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本編
プウセン
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「そんじゃ、行きますか!」
あれから朝ご飯を食べて、いざ出発だよ!
「私は1人で回りますので、師長たちはどうぞティアちゃんと楽しんで来て下さいね。久しぶりに装飾品でも見て回ろうかしら♪パッチーナは美容にいいものが他国から直接出回っているから買い占めなきゃ!」
キャスさんはウキウキで「お先に~♪」と言って行ってしまった。
ナックさんは、いつの間にか消えていた。置き手紙には「ティアちゃんへ。隊長たちと楽しんでね!僕も見て回っているからもしかしたら何処かで見かけるかも!」と書いてあった。おのれ、いつ姿を消したのだ!気付かなかったではないか。…え?私だけが気づいていなかったって?エリック隊長たちはなんだかんだ周囲の動きを把握しているからな。現に、このナックさんの置き手紙……しっかり私宛なんだよ!!「隊長たちへ」でもなく「ティアちゃんへ」って私個人に向けて残して行っている。ふーんだ!別にいじけてないもーん!
「いらっしゃーい!どうだい?色々なプウセンを揃えてるよー。」
あれは…風船だ!ハートや、お花、ドラゴンをモチーフにした風船がいっぱいだ。
「プウセンが欲しいのか?」
「風船…えっと、プウセン?風船でしょ?」
「風船は魔石を使ってないやつだろ?あれは使ってるからプウセンだ。」
「むむ?」
前に第1騎士団の所で風船をつけたゲームをしたのを覚えているだろうか?水風船をつけた試合。ナックさんが悲しい結末を迎えたアレだよ。あれは風船で、これはプウセン?ムムム…
見かねたニールさんが咳払いをする。
「こほん。ティアさん、私が買ってあげましょう。好きなプウセンを選んで下さい。」
「いいの!?」
「ええ。どうぞ。」
ニールさんに言われて私はお店へと駆け寄る。後ろでは、エリックやバン、デュースが先を越されたと嘆いていた。
「お嬢ちゃん、いらっしゃい!」
「こんにちは!」
どれにしようかな♪どれにしようかな♪
「あれっ!あれがいい!!」
私が指をさしたのはウルフのプウセン。どことなくスノウに似てるの!
「このウルフのプウセンだな。お嬢ちゃんの傍にいるその従魔に似ているな。」
「おじさんもそう思う?スノウっていうんだよ!可愛いでしょ!」
「そうか、スノウっていうのか。このウルフも可愛いがお嬢ちゃんの方が可愛いぞ?」
プウセン屋のおじさんは私の頭をわしゃわしゃ撫でようとして…
〈グルル…〉
「おっと!」
スノウが触るなと唸る。
「こらっ、スノウ!おじさんごめんなさい」
「いーや気にしちゃいねぇよ。小さいのにしっかりした番犬従魔なことだな!」
〈ふん!僕はティアの優秀な従魔なんだから!まぁ、ティアの可愛さに気づくなんて見どころあるのは認めてあげる。〉
スノウはおじさんにキャンキャンと話しているが勿論、言葉は通じない。
「ティアさんプウセンは決まりましたか?」
「うん!このスノウ似のプウセンがいい!」
「それだけでいいのですか?他にも気に入ったのがあれば…もういっそのこと店にあるプウセン全部買いましょうか。」
「1つで十分だよ!!」
ニールさんの発言にドン引きするプウセン屋のおじさん。
「兄ちゃん、さすがに全部は無理だろ…」
「無理だなんてことはありませんよ?お金は何故か減るどころか増えてしまうので、有り余っているんです。」
にこやかスマイル。ニールさん、ガチだ。
「お嬢ちゃん、なんか大変だな…」
急に憐れみの視線を送るのやめて。視線を逸らす私。
結局、スノウプウセンを1つだけ買って貰ったよ。今は左手首に結んでいる。
ちなみに風船とプウセンの違いなんだけど、プウセンは中に小さい魔石が入っているらしい。魔石に魔力を込めてあるの。魔石に込めた魔力が切れるまでプウセンは萎んだりしないんだよ!
私はチラチラ上を見てはプウセンを確認する。えへへ。なんかプウセンっていいよね。子供心を掴む魔法でもあるのだろうか。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
風船ってなぜか心惹かれるものがありますよね~私は小さい頃は風船が好きで、よく風船をイベントで配っている人がいたら貰っていた記憶があります笑
あれから朝ご飯を食べて、いざ出発だよ!
「私は1人で回りますので、師長たちはどうぞティアちゃんと楽しんで来て下さいね。久しぶりに装飾品でも見て回ろうかしら♪パッチーナは美容にいいものが他国から直接出回っているから買い占めなきゃ!」
キャスさんはウキウキで「お先に~♪」と言って行ってしまった。
ナックさんは、いつの間にか消えていた。置き手紙には「ティアちゃんへ。隊長たちと楽しんでね!僕も見て回っているからもしかしたら何処かで見かけるかも!」と書いてあった。おのれ、いつ姿を消したのだ!気付かなかったではないか。…え?私だけが気づいていなかったって?エリック隊長たちはなんだかんだ周囲の動きを把握しているからな。現に、このナックさんの置き手紙……しっかり私宛なんだよ!!「隊長たちへ」でもなく「ティアちゃんへ」って私個人に向けて残して行っている。ふーんだ!別にいじけてないもーん!
「いらっしゃーい!どうだい?色々なプウセンを揃えてるよー。」
あれは…風船だ!ハートや、お花、ドラゴンをモチーフにした風船がいっぱいだ。
「プウセンが欲しいのか?」
「風船…えっと、プウセン?風船でしょ?」
「風船は魔石を使ってないやつだろ?あれは使ってるからプウセンだ。」
「むむ?」
前に第1騎士団の所で風船をつけたゲームをしたのを覚えているだろうか?水風船をつけた試合。ナックさんが悲しい結末を迎えたアレだよ。あれは風船で、これはプウセン?ムムム…
見かねたニールさんが咳払いをする。
「こほん。ティアさん、私が買ってあげましょう。好きなプウセンを選んで下さい。」
「いいの!?」
「ええ。どうぞ。」
ニールさんに言われて私はお店へと駆け寄る。後ろでは、エリックやバン、デュースが先を越されたと嘆いていた。
「お嬢ちゃん、いらっしゃい!」
「こんにちは!」
どれにしようかな♪どれにしようかな♪
「あれっ!あれがいい!!」
私が指をさしたのはウルフのプウセン。どことなくスノウに似てるの!
「このウルフのプウセンだな。お嬢ちゃんの傍にいるその従魔に似ているな。」
「おじさんもそう思う?スノウっていうんだよ!可愛いでしょ!」
「そうか、スノウっていうのか。このウルフも可愛いがお嬢ちゃんの方が可愛いぞ?」
プウセン屋のおじさんは私の頭をわしゃわしゃ撫でようとして…
〈グルル…〉
「おっと!」
スノウが触るなと唸る。
「こらっ、スノウ!おじさんごめんなさい」
「いーや気にしちゃいねぇよ。小さいのにしっかりした番犬従魔なことだな!」
〈ふん!僕はティアの優秀な従魔なんだから!まぁ、ティアの可愛さに気づくなんて見どころあるのは認めてあげる。〉
スノウはおじさんにキャンキャンと話しているが勿論、言葉は通じない。
「ティアさんプウセンは決まりましたか?」
「うん!このスノウ似のプウセンがいい!」
「それだけでいいのですか?他にも気に入ったのがあれば…もういっそのこと店にあるプウセン全部買いましょうか。」
「1つで十分だよ!!」
ニールさんの発言にドン引きするプウセン屋のおじさん。
「兄ちゃん、さすがに全部は無理だろ…」
「無理だなんてことはありませんよ?お金は何故か減るどころか増えてしまうので、有り余っているんです。」
にこやかスマイル。ニールさん、ガチだ。
「お嬢ちゃん、なんか大変だな…」
急に憐れみの視線を送るのやめて。視線を逸らす私。
結局、スノウプウセンを1つだけ買って貰ったよ。今は左手首に結んでいる。
ちなみに風船とプウセンの違いなんだけど、プウセンは中に小さい魔石が入っているらしい。魔石に魔力を込めてあるの。魔石に込めた魔力が切れるまでプウセンは萎んだりしないんだよ!
私はチラチラ上を見てはプウセンを確認する。えへへ。なんかプウセンっていいよね。子供心を掴む魔法でもあるのだろうか。
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風船ってなぜか心惹かれるものがありますよね~私は小さい頃は風船が好きで、よく風船をイベントで配っている人がいたら貰っていた記憶があります笑
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