、ナックさんは2人で話し合っている。
「隊長たち、もう5人で一緒に観光したらいいじゃないですか~」
ナックさん!?
「「「嫌だ(です)!」」」
「抜け駆けされるのが嫌なら、一緒の方がいいんじゃないですか?」
「「「………」」」
4人はまさに不貞腐れていると言った表情だ。
「「「……でいい」」」
「なんです?」
「「「一緒でいい!!」」」
「はい、決まり!僕はゆっくり部屋で1人過ごさせてもらいますね~」
ナックさん凄い。
「…ん?そういえば、結局のところ部屋割りはどうなったの?」
そう私が聞いた瞬間、ピキッと固まった4人。勿論キャスさんとナックさんじゃないよ。
「私も気になってたわ!どうなったんですか師長?」
「…最悪」
デュースさん!?
「結局、僕が1人で一部屋占領しちゃってるんで察してあげて下さい~」
ナックさんがキャスさんと私に言う。
つまり最終的に4人で部屋を使ってるわけね。
「ナックのやつ、何がなんでも1人で部屋を使うつもりなんだぜ…」
元はと言えば、エリック隊長と私の2人で部屋を使うつもりで借りたらしいから、ナックさんは今広々と部屋を使っているわけだ。
「隊長たちは、なんだかんだ言って仲が良いし、別にいいじゃないですか。」
私も同感。エリック隊長たちってタイプが違うけど、不思議と相性いいよね。連携とかすぐに出来そう。
「「「……………」」」
なんでそんな嫌そうな顔なの!?
「お、おはよう」
朝がきて、朝ごはんを食べに食事処へと行くと、不機嫌そうな気まずそうな雰囲気のエリック隊長とバンさんがいた。
「なにかあった?」
絶対あったからなんだろうけど一応聞いてみる。
「「別に…」」
私とキャスさんは絶対に何かあっただろ!という視線を送る。
「あっ、ティアちゃんたちおはよ~!」
ナックさんは通常運転だ。ナックさんもエリック隊長とバンさんを見て不思議そうに首を傾げる。
「何かあったんですか?」
「「……」」
無言を突き通す2人にいい笑顔のニールさんが…
「2人とも朝起きたら抱き合って寝ていたんですよ。」
なんで!?
「エリックさんは寝言でティアさんの名前を呼んでいたのでバンさんをティアさんと勘違いしたのでしょうね。バンさんはエリックさんをナックルと思っていたようです。大事そうにナックルを抱きしめる感じで寝ていましたから、それが途中でエリックさんと交代してましたけど…」
いや、色々おかしいからね!?
「夜中にトイレに行ったエリックさんが、戻って来た時に誤ってバンさんの布団の方に入り、「ティア~おやすみ~」なんて言ってバンさんの頭を撫でていましたよ。バンさんは抱きしめていたナックルを床に数秒ほど前に落としていたので、手をもぞもぞと動かして探していたのですが、そこにちょうど布団へと入ってきたエリックさんをナックルを見つけたとばかりに抱きしめてましたね。」
何その状況。てか、なんでニールさんはそんな事を知ってるの?寝てなかったの?私の疑問に答えるかのようにニールさんは続ける。
「私は今日ティアさんと観光できるのが楽しみだったもので、眠気がなかなかこなかったのです。そうして起きていたら、もっと眠気が飛ぶような状況が目の前で起こるものですから…まぁ、そんなものを見てしまった私は忘れようと必死に寝ることに専念しましたが。」
う、うわぁ…
「朝…2人の…うるさい声で…目が覚めた…寝起きに…やめてほしい…」
「デュースは夢かと、もう一度寝ようとしてましたしね。」
ムスッとした表情をするエリック隊長とバンさん。
「ニールさん、起きていたなら教えてくれても良かったのに…」
「ニール殿も人が悪い…」
「普通は気づくものでしょう。」
たしかに…エリック隊長もバンさんも起きないとか不思議。
「すげぇ嫌だが、バンのことは信頼してるからな。」
「騎士学校では4年間、同室で過ごしたわけだから、それなりに互いのことは理解している。」
「そーそ!こっそり夜に騎士見習い何人かで集まって夜を過ごしたりしたんだよな。そんな時は大抵一つのベットを2人で使って他の奴らがもう一つを占領してたしな。」
エリック隊長はバンさんも長い付き合いなんだな~
「あの地獄の騎士学校でよくバレずに夜に部屋から抜け出せましたね!」
ナックさんは感心している。
「いや?3回に一回はバレて次の日は教官にぼこぼこにされていたぞ。」
バレてるんかーい!しかも常習犯だ。
「隊長スゴイです!3回に一回しかバレないなんて流石です!」
「はっはっは!そうだろう、そうだろう!」
「まったく…毎回付き合わされたこっちの身になってほしい。巻き添えを喰らうのはいつも俺の方だった…」
ナックさんはエリック隊長たちをガチ褒めしているし。エリック隊長はドヤ顔をキメている。バンさんは…被害者だった。
どうやら、今回の事はバンさんにとっては慣れであり、不運だったらしい。
ニールさんは…「騎士学校に連絡して夜の見回り強化させる必要がありそうですねぇ」と不気味な笑みを浮かべていた。
59
あなたにおすすめの小説
貴族令嬢、転生十秒で家出します。目指せ、おひとり様スローライフ
凜
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞にて奨励賞を頂きました。ありがとうございます!
貴族令嬢に転生したリルは、前世の記憶に混乱しつつも今世で恵まれていない環境なことに気が付き、突発で家出してしまう。
前世の社畜生活で疲れていたため、山奥で魔法の才能を生かしスローライフを目指すことにした。しかししょっぱなから魔物に襲われ、元王宮魔法士と出会ったり、はては皇子までやってきてと、なんだかスローライフとは違う毎日で……?
異世界に召喚されたけど、聖女じゃないから用はない? それじゃあ、好き勝手させてもらいます!
明衣令央
ファンタジー
糸井織絵は、ある日、オブルリヒト王国が行った聖女召喚の儀に巻き込まれ、異世界ルリアルークへと飛ばされてしまう。
一緒に召喚された、若く美しい女が聖女――織絵は召喚の儀に巻き込まれた年増の豚女として不遇な扱いを受けたが、元スマホケースのハリネズミのぬいぐるみであるサーチートと共に、オブルリヒト王女ユリアナに保護され、聖女の力を開花させる。
だが、オブルリヒト王国の王子ジュニアスは、追い出した織絵にも聖女の可能性があるとして、織絵を連れ戻しに来た。
そして、異世界転移状態から正式に異世界転生した織絵は、若く美しい姿へと生まれ変わる。
この物語は、聖女召喚の儀に巻き込まれ、異世界転移後、新たに転生した一人の元おばさんの聖女が、相棒の元スマホケースのハリネズミと楽しく無双していく、恋と冒険の物語。
2022.9.7 話が少し進みましたので、内容紹介を変更しました。その都度変更していきます。
愛する夫にもう一つの家庭があったことを知ったのは、結婚して10年目のことでした
ましゅぺちーの
恋愛
王国の伯爵令嬢だったエミリアは長年の想い人である公爵令息オリバーと結婚した。
しかし、夫となったオリバーとの仲は冷え切っていた。
オリバーはエミリアを愛していない。
それでもエミリアは一途に夫を想い続けた。
子供も出来ないまま十年の年月が過ぎ、エミリアはオリバーにもう一つの家庭が存在していることを知ってしまう。
それをきっかけとして、エミリアはついにオリバーとの離婚を決意する。
オリバーと離婚したエミリアは第二の人生を歩み始める。
一方、最愛の愛人とその子供を公爵家に迎え入れたオリバーは後悔に苛まれていた……。
屋台飯! いらない子認定されたので、旅に出たいと思います。
彩世幻夜
ファンタジー
母が死にました。
父が連れてきた継母と異母弟に家を追い出されました。
わー、凄いテンプレ展開ですね!
ふふふ、私はこの時を待っていた!
いざ行かん、正義の旅へ!
え? 魔王? 知りませんよ、私は勇者でも聖女でも賢者でもありませんから。
でも……美味しいは正義、ですよね?
2021/02/19 第一部完結
2021/02/21 第二部連載開始
2021/05/05 第二部完結
新作
【あやかしたちのとまり木の日常】
連載開始しました。
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
魔法が使えない令嬢は住んでいた小屋が燃えたので家出します
怠惰るウェイブ
ファンタジー
グレイの世界は狭く暗く何よりも灰色だった。
本来なら領主令嬢となるはずの彼女は領主邸で住むことを許されず、ボロ小屋で暮らしていた。
彼女はある日、棚から落ちてきた一冊の本によって人生が変わることになる。
世界が色づき始めた頃、ある事件をきっかけに少女は旅をすることにした。
喋ることのできないグレイは旅を通して自身の世界を色付けていく。
今さら言われても・・・私は趣味に生きてますので
sherry
ファンタジー
ある日森に置き去りにされた少女はひょんな事から自分が前世の記憶を持ち、この世界に生まれ変わったことを思い出す。
早々に今世の家族に見切りをつけた少女は色んな出会いもあり、周りに呆れられながらも成長していく。
なのに・・・今更そんなこと言われても・・・出来ればそのまま放置しといてくれません?私は私で気楽にやってますので。
※魔法と剣の世界です。
※所々ご都合設定かもしれません。初ジャンルなので、暖かく見守っていただけたら幸いです。
公爵家の末っ子娘は嘲笑う
たくみ
ファンタジー
圧倒的な力を持つ公爵家に生まれたアリスには優秀を通り越して天才といわれる6人の兄と姉、ちやほやされる同い年の腹違いの姉がいた。
アリスは彼らと比べられ、蔑まれていた。しかし、彼女は公爵家にふさわしい美貌、頭脳、魔力を持っていた。
ではなぜ周囲は彼女を蔑むのか?
それは彼女がそう振る舞っていたからに他ならない。そう…彼女は見る目のない人たちを陰で嘲笑うのが趣味だった。
自国の皇太子に婚約破棄され、隣国の王子に嫁ぐことになったアリス。王妃の息子たちは彼女を拒否した為、側室の息子に嫁ぐことになった。
このあつかいに笑みがこぼれるアリス。彼女の行動、趣味は国が変わろうと何も変わらない。
それにしても……なぜ人は見せかけの行動でこうも勘違いできるのだろう。
※小説家になろうさんで投稿始めました
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる